BMWジャパンは2026年10月14日、フラッグシップSUV「X7」に新グレード「xDrive40d Black Line(ブラック・ライン)」を追加し、全国のBMW正規ディーラーで販売を始めました。価格は1,599万5,000円で、納車は10月末以降の予定です。
Black Lineは、Mスポーツ・パッケージ・プロをベースに、黒を基調とした内外装で存在感を高めたモデルです。22インチのブラックホイール、6人乗りの2列目コンフォート・シート、スカイ・ラウンジ・パノラマ・ガラス・サンルーフ、Bowers & Wilkinsのサウンドシステムといった人気の装備を最初から標準で備えています。
この記事では、新グレードBlack Lineの特徴、価格と他グレードとの差、ボディサイズ、エンジンとスペック、燃費、どのグレードを選ぶべきかまで、わかりやすくまとめました。


そもそもBMW X7とは?新グレード Black Lineの位置づけ
BMW X7は、2019年に登場したBMWのフラッグシップSUVです。BMWはSUVを「SAV(スポーツ・アクティビティ・ビークル)」と呼んでおり、X7は最大7人乗りの3列シートと、ロングホイールベースによるゆとりある室内、4輪アダプティブ・エア・サスペンションを備えた最上級モデルにあたります。2022年の改良では、上下2段に分かれたライトと、夜に光るアイコニック・グロー・キドニー・グリルを持つ現在の顔つきになりました。
日本仕様は、3.0Lディーゼルの「xDrive40d」に「Excellence」「M Sport」があり、高性能なV8ガソリンの「M60i xDrive」がトップに位置します。今回のBlack Lineは、xDrive40dの3つ目のグレードとして加わりました。
【特徴まとめ】X7 xDrive40d Black Lineはここが違う
Black Lineの主なポイントは、以下の通りです。
- 黒を基調にした内外装:ブラック・アクセントでフラッグシップらしい存在感とスポーティさを強調
- 人気装備を標準化:Mスポーツ・パッケージ・プロ、22インチ・ブラック・ホイール、スカイ・ラウンジ、Bowers & Wilkinsなど
- 6人乗りの2列目コンフォート・シート:2列目が独立した2座席になり、後席の快適性が高まる
- ボディカラーは3色:ブラック・サファイア、ミネラル・ホワイト、マンハッタン(すべてメタリック)
① Mスポーツ・パッケージ・プロで足元と排気まわりも黒に
ベースのMスポーツ・パッケージ・プロには、Mスポーツ・エキゾースト・システム、ブラック・ハイグロス仕上げのキャリパーを持つMスポーツ・ブレーキ、Mシートベルト、窓まわりなどを光沢のある黒で仕上げるMハイグロス・シャドーライン・エクステンド・コンテンツが含まれます。ホイールは22インチの「Vスポーク・スタイリング755M」で、色はジェット・ブラックです。
② 後席が主役の6人乗り
Black Lineは、2列目に独立式のコンフォート・シートを備えた6人乗りです。2列目が左右独立のキャプテンシートになるため、2列目の人がゆったり座れるうえ、3列目へも乗り込みやすくなります。運転手付きで使ったり、大人4人で長距離を移動したりする使い方に向いています。
BMW X7のグレードと価格一覧
BMW X7の日本仕様のメーカー希望小売価格(税込)は以下のとおりです。すべて右ハンドル、8速ATです。
| グレード | エンジン | 価格(税込) |
|---|---|---|
| X7 xDrive40d Excellence | 3.0L 直6ディーゼル+48Vハイブリッド | 1,459万円 |
| X7 xDrive40d M Sport | 3.0L 直6ディーゼル+48Vハイブリッド | 1,501万円 |
| X7 xDrive40d Black Line 【新設定】 | 3.0L 直6ディーゼル+48Vハイブリッド | 1,599万5,000円 |
| X7 M60i xDrive | 4.4L V8ガソリン+48Vハイブリッド | 1,846万円 |
Black LineとM Sportの差は98万5,000円です。サンルーフや上級サウンドシステム、6人乗りシートなどを個別に選ぶ手間がなく、最初から完成された仕様で買えるのがBlack Lineの価値です。なお、価格には付属品や税金(消費税を除く)、保険料、登録費用、リサイクル料金は含まれず、実際の価格は各ディーラーが定めます。
BMW X7 xDrive40dのボディサイズ
| 項目 | X7 xDrive40d |
|---|---|
| 全長 | 5,170mm |
| 全幅 | 2,000mm |
| 全高 | 1,835mm |
| ホイールベース | 3,105mm |
| 最低地上高 | 221mm |
| 車両重量 | 2,560kg |
| 最小回転半径 | 6.2m |
全長5.17m、全幅2.0mという、日本の道では最大級のサイズです。ホイールベースは3mを超え、3列目まで大人が座れる室内空間を生み出しています。一方で最小回転半径は6.2mあり、狭い路地やコインパーキングでは気を使います。購入前に、自宅の駐車場の幅と奥行きを必ず確認しておきましょう。
存在感を高めた!X7 Black Lineの外装(エクステリア)
Black Lineの外装は、ボディカラーに合わせて黒いパーツを効かせたデザインです。キドニー・グリルや窓まわりのシャドーライン、22インチのジェット・ブラックのホイール、黒いブレーキキャリパーが組み合わされ、全長5mを超える大きな車体を引き締めて見せます。
ボディカラーは3色です。定番のブラック・サファイアは全身を黒でまとめた迫力のある仕上がりに、ミネラル・ホワイトは黒いパーツとのコントラストが際立つ仕上がりになります。マンハッタンは、落ち着いたグレーのメタリックです。

上質さを極めた!X7 Black Lineの内装(インテリア)
インテリアは、BMW Individualのエクステンド・レザー・メリノ(ブラック)に、BMW Individualピアノ・フィニッシュ・ブラック・トリムを組み合わせた黒基調の空間です。天井には、ガラスに光のグラフィックが浮かび上がるスカイ・ラウンジ・パノラマ・ガラス・サンルーフを備え、夜でも開放感のある室内を演出します。
オーディオは、20スピーカー・出力1,475WのBowers & Wilkinsダイヤモンド・サラウンド・サウンド・システムです。2列目のコンフォート・シートとあわせて、後席に座る人が主役になれる装備がそろっています。
BMW X7 xDrive40dのパワートレインとスペック
| 項目 | X7 xDrive40d |
|---|---|
| エンジン | 直列6気筒DOHCディーゼルターボ(B57D30B) |
| 総排気量 | 2,992cc |
| 最高出力 | 250kW(340ps)/4,400rpm |
| 最大トルク | 700Nm/1,750〜2,250rpm |
| モーター | 9kW(12ps)・200Nm(BMW 48Vインテグレイテッド・ハイブリッド) |
| トランスミッション | 8速AT |
| 駆動方式 | 4WD(xDrive) |
xDrive40dは、3.0L直列6気筒ディーゼルに「BMW 48Vインテグレイテッド・ハイブリッド」を組み合わせています。トランスミッションに組み込んだモーターが発進や加速時にエンジンを助け、減速時にはエネルギーを回収してバッテリーに充電します。モーターがスターターの役割も担うため、エンジン再始動時の振動が抑えられるのも特長です。700Nmの大トルクを1,750rpmから発生するので、2.5トンを超える車体でも余裕のある走りが期待できます。
BMW X7 xDrive40dの燃費(WLTCモード)
| モード | X7 xDrive40d | X7 M60i xDrive |
|---|---|---|
| WLTCモード | 11.8km/L | 7.9km/L |
| 市街地モード | 7.9km/L | 5.4km/L |
| 郊外モード | 12.7km/L | 8.4km/L |
| 高速道路モード | 14.2km/L | 9.4km/L |
ガソリンV8のM60i xDriveと比べると、xDrive40dはWLTCモードで約1.5倍の燃費です。燃料は軽油なので、長距離を走る人ほど維持費の差が大きくなります。
BMW X7の運転支援システム
X7は、一定の条件の下でステアリングから手を離して走れる「ハンズ・オフ機能付き渋滞運転支援機能」を備えています。BMWが初めて国土交通省の認可を取得した機能で、高速道路の渋滞時の疲れを減らしてくれます。このほか、AR(拡張現実)機能を持つナビゲーション・システムや、登録した駐車操作をステアリング・ブレーキ操作まで自動で行う「パーキング・マニューバ・アシスト」を含む「パーキング・サポート・プロフェッショナル」も採用されています。
X7はどのグレードを選ぶべきか?おすすめグレード
おすすめ① 【装備で迷いたくないなら】X7 xDrive40d Black Line
価格:1,599万5,000円
サンルーフ、上級サウンド、22インチホイール、6人乗りシートまで欲しい装備が最初からそろうのがBlack Lineです。オプションを一つずつ選ぶ必要がなく、黒で統一された見た目も特別感があります。後席に人を乗せる機会が多い人や、仕様選びに時間をかけたくない人に向いています。
おすすめ② 【価格と見た目のバランスなら】X7 xDrive40d M Sport
価格:1,501万円
スポーティな見た目のX7を、Black Lineより約100万円安く買えるのがM Sportです。必要な装備だけをオプションで足していく選び方ができ、家族で7人乗る可能性がある場合も、シート構成を販売店で相談しながら決められます。
おすすめ③ 【走りを最優先するなら】X7 M60i xDrive
価格:1,846万円
4.4L V8ガソリンの力強さとサウンドを味わいたいなら、M60i xDriveが候補になります。ただし燃費はxDrive40dより大きく劣るため、走りへのこだわりと維持費のバランスで判断しましょう。
X7 Black Lineの発売日・納車はいつ?
Black Lineは2026年10月14日に販売が始まり、納車は10月末以降の予定です。購入は全国のBMW正規ディーラーで受け付けています。
購入前にチェックしたい3つのポイント
1つ目は、乗車定員です。Black Lineは6人乗りなので、7人で乗る可能性がある人は、ほかのグレードのシート構成を販売店で確認しましょう。家族構成や使い方をよく考えて選ぶことが大切です。
2つ目は、駐車スペースです。全幅2,000mm、全長5,170mmの車体は、一般的な機械式駐車場には収まりません。自宅だけでなく、よく行く商業施設や勤務先の駐車場も確認しておくと安心です。
3つ目は、22インチタイヤの維持費です。前275/40R22、後315/35R22という大径・幅広のタイヤは、交換時の費用も高くなります。購入時の見積もりだけでなく、数年後のタイヤ代も含めて考えておきましょう。
BMW X7 Black Lineに関するよくある質問(FAQ)
Q. X7 xDrive40d Black Lineの価格はいくらですか?
A. メーカー希望小売価格は1,599万5,000円(税込)です。
Q. Black Lineは何人乗りですか?
A. 2列目に独立式のコンフォート・シートを備えた6人乗りです。
Q. 選べるボディカラーは?
A. ブラック・サファイア、ミネラル・ホワイト、マンハッタンの3色(すべてメタリック)です。
Q. 燃費はどのくらいですか?
A. xDrive40dのWLTCモード燃費は11.8km/Lです。
Q. 納車はいつからですか?
A. 2026年10月末以降の予定です。
まとめ:X7 Black Lineは「迷わず選べる完成形のX7」
BMW X7に加わったxDrive40d Black Lineは、Mスポーツ・パッケージ・プロをベースに、22インチのブラックホイール、スカイ・ラウンジ、Bowers & Wilkinsサウンド、6人乗りのコンフォート・シートまでを標準化した新グレードです。黒で統一された内外装が、フラッグシップSUVとしての存在感をさらに高めています。
価格はM Sportより98万5,000円高い1,599万5,000円ですが、人気の装備をまとめて手に入れられることを考えれば、X7を選ぶ人にとって有力な選択肢になるはずです。最新情報が入り次第、随時更新していきます。

