BMWは電気自動車の新型i3のマイナーチェンジを2016年10月1日発売。
BMW i3について
2014年4月5日に日本導入したBMWの次世代モビリティ「i3」である。i3はBMW初のEV車(電気モーターのみ。レンジ・エクステンダー搭載モデルもある)パワートレーンやバッテリーを収めたアルミ製の「ドライブモジュール」と、CFRP製のパッセンジャーセル「ライフモジュール」を結合した「ライフドライブ構造」を採用しているのが特徴で、安全性を確保するとともに、バッテリー搭載による重量増を相殺し、i3では車重1260kgを実現した。日本仕様のi3は、日本の一般的な立体駐車場で使用可能なように、全幅1775mm 全高を1550mmとした。これは欧州仕様に対して40mmも背が低い。
日本仕様の新型BMW i3はCHAdeMO(チャデモ)方式の急速充電に対応している。急速充電の利用により、約45分で 80%まで充電が可能となる。通常使用する自宅や勤務先での普通充電の場合は、約 12~13 時間で満充電となる。さらに、公共の充電サービスが利用可能になる「ChargeNow(チャージナウ)」を12 ヶ月間無料で提供することにより、電気自動車購入への抵抗感や不安を軽減する。
BMW i3 マイナーチェンジについて
今回のマイナーチェンジによりバッテリー容量をこれまでの60Ahから94Ahに50%以上も容量をアップ。航続距離を欧州モード値で190kmから300kmに延長した。(エアコンなどを使用する状況でも、200km以上は走行可能)バッテリーの満充電までにかかる時間は、3.5時間から4.5時間になる。レンジ・エクステンダー装備車 (直列2気筒647ccエンジン(発電用)+モーター)もバッテリーを94Ahに容量アップ。BMW「i8」に設定していたプロトニック・ブルーのボディカラーを追加した。新たなインテリア・デザイン・パッケージとして、クールで高品質さを主張する「ATELIER(アトリエ)」モダンでナチュラルな印象を強調する「LODGE(ロッジ)」を追加し、上質かつ高級感あふれる「SUITE(スイート)」とあわせて、それぞれ 3 つのデザインラインをモデル・ラインアップに設定している。
BMW i3 マイナーチェンジ スペックについて
スペック | 新型i3 | |
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全長 | 4,010mm | |
全幅 | 1,775mm | |
全高 | 1,550mm | |
ホイールベース | 2,570mm | |
モデル | EVモデル |
レンジ・エクステンダー |
モーター | 125kW電気モーター | |
モーター最高出力 | 125kW(170PS)/5200rpm | |
モーター最大トルク | 250Nm(25.5kgm)/ 100-4,800rpm |
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エンジン | – | 647cc 直列2気筒エンジン (発電用) |
最高出力 | – | 28kW(38ps)/ 5,000rpm |
最大トルク | – | 56Nm(5.7kgm)/ 4,500rpm |
トランスミッション | 1速AT | |
駆動方式 | FR | |
荷室容量 | 133/1152ℓ | |
リチュウムイオン バッテリー容量 |
33.2kWh | |
0-100km/h加速 | 7.2秒 | 8.1秒 |
最高速度 | 93mph (日本の公式HPでは150km/h) |
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JC08モード航続距離 | 390km | 511km |
乗車定員 | 4名 | |
予想価格 | 5,380,000円〜 5,950,000円 |
5,870,000円〜 6,440,000円 |
BMW i3 グレードについて
i3 ATELIER 499万円
i3 LODGE 545万円
i3 SUITE 560万円
i3 レンジ・エクステンダー装備車 (直列2気筒647ccエンジン(発電用)+モーター)
i3 ATELIER 546万円
i3 LODGE 561万円
i3 SUITE 608万円
クリーンエネルギー自動車補助金にも適合し、最大 365,000 円の受給が可能である(従来モデルの最大 239,000 円からアップ)。
BMWニュースリリース