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2026年7月13日、トヨタ自動車はカローラ スポーツを一部改良するとともに、カローラ誕生60周年を記念した特別仕様車「G"Z・ACTIVE ELEGANCE"」を設定し、正式に発売した。車両本体価格は253万1,600円〜343万8,000円となっている。カローラというブランドが60年という節目を迎えた2026年、その集大成とも言える限定仕様が加わったことで、カローラシリーズ全体の60周年ラインナップがついに完成した形だ。
カローラは1966年(昭和41年)11月5日に初代が誕生した。当時の日本はまさに高度経済成長の真っただ中にあり、「マイカー時代」が本格的に幕を開けようとしていた時代だ。1,100ccエンジンを搭載した初代カローラは「80点主義+α」というコンセプトのもと、幅広い層に受け入れられる大衆車として企画され、日本のモータリゼーションを牽引する存在となった。以来、カローラは時代と社会のニーズに合わせて進化を続け、気づけばデビューから60年という歴史的な節目を2026年に迎えた。今回のカローラ スポーツへの60周年記念仕様追加は、カローラ、カローラ ツーリング、カローラ クロスに続く第4弾であり、これによりカローラシリーズにおける60周年記念仕様車のラインナップが出揃ったことになる。

特別仕様車G"Z・ACTIVE ELEGANCE"は、カローラ スポーツの最上位グレードであるG"Z"をベースに、60周年を記念した専用装備を多数盛り込んだ限定モデルだ。車両本体価格は343万8,000円(消費税込み)となっている。

外装の最大の特徴は、フロントフェンダー左右に配置された60周年記念のロゴステッカーだ。さりげなくも存在感のあるこのエンブレムが、60年の歴史を刻んだ特別な1台であることを静かに主張する。さらにインストルメントパネルには60周年ロゴマーク付きの合成皮革巻きを採用し、乗り込むたびに節目の年を感じられる特別な空間を演出している。

内装の充実度も見どころのひとつだ。専用フロントスポーツシートには本革+ブランノーブ(ブランノーブ®はアウンデ紡織株式会社の登録商標)が採用され、表皮には特別設定色「シャトー×ブラック」が奢られている。ブランノーブは独特のしっとりとした質感と耐久性を持つ素材であり、通常のファブリックシートとは一線を画す上質な触り心地が特徴だ。また、ステアリング・ドアトリム・インストルメントパネル・シフト周辺などに施された専用内装スモークシルバー加飾が、スポーティーかつ洗練されたコックピットの雰囲気を高めている。足元には専用アルミペダルを装着し、スポーティーなドライビング気分を盛り上げる仕上がりとなっている。

ボディカラーには、この特別仕様車のためだけに用意された特別設定色「ブラック×マスタード」が設定されている。深みのあるブラックルーフと個性的なマスタードのボディカラーの組み合わせは、ほかのグレードには存在しない独自の個性を放っており、街中での存在感は格別だ。
特別仕様車の設定と同時に実施された一部改良では、標準グレードの商品力も大きく強化されている。
まず装備面では、最上位グレードのG"Z"に「225/40R18タイヤ&18×8Jアルミホイール(切削光輝+ブラック塗装/センターオーナメント付)」が標準設定された。従来はオプション扱いだったこの大径18インチホイールが標準化されたことで、G"Z"のスポーティーなキャラクターがより際立つことになった。さらにG"Z"には本革+ブランノーブのシート表皮(電動ランバーサポートおよび運転席シートバックポケットとセット)がメーカーオプションとして新たに用意された。ランバーサポートの電動化によって腰部のサポートポジションをドライバーの好みに合わせて細かく調整できるようになり、長距離ドライブ時の疲労軽減にも寄与する。

ボディカラーの拡充も今回の改良における大きな注目点だ。新色として全グレードに「ニュートラルブラック」が追加されたほか、G"Z"およびGグレードにはモノトーンの「ダークブルーマイカ」、ツートーンの「ブラック×プラチナホワイトパールマイカ」「ブラック×エモーショナルレッドIII」の3色が新たに加わった。深みのある色調のダークブルーマイカや、コントラストの効いたブラックルーフとのツートーン設定は、従来のカラーラインナップにはなかった新鮮な印象をカローラ スポーツに与えている。これにより購入者の選択肢が広がり、より個性的な1台を作り上げることが可能になった。


カローラ スポーツは1,797ccの直列4気筒エンジンにモーターを組み合わせたハイブリッドシステムを搭載する、5人乗りのCセグメントハッチバックだ。エンジン最高出力は72kW(98PS)/5,200rpm、最大トルクは142N・m(14.5kgf・m)/3,600rpm。モーターは最高出力70kW(95PS)、最大トルク185N・m(18.9kgf・m)を発生する。トランスミッションはCVTで、駆動方式はFWDのみの設定となっている。
グレードはHYBRID G X(248万円)、HYBRID G(278万円)、HYBRID G"Z"(317万円)の3グレードで構成されており、それぞれ燃費や装備内容が異なる。WLTCモード燃費はHYBRID G Xが30.0km/L、HYBRID Gが29.5km/L、HYBRID G"Z"が27.2km/Lを達成しており、特にベースグレードのG Xは30km/Lを超える優れた燃費性能を誇る。ボディサイズは全長4,375mm×全幅1,790mm×全高1,460mmで、Cセグメントとして扱いやすいサイズ感に収まっている。G"Z"グレードのタイヤサイズは前述の通り225/40R18で、スポーティーな走行性能と視覚的な迫力を両立している。
カローラ スポーツは、VWゴルフやマツダ3 FASTBACKなどと同じCセグメントハッチバックに属する。欧州では人気の高いジャンルであり、日本でもコンパクトSUVとは異なる「走りを楽しむハッチバック」を求めるユーザーに支持されている。ハイブリッドシステムによる燃費の良さ、12.3インチTFT液晶メーターやトヨタセーフティセンスをはじめとする充実した安全・快適装備、そして低重心のスポーティーなフォルムが高く評価されており、日常使いはもちろんドライブが好きなユーザーにも満足度の高い1台だ。AVS(アダプティブバリアブルサスペンション)をオプション装着すれば、路面状況に応じてサスペンションの減衰力を自動で最適化し、快適性とスポーティーな走りを状況に応じて使い分けることもできる。
今回の一部改良によって内外装の選択肢が大幅に広がり、特に特別仕様車G"Z・ACTIVE ELEGANCE"はカローラ60年の歴史を体感できる希少なモデルとして、コレクション的な観点からも注目度が高い。カローラシリーズの中でも最もスポーティーなキャラクターを持つカローラ スポーツを検討している方にとって、このタイミングは非常に魅力的なタイミングと言えるだろう。
価格一覧まとめ:
※価格はすべて消費税込みのメーカー希望小売価格。オプションや諸費用は別途必要。
60年という歴史を積み重ねてきたカローラブランドが、2026年という節目に特別仕様車と一部改良を同時に打ち出したことは、トヨタのカローラに対する並々ならぬ思い入れと自信の表れと言えるだろう。特別設定色「ブラック×マスタード」や60周年ロゴ入りの専用内装など、コレクター心をくすぐる装備が満載の「G"Z・ACTIVE ELEGANCE"」は、現行モデルの集大成と言っても過言ではない。一部改良でカラーバリエーションと標準装備が強化された通常グレードも含め、カローラ スポーツの魅力が一段と高まった今こそ、トヨタ販売店でその実物を確かめてみることをおすすめしたい。
カローラスポーツ
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自動車専門メディア『最新自動車情報』編集長のKAZU。IT企業から独立後、自動車専門サイト『最新自動車情報』を立ち上げ、編集長として12年間運営に携わってまいりました。これまでに、新車・中古車、国産車(日本車)から輸入車(外車)まで、あらゆるメーカーの車種に関する記事を6,000本以上執筆。その経験と独自の分析力で、数々の新型車種の発表時期や詳細スペックに関する的確な予測を実現してきました。『最新自動車情報』編集長として、読者の皆様に信頼性の高い最新情報、専門的な視点からの購入アドバイス、そして車(クルマ)の奥深い魅力をお届けします。後悔しない一台選びをしたい方、自動車業界のトレンドをいち早く知りたい方は、ぜひフォローをお願いいたします。