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中国発の電気自動車メーカーBYD(ビーワイディー)が、日本市場で人気のコンパクトEV「ドルフィン(DOLPHIN)」の改良モデルを2026年2月10日に発売しました。今回のアップデートでは、日本のユーザーから要望の多かった装備を追加し、快適性と実用性を大幅に向上させています。
価格は299万2,000円からと据え置きながら、ステアリングヒーターや雨滴感知式ワイパー、デジタルNFCキーなど、日常使用で便利な機能を標準装備化。上位グレードのLong Rangeには、シートベンチレーション(運転席・助手席)と新デザインの17インチアルミホイールを専用装備し、より上質なドライビング体験を提供します。

BYD(Build Your Dreams)は、バッテリー事業で創業し、電気自動車分野で急速に成長している中国のメーカーです。2022年上半期には米国テスラを超えて世界トップの電気自動車販売を記録し、世界的な注目を集めています。
2020年にはトヨタ自動車と中国市場向け電気自動車の開発を行う合弁会社を設立するなど、自動車業界における存在感を高めています。
BYDは日本市場において、現在5モデルの電気自動車を展開しています:
その中でもドルフィンは、2023年9月に日本導入され、取り回しの良いボディサイズと十分な航続距離、手頃な価格設定により、多くのユーザーから支持を得ています。
今回のアップデートで、BaselineとLong Rangeの両グレードに以下の装備が標準化されました。
冬場の運転時に手を温めることができ、寒冷地での快適性が大幅に向上。エアコンの使用を抑えられるため、航続距離への影響も最小限に抑えられます。
雨の降り始めや雨量の変化を自動で感知し、ワイパーの速度を調整。運転に集中できる安全装備として評価されています。
スマートフォンを車のキーとして使用できる最新機能。物理的なキーを持ち歩く必要がなく、家族間でのキー共有も簡単に行えます。
従来の15Wから50Wへと大幅にパワーアップ。さらに冷却ファンを搭載することで、充電中のスマートフォンの過熱を防ぎ、高速充電を維持します。
乗降時の利便性を向上させる機能で、ドアの開閉がよりスムーズになります。
上位グレードのLong Rangeには、さらに以下の専用装備が追加されました。
夏場の暑い時期に座面と背もたれから風を送り出し、蒸れを防いで快適性を保ちます。レザーシートでも長時間のドライブが快適になる重要な装備です。
より洗練されたデザインの17インチアルミホイールを採用。視覚的な上質感を高めるとともに、走行性能にも貢献します。
ユーザーからの要望に応え、「スキーホワイト」を全グレードに設定しました。日本市場で人気の高い白色を選択できることで、より多くのユーザーのニーズに対応します。
| 外装色 | 内装色 | Baseline | Long Range |
|---|---|---|---|
| アトランティスグレー | ブラック&グレー | ● | ● |
| ハーバーグレー | ブラック&グレー | ● | ● |
| スキーホワイト | ブラック&グレー | ● | ● |
| スキーホワイト×ハーバーグレー(ツートン) | ブラック&グレー | - | ● |
※外装色「アーバングレー」は廃止となりました。
| グレード | バッテリー容量 | 航続距離(WLTCモード) | 価格(税込) |
|---|---|---|---|
| BYD DOLPHIN Baseline | 44.9kWh | 415km | 2,992,000円 |
| BYD DOLPHIN Long Range | 58.56kWh | 476km | 3,740,000円 |
両グレードともにCEV補助金35万円が適用されるため、実質価格は以下の通りです:
300万円以下でEVを購入できるBaselineは、EVへの乗り換えを検討しているユーザーにとって非常に魅力的な選択肢となります。
今回のアップデートで注目すべき点は、装備を充実させながら価格は据え置きという点です。通常、装備の追加は価格上昇を伴いますが、BYDは日本市場でのシェア拡大を目指し、コストパフォーマンスを維持しています。
BYDドルフィンの外装は、新世代電気自動車にふさわしい先進的なデザインを採用しています。
流線型のボディラインと、スマートな印象を与えるヘッドライトデザインが特徴。EVらしいクリーンでモダンな表情を作り出しています。
なめらかなルーフラインと、長めのホイールベース(2700mm)により、コンパクトながら伸びやかなプロポーションを実現。Long Rangeには新デザインの17インチアルミホイールが装備され、より洗練された印象を与えます。
細いラインのグラフィックを持つテールランプが特徴的で、点灯時には上質感のある光の演出を見せます。
Long Rangeでは、「スキーホワイト×ハーバーグレー」のツートンカラーが選択可能。フロントフードから車体上部を色分けすることで、よりスポーティで個性的な外観を演出します。
車名の「ドルフィン(イルカ)」からインスピレーションを得て、インテリア全体に曲線を多用。海を泳ぐイルカのようななめらかで優雅なデザインとなっています。
日常の買い物から週末のレジャーまで、幅広い用途に対応できる実用的な容量を確保しています。
BYDドルフィンには、新世代の電動パワートレインが搭載されています。前輪駆動(FWD)方式で、グレードによって出力が異なります。
日常の通勤や買い物には十分な出力で、軽快な走りを実現。航続距離415kmは、週末のドライブや日帰り旅行にも対応できます。
204psの力強い出力は、高速道路での追い越しや合流もスムーズ。476kmの航続距離により、充電の頻度を減らして快適なEVライフを送れます。
BYDが独自開発したブレードバッテリーは、以下の特徴を持ちます:
この革新的なバッテリー技術により、安心してEVライフを楽しむことができます。
海外仕様では全高1,570mmですが、日本仕様は1,550mmの専用設計。これにより、多くの機械式駐車場(高さ制限1,550mm)に対応し、都市部での利便性が大幅に向上しています。
全長4,290mmというコンパクトなサイズながら、ホイールベースを2,700mmまで延長することで、広々とした室内空間を確保。狭い道での取り回しの良さと、室内の快適性を両立しています。
都市部での駐車や狭い道でのUターンもスムーズに行える、優れた取り回し性能を実現しています。
BYDドルフィンが競合するコンパクトEVセグメントには、以下のようなモデルがあります:
今回のアップデートは、日本のお客様の声を反映する形で実施されました。具体的には:
BYD Auto Japanは、単に海外モデルを輸入するのではなく、日本市場に合わせた仕様変更や装備の充実を積極的に行っています。機械式駐車場対応の全高設定も、その一例です。
この姿勢は、日本市場で長期的にビジネスを展開する意思の表れであり、アフターサービスや充電インフラの整備にも力を入れています。
改良版BYDドルフィンは、2026年2月10日より全国のBYD正規ディーラーで販売開始されています。
EVが初めての方は、まず試乗することをおすすめします。以下のポイントを確認できます:
BYDは日本市場において、ドルフィン以外にもラッコ(軽EV)、ATTO3、シールなど複数のモデルを展開しており、今後も新モデルの投入が期待されます。電気自動車市場が拡大する中、BYDドルフィンは「手の届くEV」として重要な役割を果たしていくでしょう。
自宅の普通充電(200V)で約7~8時間、公共の急速充電では約30分で80%まで充電可能です。
WLTCモードでBaselineが415km、Long Rangeが476kmです。実際の使用では季節や運転方法により変動しますが、300km以上は十分に走行できます。
はい。日本仕様は全高1,550mmに設定されており、多くの機械式駐車場(高さ制限1,550mm)に対応しています。
BYDは充実した保証制度を用意しています。詳細は正規ディーラーにお問い合わせください。
EVは今後普及が進むため、リセールバリューも向上していく見込みです。BYDは世界的なメーカーであり、安心して購入できます。
【公式情報】
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自動車専門メディア『最新自動車情報』編集長のKAZU。IT企業から独立後、自動車専門サイト『最新自動車情報』を立ち上げ、編集長として12年間運営に携わってまいりました。これまでに、新車・中古車、国産車(日本車)から輸入車(外車)まで、あらゆるメーカーの車種に関する記事を6,000本以上執筆。その経験と独自の分析力で、数々の新型車種の発表時期や詳細スペックに関する的確な予測を実現してきました。『最新自動車情報』編集長として、読者の皆様に信頼性の高い最新情報、専門的な視点からの購入アドバイス、そして車(クルマ)の奥深い魅力をお届けします。後悔しない一台選びをしたい方、自動車業界のトレンドをいち早く知りたい方は、ぜひフォローをお願いいたします。