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日産 新型 キャシュカイ e-POWER がギネス世界記録を達成 無給油1,980km走破の第3世代e-POWERの実力とは

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日産自動車が誇るシリーズハイブリッドシステム「e-POWER」の最新世代モデルが、世界を驚かせる記録を打ち立てました。2026年8月3日(現地時間)、日産は第3世代e-POWERを搭載した「キャシュカイ e-POWER」が無給油で1,980kmを走行し、「非プラグイン式エクステンデッドレンジ電動SUVによる最長走行距離」としてギネス世界記録に正式認定されたと発表しました。ガソリン車でもEV(電気自動車)でもなく、e-POWERというシリーズハイブリッドシステムならではの航続性能が、世界に向けて鮮やかに証明された瞬間です。

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目次

第3世代e-POWERとはどんなシステムか

今回の記録を打ち立てた「第3世代e-POWER」は、日産が長年にわたって進化させてきた独自のシリーズハイブリッド(エクステンデッドレンジ電動)システムの最新版です。ガソリンエンジンは発電専用として搭載し、タイヤを動かすのは100%モーターのみという構成により、EV(電気自動車)に近いなめらかで力強い走り心地を実現しながら、ガソリン給油で航続距離を確保できるという実用性の高さが最大の特徴です。

2025-Nissan-Qashqai-e-Power
2025-Nissan-Qashqai-e-Power

第3世代では、モーター・インバーター・減速機など5つの主要部品を一体化した「5-in-1電動パワートレイン」を採用しており、これにより軽量コンパクト化と高剛性を同時に実現しています。先代比で高速域の燃費を15%改善し、静粛性を5.6dB向上させるという大幅な進化を遂げており、よりEVらしい滑らかな走りと優れた燃費性能を高次元で両立しています。


ギネス記録達成の詳細:走行ルートと実施概要

今回の無給油走行チャレンジは、2026年7月14日〜17日の4日間にわたり、南米コロンビアで実施されました。首都ボゴタからカリブ海沿岸地域までの長距離ルートを走行し、都市部の渋滞・山岳地帯の急勾配・曲がりくねった湾岸道路・長距離高速道路など、さまざまな道路環境・交通状況・走行条件のもとでチャレンジが行われました。

挑戦中の走行状況はギネス世界記録の審査員によってリアルタイムに確認され、厳密な審査プロセスを経て正式に認定されています。単なるメーカー発表にとどまらず、第三者機関による公正な審査をクリアした公式記録である点が、この達成の信頼性をより高めています。

日産によれば、「特別な条件で走行したわけではなく、急勾配の坂道や曲がりくねった湾岸道路、さらには長距離の高速道路など、実際のユーザーが日常的に走る道路環境」での走行とのことです。ただし、走行中の具体的なエアコン使用状況やストップ&ゴーの頻度、走行モードの設定などについては明らかにされていません。


過去の長距離チャレンジとの比較

今回のコロンビアでのギネス記録達成は、日産がグローバルで積み重ねてきたe-POWERの実力証明キャンペーンの集大成と言えます。これに先立ち、イギリスおよびオーストラリア・タスマニアでも同様の長距離走行チャレンジが実施されており、特にオーストラリア・タスマニアでの挑戦では無給油で1,300km以上を走破し、そのときの燃費実績は**4.5L/100km(日本表記換算で約22.2km/L)**を記録しています。

今回のコロンビアでの1,980kmという数値は、タスマニア記録(1,300km以上)から大幅に更新されており、多様な地形・気候・実走行環境においても第3世代e-POWERが高い効率性と長距離走行性能を発揮できることが、世界三大陸にわたる実証データによって裏付けられた形です。

$$\text{燃費換算(タスマニア)} = \frac{100}{4.5} \approx 22.2 \text{ km/L}$$


キャシュカイ e-POWERのスペックと特徴

今回のギネス記録を達成した「キャシュカイ e-POWER」は、現在欧州市場向けに販売されているCセグメントSUVです。ボディサイズは全長4,425mm × 全幅1,835mm × 全高1,625mmと、日本の公道にもマッチした扱いやすいサイズ感が特徴で、トヨタ・カローラクロスなどが競合になるクラスに位置しています。

パワートレインは排気量1.5L 直列3気筒ターボエンジンを発電機専用として搭載し、そのエネルギーで駆動用モーターを動かすシリーズハイブリッド構成です。システム総出力は205ps、システムトルク330Nmというスペックを誇り、ガソリンSUVに引けを取らないパワフルな走りを実現します。燃費性能はカタログ値で22.2km/L〜23.3km/Lと非常に優秀で、メーカー公式の無給油での航続可能距離は1,279kmとされています。

今回の記録である1,980kmはガス欠も視野に入れた極限チャレンジの数値であり、日常使用における現実的なスペックとは異なります。しかし、カタログ上の航続距離1,279kmを大幅に超える距離を実際の走行環境で実現できたという事実は、e-POWERシステムのポテンシャルの高さを示す何よりの証左と言えるでしょう。


日本市場への展開:キックス・エルグランドにも搭載

今回のギネス記録を打ち立てたキャシュカイは現在欧州専売モデルですが、同じ第3世代e-POWERは日本市場でもすでに展開が始まっています。国内では**新型キックス e-POWER(P16)および新型エルグランド e-POWER(E53)**に搭載されており、コンパクトSUVからミニバンまで幅広いボディタイプでこの先進システムを体験できます。

今回のキャシュカイでのギネス記録達成は、これらの国内モデルに搭載された第3世代e-POWERの実力の高さをあらためて示すものでもあり、新型キックスや新型エルグランドオーナー・購入検討者にとっても燃費性能や航続距離への信頼感を高める朗報と言えるでしょう。


日産コーポレートエグゼクティブのコメント

日産のコーポレートエグゼクティブ プラットフォームグループ・商品ラインナップ・コンポーネント戦略担当 リチャード カンドラー氏は、今回の記録について次のようにコメントしています。

「今回の素晴らしい記録は、最新世代のe-POWER技術が持つ実力を改めて示すものです。キャシュカイ e-POWERは、お客さまの実際の使い方にあう、高い効率性、上質な走り、そして電気自動車のような走行性能を実現しています。また、より多くのお客さまに電動走行のメリットを体験していただき、将来の電動化に向けた移行を後押しするうえで、e-POWERは日産の電動化戦略において重要な役割を担っています」

このコメントが示すように、e-POWERは単なる燃費改善技術にとどまらず、日産がEVシフトへの過渡期においてより多くのユーザーに電動走行の魅力を届けるための戦略的なブリッジ技術として位置づけられています。


まとめ:e-POWERの進化が証明した"電動化の未来"

無給油1,980kmというギネス世界記録は、日産の第3世代e-POWERが持つ卓越した燃費性能と長距離走行能力を、世界に向けて公式に証明した歴史的な出来事です。コロンビアの多様な地形・気候・道路環境のなかでこの記録が達成されたことは、実際のユーザーが日常生活で感じられる「給油頻度の少なさ」「航続距離への安心感」「EVらしい走り心地」という三つの価値を裏付けるものでもあります。

プラグインなしでこれほどの燃費性能を発揮できるe-POWERシステムは、まだEVインフラが整っていない地域や、長距離移動が多いユーザーにとって理想的な選択肢と言えます。日本市場では新型キックスe-POWERや新型エルグランドe-POWERを通じて、この優れたシステムをすでに体験することができます。今後もe-POWERの進化と、それを証明するさらなる挑戦から目が離せません。

日産 ニュースリリース

https://global.nissannews.com/ja-JP/releases/260805-00-j

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この記事を書いた人

KAZUのアバター KAZU 編集長

自動車専門メディア『最新自動車情報』編集長のKAZU。IT企業から独立後、自動車専門サイト『最新自動車情報』を立ち上げ、編集長として12年間運営に携わってまいりました。これまでに、新車・中古車、国産車(日本車)から輸入車(外車)まで、あらゆるメーカーの車種に関する記事を6,000本以上執筆。その経験と独自の分析力で、数々の新型車種の発表時期や詳細スペックに関する的確な予測を実現してきました。『最新自動車情報』編集長として、読者の皆様に信頼性の高い最新情報、専門的な視点からの購入アドバイス、そして車(クルマ)の奥深い魅力をお届けします。後悔しない一台選びをしたい方、自動車業界のトレンドをいち早く知りたい方は、ぜひフォローをお願いいたします。

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