BMWのミドルクラスを象徴する「3シリーズ」が、ついに8代目へとフルモデルチェンジしました。2026年3月に電気自動車「i3」が先行発表されていましたが、2026年9月30日、待望の内燃機関(ICE)モデルがワールドプレミアされました。新世代デザイン「ノイエ・クラッセ」を採用し、最新の「パノラミックiDrive」、そして話題の「ドリフトモーメント」モードまで搭載した新型3シリーズについて、スペック・装備・価格・日本発売時期を徹底解説します。
新型BMW3シリーズ(8代目)の変更点、内燃機関モデルとEVモデル「i3」の違い、外装・内装デザイン、パワートレインとスペック、安全装備、価格、そして日本発売時期までを網羅的にまとめています。
【最新情報】8代目に進化!BMW新型3シリーズがフルモデルチェンジ
BMW3シリーズは、ブランドのミドルクラスとして半世紀以上にわたりセグメントのベンチマークであり続けてきたモデルです。前モデル(7代目)は2019年に登場し、今回8代目へと世代交代しました。

新型3シリーズは、2026年3月に3シリーズ初のEVモデル「i3」が先行して発表され、続いて2026年9月30日に内燃機関モデルが正式発表されました。
注目すべきは、内燃機関モデルとEVモデルで基礎となるプラットフォームが異なる点です。EVモデル「i3」が電気自動車専用の新開発「ノイエ・クラッセ(Neue Klasse)」プラットフォームを採用するのに対し、内燃機関モデルは前世代から使用してきた「CLARアーキテクチャ」の改良版をベースにしています。それでいて、エクステリア・インテリアデザインや最新装備は両モデルで共通化されており、新世代の魅力を余すことなく取り入れています。

BMW新型3シリーズの変更点まとめ
2026年9月30日発表(内燃機関モデル)の主な変更点
- 内燃機関(ICE)モデルを追加設定
- ハイスペックモデル「M350 xDrive」に「ドリフトモーメント」モードを採用
- CLARアーキテクチャの改良版プラットフォームを採用
- ダブルジョイント・スプリングストラット式フロントアクスル、前後トレッド拡大などシャシーを大幅改良
2026年3月発表(EVモデル)の主な変更点
- 新世代へフルモデルチェンジ
- 3シリーズ初のEV「i3」を設定(第6世代eDrive搭載)
- 新世代ブランドデザイン「ノイエ・クラッセ」を採用
- インテリアに最新デザイン「パノラミックiDrive」を採用
- 高速道路ハンズオフ運転システム(Symbiotic Drive)を設定
ICEとEVを比較!新型3シリーズの外装(エクステリア)デザイン
新型3シリーズは、新世代デザインを採用することで質感を大きく向上させています。
フロントには、ブランドを象徴するキドニーグリルと、それに接続してワイドに広がるライトユニットを採用。内燃機関モデルはエンジン冷却の必要があるため、EVモデルと比べてロアバンパーやエアインテークがやや目立つデザインに調整されています。

サイドビューでは、プラットフォームの違いが表れています。内燃機関モデルはノーズが長く、車高も低めに設定され、リアサイドウィンドウの形状も専用デザインに変更。もちろんBMWの象徴である「ホフマイスターキンク」も健在です。

先行披露された「M350 xDrive」では、ブラックのドアミラー、専用バッジ、ダーク仕上げのLEDテールランプ、ディフューザー、そして4本出しのテールパイプを採用し、スポーティさを際立たせています。リアには水平基調のテールランプを配置し、先進的な印象を与えています。
基礎から違う2タイプ!新型3シリーズのボディサイズ
新型3シリーズのボディサイズは、前モデルから拡大されています。



内燃機関モデル
全長4,754×全幅1,849×全高1,455mm/ホイールベース2,860mm
EVモデル「i3」
全長4,759×全幅1,864×全高1,480mm/ホイールベース2,897mm
(参考)前モデル 3シリーズ セダン
全長4,720×全幅1,825×全高1,440mm/ホイールベース2,850mm
内燃機関モデルとEVモデルはサイズが近いものの、プラットフォームの違いにより、EVモデルの方がホイールベースが長く、車高も高くなっています。写真では内燃機関モデルが長く幅広に見えますが、実際にはEVモデルの方がわずかに大きい寸法です。
17.9インチ大画面!新型3シリーズの内装(インテリア)デザイン
新型3シリーズの最大の進化点のひとつが、最新デザイン「パノラミックiDrive」を採用したインテリアです。

フロントガラス下部に一体化された、室内幅いっぱいに広がるディスプレイを採用。17.9インチのセンタースクリーン、そしてオプションの3Dヘッドアップディスプレイと連動し、機能性と先進性を大幅に高めています。最新の「BMWオペレーティングシステムX」により、クリーンで直感的なインターフェースを実現しました。

ステアリングホイールにはタッチセンサー式ボタンを採用。クライメートコントロールはタッチスクリーンに統合される一方で、ワイパー、ミラー、音量、ギア選択、パーキングブレーキなどには物理スイッチを残すことで操作性にも配慮しています。BMWインテリジェントパーソナルアシスタントによる音声操作にも対応します。

ダッシュボードには新素材やファブリック、アンビエントライティングを採用。シートも一新され、「M350 xDrive」には大型ボルスターを備えた専用Mスポーツシートが装備されます。

EV初設定!新型3シリーズのパワートレインとスペック
内燃機関モデルのスペック
新型3シリーズには、48Vマイルドハイブリッドを組み合わせた内燃機関モデルと、新開発の電動パワートレインを搭載するEVモデル「i3」がラインナップされます。
- 330/330 xDrive:直列4気筒2.0Lガソリンターボ+48Vマイルドハイブリッド/255ps・40.8kgm/0-96km/h加速 約5.9秒
- M350 xDrive:直列6気筒3.0Lガソリンターボ+48Vマイルドハイブリッド/437ps・59.1kgm(428 lb-ft)/0-96km/h加速 3.9秒(ロールアウト込みで3.6秒)/最高速209km/h(スポーツタイヤ装着時250km/h)
- トランスミッション:8速ステップトロニックAT
- 駆動方式:FR(後輪駆動)または4WD(xDrive)

EVモデル「i3」のスペック
- i3 50 xDrive:電気モーター×2/469ps・65.8kgm/航続距離900km(WLTP値)/駆動方式AWD
- パワートレイン:第6世代「BMW eDrive」システム(高密度円筒形バッテリーセル採用)
- 急速充電:400kW DC急速充電に対応。約10分で400km走行分、約21分で10%→80%まで充電可能
- 双方向充電に対応し、家電製品や家庭への電力供給(V2H/V2L)も可能
内燃機関モデルの頂点に立つ「M350 xDrive」には、話題の「ドリフトモーメント」モードを採用。トラクション重視の4輪駆動状態から後輪駆動状態へと切り替えることで、ドリフト走行を楽しめるという遊び心あふれる機能です。ただし、この機能は2027年内にソフトウェアアップデートを通じて追加提供される予定となっています。
なお、EVモデル「i3」には今後、価格を抑えたシングルモーターモデルや、史上初の電動ハイパフォーマンスモデルとなる「M3」の追加も予定されています。
最新システムを搭載!新型3シリーズの安全装備
新型3シリーズには、BMWの最新運転支援システムが採用されています。
アダプティブクルーズコントロールとレーンキープアシストを標準装備し、最新の高速道路ハンズオフ運転システム(レベル2相当)をオプション設定。BMWが「Symbiotic Drive(シンビオティック・ドライブ)」と呼ぶこのシステムは、システムとドライバーのシームレスな切り替えが特徴です。ドライバーがステアリングやブレーキ操作を行っても運転支援が自動的に解除されず、操作を終えると再びスムーズに制御へ復帰できる点が、多くの競合車との違いとなっています。
価格はアップ!新型3シリーズの価格
新型3シリーズの想定価格
- 内燃機関モデル:710万円~
- EVモデル「i3」:920万円~
前モデルは日本で688万円からでしたが、新型では最新装備の採用により、グレードにより20万円前後価格が上昇する見込みです。
EVモデル「i3」は、「i3」の登場によって生産終了となる「4シリーズ」のEVモデル「i4」(922万円~)とほぼ同等の価格設定となります。
なお、米国での価格はまだ発表されていませんが、内燃機関モデル(330、330 xDrive、M350 xDrive)の販売は2027年第1四半期に開始されることが確定しています。
いつ発売?新型3シリーズの日本発売日
フルモデルチェンジした新型3シリーズは、EVモデル「i3」が2026年3月18日、内燃機関モデルが2026年9月30日にワールドプレミアされました。販売は2027年から順次開始される予定です。
日本市場については、BMWジャパンが「新型i3セダンの日本導入は2027年以降を予定」と発表しており、内燃機関モデルを含めた正式な日本発売時期・価格・仕様の続報が待たれます。
まとめ
8代目となるBMW新型3シリーズは、内燃機関モデルとEVモデル「i3」という2つの選択肢を用意することで、幅広いユーザーのニーズに応える意欲作となりました。新世代デザイン「ノイエ・クラッセ」、17.9インチの「パノラミックiDrive」、そして「ドリフトモーメント」モードや900kmの航続距離を誇るi3など、見どころは満載です。伝統のスポーツセダンとしての魅力と、最新の電動化・デジタル技術が融合した新型3シリーズから、今後も目が離せません。
新型BMW3シリーズについては、最新情報が入り次第、随時更新していきます。

