Stellantisジャパンは2026年10月23日、ジープの本格オフローダー「ラングラー アンリミテッド」専用の純正アクセサリーとして、4WD・SUV用パーツメーカーのジャオス(JAOS)と初めて共同開発した4アイテムを発表しました。発売は2026年11月1日(日)で、全国のジープ正規ディーラーで取り扱われます。
用意されるのは、ボンネットプロテクター、マッドガード、オーバーフェンダープロテクター、ドアハンドルプロテクターの4つです。いずれもブラックを基調にした「チッピング調」の質感で、飛び石や泥はね、乗り降りの際のひっかき傷からボディを守りながら、ラングラーらしいタフな見た目を強める狙いがあります。アフターパーツではなくジープの純正アクセサリーとして販売されるため、正規ディーラーで注文から取り付けまで任せられるのが大きなポイントです。
ラングラーを購入予定の方や、すでに乗っていて「傷を防ぎつつ見た目も変えたい」という方は、納車前の注文も含めて販売店に相談しておくとスムーズです。
この記事では、ラングラー用JAOSパーツ4種の発売日、特徴、価格、適合グレード、取り付け時間、従来の純正アクセサリーとの違い、購入前の注意点まで、わかりやすくまとめました。


ジープ ラングラー用 JAOS共同開発パーツとは?背景と概要
ラングラーは、1941年に誕生した軍用車「ウィリス MB」の流れをくむ、ジープブランドの象徴的なモデルです。4ドアの「ラングラー アンリミテッド」は日本で販売の中心となっており、2026年モデルではブラック基調に改められた7スロットグリル、12.3インチの大型タッチスクリーン(Uconnect 5)、12ウェイパワーシート(Unlimited Sportを除く)、サイドカーテンエアバッグなどを採用しています。
今回のパーツは、ジープが「ラングラーの個性や世界観をより深く楽しめるカスタマイズ」を提案するために、JAOSと初めて手を組んで開発したものです。車両の形に合わせた専用設計で、ジープの純正アクセサリーとして正規ディーラーで販売されます。
パートナーのJAOSは1985年創業。4WD・SUV専用パーツの企画・開発を手がける国内の代表的なアフターパーツメーカーの一つで、過酷な環境に耐える機能性とデザイン性に定評があります。car-repo.jpでも、レクサス LX600“OFFROAD”のJAOS ver.を紹介したことがあります。ジープは2026年に生誕85周年を迎えており、限定車やイベントと並ぶ記念イヤーの取り組みの一つともいえます。
【特徴まとめ】ラングラー用JAOSパーツ4種のポイント
今回発売されるアイテムの主なポイントは、以下の通りです。
- ボンネットプロテクター:フッ素層を付けたPVC素材でボンネット前端を飛び石・小傷から保護(全グレード対応)
- マッドガード:前後4点セット。アルミ製ハンガーベルトプレートは黒アルマイト仕上げ(Sahara・Sport対応)
- オーバーフェンダープロテクター:傷が付きやすい後輪側のオーバーフェンダーをガード(全グレード対応)
- ドアハンドルプロテクター:ドアハンドルのくぼみ部分のひっかき傷・汚れを防止(全グレード対応)
- 共通:ブラック基調+チッピング調テクスチャー、専用設計、ジープ正規ディーラーで販売・取り付け
① ボンネットプロテクター:フッ素層付きPVCで塗装面を守る
ボンネットの前端部は、前を走るクルマが跳ね上げた小石が当たりやすい場所です。ボンネットプロテクターは、シボ塗装に似た質感のPVC素材にフッ素層を加えることで、耐久性と耐候性を高めています。摩擦にも強く、思わぬ小傷から塗装面を守ります。
ボンネットラインに合わせた専用デザインのため、貼っただけの後付け感が出にくく、ラングラーの力強いフロントフェイスと一体感のある見た目になるのも特徴です。ブラックのボンネットは、ボディカラーが明るいほど引き締まった印象になります。

② マッドガード:巻き込み・巻き上げを抑える専用設計
マッドガードは、タイヤが跳ね上げる泥や小石の飛散を減らし、ボディを守るアイテムです。マッドガードの弱点とされる「巻き込み」と「巻き上げ」を、PPベルトとフラップ下端のジェットホールで軽減しているのがポイントです。
フラップ下端のアルミ製ハンガーベルトプレートには、専用色の黒アルマイト処理を施して重厚感を出しています。前後4点のセット品で、対応グレードはUnlimited Sahara/Unlimited Sportです(Rubiconは対象外)。


③ オーバーフェンダープロテクター:前輪が跳ねた石から後ろを守る
ラングラーは前後のフェンダーが大きく張り出しているため、前輪が跳ね上げた飛び石や砂利が、後輪側のオーバーフェンダーに当たりやすい形をしています。オーバーフェンダープロテクターは、この部分を形に合わせてカットした専用品でカバーします。
表面は汚れや傷が付きにくいチッピング調のテクスチャーで、タフなデザインとの相性も考えられています。左右2枚セットで、全グレードに対応します。


④ ドアハンドルプロテクター:乗り降りのひっかき傷を防ぐ
ドアを開け閉めするとき、爪や指輪でドアハンドルのくぼみに細かい傷が付いてしまうことがあります。ドアハンドルプロテクターは、くぼみの形に合わせてカットした専用設計で、ひっかき傷や汚れを防ぎます。
チッピング調の表面がさりげないアクセントになり、ドアまわりの質感も高めてくれます。4ドア分の4枚セットで、全グレードに対応します。価格も4種類の中で最も手ごろです。


ラングラー用JAOSパーツの価格・適合・取り付け時間一覧
ジープ公式のラングラー純正アクセサリー価格表(2026年10月現在)に掲載された内容は、次の通りです。
| アイテム | 対象グレード | 希望小売価格(税抜) | 希望小売価格(税込) | 参考取付時間 |
|---|---|---|---|---|
| ボンネットプロテクター (JPNAJL312901) | Unlimited 全グレード | 9万9,000円 | 10万8,900円 | 1.0時間 |
| マッドガード 前後4点セット (JPNAJL312404) | Unlimited Sahara/Sport | 6万円 | 6万6,000円 | 1.5時間 |
| オーバーフェンダープロテクター 2枚セット (JPNAJL312903) | Unlimited 全グレード | 2万3,000円 | 2万5,300円 | 0.5時間 |
| ドアハンドルプロテクター 4枚セット (JPNAJL312902) | Unlimited 全グレード | 1万4,000円 | 1万5,400円 | 0.5時間 |
4点すべてをそろえた場合、価格表の金額で税抜19万6,000円(税込21万5,600円)になります。なお、プレスリリースの価格表では各アイテムの金額が「9万9,000円」などと税込として記載されており、アクセサリー価格表の表記と異なっています。また、価格には取り付け工賃や塗装代は含まれず、販売価格は各ディーラーが決めるため、正確な支払額は見積もりで確認してください。
対象の新型ラングラー アンリミテッドはどんなクルマ?
JAOSパーツが対応するのは、4ドアの「ラングラー アンリミテッド」です。公式サイトでは「Unlimited Sport」「Unlimited Sahara」「Unlimited Rubicon」の3グレードが掲載されており、メーカー希望小売価格は814万円からとなっています(2026年1月1日から導入された経済変動加算額を含む)。
- デザイン:米国のRubicon 20周年記念モデルに採用された、ブラック基調の7スロットグリル
- テクノロジー:第5世代Uconnect 5を搭載した12.3インチタッチスクリーン。スマートフォンの専用アプリと連携し、オンラインVICSを含むPOI検索、ガソリン価格、天気予報、駐車場の満空情報を取得可能
- 快適・安全装備:前席12ウェイパワーシート(Unlimited Sportを除く)、サイドカーテンエアバッグ
- 走破性:Unlimited Rubiconにはデーナ製フル・フロート・リアアクスルを初搭載し、最大けん引能力を向上
さらに85周年を記念して、Rubiconベースの「85th Anniversary Edition」(全国100台)、「Whitecap」(全国100台)、「Rubicon Final Edition」(全国140台)といった限定車も展開されています。限定車にJAOSパーツを付けられるかどうかは、グレードや装備によって変わる可能性があるため、販売店で確認するのが確実です。
従来のジープ純正アクセサリーとの違いは?
ラングラーには、これまでもジープ純正(モパー)のプロテクション系アクセサリーが用意されています。同じ価格表に載っている似たアイテムと比べると、JAOSパーツの立ち位置がわかりやすくなります。
| 部位 | JAOS共同開発品(税込) | 従来の純正アクセサリー(税込) |
|---|---|---|
| ボンネット | ボンネットプロテクター 10万8,900円 | フードカバー 2万2,110円 |
| マッドガード | 前後4点セット 6万6,000円 | フロント・リア各1万3,310円(左右セット・前後別売) |
| ドアハンドル | ドアハンドルプロテクター 1万5,400円 | ドアハンドルプロテクション(透明フィルム)1万780円 |
従来品のドアハンドルプロテクションは目立たない透明フィルムで、「見た目を変えずに守る」タイプです。これに対してJAOSのプロテクターはブラックのチッピング調で、「守りながら見た目もタフにする」タイプといえます。マッドガードも、従来品は前後別売りで4xeモデルには装着できず、Rubiconはフロント装着不可とされていますが、JAOS品は前後4点セットでSahara・Sport用という違いがあります。
ラングラー用JAOSパーツはどれを選ぶべきか?おすすめの選び方
おすすめ① 【まず1つなら】ドアハンドルプロテクター(全グレード)
価格:1万5,400円(税込)
4つの中で最も手ごろで、取り付け時間も0.5時間と短めです。毎日の乗り降りで付く傷を防げるので、街乗り中心の方でも効果を感じやすいアイテムです。ドアまわりにさりげなくJAOSらしさを足したい方の入門用に向いています。
おすすめ② 【アウトドア・雪道に行くなら】マッドガード+オーバーフェンダープロテクター(Sahara/Sport)
価格:合計9万1,300円(税込)
未舗装路やキャンプ場、雪道などを走る機会が多いなら、泥はねを抑えるマッドガードと、飛び石を受け止めるオーバーフェンダープロテクターの組み合わせが実用的です。ボディ側面の汚れや傷を減らせるので、洗車の手間も軽くなります。Rubiconの場合はマッドガードが対象外のため、オーバーフェンダープロテクターを中心に検討しましょう。
おすすめ③ 【見た目も変えたいなら】ボンネットプロテクター(全グレード)
価格:10万8,900円(税込)
フロントの印象を最も大きく変えるのがボンネットプロテクターです。高速道路での長距離移動が多く、飛び石が気になる方にも向いています。価格は4種類の中で最も高いため、見た目の変化と保護効果の両方を重視する方におすすめです。
ラングラー用JAOSパーツの発売日はいつ?
発売日は2026年11月1日(日)で、全国のジープ正規ディーラーで販売されます。ジープ純正アクセサリーは、ジープ正規ディーラーで取り付けることが前提とされており、商品は車両登録後の取り付けを前提としています。
購入前にチェックしたい3つのポイント
1つ目は、グレードとの適合です。ボンネットプロテクター、オーバーフェンダープロテクター、ドアハンドルプロテクターはUnlimitedの全グレードに対応しますが、マッドガードはSaharaとSportだけが対象です。Rubiconや限定車に乗っている方は、注文前に必ず適合を確認しましょう。
2つ目は、総額の確認です。価格表の金額には取り付け工賃が含まれていません。参考取付時間はボンネットプロテクターが1.0時間、マッドガードが1.5時間などとなっているため、複数をまとめて付ける場合は工賃も含めた見積もりを取ると安心です。プレスリリースと価格表で税込・税抜の表記が異なる点も、見積もりの段階で確かめておきましょう。
3つ目は、ほかのアクセサリーとの組み合わせです。従来の純正マッドガードやフードカバー、ドアハンドルプロテクションなど、同じ場所に付けるアイテムがすでに付いている場合は、どちらを選ぶか決めておく必要があります。新車購入と同時に注文すれば、納車時にまとめて取り付けてもらえるか相談しやすくなります。
ラングラー用JAOSパーツに関するよくある質問(FAQ)
Q. 発売日はいつですか?
A. 2026年11月1日(日)です。全国のジープ正規ディーラーで販売されます。
Q. 2ドアのラングラーにも付けられますか?
A. 公式の対象車種は4ドアの「ラングラー アンリミテッド」です。
Q. Rubiconに付けられるアイテムはどれですか?
A. ボンネットプロテクター、オーバーフェンダープロテクター、ドアハンドルプロテクターの3つです。マッドガードはSahara・Sport用です。
Q. 4つすべてそろえるといくらですか?
A. アクセサリー価格表の金額で税抜19万6,000円、税込21万5,600円です。別途取り付け工賃がかかります。
まとめ:ラングラー用JAOSパーツは「傷を防ぎながらタフに見せたい人」の純正カスタム
ジープとJAOSが初めて共同開発したラングラー アンリミテッド用の4アイテムは、飛び石・泥はね・ひっかき傷といった、オフローダーならではの悩みに応える実用的なパーツです。ブラックのチッピング調でそろえたデザインにより、保護しながらラングラーの無骨さをさらに強められます。
まずは手ごろなドアハンドルプロテクターから、アウトドア派ならマッドガードとオーバーフェンダープロテクター、見た目を大きく変えたいならボンネットプロテクター、と使い方に合わせて選ぶのがおすすめです。
最新情報が入り次第、随時更新していきます。

