2026年のSUV市場において、最もホットな対決カードとして注目を集めているのが「三菱 新型パジェロ vs トヨタ ランドクルーザー250(以下:ランクル250)」の直接対決です。
三菱自動車は2026年9月2日、約7年ぶりにフラッグシップSUV「パジェロ」をフルモデルチェンジして世界初公開しました。そしてトヨタ自動車は2024年4月に「ランドクルーザープラド」の後継として満を持して送り出した「ランドクルーザー250」を、2026年4月3日にVXガソリン車を中心とした一部改良を実施し、安全装備・快適装備・盗難防止機能をさらに強化してきました。


2026年、最も注目すべきSUV対決が始まった
この2台が直接のライバル関係にあることは、業界関係者・自動車メディアともに一致した見方です。新型パジェロの日本市場での予想価格帯がランクル250の価格帯(520万〜785万円)とほぼ重なることから、両車は真正面から競合する関係にあり、どちらを選ぶべきかは多くのSUVファンにとって切実な問いとなっています。さらにCarviewをはじめ複数の大手自動車メディアが「ランクル250も名指しで意識した新型パジェロ」と報じているほか、Motor-fanも「ランドクルーザー250の価格帯とほぼ重なることから、両車は真正面から競合する」と明言しています。
本記事では、デザイン・ボディサイズ・パワートレイン・走行性能・インテリア・安全装備・価格のあらゆる観点から、2026年最新の情報をもとに徹底比較します。どちらが自分のライフスタイルに合うSUVなのか、ぜひ最後まで読んで判断の参考にしてください。
両車のプロフィールと開発コンセプト
まず両車の成り立ちと立ち位置を改めて整理しておきましょう。
三菱 新型パジェロは1982年の初代誕生以来、パリ・ダカールラリーでの輝かしい実績を背景に、4代目まで累計329万台以上を生産し170以上の国と地域で愛されてきた三菱自動車のフラッグシップSUVです。2019年に前モデルが生産終了となって以降、復活を待望するファンの声に応える形で2026年9月2日に世界初公開を果たしました。「悪路走破性・信頼性(Confidence)」「快適性と扱いやすさ(Comfort)」という歴代DNAに加え、新世代では「フラッグシップにふさわしい上質さ(Prestige)」を新たに付加した、三菱の総力を結集した一台です。日本では2026年12月17日の発売が予定されており、タイ工場で生産されます。
トヨタ ランドクルーザー250は、1990年に初代が登場した「ランドクルーザープラド」の後継として2024年4月に誕生したモデルです。ランクル最上位の300系とは異なり、「ライトデューティ(都市部での扱いやすさ)」と「高い悪路走破性」のバランスを重視したミドルクラスの本格SUVとして設計されています。2024年の発売当初から人気が爆発し初期注文が8,000台を超えるなど、圧倒的な支持を集めた一台です。2026年4月3日の一部改良ではVXガソリン車を中心に安全装備・快適装備・盗難防止機能を大幅に強化し、商品力をさらに引き上げています。なお、ディーゼル車については法規制対応の影響により2026年12月に改良・受注再開が予定されています。
エクステリアデザイン比較:それぞれの個性と哲学
デザインの方向性において、両車は対照的なアプローチを取っています。

新型パジェロのデザインコンセプトは「グランドカリスマ ー泰然自若ー」と名付けられました。初代モデルから受け継ぐ水平基調のスクエアで塊感のある力強いプロポーションをベースとしながら、日本の剣道に通じる内面の強さを追求したフロントフェイスへと大きく進化しています。特徴的なのはフロントグリルが2タイプ用意されている点で、水平基調グリルのラグジュアリー志向「スーパーサクシード」と、ハニカムグリルのオフロード志向「GSR」に分かれています。特徴的なT字型LEDヘッドライトとトールハンマー風LEDデイライトの組み合わせが強烈な個性を演出。初代パジェロのロールバーから着想を得たCピラーや、歴代モデルの背面タイヤを想起させるヘキサゴン(六角形)テールランプ意匠など、パジェロのヘリテージを随所に織り込んでいます。ボディカラーには「アーマーカッパーメタリック」や「ファントムブルーメタリック」といった個性的な新色が設定されています。

ランクル250のデザインは、「ランドクルーザー」シリーズ70年の歴史と伝統を継承しながら、現代的な先進性を融合させた力強いスタイルです。3連LEDヘッドライトと丸目型ヘッドライトの2タイプが用意されており(2026年4月改良で丸目型がメーカーオプション化)、どちらも視認性と個性を両立しています。低く設計されたカウルとインストルメントパネル上面による優れた前方視界、悪路で路面を見下ろしやすい低いベルトライン、壊れにくく修理しやすい外装パーツ設計など、機能美を追求したデザインが特徴です。2026年4月の改良ではボディカラーにニュートラルブラック(新設定)とサンド(新設定)が追加されました。
デザインの方向性でいえば、新型パジェロは「新時代のフラッグシップSUVとしての独自性と上質さ」、ランクル250は「ランドクルーザーというブランドの歴史と普遍的な機能美」という対照的な哲学を体現しています。
ボディサイズ比較:日本の道路事情と室内空間を検証する
ボディサイズは日常的な使いやすさと走行性能の両面に直結する重要な要素です。

新型パジェロのボディサイズは全長4,920mm×全幅1,925mm×全高1,910mm、ホイールベースは2,870mmです。タイヤサイズは255/55 R20、車両重量は2,460kg、最低地上高は230mm(20インチタイヤ装着時)、最小回転半径は5.8mとなっています。
ランクル250のボディサイズは全長4,925mm×全幅1,980mm×全高1,925〜1,935mm(グレードにより異なる)、ホイールベースは2,850mmです。最低地上高は215mm(ZXは220mm)となっています。

数値を並べると、全長はほぼ同等(差5mm)ですが、全幅においては新型パジェロが1,925mm、ランクル250が1,980mmと、55mmの差があります。一方でホイールベースは新型パジェロが2,870mmと20mm長く、後席の居住空間や乗り降りのしやすさにおいて有利な可能性があります。最低地上高は新型パジェロが230mmと15〜20mm高く、悪路での底付きリスクにおいてわずかに有利です。
日本の住宅密集地や立体駐車場(目安として幅1,950mm以下とされることが多い)を考慮すると、1,925mmという全幅の新型パジェロは収まりがよく、都市部での日常使いや駐車場選びにおいて一定のアドバンテージがあります。一方、ランクル250は前モデルのランドクルーザープラドから全長・全幅・ホイールベースすべてを拡大しており、存在感とスペース感の両面でスケールアップを果たしています。
新型パジェロ:全長 4,920mm × 全幅 1,925mm × 全高 1,910mm|WB 2,870mm
ランクル250:全長 4,925mm × 全幅 1,980mm × 全高 1,925〜1,935mm|WB 2,850mm
パワートレイン比較:2.4Lディーゼルターボ vs 2.8Lディーゼルターボ/2.7Lガソリン
パワートレインの選択は、実用燃費・走りの性格・維持費すべてに関わる核心的な比較ポイントです。

新型パジェロに搭載されるのは、ワイドレンジVGシングルターボを採用した専用開発の直列4気筒2.4Lクリーンディーゼルターボエンジンです。最高出力150kW(201PS)/3,500rpm、最大トルク480Nm(1,750〜2,500rpm)というスペックは、前モデルの3.2Lディーゼル(190PS/450Nm)を排気量を縮小しながらも出力・トルクともに上回る大きな進化となっています。トランスミッションはスポーツモード付き新開発8速ATを組み合わせ、WLTCモード燃費は11.5km/Lが見込まれます。2.4Lという比較的コンパクトな排気量でありながら480Nmという高トルクは、大型ボディを低回転から力強く引っ張る特性を発揮します。

ランクル250(日本仕様)には2種類のパワートレインが設定されています。主力となる直列4気筒2.8Lディーゼルターボは最高出力204PS(150kW)/3,400rpm・最大トルク500Nm(51.0kgm)/1,600〜2,800rpmという力強いスペックで、8速AT(Direct Shift-8AT)と組み合わされ、WLTCモード燃費は11.0km/Lです。もう一方の直列4気筒2.7Lガソリンは163PS(120kW)・246Nm(25.1kgm)で6速ATと組み合わされ、WLTCモード燃費は7.5km/Lとなっています(なおガソリンVXは2026年12月のディーゼル車改良後も現行のまま継続)。なお、海外仕様では2.4Lガソリンターボハイブリッド(330PS)や2.8Lディーゼルターボ+48Vマイルドハイブリッドなど多彩なパワートレインが用意されています。
エンジンスペックを数値で比較すると、トルクにおいてランクル250の2.8Lディーゼルが500Nmと新型パジェロの480Nmをわずかに上回ります。一方で燃費では新型パジェロの2.4Lディーゼル(11.5km/L予定)がランクル250の2.8Lディーゼル(11.0km/L)をわずかに上回る見込みです。
ランクル250 VX(ガソリン・2026年4月改良後):5,779,400円ランクル250 ZX(ディーゼル・改良前参考):7,350,000円
新型パジェロ(予想):約550〜800万円台(2026年10月29日正式発表予定)
ディーゼル対ディーゼルで比較した場合、スペック上の優劣は僅差です。ランクル250は排気量・トルクで若干の優位を持ち、パジェロは燃費と先進の8速ATで拮抗します。長距離ドライブや牽引など重作業を重視するならランクル250の2.8L、燃費効率と軽快感を重視するなら新型パジェロの2.4Lという評価が成り立つでしょう。
オフロード走破性能比較:ラダーフレーム×S-AWC対ラダーフレーム×SDM
本格クロスカントリーSUVとして、両車の走破性能は購入動機の最重要項目のひとつです。

新型パジェロはトライトンベースのラダーフレーム構造を採用。高張力鋼板の採用拡大による軽量化と、フレーム断面積の拡大によるねじり剛性・曲げ剛性の大幅向上を実現しています。サスペンションはフロントにダブルウィッシュボーン式独立懸架、リアに新開発の5リンク式リジッドを採用。アプローチアングル30.4度・ランプブレークオーバーアングル22.6度・デパーチャーアングル25.8度・最低地上高230mmというスペックを持ちます。4WDシステムにはSS4-II(スーパーセレクト4WD-II)を搭載し、2H・4H・4HLc・4LLcの4モードを選択可能。さらに三菱自動車が誇るS-AWC(スーパー・オールホイール・コントロール)との統合制御により、路面状況に応じた精緻なトルク配分を実現します。走行モードはNORMAL・ECO・GRAVEL・SNOW・MUD・SAND・ROCKの7種類が用意されています。

ランクル250はGA-Fプラットフォームを採用したラダーフレーム構造で、フレーム剛性を従来比50%、車両全体の剛性を30%向上。サスペンションはフロントにダブルウィッシュボーン式独立懸架、リアに4リンクリジッドアクスルを採用しています。アプローチアングル30度・ランプブレークオーバーアングル23度・デパーチャーアングル23度・最低地上高215〜220mmというスペックです。トヨタブランド初採用のSDM(Stabilizer with Disconnection Mechanism)によりフロントスタビライザーの状態切り替えが可能で、オフロードの悪路走破性・乗り心地とオンロードの操縦安定性を両立。Multi-Terrain Select(マルチテレインセレクト)によって路面状況に応じたトラクション制御も行われます。またEPS(電動パワーステアリング)を250系で初採用し、悪路でのハンドル取られを低減しながらレーントレーシングアシストにも対応しています。
走破性の数値を比較すると、アプローチアングルは両車がほぼ同等(新型パジェロ30.4度、ランクル250が30度)、ランプブレークオーバーアングルは新型パジェロが22.6度に対しランクル250は23度、デパーチャーアングルは新型パジェロ25.8度に対しランクル250は23度と新型パジェロが優位です。最低地上高は新型パジェロが230mmとランクル250(215〜220mm)を上回ります。S-AWCによる精密な電子制御と7つのドライブモードという新型パジェロの充実したオフロードシステムは、幅広いシーンへの適応力において際立っています。
インテリア・インフォテインメント比較:先進性と実用性
フラッグシップ・ミドルSUVを選ぶ上で、室内の質感と先進装備は重要な差別化ポイントです。

新型パジェロには2枚の14.3インチ(グレードにより12.3インチ)大型ディスプレイで構成される「モノリスディスプレイ」が搭載されます。走行モードごとの専用演出、時間の経過とともにリアルタイム変化する全16種類のビジュアル、GPSやジャイロセンサー・高度計・方位計・車体傾きなどを表示する現代版3連メーター「マルチメーター」など、見て楽しく情報量豊富な操作環境を実現。インストルメントパネルやドアトリムには日本の伝統工芸「木目込み」に着想を得た縫製技法のソフトマテリアルを採用し、フラッグシップにふさわしい上質感を演出。音響システムにはヤマハと共同開発した「Dynamic Sound Yamaha Ultimate」(12スピーカー+デジタルアンプ)を搭載し、車速連動のサウンド補正機能でどんな走行シーンでも最高の音楽体験を提供します。シートレイアウトは3列7人乗りを基本としながら他のレイアウトも準備される見込みです。コネクティッドサービス「MITSUBISHI CONNECT」によるスマートフォン連携も標準装備されます。

ランクル250は12.3インチフルデジタルメーターと12.3インチインフォテインメントシステムの2画面構成を採用。ZXグレードにはJBL製14スピーカーサウンドシステム、VXには12スピーカーが標準装備されています。Apple CarPlay・Android Autoにも標準対応し、T-Connect DCMによるコネクティッドサービスも搭載。3列シート仕様(3列目は5:5分割フロア格納式)も用意されており、ラゲッジ容量は408L(6:4分割セカンドシート使用時)を確保。2026年4月の一部改良でVXグレードには運転席8ウェイパワーシート&助手席4ウェイパワーシート、運転席シートポジションメモリーが標準化されました。
ディスプレイサイズでは新型パジェロの14.3インチデュアルが圧倒的なビジュアルインパクトを持ちますが、ランクル250もトヨタの充実したコネクティッドサービスと直感的な操作性で高い評価を誇ります。音響システムはJBL(ランクル250)とYamaha(パジェロ)という2大ブランドの対決となっており、どちらも高水準のサウンドを提供します。日本の伝統工芸にインスパイアされた上質なインテリアを追求するなら新型パジェロ、実用的な汎用性と使い慣れたトヨタのUIを重視するならランクル250という選択になるでしょう。
安全装備比較:2026年最新基準での比較
安全装備においても、両車は2026年時点での最新水準を搭載しています。

新型パジェロには衝突被害軽減ブレーキ(FCM:歩行者・自転車・自動二輪車検知+交差点アシスト付き)、前方衝突予測警報(PFCW)、踏み間違い衝突防止アシスト(EAPM)、緊急時車線維持支援機能(ELA:新採用)、前進時交差車両検知警報(FCTA)が搭載されます。高速道路同一車線運転支援機能「マイパイロット(MI-PILOT)」はACC(レーダークルーズコントロール)とLKA(車線維持支援機能)を統合制御し、長距離ドライブでの疲労を大幅に軽減。三菱自動車初採用となるSRSセンターエアバッグを含む計8つのSRSエアバッグ、3Dマルチアラウンドモニター(毎秒30フレームリアルタイム)、悪路走行時に特に威力を発揮するフロントアンダーフロアビューも搭載されます。
ランクル250(2026年4月改良後)にはトヨタセーフティセンスによるプリクラッシュセーフティ(歩行者・自転車・自動二輪車検知対応)、プロアクティブドライビングアシスト、レーントレーシングアシスト(LTA)、オートマチックハイビーム(AHB)、ブラインドスポットモニター(BSM)などに加え、今回の改良でVXグレードに「トヨタチームメイト(アドバンストドライブ<渋滞時支援>)」「ドライバーモニター」「緊急時操舵支援(アクティブ操舵支援付)+FCTA+LCA(レーンチェンジアシスト)」が標準化されました。また盗難防止機能として「スマートキー測距システム」「T-Connectマイカー始動ロック」が全車標準化されています。
安全装備の方向性として、新型パジェロはオフロード走行時のカメラサポート(フロントアンダーフロアビューなど)も含めた包括的な安全システムが特徴的です。一方ランクル250はトヨタチームメイトによる渋滞時自動運転支援とドライバーモニターの標準化、さらに盗難被害が深刻化する社会状況を背景としたスマートキー測距システムの採用が光ります。どちらも2026年基準での最先端装備を備えており、安全面での甲乙はつけがたい状況です。
価格比較:コストパフォーマンスの判断軸
購入判断の最終局面で重要となる価格を整理します。
新型パジェロの日本正式価格は2026年10月29日の国内正式発表時に公開予定で、現時点では未発表です。複数の自動車メディアが「ランクル250の牙城を崩す550万円〜のディーゼル」「ランドクルーザー250の価格帯(520万〜785万円)とほぼ重なる」と予想しており、エントリーグレードは550〜600万円台、上位グレードは700〜800万円台前後が予想ラインとして挙げられています。
ランクル250の現行価格(2026年4月3日改良後・税込)は、VX(ガソリン)が5,779,400円(改良前:5,450,000円から329,400円の値上げ)となっています。ディーゼル車は現在受注停止中(2026年12月改良・受注再開予定)ですが、参考として改良前価格はGX(ディーゼル)5,200,000円、VX(ディーゼル)6,300,000円、ZX(ディーゼル)7,350,000円、First Edition VX 7,000,000円、First Edition ZX 7,850,000円となっています。
ランクル250 VX(ガソリン・2026年4月改良後):5,779,400円
ランクル250 ZX(ディーゼル・改良前参考):7,350,000円新型パジェロ(予想):約550〜800万円台(2026年10月29日正式発表予定)
両車の価格帯がほぼ重なる見通しであることが、この対決を「真正面からの競合」たらしめています。同じ予算でどちらを選ぶかは、パワートレインの好み・デザイン・ブランドへの信頼感・アフターサービス体制など総合的な判断が必要です。
主要スペック一覧比較表
| 比較項目 | 三菱 新型パジェロ | トヨタ ランクル250(ディーゼル) |
|---|---|---|
| 発売時期 | 2026年12月17日(日本) | 2024年4月(2026年4月改良) |
| 全長 | 4,920mm | 4,925mm |
| 全幅 | 1,925mm | 1,980mm |
| 全高 | 1,910mm | 1,925〜1,935mm |
| ホイールベース | 2,870mm | 2,850mm |
| 最低地上高 | 230mm | 215〜220mm |
| エンジン | 2.4L直4ディーゼルターボ | 2.8L直4ディーゼルターボ |
| 最高出力 | 201PS(150kW) | 204PS(150kW) |
| 最大トルク | 480Nm | 500Nm(51.0kgm) |
| トランスミッション | 8速AT | 8速AT(Direct Shift-8AT) |
| WLTC燃費 | 11.5km/L(予定) | 11.0km/L |
| アプローチアングル | 30.4度 | 30度 |
| デパーチャーアングル | 25.8度 | 23度 |
| ランプブレークオーバー | 22.6度 | 23度 |
| 4WDシステム | SS4-II+S-AWC | ラダーフレーム+SDM+MTS |
| ドライブモード | 7モード | Multi-Terrain Select |
| ディスプレイ | 14.3インチ×2(デュアル) | 12.3インチ×2 |
| 音響システム | Yamaha Ultimate(12SP) | JBL(14SP:ZX) |
| 渋滞支援 | MI-PILOT(ACC+LKA) | トヨタチームメイト(VX標準化) |
| 盗難防止 | MITSUBISHI CONNECT | スマートキー測距+始動ロック |
| 価格(参考) | 約550〜800万円台(予想) | 520万〜785万円(ディーゼル参考) |
どちらを選ぶべきか?シーン別・ユーザー別おすすめ診断
両車のキャラクターを踏まえ、それぞれに向いているユーザー像を整理します。

三菱 新型パジェロが向いている人は、まず2.4Lクリーンディーゼルターボの優れた燃費(11.5km/L予定)と、長距離走行でも疲れを感じさせないMI-PILOT(高速道路同一車線運転支援)の組み合わせで、週末のアウトドアや長距離ドライブを頻繁に楽しむ方です。7つのドライブモードとSS4-IIによる電子制御の精緻さは、多彩な路面環境に柔軟に対応し、ハードなオフロードから都市部の日常走行まで幅広くカバーします。全幅1,925mmという取り回しのしやすさは立体駐車場の多い都市部ユーザーにとっても安心で、14.3インチのデュアルディスプレイとYamahaオーディオが織りなす先進インテリアを体験したい方、そして「パジェロ復活」という歴史的な一台を手にしたいファンには特に響くでしょう。デザインコンセプト「グランドカリスマ」が示す通り、個性と上質さを兼ね備えたSUVを求める方にも最適です。

トヨタ ランクル250が向いている人は、まず2.8Lディーゼルターボ(500Nm)の力強いトルクと安定した牽引性能を重視する方です。SDMによるスタビライザー制御とMulti-Terrain Selectの組み合わせはオフロードとオンロードのスイッチングを直感的にこなし、キャンプや林道走行など本格的なアウトドア活動でも信頼できる相棒となります。2026年4月の改良でVXにトヨタチームメイトとスマートキー測距システムが標準化されたことで、先進安全性と盗難対策が強化されており、ファミリーユースにも向いています。また70年を超えるランドクルーザーのブランド信頼性と、世界180カ国規模のサービス網・高いリセールバリューは、長期的なオーナーシップを考える方に大きな安心感を与えます。3列シート仕様での7人乗り対応も魅力で、大家族や仲間とのアウトドアを楽しむ方にも最適です。
まとめ:2026年ミドル本格SUV最強決戦の結論
三菱 新型パジェロとトヨタ ランクル250は、ボディサイズ・パワートレイン・価格帯のほぼすべてにおいて重なり合う、2026年最も注目すべきSUV対決です。三菱が「ランクル250も名指しで意識した」と複数メディアが報じる通り、新型パジェロはランクル250の牙城に真正面から挑む一台として開発されており、その仕上がりへの期待は非常に高いものがあります。
購入の判断軸をシンプルに整理するなら、「2.4Lディーゼルの燃費優位・全幅1,925mmの取り回しやすさ・14.3インチデュアルディスプレイの先進性・7つのドライブモードによる多様な走行性能・パジェロというヘリテージとブランドへの共鳴」を重視するなら新型パジェロ、「2.8Lディーゼルの高トルク・ランドクルーザー70年の信頼性とリセールバリュー・トヨタチームメイトによる渋滞支援・スマートキー測距による盗難対策・3列シートとの豊富なグレード展開」を重視するならランクル250、という構図になります。
新型パジェロの国内正式価格発表は2026年10月29日、正式発売は2026年12月17日を予定しています。ランクル250のディーゼル改良車も同じ2026年12月に発売予定と発表されており、同時期に2台の最新情報が出揃うことになります。2026年末のSUV市場から今後も目が離せません。

