三菱が誇るオールラウンドミニバン「デリカD:5(DELICA D:5)」に、2026年11月、人気特別仕様車「シャモニー(CHAMONIX)」が一部改良とともに追加設定されます。
2026年1月のビッグマイナーチェンジ発売から半年足らずで受注停止となっていたデリカD:5が、いよいよシャモニーを引っ提げて受注を再開。ミニバンでありながらSUV並みの走破性を誇るデリカD:5の最新モデルについて、価格・装備・変更点を徹底解説します。
デリカD:5 シャモニー 2026年11月一部改良とは?:背景と概要
デリカD:5は2007年の登場以来、一貫してオフロード走行とファミリー用途を両立する「オールラウンドミニバン」として根強い人気を誇ってきました。2025年12月にビッグマイナーチェンジが発表・実施され、デザイン・走行システム・安全装備が大幅に刷新されたことで、2025年度の販売は過去最高を記録するほどの反響を呼んでいます。

その大幅改良モデルへの追加設定として、今回2026年11月に登場するのが特別仕様車「シャモニー(CHAMONIX)」です。シャモニーは2023年11月にも設定されており、今回はビッグマイナーチェンジ後初の特別仕様車として、3年ぶりの復活となります。ディーラー情報によれば、すでに多くのユーザーから仮予約が入っており、中には2023年11月モデルからの乗り換えを検討しているオーナーも少なくないとのことです。また、価格(OPコミ総額)については現時点で正式発表がなく、500万円台〜が予想されています。

参考:https://bbs.kakaku.com/bbs/70100410131/#26540095
デリカD:5 2026年最新モデルの主な変更点まとめ
まず、2026年11月の一部改良・シャモニー追加を理解するうえで、ベースとなる2025年12月のビッグマイナーチェンジの内容を把握しておくことが重要です。
2025年12月の大幅改良では、次世代デリカのデザインコンセプト「D:X Concept」を取り込んだ新フロントマスクが採用されました。縦型LEDヘッドライトをより洗練させ、ワイドかつ無骨な印象を強調した新デザインは「シャモニー顔」と呼ばれ評判が良かった従来のデザインを正統進化させたものとなっています。リアには「DELICA」のロゴを取り込んだ新デザインのテールランプとリアガーニッシュを採用し、前後ホイールアーチモールを20mm拡幅することでよりワイドでたくましいスタンスを実現しました。

走行性能面では、最も大きな変更点として三菱の誇る車両運動統合制御システム「S-AWC(Super-All Wheel Control)」が搭載されました。従来の電子制御4WD「AWC」に、左右輪のブレーキを個別制御する「AYC(アクティブ・ヨー・コントロール)」を統合したシステムで、ドライブモードはこれまでの3モードから「ECO/NORMAL/GRAVEL/SNOW」の4モードへと細分化。背の高いミニバン特有のふらつきを抑え、雪道・未舗装路の走破性だけでなく、オンロードのカーブでも意のままに走れる足へと進化しています。

インテリア面では、8インチフルカラー液晶メーターを採用し、先進性と道具感を両立した専用デザインに変更。センターコンソールとフロアコンソール下部にはUSBポート(Type-C)を各2ポート追加し、利便性も向上しています。安全装備「e-Assist」は、衝突被害軽減ブレーキへの自転車検知対応、後退時の誤発進抑制機能追加、先行車発進通知追加と機能拡充。マルチアラウンドモニターはカメラ画質が約3倍に高精細化され、移動物検知にも対応しています。またヒルディセントコントロールも新たに搭載されています。
以下に変更点の履歴をまとめます。
- 【2026年11月・最新】特別仕様車「デリカD:5 シャモニー(CHAMONIX)」を追加設定
- 【2025年12月】新デザインのフロントマスク採用 / S-AWC搭載(4モード)/ 8インチデジタルメーター採用 / ヒルディセントコントロール搭載 / 移動物検知3Dビュー付きマルチアラウンドビューモニター採用 / エントリー「M」グレード・「アーバンギア(URBAN GEAR)」廃止
- 【2024年11月】特別仕様車「シャモニー」8人乗り仕様を新設定 /「BLACK EDITION」新設定
- 【2023年11月】特別仕様車「CHAMONIX」設定 / マルチアラウンドモニター&自動防眩ルームミラー全車標準装備
- 【2022年11月】特別仕様車「JASPER」設定
新型デリカD:5 シャモニーの価格
2026年11月時点での正式価格は発表前ですが、ディーラー取材の情報を踏まえると500万円台〜が予想されます。参考として、現行グレードの本体価格は下記のとおりです(全車4WD+ディーゼルエンジン)。
- G(7人乗り/8人乗り):4,510,000円
- G-Power Package(7人乗り/8人乗り):4,746,500円
- P(7人乗り/8人乗り):4,944,500円
- 【特別仕様車】CHAMONIX(7人乗り/8人乗り):500万円台〜(予定・詳細未発表)
なお、ディーラーでの実際の見積事例として、最上級Pグレードにオプションをコミコミにしたケースでは総額612万円台という情報もあり、そこから値引き交渉を経て580万円程度になるというケースも報告されています。オプションは本当に必要なものだけに絞ることで、コストをコントロールすることが重要です。
デリカD:5 シャモニーの外装(エクステリア)デザイン
シャモニーは、最上級の「Pグレード」をベースに、アウトドアシーンで映える専用の内外装デザインを施した特別仕様車です。2023年モデルのシャモニーのデザインコンセプトを踏襲しつつ、ビッグマイナーチェンジ後の新ボディに合わせたアップデートが行われます。

エクステリアには以下の専用装備が設定される見込みです。
- フロントグリル(専用ブラックマイカ)
- ポジションランプガーニッシュ(専用ブラックマイカ)
- フォグランプベゼル(専用ブラックマイカ)
- ドアミラーカバー(専用ブラックマイカ)
- アウタードアハンドル(専用ブラックマイカ)
- フロント・リアスキッドプレート(チタニウムグレーメタリック)
- 専用18インチアルミホイール(ブラック塗装)
テールゲートには「CHAMONIX」の専用デカールを配し、雪山に映える針葉樹をイメージした専用色のグリーンを採用。フロントフェンダーにはカモフラージュ柄をベースに、グリーンの車名ロゴを載せたデカールが配されるなど、アウトドアシーンで圧倒的な存在感を放つデザインに仕上げられています。

デリカD:5 シャモニーの内装(インテリア)デザイン
インテリアにも専用仕様が盛り込まれ、機能性とデザイン性の両立が図られています。

シャモニー専用シートには、アウトドアアクティビティでの使い勝手を考慮した専用コンビネーション生地を採用。雪や水滴のついたウェアのままでも気軽に乗り込めるよう、撥水機能を付加したスエード調素材と合成皮革を組み合わせています。シートには心地よい手触りと滑りにくさを両立する立体的なボーダーキルティング形状にシルバーステッチが施されており、機能性だけでなくデザイン性にもこだわった仕上がりです。

インストルメントパネルやドアトリムにも、シートと同様にシルバーステッチをあしらい、インテリア全体に統一感を持たせています。ルーフビームガーニッシュの天井照明は専用のホワイトとされ、オーナメントパネルとアクセントパネルには木目調バール杢を採用することで、アウトドアの豪快さと室内の高級感を両立させた質の高い空間が演出されています。
エンジン・スペック・燃費
デリカD:5シャモニーに搭載されるエンジンは、全グレード共通の直列4気筒2.2Lディーゼルターボ(4N14型)です。スペックは以下の通りです。
- エンジン:直列4気筒 2.2L コモンレール式 DI-D クリーンディーゼルターボ
- 最高出力:145ps/3,500rpm
- 最大トルク:380N・m(38.7kgm)/2,000rpm
- トランスミッション:8速スポーツモードAT
- 駆動方式:S-AWC(Super-All Wheel Control)4WD
- WLTCモード燃費:12.9km/L
2,000rpmという低回転から最大トルクを発生するディーゼルエンジンの特性は、フル乗車時や大荷物積載時でも力強い走りを保証します。8速ATとの組み合わせにより、オンロードからオフロードまで幅広い走行シーンに対応しています。
ボディサイズ
2025年12月の改良では前後ホイールアーチモールが20mmワイド化されており、シャモニーもこのサイズを継承します。
全長×全幅×全高=4800×1815×1875mm
- ホイールベース:2,850mm
- 最低地上高:185mm
- アプローチアングル:21度
- デパーチャーアングル:23度
ミニバンでありながら最低地上高185mm、アプローチアングル21度・デパーチャーアングル23度という数値は、険しい悪路も余裕をもってクリアできるスペックです。実際に2026年8月の千葉豪雨時には、冠水した道路を走り抜けたオーナーからの報告がネット掲示板に投稿されており、デリカD:5の高い走破性が改めて注目されました(ただし、冠水路の走行はメーカー非推奨であり、過信は禁物です)。
ライバル車・購入判断のポイント
ディーラー情報では、シャモニーの総額価格は約580万円台が見込まれており、ユーザーの間では「より本格的な4WDである新型パジェロも視野に入ってくる価格帯」という声も上がっています。デリカD:5最大の強みは、8人乗りファミリーカーとしての広室内空間と、S-AWCによるオフロード走破性を一台で実現している点にあります。アウトドアや災害時の走破性を重視しながら、毎日の家族送迎にも使いたいというユーザーには、現在でも唯一無二の選択肢です。
なお、ナビゲーションディスプレイは引き続きディーラーオプションとして扱われており、メーカーオプション・標準装備化の可能性は低いとのことです。新型デリカミニに採用されたGoogleビルトイン型12.3インチナビや、12.3インチフル液晶メーターなどの次世代装備については、次期「デリカD:6」での本格採用が見込まれています。
まとめ:デリカD:5 シャモニー 2026年11月は「買い」か
2026年11月発売の三菱デリカD:5シャモニーは、2025年12月のビッグマイナーチェンジで刷新された新ボディ・S-AWC・8インチデジタルメーターなどの最新装備を全てベースに持ちながら、シャモニー伝統のブラック×グリーンのアウトドアテイスト外装と撥水スエード専用インテリアを纏った完成度の高い一台です。3年ぶりのシャモニー復活ということもあり、すでに仮予約が殺到している状況です。アウトドアミニバンに乗りたいが内外装の上質さも妥協したくないというユーザーにとって、2026年秋冬の最有力候補と言えるでしょう。発売後の正式価格・詳細仕様発表に引き続き注目です。
https://www.mitsubishi-motors.co.jp/lineup/delica_d5/index.html

