三菱自動車は、オフロードテイストの軽ワゴン、「デリカミニ」のフルモデルチェンジ行い、2026年頃に発売します。初代デリカの発売から55周年を迎えた2023年に登場した現行モデルは、eKクロススペースの後継として、そのユニークなスタイルと高い走行性能で支持を得てきました。次世代モデルとなる新型デリカミニは、デザインを一新し、共同開発された日産のハイブリッドシステム「e-POWER」を搭載することが大きな特徴です。
三菱 新型デリカミニ フルモデルチェンジ情報まとめ
【フルモデルチェンジ時期・現状】
- 予想時期:2026年頃。
- 背景: eKクロススペース後継、軽スーパーハイトワゴン市場での競争力維持、日産との共同開発などが要因か。
- 情報源:予測であり、確定情報ではない点に注意が必要。
【予想される主な変更点】
- パワートレイン:
- 最大の注目点は日産の電動化技術「e-POWER」搭載の可能性。
- e-POWERのメリット:EVのようなスムーズで力強い加速、高い静粛性、大幅な燃費向上(WLTCモード25.0km/L超えも期待)。
- e-POWER非搭載の場合:現行のマイルドハイブリッドシステムが改良され、効率向上か。
- 両パワートレインが併売される可能性も。
- エクステリアデザイン:
- デリカらしいタフなコンセプトは維持しつつ、より洗練されたデザインへ。
- 三菱のデザイン「ダイナミックシールド」が進化して採用か。
- 先進的なLEDランプ(ヘッドライト、ポジションランプ等)を採用。
- バンパーデザイン変更で、より力強さを強調か。
- 利便性向上:ハンズフリーオートスライドドア、オートステップの採用継続・拡大か。
- インテリアデザイン:
- 質感の向上(ソフトパッド採用拡大、上質素材使用等)。
- デジタル化の推進:フルデジタルメーター、大型ディスプレイオーディオ採用の可能性。
- 快適装備の充実:リアサーキュレーター、後席USBポート、ステアリングヒーター等。
- 現行の強み(広々空間、撥水シート生地、多彩なシートアレンジ、防汚荷室)は継承・進化か。
- プラットフォーム・基本性能:
- 新世代プラットフォーム採用により、ボディ剛性、走行安定性、乗り心地、静粛性、衝突安全性が向上か。
- 室内空間のさらなる拡大も期待。
- 走行性能:
- 悪路走破性を高める「ブレーキLSD機能」は継続搭載・改良か。
- ステアリングやショックアブソーバーの最適化により、日常での快適性と安定性が向上か。
- 安全装備:
- 予防安全技術「e-Assist」が進化:
- 検知能力向上(自転車、夜間歩行者対応強化、悪天候時性能UP)。
- 新機能追加(交差点衝突回避支援、緊急時操舵支援など)。
- 作動精度向上、標準装備化の拡大。
- 運転支援技術「MI-PILOT」も進化:
- 制御の自然さ向上(ACC加減速、LKA操舵支援)。
- カーブでの速度制御機能の追加・強化。
- 渋滞時支援機能の強化。
- 限定的ながらハンズオフ機能搭載の可能性も?(ただし自動運転ではない点に注意)。
- 予防安全技術「e-Assist」が進化:
- 燃費性能:
- e-POWER搭載なら大幅な燃費向上が期待される(25.0km/L超?)。
- e-POWER非搭載でも、マイルドハイブリッド改良や車体軽量化等で現行モデルからの向上は見込める。
【価格予想】
- 新技術採用、原材料費高騰などにより、現行モデル(約180万~230万円)から数十万円程度の価格上昇は避けられない可能性が高い。
- エントリーグレードでも200万円超、上級グレードは250万円近く、あるいは超える可能性も。
- e-POWER搭載グレードはさらに高価になる見込み。
三菱 新型 デリカミニ フルモデルチェンジ エクステリアについて
新型デリカミニの主な変更点として、まず新しいデザインの採用が挙げられます。前モデルの人気を踏襲しつつも、バンパー形状などを変更することで、よりタフで魅力的なエクステリアへと進化します。特に、後席スライドドアは開口幅が拡大され、両手が塞がっていても足の動きで開閉できるハンズフリーオートスライドドアが採用されます。さらに、助手席側のスライドドアには、子供や高齢者の乗降をサポートするオートステップも設定される予定です。
三菱 新型 デリカミニ フルモデルチェンジ インテリア について
インテリアにおいても、新型デリカミニは質感の向上が図られ、より上質な空間が提供されます。運転席周りでは、デジタルメーターが新たに採用され、最新のインフォテインメントシステムと連携して、多様な情報を分かりやすく表示します。操作性にも配慮がなされ、タッチパネル式のエアコンや、操作しやすいステアリングスイッチなどが装備される見込みです。後席の快適性も向上しており、室内の空気を循環させるリアサーキュレーターが設定されるほか、広いスライド量を持つリアシートと拡大されたニールームにより、ゆったりとした空間が確保されます。また、後席の室内高も十分に確保され、子供が立ったまま着替えることも可能です。ラゲッジルームは、床面長が拡大され、高さのある空間とすることで、使い勝手が向上します。
三菱 新型 デリカミニ フルモデルチェンジ パワートレイン について
パワートレインは、従来の660ccマイルドハイブリッドに加え、新たに日産の「e-POWER」が採用されることが最大の注目点です。小型・軽量化されたe-POWERシステムは、スペースが限られる軽自動車にも搭載可能であり、モーターの特性を活かした力強い加速と、減速時のエネルギー回生による燃費性能の向上が期待できます。e-POWERモデルでは、発電専用のエンジンが効率の良い回転域で作動するため、静粛性も高められるでしょう。また、マイルドハイブリッドモデルも進化しており、ロングストロークタイプのエンジンとステップATのような変速制御を行うCVTの組み合わせにより、力強い走りが実現されます。マイルドハイブリッドシステムでは、リチウムイオンバッテリーの採用により、モーターの小型化と回生量のアップが図られ、アイドリングストップ時間やモーターアシスト時間の延長に貢献します。さらに、ステアリングの操舵力とショックアブソーバーの減衰力が最適化され、低速域での軽快なハンドリングと高速域での安定した走行性能が両立されます。
走行性能においては、新型デリカミニにスリップした駆動輪にブレーキをかけ、脱出をサポートするブレーキLSD機能が搭載されます。これにより、滑りやすい路面でも安定した走行が可能となり、さまざまなシーンで安心してドライブを楽しめるでしょう。
三菱 新型 デリカミニ スペック 予想
燃費性能も大幅な向上が期待されており、特にe-POWERモデルでは、現行モデルの自然吸気エンジン車の燃費20.9km/L(FF)を大きく上回る25.0km/L程度が見込まれています。これにより、経済的な移動手段としての魅力も高まります。
スペック | デリカミニ e-POWER |
---|---|
全長 | 3,395mm |
全幅 | 1,475mm |
全高 | 1,775mm |
ホイールベース | 2,495mm |
モデル | e-POWER |
エンジン | 660cc 直列3気筒 DOHC (BR06-SM21) +モーター(MM48) |
最高出力 | 52ps/ 6,400rpm |
最大トルク | 60Nm/ 3,600rpm |
モーター 最高出力 | 47kW(64ps)/ 2,302-10,455rpm |
モーター 最大トルク | 195Nm/ 0-2,302rpm |
駆動方式 | FF/4WD |
車両重量 | -kg |
WLTCモード 燃費 | -km/L(2WD) -km/L(4WD) |
価格 | -円 |
三菱 新型 デリカミニ フルモデルチェンジ 安全装備 について
安全装備についても、最新のシステムが導入されます。日産の一部自動運転技術であるプロパイロットの三菱自動車バージョン「MI-PILOT(マイパイロット)」が採用され、高速道路でのアクセル、ブレーキ、ステアリング操作を支援します。ミリ波レーダーの追加により、追い越し時の加速アシスト機能も向上します。また、ワイパー作動時の車間距離制御の改善など、ドライバーの負担を軽減する機能が強化されます。予防安全システムも標準装備され、前方衝突予測警報、ふらつき警報、標識検知、先行車発進通知といった機能が安全性を高めます。さらに、対向車や先行車を幻惑することなく、高い視認性を確保するアダプティブLEDヘッドライトも設定される予定です。
ボディサイズは、軽自動車規格を最大限に活用した現行モデルを維持する見込みですが、エンジンルームの縮小とフラットフロアの採用により、室内空間が拡大されます。車体設計も基礎から見直され、ボディ剛性が向上することで、より軽快な走行フィーリングが実現されます。
三菱 新型 デリカミニ フルモデルチェンジ 価格 グレード について
価格については、新設定されるハイブリッドモデル「e-POWER」の導入により、上位モデルの価格帯が上昇する可能性があります。現行モデルでは100万円台後半からでしたが、e-POWERモデルでは220万円程度からとなる見込みです。
三菱 新型 デリカミニ フルモデルチェンジで「ラリーアート」モデルはあるのか?
一部で噂されているデリカミニの「ラリーアート」モデル登場の可能性については、現時点では信憑性が低いと考えられています。自社のモータースポーツブランドである「ラリーアート」の名を冠する可能性が考えられますが、公式な発表はありません。
三菱 デリカミニ 現行モデルの受注状況
現行モデルの受注状況については、半導体不足やサプライチェーンの混乱により、納期が長期化する傾向にありましたが、2025年4月現在、正確な受注状況や納期については、ディーラーへの確認が必要です。フルモデルチェンジが近いことから、メーカーが生産調整を行っている可能性も考えられます。
三菱 新型デリカミニの登場を待つべきか?
新型デリカミニの登場を待つべきか、現行モデルを購入すべきかという点については、自身の状況や優先順位によって判断が異なります。最新技術や性能向上を求めるのであれば新型を待つのが良いでしょう。一方、比較的早く手に入れたい、価格を抑えたいといった希望があるのであれば、現行モデルも選択肢となります。
編集部から一言
新型デリカミニは、内外装のデザイン、パワートレイン、安全装備など、多岐にわたり大幅な進化を遂げることが予想されます。特に、e-POWERの搭載による燃費性能と走行性能の向上は、このモデルの大きな魅力となるでしょう。2026年の発売に向けて、今後の情報公開が注目されます。
三菱 デリカミニ