ホンダのコンパクトSUV「ヴェゼル」に、アウトドア志向の新タイプ「TRAILSPORT(トレイルスポーツ)」と、スポーティーな「RS」が2026年12月頃に加わると予想されます。ただし、どちらも発売時期・価格・装備はホンダから正式に発表されていません。
ヴェゼルは2026年10月22日にマイナーモデルチェンジが発表され、翌23日に発売されたばかりです。このとき発表されたタイプは「G」「e:HEV X」「e:HEV Z」「e:HEV Z・PLaYパッケージ」の4つで、2025年10月に追加されたばかりの「e:HEV RS」は含まれていませんでした。一方、ホンダは2026年1月の東京オートサロンで「VEZEL TRAILSPORT HRC Concept」を公開し、SUVに「TRAIL LINE」を展開すると発表しています。
ヴェゼルを検討している方にとっては、「今の4タイプから選ぶか、新しいタイプを待つか」が気になるところです。この記事では、新型ヴェゼル TRAILSPORT・RSの予想される中身、公式に発表された内容、現行モデルの価格・スペック・燃費、待つべきかどうかまで、わかりやすくまとめました。なお、記事中の写真は2025年発売のe:HEV RS(現行モデル)と、東京オートサロン2026のコンセプトカーです。


そもそもヴェゼルとは?新タイプ追加の背景
ヴェゼルは、WR-VとZR-Vの間に位置するホンダのコンパクトSUVです。現行型は2021年4月に登場した2代目で、クーペのように流れるシルエット、燃料タンクを前席の下に置く「センタータンクレイアウト」による広い後席と荷室、2モーターハイブリッド「e:HEV」のなめらかな走りが持ち味です。
2代目の登場後は、アウトドア向けの「HuNTパッケージ」、2トーンカラーの「PLaYパッケージ」、2025年10月には走りを磨いた「e:HEV RS」と、ユーザーの好みに合わせたタイプを増やしてきました。2026年10月のマイナーモデルチェンジでは「MAXIMIZE URBAN VEZEL」をテーマに都会的な方向へ見た目を整え、タイプは4つに絞られています。
都会派に振った標準モデルとは別に、アウトドア派には「TRAILSPORT」、走り好きには「RS」を用意して、性格の違う3つの方向でラインアップを組み直す。これが今回予想される新タイプ追加の狙いと考えられます。
【予想まとめ】新型ヴェゼル TRAILSPORT・RSはここが変わる
現時点で予想されるポイントは以下の通りです。いずれもホンダの正式発表ではなく、公式に発表済みのコンセプトカーや他車種の装備から見込まれる内容です。
- TRAILSPORTの追加(予想):東京オートサロン2026で公開されたコンセプトのように、タフな外観を持つアウトドア仕様が加わる見込み
- RSの再設定(予想):2026年10月の改良で外れたRSが、新しい見た目に合わせて戻ってくる見込み
- Honda S+ Shiftの採用(予想):プレリュードやシビック e:HEV RSに使われるハイブリッドの新制御が、ヴェゼルにも広がる可能性
- 発売時期(予想):2026年12月頃と見込まれるが、ホンダは未発表
① アウトドア仕様「TRAILSPORT」の追加(予想)
ホンダは2026年1月9日、東京オートサロン2026で、オンロード向けの「SPORT LINE」とオフロード向けの「TRAIL LINE」という2つの新しいラインを発表しました。TRAIL LINEは、ホンダのモータースポーツ専門会社HRCがオフロードレースで得た知見を生かし、アクティブで力強いスタイルを加えるものと説明されています。
このとき、CR-V、ZR-V、WR-Vと並んで「VEZEL TRAILSPORT HRC Concept」が展示されました。黒いボンネットやオレンジのアクセント、ルーフラック、オールテレーンタイヤを組み合わせた姿で、市販版もこの方向性になると予想されます。2026年10月の改良で消えた「HuNTパッケージ」の役割を、TRAILSPORTが引き継ぐ形になる見込みです。

② スポーティーな「RS」の再設定(予想)
e:HEV RSは2025年10月24日に発売されたばかりのタイプです。専用のローダウンサスペンションで全高を1,545mmに抑え、多くの機械式立体駐車場に入れるようにしたことと、ヴェゼルのRSとして初めて4WDを用意したことが特徴でした。2026年10月のマイナーチェンジでタイプ構成から外れましたが、新しい外観に合わせた改良版として再設定されると予想されます。

③ 新制御「Honda S+ Shift」の採用(予想)
Honda S+ Shiftは、e:HEVでも変速しているような加速感やエンジン音を演出し、運転の楽しさを高めるホンダの新しい制御です。新型プレリュードで初めて採用され、東京オートサロン2026では「CIVIC e:HEV RS」への搭載も発表されました。同じ「RS」を名乗るヴェゼルにも採用されると期待されますが、ホンダからの発表はまだありません。
新型ヴェゼルのグレードと価格一覧(現行モデル)
TRAILSPORTと新しいRSの価格は未発表です。参考として、2026年10月23日に発売された現行モデルの価格(税込)をまとめます。
| グレード | 駆動 | 乗車定員 | 価格(税込) |
|---|---|---|---|
| G(ガソリン) | 4WD | 5人 | 277万7,500円 |
| e:HEV X | FF/4WD | 5人 | 303万9,300円/325万9,300円 |
| e:HEV Z | FF/4WD | 5人 | 328万7,900円/350万7,900円 |
| e:HEV Z・PLaYパッケージ | FF/4WD | 5人 | 366万5,200円/388万5,200円 |
| TRAILSPORT 【追加予想】 | 未発表 | 未発表 | 未発表 |
| RS 【再設定予想】 | 未発表 | 未発表 | 未発表 |
なお、2025年10月に発売されたe:HEV RSの価格は、FFが374万8,800円、4WDが396万8,800円でした。改良版RSの価格はこれと同じになるとは限らないため、正式発表を待つ必要があります。
新型ヴェゼルのボディサイズ
現行モデルのボディサイズは、全長4,340mm×全幅1,790mm×全高1,580mm(e:HEV Z系は1,590mm)、最小回転半径は5.3m(Z系は5.5m)です。2025年発売のe:HEV RSは、ローダウンサスペンションにより全高が1,545mmに抑えられていました。
TRAILSPORTはオフロード風の仕立てになるため、RSとは逆に見た目の力強さを重視した味付けになると予想されます。ルーフレールなどで高さが増すことも考えられるので、正式なサイズの発表を確認しましょう。

走りを主張!新型ヴェゼルRSの外装(エクステリア)
フロント:専用グリルとダーククロームで引き締め
2025年発売のe:HEV RSは、RS専用のフロントグリルとフロントバンパーロアグリル、前後のRSエンブレム、ダーククロームめっきのバンパーモールを採用していました。2026年10月の改良でヘッドライトのインナーレンズが全車ブラックになったため、新しいRSではさらに精悍な表情になると予想されます。

リア・足元:ブラック基調でスポーティーに
リアにもダーククロームめっきのバンパーモールとRSエンブレムを配し、ドアミラーはブラック、ドアロアーガーニッシュはダーククローム。18インチアルミホイールはベルリナブラック+ダーク切削クリアの仕上げでした。

赤のアクセント!新型ヴェゼルRSの内装(インテリア)
e:HEV RSの室内は、ブラックを基調に赤い差し色を組み合わせたスポーティーな空間でした。赤いステッチの本革巻ステアリングとセレクトレバー、赤いインストルメントパネルガーニッシュとドアライニングガーニッシュ、ブラックのルーフライニングを採用しています。

シートは、プライムスムース×ラックス スェード×ファブリックのコンビシートに赤いステッチ入り。滑りにくく体を支えやすい素材の組み合わせで、見た目と座り心地の両方で「RSらしさ」を出していました。新しいRSでも、この方向性は受け継がれると予想されます。

新型ヴェゼルのパワートレインとスペック(現行モデル)
TRAILSPORT・RSのパワートレインは未発表です。現行モデルのe:HEVは次の通りで、新タイプもこのシステムを使うと予想されます。
| 項目 | e:HEV(現行モデル) |
|---|---|
| エンジン | 1.5L 直列4気筒 DOHC i-VTEC |
| エンジン最高出力 | 78kW(106PS) |
| エンジン最大トルク | 127N・m(13.0kgf・m) |
| モーター最高出力 | 96kW(131PS) |
| モーター最大トルク | 253N・m(25.8kgf・m) |
| トランスミッション | 電気式無段変速機 |
| 駆動方式 | FF/4WD |
新型ヴェゼルの燃費(WLTCモード・現行モデル)
| グレード | FF | 4WD |
|---|---|---|
| G | - | 15.0km/L |
| e:HEV X | 26.0km/L | 21.5km/L |
| e:HEV Z/Z・PLaYパッケージ | 25.3km/L | 21.3km/L |
TRAILSPORT・RSの燃費は未発表です。タイヤサイズや車高、オールテレーンタイヤの採用の有無で数値は変わるため、正式発表のカタログ値を確認してください。
新型ヴェゼルの安全装備「Honda SENSING」
現行ヴェゼルは全車に「Honda SENSING」を標準装備しています。新タイプも同じ装備になると予想されます。
- 衝突軽減ブレーキ(CMBS)
- 踏み間違い衝突軽減システム
- 渋滞追従機能付アダプティブクルーズコントロール(ACC)
- 車線維持支援システム(LKAS)/トラフィックジャムアシスト
- 標識認識機能/オートハイビーム/先行車発進お知らせ機能
新型ヴェゼルはどのグレードを選ぶべきか?おすすめグレード
おすすめ① 【今すぐ買うなら】e:HEV X(5人乗り・FF)
価格:303万9,300円
2026年10月の改良で、リアベンチレーション、後席用USB Type-C、運転席・助手席シートヒーターが加わり、装備の不満が少なくなりました。燃費もシリーズ最良の26.0km/L。新タイプを待たずに買うなら、最もバランスのよい選択です。
おすすめ② 【見た目の上質さなら】e:HEV Z(5人乗り・FF)
価格:328万7,900円
ホイールアーチとバンパーガーニッシュがボディ同色になり、都会的な見た目に変わりました。18インチホイールやステアリングヒーターも付き、街乗り中心ならこちらで満足できる方が多いはずです。
おすすめ③ 【アウトドア・走り重視なら】TRAILSPORT/RSを待つ
価格:未発表
キャンプやスキーに出かける方、HuNTパッケージのようなタフな見た目が好きな方はTRAILSPORT、機械式駐車場に入れたい方や走りの楽しさを重視する方はRSを待つ価値があります。どちらも正式発表を確認してから判断しましょう。
ホンダ「TRAIL LINE」とは?兄弟SUVの動きもチェック
TRAIL LINEは、北米で販売されている「パスポート TRAILSPORT」などの考え方を、日本のホンダSUVにも広げるものです。東京オートサロン2026ではCR-V、ZR-V、ヴェゼル、WR-Vの4車種に「TRAILSPORT HRC Concept」が用意され、SUVラインアップ全体で展開していく姿勢が示されました。
4車種の中でCR-VやZR-Vより小さく、WR-Vより装備の選択肢が多いのがヴェゼルです。手ごろなサイズと価格で「アウトドアっぽいSUV」が欲しい方にとって、ヴェゼル TRAILSPORTは有力な選択肢になりそうです。
新型ヴェゼル TRAILSPORT・RSの発売日はいつ?
発売は2026年12月頃と予想されますが、ホンダからの正式発表はありません。ホンダはこれまで、ヴェゼルのe:HEV RSを発売の約1か月前に公式サイトで先行公開してきました。今回も同じように先行公開があれば、その時点で価格や装備が分かると考えられます。
購入前にチェックしたい3つのポイント
1つ目は、新タイプが出るかどうかは公式発表で確かめることです。現時点の情報はコンセプトカーと見込みにとどまるため、販売店で最新情報を聞いておくと安心です。
2つ目は、駐車場の高さ制限です。旧RSは全高1,545mmでしたが、新しいRSやTRAILSPORTの全高はまだ分かりません。機械式駐車場を使う方は必ず正式な数値を確認しましょう。
3つ目は、待つ間の納期と値引きです。現行の4タイプは発売直後で、販売店によって条件が違います。急ぎの方は、現行モデルの見積もりも取って比べるのがおすすめです。
新型ヴェゼル TRAILSPORT・RSに関するよくある質問(FAQ)
Q. ヴェゼル TRAILSPORTは正式に発表されていますか?
A. 市販モデルは未発表です。2026年1月の東京オートサロンで「VEZEL TRAILSPORT HRC Concept」が展示され、TRAIL LINEの展開が発表されています。
Q. 現行のヴェゼルにRSはありますか?
A. 2026年10月23日に発売されたマイナーチェンジモデルのタイプはG、e:HEV X、e:HEV Z、e:HEV Z・PLaYパッケージの4つで、RSは含まれていません。
Q. 2025年に発売されたe:HEV RSの価格はいくらでしたか?
A. FFが374万8,800円、4WDが396万8,800円(税込)でした。
まとめ:新型ヴェゼルは「都会派・アウトドア派・走り派」の3方向へ
ヴェゼルは2026年10月のマイナーチェンジで都会的な4タイプに整理されました。今後、アウトドア仕様のTRAILSPORTと、スポーティーなRSが加わると予想されます。発売は2026年12月頃と見込まれますが、価格・装備・燃費はいずれも未発表です。
街乗り中心ですぐに欲しい方は現行のe:HEV XやZ、アウトドアや走りにこだわりたい方は新タイプの正式発表を待つ、という選び方がおすすめです。
最新情報が入り次第、随時更新していきます。

