三菱自動車工業は2025年12月18日、人気クロスオーバーSUV「アウトランダーPHEV」に特別仕様車「BLACK Edition(ブラックエディション)」を新設定し、2026年2月5日から全国の系列販売会社で販売を開始することを発表しました。ブラックのアクセントカラーを内外装の要所に配した特別仕様車で、メーカー希望小売価格は673万5,300円~682万6,600円(消費税込)となっています。
三菱アウトランダーPHEVに新たな特別仕様車が登場
この特別仕様車は、既存の最上級グレード「P Executive Package」をベースに、さらなる高級感と力強さを追求したモデルとなっており、アウトランダーPHEVの「威風堂堂」というコンセプトをより深化させた仕様となっています。
アウトランダーPHEV BLACK Editionの価格設定
詳細価格表
| グレード | 乗車定員 | エンジン | 駆動方式 | 車両本体価格(消費税込) |
|---|---|---|---|---|
| BLACK Edition | 5人乗り | 2.4L MIVEC DOHC 16バルブ 4気筒 | ツインモーター4WD | 6,735,300円 |
| BLACK Edition | 7人乗り | 2.4L MIVEC DOHC 16バルブ 4気筒 | ツインモーター4WD | 6,826,600円 |
エコカー減税: 重量税免税(新車新規登録時、初回車検時100%減税)
※リサイクル料金、保険料、消費税を除く税金、登録等に伴う費用は含まれておりません。
BLACK Editionの主要スペック
基本性能
- ハイブリッド燃料消費率(WLTCモード): 17.2km/L
- EV走行換算距離(WLTCモード): 102km
- 駆動方式: ツインモーター4WD
- 乗車定員: 5名または7名
- エンジン: 2.4L MIVEC DOHC 16バルブ 4気筒
これらのスペックは、2024年10月に実施された大幅改良で向上した性能をそのまま継承しており、駆動用バッテリーの刷新により、EV航続距離の伸長と加速性能の向上を実現しています。
エクステリアの特徴|ブラックアクセントで上質な力強さを表現

BLACK Editionの最大の特徴は、エクステリアの要所にブラックカラーを配置したことによる、上質で力強いスタイリングです。
エクステリアの主な特別装備
- グロスブラック塗装のルーフレール(新規追加)
- 特別仕様車のために新たに追加された装備
- ブラックで統一された各部パーツ
- 20インチアルミホイール
- 前後スキッドプレート
- 電動格納式ドアミラー
- フロントグリルモールディング
- ダイナミックシールド
- フロントフォグランプベゼル
- ヘッドライトベゼル
- ダーク調の各種バッジ類
- スリーダイヤマーク
- 車名バッジ
- ブラックステンレス製ウインドウモールディング
これらのブラック化により、アウトランダーPHEVが持つ「威風堂堂」の存在感がさらに深化し、プレミアムSUVとしての風格が一層際立つデザインとなっています。
ボディカラーラインナップ
BLACK Editionでは、全5色のボディカラーを用意しています。
2トーン仕様(ルーフ:ブラックマイカ):
- グラファイトグレーメタリック
- ホワイトダイヤモンド
- レッドダイヤモンド
モノトーン仕様:
4. ブラックダイヤモンド
5. グラファイトグレーメタリック
2トーン仕様では、ルーフをブラックマイカで統一することで、より立体感のあるスタイリッシュな外観を実現しています。
インテリアの特徴|洗練されたブラックとシルバーの調和

BLACK Editionのインテリアは、最上級グレード「P Executive Package」の豪華な装備をベースに、さらに洗練された上質空間を実現しています。
インテリアの主な特別装備
- ブラックセミアニリンレザーシート(新採用)
- 最上級グレード「P Executive Package」専用となるセミアニリンレザーシートに、BLACK Edition専用のブラックカラーを新たに採用
- シートステッチにはシルバー色を使用し、高級感を演出
- 統一されたシルバーステッチ
- シートだけでなく、インストルメントパネル上部やドアトリム部にもシルバーステッチを採用
- 室内全体で統一感のある洗練されたデザインを実現
- ブラック色仕様ベース
- 落ち着いた雰囲気の中に上質さが際立つインテリアカラーリング
触り心地にこだわったソフトパッドのインストルメントパネル、サテンメッキ製のインナードアアンドル、美しく精密なステッチデザインなど、異なる素材や色調の細やかなコーディネートが、見て触れてわかる品質感を際立たせています。
アウトランダーPHEVのベースグレードとラインナップ
BLACK Editionの理解を深めるために、アウトランダーPHEVの全グレードラインナップをご紹介します。
全グレード一覧(価格順)
- Mグレード(ベーシックモデル)
- 価格:5,294,300円~
- 基本性能を磨き上げたエントリーモデル
- ハイブリッド燃料消費率:17.6km/L
- EV走行換算距離:106km
- 乗車定員:5名
- 国の補助金:58万円対象
- Gグレード(スタンダードモデル)
- 価格:5,910,300円~
- 機能と装備を充実させたスタンダードモデル
- ハイブリッド燃料消費率:17.2km/L
- EV走行換算距離:102km
- 乗車定員:7名/5名
- 国の補助金:58万円対象
- Pグレード(ハイグレードモデル)
- 価格:6,344,800円~
- 心地良さにこだわったハイグレードモデル
- ハイブリッド燃料消費率:17.2km/L
- EV走行換算距離:102km
- 乗車定員:7名/5名
- 国の補助金:58万円対象
- P Executive Packageグレード(最上級モデル)
- 価格:6,625,300円~
- 洗練と上質を極めた最上級モデル
- ハイブリッド燃料消費率:17.2km/L
- EV走行換算距離:102km
- 乗車定員:7名/5名
- 国の補助金:58万円対象
- BLACK Edition(特別仕様車)
- 価格:6,735,300円~
- 一歩先を指し示す、黒の感性
- ハイブリッド燃料消費率:17.2km/L
- EV走行換算距離:102km
- 乗車定員:7名/5名
- 補助金:決定次第公表予定
アウトランダーPHEVの進化の歴史
アウトランダーPHEVは、2013年に世界初のSUVタイプで4WDのPHEVとして販売を開始し、PHEVカテゴリーをリードしてきた三菱自動車のフラッグシップモデルです。
開発コンセプト
「日常ではEV、遠出はハイブリッド」というコンセプトのもと、電動車ならではの力強く滑らかで静かな走り、様々な天候や路面でのドライブを安全・安心かつ快適に楽しめる電動SUVとして開発されています。
2021年:フルモデルチェンジ
2021年には、三菱自動車の電動化技術と四輪制御技術の粋を集め、「威風堂堂」をコンセプトにフルモデルチェンジを実施。2代目として生まれ変わりました。
2024年10月:大幅改良
2024年10月の大幅改良では、以下の進化を遂げました。
性能面の向上:
- 駆動用バッテリーの刷新によるEV航続距離の伸長
- 加速性能の向上
デザインの進化:
- 内外装デザインの変更による質感向上
- 新デザインのアルミホイール採用
- 先進感あふれるTシェイプのテールランプ意匠
快適装備の充実:
- 12.3インチの大画面スマートフォン連携ナビゲーションを全車標準装備
- シートベンチレーションの採用
- ヤマハ株式会社と共同開発したオーディオシステムを全車標準装備
市場での評価
2024年度の国内販売台数では、PHEVカテゴリーで第1位を獲得(自販連調べ)し、多くのお客様にご好評いただいています。
PHEVシステムとS-AWCによる新次元の走り
アウトランダーPHEVの走行性能の核となるのが、進化したPHEVシステムとS-AWC(Super All Wheel Control)の組み合わせです。
PHEVシステムの特徴
- EV航続距離の大幅向上: 最大102km~106kmのEV走行が可能
- 加速力の向上: 駆動用バッテリーの刷新により、力強い加速性能を実現
- 静粛性: 電動車ならではの静かで滑らかな走り
S-AWCとツインモーター4WD
- ドライバーの意図を読み取る制御: 走行状況に応じて最適な走行性能を発揮
- あらゆる路面での優れた安定性: 様々な天候や路面条件でも安全・安心な走りを実現
- 操る歓び: 進化したフットワークにより、さまざまなシーンで運転の楽しさを堪能
先進装備による快適性
アウトランダーPHEVには、日々のドライブをさらに快適にする数々の先進装備が搭載されています。
主な先進装備
- エレクトリックテールゲート(ハンズフリー機能付き)
- つま先を出し入れするだけで開閉可能
- 12.3インチスマートフォン連携ナビゲーション
- 大画面による見やすく使いやすい操作性
- ヤマハ共同開発サウンドシステム
- ヤマハ株式会社と共同開発したこだわりのオーディオシステム
- シートベンチレーション
- 快適な座り心地を長時間維持
- 先進安全技術
- 三菱自動車の最新安全技術を搭載
国の補助金制度とお得な購入方法
アウトランダーPHEVは、環境性能に優れたプラグインハイブリッド車として、各種優遇制度の対象となっています。
エコカー減税
- 重量税免税: 新車新規登録時および初回車検時に重量税100%減税
国の補助金
- 対象グレード: M、G、P、P Executive Packageグレード
- 補助金額: 58万円
- BLACK Edition: 補助金額は決定次第、次世代自動車振興センターのWebサイトにて公表予定
補助金を活用することで、実質的な購入価格を大幅に抑えることができます。詳細は三菱自動車の営業スタッフまたは公式Webサイトでご確認ください。
BLACK Editionがおすすめな人
こんな方におすすめ
- 上質で個性的なSUVをお探しの方
- ブラックアクセントによる力強く洗練されたデザインが魅力
- 最高級の装備と質感を求める方
- P Executive Packageの豪華装備をベースにさらに特別感を追加
- 環境性能と走行性能を両立したい方
- PHEVシステムによる低燃費と力強い走りの両立
- 特別感のある限定モデルが好きな方
- 特別仕様車ならではの希少性と所有する喜び
- 三菱自動車のフラッグシップを体感したい方
- 三菱の電動化技術と四輪制御技術の粋を集めた最高峰モデル
販売開始時期と購入方法
販売開始日
2026年2月5日(木) から全国の三菱自動車系列販売会社にて販売開始
購入方法
- オンライン見積もり
- 三菱自動車公式サイトから簡単に見積もりが可能
- 商談予約・購入予約
- 事前に来店予約をすることでスムーズな商談が可能
- 店舗訪問
- 最寄りの三菱自動車販売店で実車確認と詳細説明
発売前から商談予約を受け付けているため、早めの予約がおすすめです。
まとめ|アウトランダーPHEV BLACK Editionの魅力
三菱アウトランダーPHEV BLACK Editionは、既に高い評価を得ているアウトランダーPHEVの最上級グレードをベースに、ブラックアクセントで上質さと力強さをさらに深化させた特別仕様車です。
BLACK Editionの主なポイント
- 価格: 673万5,300円~682万6,600円(消費税込)
- 販売開始: 2026年2月5日
- EV走行距離: 最大102km
- 燃費: 17.2km/L(WLTCモード)
- 特徴: ブラック統一エクステリア、ブラックセミアニリンレザーシート、シルバーステッチ
- ボディカラー: 全5色(2トーン3色、モノトーン2色)
- エコカー減税: 重量税免税
PHEVカテゴリーで国内販売台数第1位を誇るアウトランダーPHEVの特別仕様車として、「日常ではEV、遠出はハイブリッド」というコンセプトを体現しながら、さらなる上質さと個性を追求したモデルとなっています。
環境性能、走行性能、快適装備、デザイン性のすべてにおいて妥協のないBLACK Editionは、プレミアムSUVをお探しの方に最適な一台と言えるでしょう。
参考情報:

