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ダイハツの人気コンパクトワゴン「トール」が、2026年9月7日に一部改良されて発売予定です。兄弟車であるトヨタ「ルーミー」との同時改良となり、安全装備の大幅強化や利便性の向上が図られています。本記事では、2026年の一部改良による変更点・価格・スペック・発売日など、最新情報を詳しく解説します。

ダイハツ トールは、2016年に初代モデルが登場したコンパクトワゴンで、トヨタ「ルーミー」やスバル「ジャスティ」にOEM供給されるなど、幅広いユーザーに支持されているモデルです。今回の一部改良では、外観デザインに大きな変化はないものの、安全性能・運転支援装備・乗り心地の面で着実な進化が施されています。特に、これまでカスタムグレードに限定されていた装備が標準グレードにも拡大されるなど、全グレードの価値向上が強調される内容となっています。
今回の改良における変更点は多岐にわたります。最も注目すべきは、電動パーキングブレーキ(EPB)&オートブレーキホールド(ABH)の設定拡大です。これまで「カスタムG」「カスタムGターボ」にのみ標準装備されていた電動パーキングブレーキ&オートブレーキホールドが、「Gターボ」「G」グレードにも標準装備されるようになりました。足踏み式パーキングブレーキに比べて操作が大幅に楽になり、特に渋滞時や坂道での停車・発進がスムーズになる点はユーザーにとって大きなメリットです。
さらに「Gターボ」「G」グレードには、全車速追従機能付きACC(アダプティブクルーズコントロール/停止保持機能あり)が新たに搭載されます。これにより、高速道路や長距離ドライブでの運転疲労が大幅に軽減されます。
コーナーセンサー(クリアランスソナー)については、これまでのリヤ2個設定から、フロント・リヤ合計で4個ずつの計8個体制に変更されます。センサー数が増えることで、駐車場での縦列駐車・幅寄せ時の障害物検知精度が飛躍的に向上し、死角が大幅に減ります。ペダルの踏み間違いによる衝突被害軽減にも貢献するため、安全面での恩恵は非常に大きいと言えます。なお競合のスズキ「ソリオ/バンディット」もクリアランスソナーを4個ずつ搭載しており、今回の改良によりようやく同水準に達することになります。
安全システム「スマートアシスト」については、カメラを最新世代に刷新することで検知精度そのものが向上するほか、検知対象に自転車・右左折時の横断歩行者・右折時の対向車が新たに追加されます。これにより、交差点での出合い頭事故リスクの低減が期待できます。
SRSサイドエアバッグは今回の改良により全車に標準装備されるようになりました。万一の側面衝突時における乗員保護性能が全グレードで底上げされます。
エントリーグレード「X」には、運転席シート上下アジャスター・フロントセンターアームレスト・助手席シートアンダートレイが新たに標準装備されます。これまでは上位グレードでしか味わえなかった快適装備が「X」グレードでも享受できるようになり、コストパフォーマンスがさらに向上します。
一方、これまで全車に標準装備されていた9インチディスプレイオーディオはオプションに変更されます。これは価格を引き下げるための設定見直しであり、自分のナビ・オーディオ環境を選びたいユーザーにとっては柔軟な選択が可能になるという側面もあります。ただし、純正ディスプレイオーディオを装着したい方にとってはオプション追加が必要になる点は注意が必要です。なお、設定できるディーラーオプションナビは7インチと9インチの2種類となっています。
法規対応としては、サイバーセキュリティ法対応・シート&ヘッドレスト強度基準改定・EDR(イベント・データ・レコーダー)搭載も実施されています。
今回の改良では、外観・内装デザインの刷新やシリーズハイブリッド(e-SMART HYBRID)の追加を期待していたユーザーも多かったかもしれませんが、いずれも今回の改良の範囲外となっています。あくまで「一部改良」の位置付けであるため、ボディスタイルやプラットフォームに変化はなく、エンジンラインナップも現行のまま継続されます。燃費性能についても自然吸気系・ターボ系ともに変化はありません。
今回の改良では、全車標準装備だった9インチディスプレイオーディオがオプションに変更されることで、車両本体価格が引き下げられています。
1L自然吸気エンジン搭載モデルの価格は以下の通りです。
1Lターボエンジン搭載モデルの価格は以下の通りです。
価格の変動幅については、装備充実が図られるエントリーグレード「X」では約5万円のダウン、電動パーキングブレーキが標準化される「Gターボ」「G」グレードでは価格を維持、その他グレードでは約10万円ほどの引き下げとなる見込みです。
ダイハツ トールには、直列3気筒1L自然吸気エンジン(型式:1KR-FE)と直列3気筒1Lターボエンジン(型式:1KR-VET)の2種類が搭載されています。
自然吸気エンジンは最高出力69ps・最大トルク9.4kgmを発生し、吸気ポートのデュアルインジェクター&デュアルポート化・ピストン形状の最適化・低フリクション化などによって、滑らかな加速と高い燃費性能を両立しています。
ターボエンジンは最高出力98ps・最大トルク14.3kgmを発生し、1.4Lエンジン相当のトルクを発揮します。ターボならではの力強い走りが求められる場面でも余裕のある走行が可能です。
トランスミッションはCVT、駆動方式はFF(前輪駆動)または4WDが選択できます。
今回の改良による燃費の変化はなく、引き続き以下の数値が継続されます。
自然吸気エンジン(1.0L・直列3気筒)の燃費は、2WDで総合18.4km/L(市街地15.5・郊外19.7・高速19.2)、4WDで総合16.8km/L(市街地13.9・郊外17.9・高速17.7)です。
ターボエンジン(1.0Lターボ・直列3気筒)の燃費は、2WDのみの設定で総合16.8km/L(市街地12.7・郊外18.4・高速18.3)となっています。
ダイハツ トールに搭載される安全システム「スマートアシスト」は、今回の改良で最新カメラへの刷新により検知精度・検知対象が拡大されます。主な機能は、衝突警報機能・衝突回避支援ブレーキ機能(夜間歩行者検知・追従二輪車検知対応)をはじめ、ブレーキ制御付き誤発進抑制機能(前方・後方)、路側逸脱警報機能、ふらつき警報、標識認識機能(進入禁止・一時停止・最高速度)、ADB(アダプティブドライビングビーム)、サイドビューランプ、全車速追従機能付きACC(アダプティブクルーズコントロール)などが含まれます。新たに検知対象に加わった自転車・右左折時の横断歩行者・右折時の対向車への対応は、日常的な交差点での事故防止に直結する大きな進化です。
ボディサイズは、全長×全幅×全高がベースモデルで3,700×1,670×1,735mm、トールカスタムで3,705×1,670×1,735mmです。ホイールベースは2,490mm、最低地上高は130mm、車重は約1,070kgとなっています。コンパクトなボディサイズながら、室内寸法は室内長2,180×室内幅1,480×室内高1,355mmと、軽自動車を超えた広々とした空間を確保しています。前後乗員間距離は最大1,105mmに達し、リヤシートは240mmのスライドが可能です。
トールには、メーカーオプションとディーラーオプションを組み合わせた「アナザースタイルパッケージ(プレミアム)」が引き続き設定されています。メーカーオプション「スタイルパック」の専用シート表皮・メッキドアアウターハンドル・トップシェイドガラス・イルミネーションパックに加え、ディーラーオプション「プレミアムエアロパック」のフロントバンパーガーニッシュ・サイドストーンガード・バックドアスポイラーを組み合わせた、個性的で上質な一台に仕上げられます。なお今回の改良に合わせ、ルーミーでも同様のアナザースタイルパッケージが新設定されています。
今回の改良に合わせて新色の追加・廃止が行われます(ルーミーと共通の動向として)。新色としてシャイニングホワイトパール、グレイッシュオリーブ、イエローイッシュブラッククリスタルマイカが追加され、2トーンカラーも新設定されます。一方で、パールホワイトⅢ・ブラムブラウンクリスタルマイカ・ターコイズブルーマイカメタリックは廃止となります。
ダイハツ トール 一部改良モデルの発売日は、2026年9月7日を予定しています。兄弟車のトヨタ「ルーミー」およびスバル「ジャスティ」も同日付近での改良発売が予定されており、各モデルで安全装備・利便装備の向上が図られます。
今回のダイハツ トール 2026年一部改良は、デザイン面の刷新こそないものの、電動パーキングブレーキ・ACC・コーナーセンサー4個化・スマートアシストの精度向上・SRSサイドエアバッグ全車標準化など、安全・運転支援装備が実質的に全グレードで底上げされる内容になっています。特に「G」「Gターボ」グレードへの電動パーキングブレーキ&ACC標準化は、普段使いの利便性を大きく高める改良であり、コンパクトワゴンとして幅広いユーザー層にとって魅力的な選択肢となりそうです。発売は2026年9月7日を予定していますので、購入を検討されている方はぜひ正式発表情報もあわせてチェックしてみてください。
トール
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自動車専門メディア『最新自動車情報』編集長のKAZU。IT企業から独立後、自動車専門サイト『最新自動車情報』を立ち上げ、編集長として12年間運営に携わってまいりました。これまでに、新車・中古車、国産車(日本車)から輸入車(外車)まで、あらゆるメーカーの車種に関する記事を6,000本以上執筆。その経験と独自の分析力で、数々の新型車種の発表時期や詳細スペックに関する的確な予測を実現してきました。『最新自動車情報』編集長として、読者の皆様に信頼性の高い最新情報、専門的な視点からの購入アドバイス、そして車(クルマ)の奥深い魅力をお届けします。後悔しない一台選びをしたい方、自動車業界のトレンドをいち早く知りたい方は、ぜひフォローをお願いいたします。