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ボルボ 新型 EX90 日本2026年7月8日発売 価格・スペック・航続距離・安全装備を徹底解説

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2026-Volvo-EX90

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2026年7月8日、ボルボ・カー・ジャパンはフラッグシップEV(電気自動車)SUV「EX90」の日本販売をついに開始した。3列7人乗りという大家族にも対応する広大な室内空間、650km(WLTCモード)という長距離走行を可能にする大容量バッテリー、そして世界初の「乗員検知システム」まで搭載した次世代プレミアムSUVである。本記事では、デザイン・スペック・安全装備・価格・補助金にいたるまで、EX90のすべてを詳しく解説する。

目次

EX90とは?ボルボのフラッグシップEVSUVの位置づけ:

ボルボEX90は、従来の内燃機関フラッグシップSUV「XC90」と同格に位置付けられる、ボルボブランド最上位の電気自動車SUVである。モデル名に付く「E」は「Electric(電動)」を意味し、ボルボの次世代EV群を象徴するネーミングだ。同じく2026年7月8日に日本発売されたクロスオーバーEVセダン「ES90」と並ぶ、ボルボEV戦略の中核を担う存在と言える。

2022年11月にワールドプレミアされて以降、世界各地で注目を集め続けてきた本モデルがついに日本市場へ上陸。XC90のプラグインハイブリッドと同レンジの価格設定により、プレミアムEV市場に新たな選択肢を提供する。

外装(エクステリア)デザイン|フラッシュサーフェイスと北欧美学:

EX90の外装デザインは、ボルボ伝統のスカンジナビアン・デザイン哲学を現代的に昇華させた、洗練されたスタイリングが最大の特徴だ。新たに採用された「フラッシュサーフェイス・デザイン」により、ボディ各部のパネルが滑らかにフラット化されており、流線型のシルエットと相まって高い空力性能を実現している。

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デザインの随所に黄金比を取り入れ、フロントからリアにかけて一切のムダを排した造形は、大型SUVでありながら優雅さを失わない。空力性能の指標であるCd値はわずか0.29を達成。これは3列7人乗りの大型SUVとしては極めて優秀な数値であり、航続距離の確保にも大きく貢献している。

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フロントには1.3メガピクセルに相当する84個のピクセルLEDを使用したハイディフィニション・ヘッドライトを採用。中央部が開閉するように動作する先進的なメカニズムが視覚的な印象を強調する。リアには、ボルボが長年にわたって守り続けてきた縦型テールランプを現代的に再解釈したデザインが採用され、一目でボルボとわかるアイデンティティが継承されている。全席に開放感をもたらすパノラマガラスルーフも標準装備されており、広大な室内空間をさらに伸びやかに演出する。

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ボディサイズ|XC90との比較:

EX90のボディサイズは全長5,035mm × 全幅1,965mm × 全高1,740mm(または1,745mm)、ホイールベースは2,985mmとなっている。車重は約2,680kgだ。先代フラッグシップであるXC90(全長4,950mm × 全幅1,930mm × 全高1,775mm、ホイールベース2,985mm)と比較すると、全長・全幅は拡大されているが、ホイールベースは同寸法に設定されている。これにより、3列シートに必要な車内の広さを確保しながらも、XC90ユーザーが親しんできた取り回し性と悪路走破性のバランスを維持することに成功している。

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内装(インテリア)デザイン|北欧のプライベートラウンジを車内に再現:

EX90の室内は「北欧のプライベートラウンジ」というコンセプトのもとデザインされており、素材・照明・インターフェースのすべてにおいて妥協のない造り込みがなされている。シート素材にはボルボ独自のバイオ素材由来の「ノルディコ」やリサイクル素材を積極的に採用し、高い環境意識と上質感を両立させている。

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センターコンソールに設置された14.5インチの大型センターディスプレイはGoogleを内蔵し、Googleマップ・Googleアシスタント・Google Playアプリに対応。5G接続にも対応することで常時オンライン状態を維持し、リアルタイムのナビゲーションや音楽配信サービスをシームレスに利用できる。9インチのデジタルメータークラスターは、速度・航続距離といったドライバーに必要な情報を的確に提示する。

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オーディオシステムには、上位グレードにヘッドレストや天井を含むキャビン全体に計25個のスピーカーを配置した「Bowers & Wilkins ハイフィデリティ・オーディオシステム」が搭載される。Dolby Atmosによる3D音場再現や、伝説的な録音スタジオ「アビー・ロード・スタジオ」の音響を車内で再現するサウンドモードにも対応しており、走行中でもコンサートホール級の音楽体験を楽しめる。

スペック・航続距離・充電時間|800Vシステムが生み出す圧倒的な性能:

EX90全グレードに共通するパワートレインは、前後各1基のモーターを搭載した電動4WD(AWD)システムのみの設定となっている。搭載バッテリーは106kWhの大容量リチウムイオン電池で、WLTCモードによる一充電走行距離は650kmを達成。日常的な街乗りから長距離ドライブまで、充電の不安を感じさせない余裕のある航続性能を実現している。

グレード別の出力は以下のとおりだ。

  • EX90 Plus Twin Motor:システム最高出力 456ps(約335kW)
  • EX90 Ultra Twin Motor:同上
  • EX90 Ultra Twin Motor Performance:システム最高出力 500kW(680ps)、最大トルク870Nm、0-100km/h加速 4.2秒

特筆すべきは、今回の日本発売モデルから採用された800Vの高電圧充電テクノロジーだ。従来の400Vシステムと比較して充電速度が大幅に向上しており、急速充電(DC)では約30分でバッテリー残量を80%まで回復させることができる。また、V2H(Vehicle to Home)やV2G(Vehicle to Grid)といった双方向充電にも対応しており、蓄電池としての機能も兼ね備えている点は、電力が不安定な災害時などにも大きな安心感をもたらすだろう。

SDV(ソフトウェア・デファインド・カー)としての革新|HuginCoreとOTA:

EX90は、ボルボ初のSDV(Software Defined Vehicle:ソフトウェアで定義される車)として設計されている。この点は、単なる高性能EVという枠を超えた、クルマのあり方そのものへの根本的な問いかけである。

中核を担うのは、ボルボが独自開発した次世代コアコンピューティングシステム「HuginCore」だ。このシステムは、NVIDIAの自動車向けコアコンピュータ「DRIVE AGX Orin」とQualcomm Technologiesの「Snapdragon Cockpit Platforms」という、業界トップクラスの2つの半導体基盤を組み合わせることで構成される。NVIDIAチップがADAS(先進運転支援システム)や安全処理を担い、Qualcommチップが車内のインフォテインメントやユーザー体験を管轄するという役割分担だ。

この強力なハードウェア基盤の上で、OTA(Over-the-Air:無線アップデート)を通じて安全性・走行性能・ユーザーエクスペリエンスが継続的に向上していく。購入後に車が進化し続けるという体験は、まさにスマートフォンのような感覚に近く、プレミアムEVの新しいバリュープロポジションとして注目される。ボルボは独自の技術評価においてSDVレベル5を世界で唯一達成しており、そのソフトウェア開発力は業界内でも高い評価を受けている。

安全装備|世界初の「乗員検知システム」を含む包括的セーフティ:

安全性能は、ボルボブランドの最大のアイデンティティのひとつだ。EX90には、最先端のセンサーフュージョン技術を活用した包括的な安全システムが搭載されている。車外環境の把握には8台のカメラ・5台のレーダー・16個の超音波センサーを組み合わせた360度リアルタイムセンシングを採用し、死角を極限まで排除している。

車内では「ドライバー・アンダスタンディング・システム」が2台の車内カメラと静電容量式ステアリングホイールによってドライバーの注意力散漫・眠気・体調変化を常時モニタリングし、異常を検知した場合にはアラートで警告するだけでなく、必要に応じてハザードランプを点灯させながら安全に路肩へ停車させる機能まで備えている。

さらに、世界初のシステムとして注目を集めるのが「オキュパント・センシング(乗員検知システム)」だ。オーバーヘッドコンソール・天井のリーディングランプ・ラゲッジスペースに内蔵された複数のセンサーが連携し、荷室を含む車内全域における1mm未満という微細な動きまで検知する。夏場に車内温度が急上昇する日本の気候においても、子どもやペットの置き去り事故防止への貢献が期待される。車をロックしようとした際に人やペットを検知した場合、ロックを自動的に阻止してドライバーにリマインダーを表示するとともに、エアコンを自動起動させて熱中症・低体温症のリスクを低減する仕組みだ。


グレード・価格一覧|1,199万円から選べる3グレード構成:

日本市場で展開されるグレードと価格は以下のとおりだ。

  • EX90 Plus Twin Motor:11,990,000円(税込)
  • EX90 Ultra Twin Motor:13,490,000円(税込)
  • EX90 Ultra Twin Motor Performance:13,990,000円(税込)

全グレードがツインモーターの電動4WD仕様であり、駆動方式のバリエーションは設けられていない。この価格帯は、同ブランドのXC90プラグインハイブリッド(PHEV)と同等のレンジに設定されており、内燃機関からEVへの乗り換えを検討するユーザーに対して心理的なハードルを下げる狙いがある。

なお、EX90はCEV補助金(クリーンエネルギー自動車導入促進補助金)の対象車種となる可能性が高いため、購入前にボルボ正規ディーラーや最新の補助金リストで補助金額を確認することをおすすめする。令和7年度補正予算分の補助金では、BEVへの補助金は最大90万円が設定されており、実質的な購入コストの圧縮が見込まれる。

最上級仕様|EX90 エクセレンス(海外モデル):

海外市場では、EX90をベースにした究極の豪華仕様「EX90 エクセレンス」も設定されている。通常の3列7人乗り仕様から2列4人乗り仕様へと変更することで、後席乗員のためにファーストクラスに匹敵する圧倒的な空間と設備が与えられる。2席のリアシート間には冷蔵庫が内蔵されたボトルクーラー、各席専用の枕、そして最大3種類の香水を噴射できるフレグランスディスペンサーまで装備されるという、プライベートジェットを彷彿とさせる豪奢な仕様だ。日本導入については現時点では未発表だが、今後の展開として期待したいモデルである。

XC90との違い|どちらを選ぶべきか:

EX90とXC90を比較した場合、最大の違いはもちろんパワートレインにある。EX90が純粋なBEV(バッテリー電気自動車)であるのに対し、XC90はマイルドハイブリッドやプラグインハイブリッドを選択できる。毎日の通勤距離が短く、自宅や職場で充電環境を整備できるユーザーであれば、ランニングコストの観点からEX90が大きなアドバンテージを持つ。一方で、長距離ドライブが多く充電インフラへの不安があるユーザーや、ガソリン・PHEVの利便性を優先したいユーザーにはXC90も引き続き有力な選択肢となる。テクノロジー面では、SDVアーキテクチャー・HuginCore・800V充電・世界初の乗員検知システムなど、EX90が格段に先進的な装備を誇る点は見逃せない。

まとめ|ボルボ EX90 はこんな人におすすめ:

  • 3列シートの大型SUVで、環境性能も妥協したくない方
  • 650kmという長距離走行が可能なEVを探している方
  • 最先端の安全システムと子どもやペットの置き去り防止機能を重視する方
  • OTAによって購入後も進化し続けるSDV体験を求める方
  • プレミアムブランドのEVをXC90 PHEVと同等の価格帯で検討している方

ボルボEX90は、単なる電気自動車を超えた「走るテクノロジープラットフォーム」として、日本のプレミアムEV市場に新たな基準を打ち立てる存在だ。試乗や詳細の確認はボルボ・カー・ジャパンの公式サイトまたは最寄りの正規ディーラーで行ってほしい。

ボルボ ニュースリリース

https://jp.volvocars.com/pressrelease/2026-07-08-2

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この記事を書いた人

KAZUのアバター KAZU 編集長

自動車専門メディア『最新自動車情報』編集長のKAZU。IT企業から独立後、自動車専門サイト『最新自動車情報』を立ち上げ、編集長として12年間運営に携わってまいりました。これまでに、新車・中古車、国産車(日本車)から輸入車(外車)まで、あらゆるメーカーの車種に関する記事を6,000本以上執筆。その経験と独自の分析力で、数々の新型車種の発表時期や詳細スペックに関する的確な予測を実現してきました。『最新自動車情報』編集長として、読者の皆様に信頼性の高い最新情報、専門的な視点からの購入アドバイス、そして車(クルマ)の奥深い魅力をお届けします。後悔しない一台選びをしたい方、自動車業界のトレンドをいち早く知りたい方は、ぜひフォローをお願いいたします。

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