2022年9月の発売から約3年9か月、トヨタ「クラウンクロスオーバー」がいよいよ初めての本格的なマイナーチェンジ(一部改良)を受けることが明らかになりました。発売日は2026年9月3日(木)が予定されており、先行受注受付けは2026年7月下旬頃からスタートします。
このタイミングでグレード別の価格や見積もり作成も可能になると予想されます。本記事では、マイナーチェンジ後の新型クラウンクロスオーバーについて、変更点・価格・スペック・燃費・発売日など最新情報を詳しく解説します。
マイナーチェンジの概要・変更点まとめ:
今回のマイナーチェンジは、2022年のフルモデルチェンジ以来、クラウンクロスオーバーにとって初めてのデザイン変更を伴う本格的な改良となります。走行性能・質感・利便性のすべてにわたって手が加えられており、単なる小変更にとどまらない内容となっています。主な変更点は以下の通りです。


- 出力を高めた最新ハイブリッドシステムを全グレードに採用し、走行性能と環境性能を向上
- フェンダーモール・バンパーなど無塗装樹脂部分をグロスブラック仕上げに変更し、質感を大幅アップ
- 特徴的な2トーンカラーの塗り分け範囲(ルーフ・ボンネット・トランクリッド・ピラー周り)を見直し、デザインをリフレッシュ
- 「RS」グレードにレッドブレーキキャリパーを標準装備(クラウンスポーツRS・クラウンエステートRSと共通の流れ)
- 寒冷地仕様(ウインドシールドデアイサー・ミリ波融雪機能など)を全グレードに標準採用
- 「Z」と「RS」グレードにデジタルキーを標準装備(従来はメーカーオプション)
- ボディカラー「202ブラック」を廃止し、新色「ニュートラルブラック」に変更
- パドルシフトを新たに標準装備(クラウンシリーズ初)
価格(グレード別):
マイナーチェンジにより価格は改良前から引き上げられます。アップ幅はエントリーグレード「G」で約10万円、装備を充実させた「Z」と「RS」グレードでは約15万円程度とされています。グレード別の価格は以下の通りです。
- 2.5Lハイブリッド4WD「クロスオーバーG」:5,150,000円
- 2.5Lハイブリッド4WD「クロスオーバーZ」:5,950,000円
- 2.4Lターボハイブリッド4WD「クロスオーバーRS」:6,700,000円
デジタルキーや寒冷地仕様が標準装備化されることで、実質的なコストパフォーマンスは改善されており、単純な値上げではなく装備充実分の価格改定と考えることができます。
エクステリア(外装)の変更点:
今回のマイナーチェンジで最も目を引く変更のひとつが外装デザインのアップデートです。

これまでクラウンクロスオーバーのエクステリアで賛否が分かれていたフェンダーモールやリアロアバンパー、サイドスカート、フロント・リアフェンダーモールの無塗装ブラック樹脂部分が、グロスブラック塗装に変更されます。無塗装樹脂はSUVやクロスオーバーモデルに多く採用されるアウトドア感のある仕上げですが、クラウンの高級感・都会派のイメージとのギャップを感じるユーザーの声も少なくありませんでした。グロスブラック化によって上質感が高まり、よりプレミアムなクロスオーバーセダンとしての存在感が強調されることになります。

また、クラウンクロスオーバーの大きな個性であったバイトーンカラー(2トーンカラー)の塗り分け範囲も変更されます。現行モデルではルーフだけでなくボンネット・フロントグリル・トランクリッドまでをブラックで塗り分けるという大胆な配色が特徴でしたが、今回のマイナーチェンジではピラー周りも含めて塗り分けの範囲が見直され、デザインイメージがリフレッシュされます。現行よりも控えめになるのか、さらに個性的になるのかは実車公開を待つ必要がありますが、デザインの変化を楽しみにしているユーザーも多いでしょう。
ボディカラーについては、従来の「202ブラック」が廃止となり、代わりに新色**「ニュートラルブラック」**が採用されます。ニュートラルブラックはランドクルーザー250・ノア・ヴォクシー・アルファード・ヴェルファイアなど複数のトヨタ車にも順次採用が進んでいる新世代のブラックカラーであり、クラウンクロスオーバーにも導入されることでブランド統一感が高まります。
また「RS」グレードには、クラウンスポーツRS・クラウンエステートRSと同様のレッドブレーキキャリパーが標準装備されます。ホイール越しにのぞくレッドキャリパーはスポーツグレードとしての差別化に大きく貢献する装備であり、これまでクロスオーバーRSに設定がなかったことが意外なほど、スポーティな存在感を際立たせる変更です。
ヘッドライトは上位グレードに4眼LEDライトを採用しており、リアにはよりワイドさを強調する一文字テールランプを装備。空力性能も床下の整流やグリルシャッターの採用によって向上しており、走行効率にも貢献しています。カスタムパーツとしては、モデリスタおよびGRパーツからの専用エアロも引き続き設定されており、個性をさらに際立たせることができます。
インテリア(内装)の主な装備:
新型クラウンクロスオーバーのインテリアは、最新装備と高品質な素材を組み合わせた上質な仕上がりとなっています。

インフォテインメントシステムには大型12.3インチのディスプレイオーディオを採用。ドライバー正面には新たに12.3インチデジタルメーターを設置し、ナビゲーション・車両情報・各種コネクティッドサービスとの連携情報など多彩な情報を分かりやすく表示できます。カラーヘッドアップディスプレイも組み合わされ、視線移動を最小限に抑えた安全で快適なドライビング環境が構築されています。
ステアリングの音声認識スイッチを活用することで、ドライビングポジションメモリー・パワーウインドゥ・ワイパーなどの操作を音声で行うことができ、運転中に手をステアリングから離す必要がありません。
シートには本革表皮を採用し、金属加飾「WARM STEEL」との組み合わせにより上級モデルとしての質感を追求。10スピーカー・8chアンプを備えるトヨタプレミアムサウンドシステムも設定されており、移動時間をより豊かなものにします。リアシートは40/20/40分割リクライニングに対応するパワーシートを採用。FFベースのプラットフォームにより拡大された室内空間は、ラゲッジスペースが前世代比+74Lとなる450Lを確保しています。
「Z」および「RS」グレードには、今回のマイナーチェンジよりデジタルキーが標準装備となります。スマートフォンをキーとして使用できるこの機能は、従来はメーカーオプション扱いでしたが、標準化されることで利便性が大きく向上します。
パワートレイン・スペック:
今回のマイナーチェンジの走りに関わる最大のトピックが、全グレードのモーター出力アップです。これはやや意外な変更ともいえる内容で、エクステリアの刷新だけでなく走行性能の実質的な底上げも実施されます。
ベースモデルには直列4気筒2.5Lハイブリッドを搭載しており、エンジン最高出力186ps・最大トルク22.5kgm、フロントモーター出力120ps・リアモーター出力54psという構成に加え、今回の改良でモーター出力がさらに引き上げられます。CVTとの組み合わせにより、滑らかかつ力強い走りを実現します。
スポーツグレード「RS」には2.4Lターボハイブリッド「デュアルブーストハイブリッドシステム」を搭載。エンジン最高出力272ps・最大トルク46.9kgm、フロントモーター出力83ps・リアモーター出力80psという強力なスペックに、Direct Shift 6速ATを組み合わせてダイレクト感あふれる走りを提供します。RSもモーター出力が向上することで、さらにスポーティな加速性能を実現します。
また今回のマイナーチェンジより、パドルシフトが全グレードに標準装備されます。クラウンシリーズではこれまでパドルシフトが設定されていませんでしたが、今回初めて採用されることになりました。ドライバーがステアリングから手を離さずにシフト操作を楽しめる装備であり、特にスポーツ走行を好むユーザーには嬉しいアップデートといえます。
全グレードの駆動方式は4WD「E-four」を採用。前後駆動力配分を100:0から20:80の範囲で可変させることで、路面状況や走行シーンに応じた最適なトラクションを発揮します。ハイブリッドシステムに組み合わせるバッテリーは、出力を従来比約2倍に高めたバイポーラニッケル水素バッテリーを全車に採用しており、効率と出力の両面で優れたパフォーマンスを発揮します。
燃費:
新型クラウンクロスオーバーの燃費(WLTCモード値)は以下の通りです。最新ハイブリッドシステムの採用により、改良前から約1km/L程度の向上が見込まれています。
- 2.5Lハイブリッド(クロスオーバーG・Z):22.4km/L
- 2.4Lターボハイブリッド(クロスオーバーRS):15.7km/L
600万円台のプレミアムセダンクロスオーバーとして、高い走行性能と低燃費を高水準で両立している点は大きな魅力です。
安全装備:
新型クラウンクロスオーバーには、トヨタの最新予防安全システム「Toyota Safety Sense(トヨタセーフティセンス)」を全車標準装備。「プロアクティブドライビングアシスト」により、歩行者の横断などの危険を早期に検知し、ステアリングやブレーキで先手を打った運転支援を行います。
高度運転支援技術「トヨタチームメイト」の「アドバンストドライブ(渋滞時支援)」も搭載。0〜40km/hの渋滞走行中に一定条件を満たすことで自動追従走行・3分間の停止機能・ステアリングのハンズオフドライブが可能になるなど、日常の渋滞ストレスを大きく軽減します。また「アドバンストパーク(リモート機能付き)」により、スマートフォンを使ったバック駐車・前向き駐車の自動操作にも対応しています。
ボディサイズ:
クラウンクロスオーバーのボディサイズは全長4,930mm・全幅1,840mm・全高1,540mm、ホイールベース2,850mmとなっており、前世代から全長+20mm・全幅+40mmと拡大されています。タイヤサイズは225/55R19または225/45R21、最低地上高145mm、車重1,750kgとなっています。
車体はTNGAプラットフォームによる軽量かつ高剛性ボディを採用。フロントはマクファーソンストラット式、リアには新開発マルチリンク式のサスペンションを組み合わせ、優れた乗り心地と走行安定性を両立しています。後輪操舵システム「ダイナミックリアステアリング」により、取り回しの良さとコーナリング安定性も確保されています。
発売日・先行受注スケジュール:
- 先行受注受付け開始:2026年7月下旬頃(予定)
- 発表・発売日:2026年9月3日(木)(予定)
先行受注受付けが始まる2026年7月下旬のタイミングでは、グレード別価格の確認や見積もり作成が可能になるとみられます。購入を検討している方は、販売店への早めの問い合わせをおすすめします。
まとめ:
2026年9月3日に発売予定のトヨタ新型クラウンクロスオーバー(マイナーチェンジ)は、「外装の質感向上」「走行性能のスペックアップ」「利便装備の標準化」という3つの柱で構成された充実の改良内容となっています。グロスブラック化されたエクステリア、バイトーンカラーのリフレッシュ、全グレードのモーター出力向上、パドルシフトの標準装備化、デジタルキーや寒冷地仕様の標準採用など、現行オーナーが乗り換えを検討するに値する変更点が揃っています。現行クラウンクロスオーバーのユーザーはもちろん、これから購入を検討している方にとっても、最も注目度の高い国産プレミアムセダンクロスオーバーの一台といえるでしょう。引き続き最新情報が入り次第、随時更新していきます。
トヨタ ニュースリリース

