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日産 新型 エルグランド 約3か月で累計受注1万台を突破

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Nissan New Elgrand Surpasses 10,000 Cumulative Orders in About 3 Months

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2026年7月に16年ぶりのフルモデルチェンジを受けて登場した日産の高級ミニバン「新型エルグランド(E53型)」が、発売からわずか約3か月で累計受注台数1万台を突破しました。高価格帯のモデルでありながら堅調な受注を獲得しており、トヨタ・アルファード/ヴェルファイアが独走してきたラージミニバン市場に新たな風を吹き込んでいます。本記事では、その販売動向の詳細と、人気を支える新型エルグランドの実力について解説します。

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目次

累計受注1万台突破|好調なスタートダッシュ

日産の発表によると、新型エルグランドの累計受注台数は2026年10月上旬までに10,300台に到達しました。発売から3か月足らずという短期間での1万台突破であり、16年ぶりの全面刷新に対する市場の期待の高さがそのまま数字に表れた形です。

日産 エルグランド
日産 エルグランド

月別の販売ランキングでも存在感は際立っています。2026年7月の登録台数は1,883台を記録し、前年同月比では1,155.2%という驚異的な伸びを示しました。モデルチェンジ直後の注目度に加え、長らく新型を待ち望んでいた層の需要が一気に顕在化したことがうかがえます。

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なぜ売れているのか|ガソリン車を廃した潔い戦略

新型エルグランドの最大の特徴は、パワートレインを第3世代e-POWERによるシリーズハイブリッドに一本化した点にあります。競合のアルファード/ヴェルファイアがガソリン車とハイブリッド車を併売するのに対し、新型エルグランドはガソリンモデルを廃止し、電動四輪駆動システム「e-4ORCE」を全車に標準装備しました。

発電用には新開発の1.5L 3気筒ターボエンジンを採用し、システム最高出力は340ps、最大トルクは500Nmに達します。これは5.0L V8エンジンに匹敵する動力性能で、車両重量2,430kgの大柄なボディをストレスなく走らせます。燃費性能もWLTCモードで16.8km/Lと優秀で、67Lの燃料タンクと合わせれば満タンでの航続距離は約1,125kmに達します。EVに近い滑らかな走りと実用性の高さが、購入の決め手となっているようです。

購入層は40〜50代男性が中心|法人需要も旺盛

購入者の属性を見ると、40代〜50代の男性が過半数の53%を占めています。続いて60代が20%、70代以上が14%、30代までの若年層が13%という構成です。

この年齢層が中心となる背景には、長らく新型を待ち続けた既存エルグランドオーナーからの乗り換えに加え、アルファード/ヴェルファイアやホンダ・オデッセイといったラージミニバンからの乗り換え需要の多さがあります。既存の日産車オーナーが62%、他社からの乗り換えが38%という割合からは、新型が競合に十分対抗できる商品力を備えていることが読み取れます。

また、車両本体価格が6,897,000円(税込)から8,698,800円(税込)という高価格帯ゆえに、社長の送迎車両など法人需要も高いのが特徴です。個人・法人の双方から支持を集めている点が、好調な受注を下支えしています。

人気グレードは「e-POWER G」が過半数

グレード別の受注比率では、標準車の上位グレードである「e-POWER G(3列7人乗り/e-4ORCE)」が57%と過半数を獲得しました。次いでカスタム系の「e-POWER AUTECH」が14%、最上級の「e-POWER VIP」が10%、「e-POWER AUTECH LINE」が10%、そしてエントリーの「e-POWER X」が9%と続きます。

注目すべきは、最も売れていないのがエントリーグレードのe-POWER Xで、2番目に売れているのがカスタム系のe-POWER AUTECHという点です。「エルグランドの中でもさらなる個性や特別感が欲しい」というユーザー心理が、カスタムグレードの支持につながっていると考えられます。

装備面では、ハンズオフ機能付きの「プロパイロット2.0」が約73万円という高額オプションながら39%が選択。154,000円(税込)のツインガラスルーフはe-POWER Gで39%、e-POWER Xで14%の装着率となっています。

人気カラーはプリズムホワイトがダントツ

ボディカラーは、リセールバリューの高い「プリズムホワイト」が41%とダントツの人気を集め、「ミッドナイトブラック」が33%と続きます。イメージカラーである「FUJI DAWN(フジドーン)×至極(シゴク)」は8%でした。

内装色については、e-POWER Gに限った情報ではあるものの、パープル×ブラックの「紫檀(シタン)」が77%と圧倒的な支持を獲得。残るパープル×ホワイトの「銀雪(ギンセツ)」が23%となっています。

まとめ|真価が問われるのはこれから

新型エルグランド(E53)は、発売から約3か月で累計受注1万台を突破するという好スタートを切りました。第3世代e-POWERによる高い動力性能と優れた燃費性能、そして既存オーナーからの厚い支持と競合からの乗り換え需要の両方を取り込んでいることが、好調の要因といえます。

ただし、現状は話題性と既存顧客の支えによる部分も大きく、ある程度の顧客に行き渡った後も受注ペースを維持できるかどうかが、真の実力を問われるポイントになります。定期的な商品改良や特別仕様車の追加など、「最初だけで終わらない」姿勢を日産が示し続けられるかに、新型エルグランドの将来がかかっているといえるでしょう。アルファード/ヴェルファイア一強だった市場に風穴を開ける存在となるか、今後の展開に注目です。

エルグランド

https://www3.nissan.co.jp/vehicles/new/elgrand.html

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この記事を書いた人

KAZUのアバター KAZU 編集長

自動車専門メディア『最新自動車情報』編集長のKAZU。IT企業から独立後、自動車専門サイト『最新自動車情報』を立ち上げ、編集長として12年間運営に携わってまいりました。これまでに、新車・中古車、国産車(日本車)から輸入車(外車)まで、あらゆるメーカーの車種に関する記事を6,000本以上執筆。その経験と独自の分析力で、数々の新型車種の発表時期や詳細スペックに関する的確な予測を実現してきました。『最新自動車情報』編集長として、読者の皆様に信頼性の高い最新情報、専門的な視点からの購入アドバイス、そして車(クルマ)の奥深い魅力をお届けします。後悔しない一台選びをしたい方、自動車業界のトレンドをいち早く知りたい方は、ぜひフォローをお願いいたします。

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