2026年8月6日、日本自動車販売協会連合会(自販連)が発表した「2026年7月度・車名別新車販売台数」を基に、ミニバンカテゴリーに絞ったランキングをお届けします。コンパクトミニバンから大型ラグジュアリーミニバンまで、各セグメントの動向と注目ポイントを詳しく解説します。
2026年7月・ミニバン新車販売ランキング(乗用車全体順位との対比)
| ミニバン順位 | 乗用車全体順位 | 車名 | 販売台数 | 前年同月比 |
|---|---|---|---|---|
| 1位 | 3位 | トヨタ・シエンタ | 12,196台 | 131.3% |
| 2位 | 5位 | トヨタ・ルーミー | 10,260台 | 101.1% |
| 3位 | 6位 | トヨタ・アルファード | 8,489台 | 103.4% |
| 4位 | 9位 | ホンダ・フリード | 7,063台 | 107.5% |
| 5位 | 12位 | トヨタ・ヴォクシー | 6,471台 | ― |
| 6位 | 13位 | ホンダ・ステップワゴン | 6,453台 | ― |
| 7位 | 15位 | トヨタ・ノア | 6,219台 | ― |
| 8位 | 16位 | 日産・セレナ | 6,140台 | 前年同月比95.9% |
| 9位 | 22位 | トヨタ・ヴェルファイア | 3,590台 | ― |
| 10位 | 36位 | 日産・エルグランド | 1,883台 | 1,155.2% |
| 参考 | 50位 | ホンダ・オデッセイ | 690台 | ― |
※販売台数・順位は自販連発表データに基づきます。前年同月比が「―」の車種は参照元記事に明記なし。

1位:トヨタ・シエンタ 12,196台(前年同月比131.3%)

ミニバン部門のトップは、乗用車全体でも3位に食い込んだトヨタ「シエンタ」です。コンパクトミニバンの代名詞として、ファミリー層を中心に根強い人気を誇り、7月単月で12,196台という非常に高い水準を記録しました。前年同月比131.3%という大幅な伸びは、コンパクトカーでありながら3列シートを備えた利便性の高さと、低燃費・維持費の手頃さが改めて評価されている証といえます。ミニバンの中では最も幅広いユーザー層に支持されているモデルであり、今後も上位をキープし続けることが予想されます。
2位:トヨタ・ルーミー 10,260台(前年同月比101.1%)

コンパクトトールワゴン(スーパーハイト系)に分類されることもありますが、実質的なファミリーカーとして多くのファミリーに選ばれているのがトヨタ「ルーミー」です。10,260台(前年同月比101.1%)で乗用車全体5位、ミニバン部門では2位となりました。ほぼ前年並みの水準を安定して維持しており、都市部での取り回しのしやすさと室内空間の広さが選ばれる大きな理由となっています。
3位:トヨタ・アルファード 8,489台(前年同月比103.4%)

ラージサイズラグジュアリーミニバンの絶対王者、トヨタ「アルファード」が8,489台(前年同月比103.4%)でミニバン部門3位に入りました。2026年6月に一部改良を受けながらも受注が堅調に続いており、800万円を超える高価格帯でありながら月販8,000台超えという驚異的な数字を維持し続けています。姉妹車のヴェルファイア(9位・3,590台)と合算すると、アルファード/ヴェルファイアシリーズ全体で月間約12,000台規模に達しており、そのブランド力の強さが際立ちます。
4位:ホンダ・フリード 7,063台(前年同月比107.5%)

ホンダ「フリード」が7,063台(前年同月比107.5%)で乗用車全体9位、ミニバン部門4位に入りました。シエンタと同じコンパクトミニバンセグメントで激しい競合を繰り広げながらも、前年同月比107.5%と着実に台数を伸ばしています。6人乗り・7人乗りの選択肢の豊富さや、e:HEVハイブリッドの燃費性能が高く評価されており、シエンタとともにコンパクトミニバン市場の2強として引き続き堅調な販売が見込まれます。
5位:トヨタ・ヴォクシー 6,471台

トヨタ「ヴォクシー」が6,471台で乗用車全体12位・ミニバン部門5位に入りました。ノア/ヴォクシーの姉妹車として、よりスポーティなデザインで若いファミリー層に支持されています。ノア(7位・6,219台)と合算すると、ノア/ヴォクシーシリーズとして月間約12,690台規模となり、セレナ(8位・6,140台)やステップワゴン(6位・6,453台)を大きく上回るなど、Mサイズミニバン市場におけるトヨタの存在感を改めて示す結果となりました。
6位:ホンダ・ステップワゴン 6,453台

ホンダ「ステップワゴン」が6,453台で乗用車全体13位・ミニバン部門6位に入りました。Mサイズミニバン市場においてセレナと熾烈な争いを演じており、7月は僅差でセレナを上回る結果となっています。「わくわくゲート」などホンダ独自の機能性が根強い人気を支えており、e:HEV搭載モデルの燃費性能も選ばれる大きな要因となっています。
7位:トヨタ・ノア 6,219台

トヨタ「ノア」が6,219台で乗用車全体15位・ミニバン部門7位となりました。ヴォクシーとプラットフォームを共有しながら、より落ち着いた外観デザインでファミリー層に幅広く訴求しています。ヴォクシーとの合算でのシリーズ競争力は前述の通りで、Mサイズミニバン市場でトヨタが圧倒的なシェアを握る構図が続いています。
8位:日産・セレナ 6,140台(前年同月比95.9%)

日産「セレナ」が6,140台(前年同月比95.9%)で乗用車全体16位・ミニバン部門8位に入りました。e-POWER搭載モデルやオーテックによる特別仕様車が話題を集める中、前年同月比ではわずかにマイナスとなっています。ノア/ヴォクシーとの差が開きつつある点は日産にとって課題ですが、月販6,000台水準は国内Mサイズミニバン市場における確固たる地位を示しています。
9位:トヨタ・ヴェルファイア 3,590台

アルファードの姉妹車であるトヨタ「ヴェルファイア」が3,590台で乗用車全体22位・ミニバン部門9位に入りました。アルファードに比べると販売台数は少ないものの、よりスポーティなフロントデザインと専用インテリアを好む富裕層に支持されており、アルファードとの合算では月間12,000台規模のビッグネームとして君臨しています。
注目トピック:日産・新型エルグランド(E53)が36位・1,883台でランクイン!前年同月比1,155.2%
2026年7月に満を持して登場したフルモデルチェンジ版「新型エルグランド(E53)」が、発売翌月のランキングで36位・1,883台(前年同月比1,155.2%)という衝撃的な数字でデビューを飾りました。この台数には全国の日産ディーラーにおけるデモカー(試乗車・展示車)の登録分も含まれているとみられますが、既にユーザー向け納車も始まっており、累計受注台数は8,000台超に到達しているとも報告されています。

先代エルグランド(E52型)は長期間のモデルライフの中で販売が低迷していましたが、フルモデルチェンジを機に大幅なデザイン刷新・電動化・室内高の拡大などが実現し、アルファード/ヴェルファイアの牙城に挑む存在として一躍注目を集めています。発売間もないことによるデモカー効果が落ち着く2026年9月以降、実際のユーザー向け月販台数がどの水準で安定するかが、日産復権の試金石となるでしょう。
ミニバン市場の総括:トヨタの盤石な支配と日産の挑戦
2026年7月のミニバン市場を総括すると、ランキングトップ10のうちトヨタ車が5車種(シエンタ・ルーミー・アルファード・ヴォクシー・ノア・ヴェルファイア)を占め、圧倒的なシェアを維持するトヨタ一強の構図が浮き彫りになりました。一方でホンダもフリード・ステップワゴンの2車種が上位に入り対抗する形を維持しています。
最大の注目株はやはり新型エルグランドです。ラージサイズミニバン市場ではアルファード/ヴェルファイアが長らく独占状態を続けてきましたが、エルグランドの本格復活が実現すれば、ラグジュアリーミニバン市場に久しぶりの競争が生まれることになります。今後の月別ランキングの動向を継続してチェックする価値があるでしょう。
よくある質問(FAQ)
Q. 2026年7月のミニバン販売1位はどのモデルですか?
A. トヨタ「シエンタ」が12,196台でミニバン部門1位(乗用車全体3位)です。
Q. アルファードとヴェルファイアを合計すると何台ですか?
A. アルファード8,489台+ヴェルファイア3,590台で合計約12,079台となり、シエンタと同水準の規模です。
Q. 新型エルグランドの初月販売台数は?
A. 発売翌月の2026年7月に1,883台(前年同月比1,155.2%)を記録し、乗用車全体36位にランクインしました。
Q. 日産セレナとノア/ヴォクシーの差はどのくらいですか?
A. セレナが6,140台に対し、ノア(6,219台)+ヴォクシー(6,471台)の合計は12,690台で、セレナの約2倍の水準となっています。
Q. データの出典はどこですか?
A. 日本自動車販売協会連合会(自販連)が2026年8月6日に発表したデータを参照しています。

