BMWは新型i3のマイナーチェンジモデルを2017年8月29日に発表した。プレスデー2017年9月12日~13日、一般公開日9月16日~24日に開催されるフランクフルトモーターショー2017に出展され量産モデルを初公開する。
BMW i3シリーズについて
i3はBMW初のEV車(電気モーターのみ。レンジ・エクステンダー搭載モデルもある。)パワートレーンやバッテリーを収めたアルミ製の「ドライブモジュール」と、CFRP製のパッセンジャーセル「ライフモジュール」を結合した「ライフドライブ構造」を採用しているのが特徴で、安全性を確保するとともに、バッテリー搭載による重量増を相殺し、i3では車重1260kgを実現した。日本仕様のi3は、日本の一般的な立体駐車場で使用可能なように、全幅1775mm 全高を1550mmとした。これは欧州仕様に対して40mmも背が低い。
日本仕様の新型BMW i3はCHAdeMO(チャデモ)方式の急速充電に対応している。
急速充電の利用により、約45分で 80%まで充電が可能となる。通常使用する自宅や勤務先での普通充電の場合は、約 12~13 時間で満充電となる。さらに、公共の充電サービスが利用可能になる「ChargeNow(チャージナウ)」を12ヶ月間無料で提供することにより、電気自動車購入への抵抗感や不安を軽減する。
2016年10月1日のマイナーチェンジによりバッテリー容量をこれまでの60Ahから94Ahに50%以上も容量をアップ。航続距離を欧州モード値で190kmから300kmに延長した。(エアコンなどを使用する状況でも、200km以上は走行可能)バッテリーの満充電までにかかる時間は、3.5時間から4.5時間になる。レンジ・エクステンダー装備車 (直列2気筒647ccエンジン(発電用)+モーター)もバッテリーを94Ahに容量アップ。BMW「i8」に設定していたプロトニック・ブルーのボディカラーを追加した。新たなインテリア・デザイン・パッケージとして、クールで高品質さを主張する「ATELIER(アトリエ)」モダンでナチュラルな印象を強調する「LODGE(ロッジ)」を追加し、上質かつ高級感あふれる「SUITE(スイート)」とあわせて、それぞれ 3 つのデザインラインをモデル・ラインアップに設定している。
BMW i3シリーズ グレード スペックについて
スペック | 新型i3 | |
---|---|---|
全長 | 4,010mm | |
全幅 | 1,775mm | |
全高 | 1,550mm | |
ホイールベース | 2,570mm | |
モデル | EVモデル |
レンジ・エクステンダー |
モーター | 125kW電気モーター | |
モーター最高出力 | 125kW(170PS)/5200rpm | |
モーター最大トルク | 250Nm(25.5kgm)/100-4800rpm | |
エンジン | – | 647cc 直列2気筒エンジン (発電用) |
最高出力 | – | 28kW(38ps)/ 5,000rpm |
最大トルク | – | 56Nm(5.7kgm)/ 4,500rpm |
トランスミッション | 1速AT | |
駆動方式 | FR | |
荷室容量 | 133/1152ℓ | |
リチュウムイオンバッテリー容量 | 33.2kWh | |
0-100km/h加速 | 7.2秒 | 8.1秒 |
最高速度 | 93mph (日本の公式HPでは150km/h) |
|
JC08モード航続距離 | 390km | 511km |
乗車定員 | 4名 | |
予想価格 | 5,380,000円〜 5,950,000円 |
5,870,000円〜 6,440,000円 |
BMW i3シリーズ マイナーチェンジモデルについて
エクステリアとインテリアとなり、新デザインのフロントバンパーを採用。ヘッドライトもフルLED化し、バンパーに組み込まれた新デザインのウインカーもLEDとなった。電気モーターの出力をあげたスポーツモデル「i3S」を設定。i3Sは車高をベースモデルから10mmダウン、40mm車体幅を拡大、20インチ軽量ホイール、ワイドタイヤを装備した。エクステリアには変化を加えブラックアクセントを追加している。
EVモデル i3S
電気モーター
最高出力:186ps(+16ps)
最大トルク:27.4kgm(+1.9kgm)
0-100km/h加速:6.8秒(-0.5秒)
最高速度:160km/h
BMW i3シリーズ マイナーチェンジモデル エクステリア
BMW i3シリーズ マイナーチェンジモデル インテリア
今後新しい情報が入り次第お伝え致します。