レクサスの伝説的スーパーカー「LFA」が、電気自動車(BEV)のスポーツカーとして復活する可能性が高まっています。レクサスは2025年12月5日にコンセプトモデル「Lexus LFA Concept」を世界初公開しており、市販モデルの登場は2027年以降になると予想されます。
LFA Conceptは、2025年夏のモントレー・カー・ウィークや「Japan Mobility Show 2025」で「LEXUS Sport Concept」として展示されていたクルマです。2025年12月の発表で正式に「LFA」の名前が与えられ、全長・全幅などの一部の数値も公開されました。同じ日にはトヨタの「GR GT」「GR GT3」も発表されており、3台は開発を共にする“兄弟”の関係にあります。
一方で、2026年11月2日時点で、レクサスは市販化の予定・時期・価格を正式には発表していません。この記事で「予想」「見込み」と書いている部分は、公式発表をもとにした当サイトの見方です。
この記事では、新型LFA(BEV)の特徴、ボディサイズ、内外装、初代LFAやGR GTとの違い、市販化の時期の予想、購入を考える前に知っておきたいポイントまで、わかりやすくまとめました。なお、記事中の写真はすべてコンセプトカー(Lexus LFA Concept)です。


そもそもレクサス 新型 LFA(LFA Concept)とは?
LFAは、レクサスが2010年12月から2012年12月まで生産した2人乗りのスーパーカーです。4.8L V型10気筒エンジンを積み、全世界で500台だけが作られました。日本での価格は3,750万円程度とされ、レクサスの技術力を象徴するクルマとして今も特別な存在です。
新型の「Lexus LFA Concept」は、その名前を受け継ぐBEVのスポーツカーです。レクサスは発表の中で、LFAという名前を「エンジン車に限らず、その時代の技術者が次の世代に伝えるべき技術を象徴するもの」と説明しています。つまり、V10エンジンの再来ではなく、電動化の時代にふさわしい新しいLFAを目指しているということです。
開発の背景には、豊田章男会長の「クルマ屋が残していくべき技術・技能を次世代に受け継ぐ」という考えがあります。トヨタはこれを「トヨタの式年遷宮」と呼び、TOYOTA 2000GT、初代LFAに続いて、ベテランから若手へ技術と技能を引き継ぐ場としてGR GT・GR GT3・LFA Conceptを開発しています。
【特徴まとめ】新型LFA(LFA Concept)はここがすごい
公式発表から分かる新型LFA Conceptの主な特徴は、以下の4点です。
- BEVのスポーツカー:LFAの名前を受け継ぐ、レクサスの電気自動車スポーツカーのコンセプトモデル
- GR GTと同じオールアルミ骨格:トヨタ「GR GT」のオールアルミニウム骨格をベースに開発
- 低く幅広い2人乗りクーペ:全長4,690mm・全幅2,040mm・全高1,195mm、乗車定員2名
- 没入感を重視したコックピット:GR GTと同じドライビングポジション、持ち替え不要のステアリング操作
① 電気自動車(BEV)としてLFAが復活
最大のポイントは、LFAの名前がBEVのスポーツカーに与えられたことです。レクサスは「低重心」「軽量・高剛性骨格」「空力性能の追求」の3つを軸に、BEVならではのパッケージングと高い走行性能を追い求めたと説明しています。重いバッテリーを床下に置くBEVは重心を低くしやすく、スポーツカーと相性のよい面もあります。ただし、モーターの出力、バッテリー容量、航続距離などの数値は公表されていません。

② GR GTと骨格を共有
LFA Conceptは、トヨタ初のオールアルミニウム製ボディフレームを採用するGR GTの骨格をベースにしています。GR GTとはホイールベース(2,725mm)と全高(1,195mm)が同じで、開発の考え方も共有しています。エンジン車のGR GT、レース用のGR GT3、BEVのLFA Conceptという3つのクルマを、同じ土台から作り分けている点が特徴です。
③ LFAの造形を受け継ぐ正統派クーペ
デザインは、初代LFAの官能的な造形を受け継ぎながら、ノーズからリアへ低く伸びやかに流れるシルエットの「正統派クーペ」にまとめられています。BEVはエンジンがない分、パッケージングの自由度が高く、その自由度を生かして空力性能と造形美の両立を追求したとされています。
④ 「Discover Immersion」のコックピット
テーマは「Discover Immersion(没入感の発見)」です。運転席に機能部品を集め、ステアリングを持ち替えずに操作できるデザインや、手元を見なくても操作できるスイッチの配置で、運転に集中できる空間を目指しています。
新型LFAの価格はいくらになる?
新型LFA(BEV)の価格は未発表です。市販化そのものもまだ正式に決まっていないため、当サイトでは予想価格は書きません。
参考として、初代LFAの国内価格は3,750万円程度でした。また、兄弟車のGR GTも価格は発表されていません。新型LFAがレクサスの頂点に立つスポーツカーになるとすれば、一般的な高級車とは大きく違う価格帯になる可能性が高いと考えられますが、具体的な金額は正式発表を待つ必要があります。
| モデル | パワートレイン | 乗車定員 | 価格(税込) |
|---|---|---|---|
| Lexus LFA Concept | BEV(詳細未発表) | 2人 | 未発表 |
| (参考)初代 LFA | 4.8L V10 | 2人 | 3,750万円程度 |
新型LFA(LFA Concept)のボディサイズ
公式に発表されたLFA Conceptのボディサイズを、兄弟車のGR GT、初代LFAと比べると次のとおりです。
| 項目 | LFA Concept | GR GT(開発目標値) | 初代 LFA |
|---|---|---|---|
| 全長 | 4,690mm | 4,820mm | 4,505mm |
| 全幅 | 2,040mm | 2,000mm | 1,895mm |
| 全高 | 1,195mm | 1,195mm | 1,220mm |
| ホイールベース | 2,725mm | 2,725mm | 2,605mm |
| 乗車定員 | 2名 | 2名 | 2名 |
LFA Conceptは、初代LFAより全長が185mm長く、全幅は145mmも広くなっています。全幅2,040mmは国産車としては非常に幅広く、GR GTよりも40mmワイドです。一方、全長はGR GTより130mm短く、ホイールベースは同じなので、前後のオーバーハング(タイヤより外にはみ出した部分)が短い、引き締まったプロポーションになっていることが分かります。
全高は1,195mmとGR GTと同じで、初代LFAより25mm低い数値です。

低く伸びやかなクーペ!新型LFAの外装(エクステリア)
フロント
フロントは、低いノーズにレクサスのエンブレムを置き、細く鋭いヘッドライトを組み合わせた顔つきです。ライトの下にはL字形のデイタイムランプが光り、ひと目でレクサスと分かるデザインになっています。BEVのためエンジン用の大きなグリルは必要なく、バンパーの開口部は空力や冷却に合わせた形にまとめられています。
サイド
横から見ると、ボンネットから屋根、リアへとなめらかにつながるクーペのシルエットが特徴です。ドアの後ろには空気を取り込むような深い造形があり、空力性能を意識したデザインであることが分かります。
リア
リアは、左右いっぱいに伸びる横一文字のテールランプに「LEXUS」の文字を入れたデザインです。ランプの両端はシャープに折れ曲がり、低く幅広い姿を強調しています。リアの上部にはメッシュ状のパネルがあり、レーシングカーのような雰囲気もあります。


走りに没入!新型LFAの内装(インテリア)
コックピット
運転席は、GR GTと同じ「理想的なドライビングポジション」を採用しています。室内全体はシンプルにまとめ、必要な機能部品をドライバーのまわりに集めることで、クルマとの一体感と没入感を高めています。
ステアリング・スイッチ
ステアリングは上下が平らな形で、ハンドルを持ち替えずに操作できるように作られています。ステアリングの奥にはデジタルメーターが広がり、スイッチ類は手元を見なくても操作できる配置にしたと説明されています。公式写真では、ステアリングの奥にダイヤル状の操作部も見えます。



新型LFAのパワートレインとスペック
LFA ConceptがBEVであることは公式に発表されていますが、モーターの数、最高出力、バッテリー容量、航続距離、車両重量などは公表されていません。市販モデルの数値は、正式発表を待つ必要があります。
参考として、骨格を共有するGR GTの主な数値(開発目標値)と、初代LFAの数値を並べると次のとおりです。LFA ConceptはBEVなので、これらの数値がそのまま当てはまるわけではありません。
| 項目 | GR GT(開発目標値) | 初代 LFA |
|---|---|---|
| エンジン | 4.0L V8ツインターボ+1モーター | 4.8L V10(1LR-GUE) |
| 最高出力 | システム650ps以上 | 560PS/8,700rpm |
| 最大トルク | システム850N・m以上 | 480N・m/6,800rpm |
| 変速機 | 新開発8速AT | 6速ASG |
| 駆動方式 | FR(後輪駆動) | FR(後輪駆動) |
| 最高速度 | 320km/h以上 | 325km/h |
新型はアルミ骨格にBEVの重いバッテリーを積むため、「軽量・高剛性骨格」をどこまで実現できるかが注目点になりそうです。
初代LFAの歴史をおさらい
開発と発表(2009年)
初代LFAは2009年10月21日に市販モデルが発表され、第41回東京モーターショーで公開されました。レクサスの高性能モデル「F」シリーズの頂点に位置づけられ、専用開発のV10エンジンは最高出力560PSを8,700rpmという高回転で発生しました。
世界500台の限定生産(2010〜2012年)
生産は2010年12月から2012年12月まで行われ、全世界で500台に限られました。熟練の技術者が少量ずつ組み立てる生産方法も特徴で、トヨタが「残していくべき技術・技能」を形にしたクルマといえます。

新型LFAとGR GTの違いは?
同じ骨格から生まれるLFA ConceptとGR GTですが、性格は大きく異なります。GR GTは4.0L V8ツインターボにモーターを組み合わせたハイブリッドで、トヨタは2027年頃の発売を目指して開発していると発表しています。一方のLFA ConceptはBEVで、市販化の時期は示されていません。
エンジンを積むGR GTは長いノーズが必要ですが、BEVのLFA Conceptは前後を短くまとめられるため、GR GTより130mm短く、40mm幅広い寸法になっています。エンジンの音を味わいたい人はGR GT、静かで力強い加速を求める人は新型LFA、という分かれ方になりそうです。
新型LFAの日本発売日はいつ?
2026年11月2日時点で、レクサスは新型LFA(BEV)の市販化や発売日を正式に発表していません。
当サイトでは、市販モデルが登場するのは2027年以降になると予想しています。根拠は、骨格を共有するGR GTが「2027年頃の発売」を目指していることです。土台となるGR GTが先に世に出て、そのあとにBEVのLFAが続くという流れが自然だと考えられます。ただし、BEVはバッテリーの調達や性能の作り込みに時間がかかるため、予想より遅れる可能性もあります。
初代LFAが500台限定だったことから、新型も台数を絞った販売になる可能性がありますが、これも公式には何も発表されていません。
購入前にチェックしたい3つのポイント
1つ目は、公式発表の情報だけを信じることです。新型LFAについては、発売時期や価格、出力の予想がさまざまに出ていますが、現時点で公式に確認できるのはサイズと乗車定員、BEVであること、GR GTの骨格をベースにしていることだけです。
2つ目は、車庫と使い方の確認です。全幅2,040mm・全高1,195mmのクルマは、一般的な機械式駐車場には入らない可能性が高く、段差の多い道でも気を使います。自宅の駐車スペースや普段走る道に合うかを考えておくと安心です。
3つ目は、充電環境です。BEVのスポーツカーを楽しむには、自宅や近くに充電設備があると便利です。レクサスはBEVオーナー向けの充電サービスを展開していますが、新型LFAにどのようなサービスが用意されるかは未発表なので、正式発表の内容を確認しましょう。
新型LFAに関するよくある質問(FAQ)
Q. 新型LFAは本当に発売されますか?
A. 2026年11月2日時点では、市販化は正式に発表されていません。公開されているのはコンセプトモデル「Lexus LFA Concept」です。
Q. 新型LFAはエンジン車ですか?
A. いいえ。LFA ConceptはBEV(電気自動車)のスポーツカーとして発表されています。エンジンを積むのは兄弟車のGR GTです。
Q. 新型LFAのボディサイズは?
A. 全長4,690mm、全幅2,040mm、全高1,195mm、ホイールベース2,725mmで、乗車定員は2名です(コンセプトモデルの数値)。
Q. 価格はいくらですか?
A. 未発表です。参考までに、初代LFAの国内価格は3,750万円程度でした。
まとめ:新型LFAは「BEV時代のレクサスの象徴」になるか
レクサスの新型LFAは、2025年12月5日にBEVスポーツカーのコンセプトモデル「Lexus LFA Concept」として世界初公開されました。GR GTのオールアルミ骨格をベースに、全長4,690mm・全幅2,040mmの低く幅広い2人乗りクーペにまとめられ、走りへの没入感を重視したコックピットを備えています。
市販化の時期・価格・性能は未発表ですが、兄弟車のGR GTが2027年頃の発売を目指していることから、新型LFAの市販モデルは2027年以降に登場すると予想されます。初代LFAのように、技術者の技と想いを次の世代へつなぐ1台になるのか、今後の公式発表に注目です。
最新情報が入り次第、随時更新していきます。

