ダイハツの軽オープンスポーツ「コペン」は、次期型で駆動方式をFF(前輪駆動)からFR(後輪駆動)に改め、軽自動車の規格を守ったまま3代目へフルモデルチェンジすると予想されます。ダイハツは次期コペンを示すコンセプトカー「K-OPEN」を公開済みですが、市販モデルの発売時期・価格・スペックはまだ公式に発表されていません。
2代目の現行コペンは、ダイハツの公式発表どおり2026年8月末で生産を終えました。ダイハツは生産終了の発表の中で「再びコペンを送り出せるよう様々なスタディを続ける」としており、ジャパンモビリティショー2025では、デザインコンセプトの「K-OPEN」と、実際に走れる試作車「K-OPENランニングプロト」の2台を並べて展示しています。
この記事では、新型コペンの予想される変更点、公式に公開されたK-OPENのボディサイズとデザイン、歴代コペンとの違い、発売時期の見込み、購入前の注意点まで、わかりやすくまとめました。なお、記事中の写真はすべてダイハツが公開したコンセプトカー「K-OPEN」と「K-OPENランニングプロト」で、市販モデルの写真ではありません。


そもそもダイハツ コペンとは?新型が注目される理由
コペンは、ダイハツが2002年に発売した2人乗りの軽オープンスポーツカーです。初代は、ボタン操作で屋根を開け閉めできる電動開閉式ルーフ「アクティブトップ」を軽自動車として初めて採用し、「軽でも気軽にオープンカーを楽しめる」という新しいジャンルを作りました。
2014年6月19日に登場した2代目は、新しい骨格構造「D-Frame」によって操縦安定性と乗り心地を高めたモデルです。骨格に樹脂の外板をまとう考え方で、内外装のパーツを着せ替えられる「DRESS-FORMATION(ドレスフォーメーション)」も特徴でした。最初に発売された「ローブ」に続いて、丸目ライトの「セロ」、SUV風の「エクスプレイ」、トヨタと共同で仕立てた「GR SPORT」などが加わり、若い世代から子育てを終えた世代まで幅広く支持されてきました。
その2代目は、2026年8月末で生産を終了しました。ダイハツ公式サイトのカーラインナップにも、現在はコペンが掲載されていません。次期型がいつ、どんな形で戻ってくるのかに注目が集まっています。
【予想】新型コペンの主な変更点まとめ
ダイハツが公開したK-OPENとK-OPENランニングプロトの内容から、新型コペンで予想される主な変更点は以下の通りです。
- FR(後輪駆動)化:K-OPENはフロントエンジン・後輪駆動。コペン史上初のFRになる見込み
- 軽自動車規格を維持:K-OPENは全長3,395mm×全幅1,475mmと軽の枠内。普通車サイズだったVISION COPENから方針を変えた
- 低重心のパッケージ:ランニングプロトはエンジンを傾けて積む「スラントエンジン」で重心を下げている
- 初代を思わせる丸目のデザイン:丸いヘッドライトと低く構えたフォルムで、コペンらしい親しみやすさを残す
- 2人乗りのオープンカー:乗車定員は2名。オープンエアの楽しさを引き続き重視
いずれもコンセプトカーと試作車の内容から見た予想で、市販モデルの仕様はダイハツから正式に発表されていません。ここからは、1つずつ詳しく見ていきます。
① コペン初のFR(後輪駆動)レイアウトを採用する見込み
もっとも大きな変化は駆動方式です。初代・2代目のコペンは、エンジンで前輪を駆動するFFでした。これに対してK-OPENは、ダイハツの公式資料で「FRならではの走り」を楽しめるコンセプトカーと説明されています。
FRは前輪が「曲がる」、後輪が「進む」と役割を分けられ、素直なハンドリングを味わいやすいのが魅力です。一方で部品が増えるため、小さな軽のボディで室内や荷室をどう確保するかが課題になります。
② 普通車案から一転、軽自動車の規格を守る
ダイハツは2023年のジャパンモビリティショーで、次のコペンの方向性を示すコンセプトカー「VISION COPEN(ビジョン コペン)」を公開しました。こちらは排気量1,300ccのエンジンをFRで積み、全長3,835mm×全幅1,695mmと、軽自動車の枠を超える小型車サイズでした。
ところが2025年に公開されたK-OPENは、全長3,395mm×全幅1,475mmと、軽自動車の規格(全長3,400mm以下・全幅1,480mm以下)にぴったり収まるサイズに戻っています。車両区分も公式に「軽ICE(エンジンの軽自動車)」とされており、新型コペンは維持費の安い軽自動車として登場する可能性が高いと考えられます。
③ スラントエンジンで低重心化

K-OPENランニングプロトは、「作ってみる、乗ってみる、試してみる」という姿勢で作られた先行スタディ車です。現行コペンに近い見た目ですが、中身はFRに作り変えられています。ダイハツは公式に、エンジンを傾けて積む「スラントエンジン」で重心を下げ、自社製品を流用したFR化で前後の重量配分を最適化したと説明しています。
既存部品の活用はコストを抑えやすく、手の届くスポーツカーを目指すコペンらしい作り方です。ただし、エンジンの種類や出力は公式に発表されていません。
新型コペンのグレードと価格(未発表)
新型コペンのグレード構成と価格は、ダイハツから発表されていません。そのため、この記事では予想価格は掲載しません。
参考までに、2代目の「コペン ローブ」は2014年の発表時に179万8,200円からでした。FR化や安全装備の追加を考えると新型は上がる可能性がありますが、金額は正式発表を待つ必要があります。
新型コペン(K-OPEN)のボディサイズ
ダイハツが公表しているコンセプトカーの寸法を比べると、次期コペンの方向性がよく分かります。
| 項目 | K-OPEN (2025年) | K-OPENランニングプロト (2025年) | VISION COPEN (2023年) |
|---|---|---|---|
| 全長 | 3,395mm | 3,395mm | 3,835mm |
| 全幅 | 1,475mm | 1,475mm | 1,695mm |
| 全高 | 1,230mm | 1,280mm | 1,265mm |
| ホイールベース | 2,265mm | 2,230mm | 2,415mm |
| 乗車定員 | 2名 | 2名 | - |
| 区分・駆動 | 軽・FR | 軽・FR | 小型車・FR(1,300cc) |
K-OPENはVISION COPENより全長が440mm短く、全幅は220mm狭くなりました。全高は35mm低い1,230mmで、ランニングプロトと比べても50mm低く抑えられています。ホイールベースはランニングプロトより35mm長い2,265mmです。ボディを軽の枠に収めながら、低くて前後に踏ん張った姿を作ろうとしていることが読み取れます。
全長・全幅は軽規格の上限ぎりぎりのため、市販モデルもこれに近い寸法になると予想されます。
初代を思わせる丸目!新型コペン(K-OPEN)の外装(エクステリア)
フロント:丸いヘッドライトで「コペンらしさ」を表現

K-OPENの顔つきは、丸いヘッドライトと縦長のライトを組み合わせた、やさしい表情です。初代コペンの丸目を思わせつつ、細い線で構成した光り方で新しさも感じさせます。ダイハツは「コペンらしい親しみやすさとFRの力強さを両立したスタイリング」と説明しています。
サイド・リア:長いボンネットと短い後ろ姿
ボンネットが長く運転席が後ろ寄りの、FRらしいプロポーションです。リアは丸いフェンダーが張り出し、テールランプも丸型で「丸」のモチーフにまとめられています。市販モデルのデザインは未発表です。
運転に集中できる!新型コペン(K-OPEN)の内装(インテリア)
コックピット:横に伸びるダッシュボードと小型メーター

K-OPENの室内は、黒を基調にした横長のダッシュボードが特徴です。ハンドルの奥には小さなディスプレイ式のメーターが置かれ、余計なものを省いたシンプルな運転席になっています。センターコンソールには短いシフトレバーとレバー式のサイドブレーキが見え、運転する楽しさを大切にしたつくりであることが伝わってきます。ただし、市販モデルのトランスミッション(MT・CVTの設定)は公式には発表されていません。
シート:体を支えるスポーツシートの2人乗り

シートは背もたれの両側が張り出したスポーツタイプで、カーブで体をしっかり支えてくれそうな形です。乗車定員は公式に2名とされています。歴代コペンで好評だった電動開閉式ルーフ「アクティブトップ」を新型でも採用するかどうかは、K-OPENの公式資料では触れられておらず、未発表です。屋根の仕組みは荷室の広さにも関わるため、正式発表で注目したいポイントです。
新型コペンのパワートレインとスペック(予想)
K-OPEN・ランニングプロトとも、公式の車両区分は「軽ICE」、つまりエンジンで走る軽自動車です。軽自動車の排気量は660cc以下と決められているため、新型コペンも660cc以下のエンジンを積むことになります。
| 項目 | 新型コペン(予想) |
|---|---|
| エンジン | 660cc以下のガソリンエンジン(種類・過給の有無は未発表) |
| エンジンの積み方 | エンジンを傾けて積むスラントエンジン(ランニングプロトで採用) |
| 駆動方式 | FR(後輪駆動)の見込み |
| トランスミッション | 未発表 |
| 最高出力・最大トルク | 未発表 |
| 燃費(WLTCモード) | 未発表 |
出力・トルク・燃費・車両重量は公式に発表されていないため、この記事では予想値を載せていません。
新型コペンの安全装備「スマートアシスト」はどうなる?
ダイハツは、衝突回避支援システムなどを「スマートアシスト」という名前で多くの車種に搭載しています。新型コペンにどのような安全装備が付くかは未発表ですが、ほかの現行ダイハツ車と同じように、最新の衝突被害軽減ブレーキなどが搭載されると予想されます。
新型コペンはどんな人に向いている?選び方の予想
グレード構成は未発表のため、ここでは「どんな人に新型コペンが合いそうか」をタイプ別に整理します。
おすすめ① 【走りを楽しみたいなら】FRの軽スポーツを待つ価値あり
後輪で押し出される感覚を味わいたい方には、FR化が予想される新型は待つ価値があります。軽さと低重心が組み合わされば、パワーに頼らない「操る楽しさ」が期待できます。
おすすめ② 【維持費を抑えたいなら】軽規格のまま登場する点に注目
維持費を抑えてスポーツカーに乗りたい方にとって、K-OPENが軽規格を守っている点は大きな魅力です。
おすすめ③ 【今すぐ欲しいなら】2代目の在庫車・中古車も検討
新型の発売時期は未発表のため、すぐにオープンカーが欲しい方は、2代目コペンの販売店在庫や中古車を探すのも1つの方法です。ローブ、セロ、エクスプレイ、GR SPORTと見た目の違うモデルが選べるのも、2代目ならではの楽しみです。
歴代ダイハツ コペンの変遷をおさらい
| 年 | 出来事 |
|---|---|
| 2002年 | 初代発売。軽初の電動開閉式ルーフ「アクティブトップ」 |
| 2014年 | 2代目発売。D-Frame、DRESS-FORMATION、コペンファクトリー |
| 2023年 | VISION COPEN公開(1,300cc・FR・小型車サイズ) |
| 2025年 | K-OPEN/K-OPENランニングプロト公開(軽・FR) |
| 2026年8月末 | 2代目の生産終了 |
コンセプトの変化からは、FRの走りを取り入れつつ「軽のコペン」を残そうとするダイハツの考えが読み取れます。
新型コペンの発売日はいつ?
新型コペンの発売日は、ダイハツから発表されていません。ダイハツは2代目の生産終了を発表した際、「再びコペンを送り出せるよう様々なスタディを続ける」と説明しており、市販化を前提に開発が進んでいると公式に言い切った段階ではありません。
ただし、走れるFR試作車まで作られていることから、検討は具体的に進んでいると考えられます。
購入前にチェックしたい3つのポイント
1つ目は、発売時期がまだ決まっていないことです。今の車の車検時期と合わせて、待てる期間をあらかじめ決めておくと迷いにくくなります。
2つ目は、トランスミッションや屋根の仕組みが未発表であることです。MTか、オートマか、電動の屋根が必要かなど、自分の条件を満たすかを正式発表で確認しましょう。
3つ目は、価格が上がる可能性があることです。FR化や安全装備の追加を考えると、予算に余裕を持たせておくのがおすすめです。
新型コペンに関するよくある質問(FAQ)
Q. 新型コペンの発売日はいつですか?
A. ダイハツからは発表されていません。次期型の方向性を示すコンセプトカー「K-OPEN」は2025年10月に公開されています。
Q. 新型コペンはFRになりますか?
A. 市販モデルの駆動方式は未発表ですが、コンセプトカーのK-OPENと試作車のK-OPENランニングプロトは、どちらもFR(後輪駆動)です。
Q. 新型コペンは軽自動車ですか?
A. K-OPENは全長3,395mm×全幅1,475mmで、車両区分は軽自動車とされています。市販モデルも軽自動車になる可能性が高いと考えられます。
Q. 現行(2代目)のコペンはもう新車で買えませんか?
A. 2代目は2026年8月末で生産を終了しました。新車は販売店の在庫車に限られるため、在庫の有無は販売店に確認してください。
まとめ:新型コペンは「軽のFRオープン」として復活が期待される
ダイハツ コペンの2代目は2026年8月末で生産を終えましたが、ダイハツは次のコペンに向けたスタディを続けています。2025年に公開されたK-OPENは、軽自動車の規格を守りながら、コペン初のFRレイアウトを採用したコンセプトカーです。走れる試作車のランニングプロトでは、スラントエンジンによる低重心化にも取り組んでいます。
発売時期、価格、エンジン、トランスミッション、屋根の仕組みはいずれも未発表です。軽でFRのオープン走行を楽しめる新型が登場すれば、ほかにないスポーツカーになるはずです。最新情報が入り次第、随時更新していきます。
参考ページ
- ダイハツ工業 ニュースリリース|「JAPAN MOBILITY SHOW 2025」参考出品車(K-OPEN・K-OPENランニングプロト)
- ダイハツ工業 ニュースリリース|コペン スペシャルイベント開催(現行モデルの生産終了)
- ダイハツ 公式サイト|JAPAN MOBILITY SHOW 2025
- ダイハツ工業 ニュースリリース|JAPAN MOBILITY SHOW 2023(VISION COPEN)
- ダイハツ工業 ニュースリリース|軽オープンスポーツカー「コペン」をフルモデルチェンジ(2014年)
- 2027年 ダイハツ 新型車発売 モデルチェンジ情報 まとめ
- 【2026年最新】安いスポーツカー18選 新車で買えるおすすめ車種を価格順に比較

