スバルが、2024年10月に生産終了していた「サンバートラック」を改良し、2025年2月25日に再登場させることが決定しました! 今回は、この新型サンバートラックについて、最新情報に基づいた詳細な情報を網羅してお届けします。
今回の改良のポイントは?
- 最新の法規に対応し、生産再開
- 原材料費等の高騰により価格をアップ
- 2022年1月の大幅改良で実現した、タフなエクステリアデザイン、機能的なインテリア、パワフルなエンジン、優れた燃費性能、充実した安全装備を継承
生産終了から復活!新型サンバートラック改良のポイント
ダイハツ・ハイゼットトラックのOEM供給を受けているスバル・サンバートラック。現行モデルは2022年1月に大幅改良を実施していましたが、法規対応が間に合わず、2024年10月に一旦生産終了となっていました。
しかし、今回の改良で最新の法規に対応し、待望の生産再開が決定! さらに、部品供給不足による工場の稼働停止や認証不正問題の影響で延期されていた価格改定も実施されます。原材料費や物流費の高騰に伴い、グレードによっては約7万円ほどの価格アップとなります。
スバル新型サンバートラック:変更点の詳細
今回の改良では、最新の法規に対応することが最大のポイントです。これにより、サンバートラックは再び販売の舞台に戻ることになりました。
過去の改良点も振り返ってみましょう。
- 2021年12月
- フロントデザインを一新
- FR車専用に新開発のCVTを搭載 (従来の4速ATから変更)
- 電子制御式4WDを採用し、CVT用スーパーデフロックを搭載
- 電動格納式ドアミラーを採用
- 安全システム「スマートアシスト」を全車標準装備、自転車と夜間の歩行者検知にも対応
- 2020年9月
- オートライトを全車標準装備
- 架装車に「スマートアシストIII t」を標準装備
- 2019年10月
- 「スマートアシストIII t」 付グレードに「LEDヘッドランプ」を標準装備
スバル新型サンバートラック:価格情報
2023年モデルのサンバートラックの価格ですが、以下の通りです。原材料費や物流費の高騰に伴い、グレードによっては約7万円ほどの価格アップとなります。
グレード | 駆動方式 | トランス ミッション | 価格(10%) |
---|---|---|---|
TB | FR | 5速MT | 968,000円 |
TB | 4WD | 5速MT | 1,100,000円 |
TB | FR | CVT | 1,023,000円 |
TB | 4WD | CVT | 1,177,000円 |
TA | 4WD | 5速MT | 1,127,500円 |
TA | 4WD | CVT | 1,204,500円 |
TC | FR | 5速MT | 1,193,500円 |
TC | 4WD | 5速MT | 1,347,500円 |
TC | FR | CVT | 1,248,500円 |
TC | 4WD | CVT | 1,402,500円 |
グランドキャブ | FR | 5速MT | 1,243,000円 |
グランドキャブ | 4WD | 5速MT | 1,397,000円 |
グランドキャブ | FR | CVT | 1,298,000円 |
グランドキャブ | 4WD | CVT | 1,452,000円 |
スバル新型サンバートラック:タフなエクステリア
2022年の改良で一新されたフロントデザインは、力強さと精悍さを兼ね備えています。新型サンバートラックは、まさに働くクルマの頼もしさを体現するデザインと言えるでしょう。
大型キャビンモデルの「グランドキャブ」も健在です。拡大されたキャビンの下側を荷台として有効活用できるため、軽トラックとしての積載能力はさらに向上しています。
スバル新型サンバートラック:機能的なインテリア
開放感あふれる室内空間も、新型サンバートラックの魅力です。フロントガラスを前方に配置することで、広々とした視界を確保しています。
2022年の改良では、インパネにアッパートレイが新設され、収納スペースがさらに充実しました。
グランドキャブでは、シート後部に荷物を積むことができるだけでなく、シートリクライニングにも対応。長時間の運転でも快適に過ごせるよう配慮されています。
スバル新型サンバートラック:パワフルなエンジンと優れた燃費性能
新型サンバートラックには、走行性能と環境性能を両立した「TOPAZ NEO(トパーズネオ)」エンジンが搭載されています。
2022年の改良でFR車に搭載された新開発のCVTは、変速比幅を拡大することで、力強い発進とスムーズな加速を実現しました。登坂路でも快適な運転が可能です。
また、CVT車にはクラス初となる「電子制御式4WD」を採用。「2WD」「4WD AUTO」「4WD LOCK」の3モードをスイッチ操作で切り替えることができます。4WD AUTOモードでは、路面状況に応じて最適な前後駆動力配分を行うことで、滑りやすい路面での安定性を向上させています。
さらに、CVT車にはスーパーデフロックも設定。ぬかるみなどの悪路走行も安心してこなせます。
気になる燃費性能ですが、新型サンバートラック(FR車専用CVT搭載車)はWLTCモードで16.5km/Lを達成。前モデル(全グレード15.3km/L)からさらに向上しています。
スバル新型サンバートラック:充実の安全装備
安全面では、進化した「スマートアシスト」を全車標準装備。衝突回避支援ブレーキ機能・衝突警報機能の対応速度が向上し、従来の車両・歩行者に加えて二輪車・自転車も検知できるようになりました。夜間の歩行者検知にも対応しています。
さらに、ブレーキ制御付誤発進抑制機能(前方・後方)、車線逸脱抑制制御機能、路側逸脱警報機能、ふらつき警報、標識認識機能(進入禁止/最高速度/一時停止)、サイドビューランプ、ADB(アダプティブドライビングビーム)など、先進の安全機能が充実しています。
スバル新型サンバートラック:発売日は2025年2月!
改良されたスバル新型サンバートラックは、2025年2月に発売予定です。進化したサンバートラックが、再び軽トラック市場を活性化させることでしょう。
編集部から一言
スバル新型サンバートラックは、最新の法規に対応し、価格改定を行いながらも、従来の優れた性能と機能を継承しています。力強い走りと優れた燃費性能、充実した安全装備、そして使い勝手の良い荷台は、様々なビジネスシーンで活躍すること間違いなし。2025年2月の発売が、今から待ち遠しいですね。
サンバートラック