三菱自動車と国土交通省は2016年6月21日燃費不正問題で燃費データが改ざんされていた軽自動車4車種の燃費について新届出燃費値を発表した。発表内容の中には実際のカタログ値よりも最大で約16%悪かった。
eKワゴン「M」「M e-Assist」「G」「G Safety Package」(2WD)JC08モード燃費30.4km/L→25.8km/L
eKカスタム「T Safety Package」(4WD)JC08モード燃費25.0km/L→21.8km/L
eKスペース「G Style Edition」(4WD)JC08モード燃費24.6km/L→20.6km/L
毎日新聞
国交省は同日、燃費値の修正を指示した。三菱自はこれに応じ、不正を公表した4月20日から停止している水島製作所(岡山県倉敷市)での軽自動車生産を7月中にも再開したい考え。三菱自は軽4車種の燃費を実際よりも良く見せるため、燃費性能の基礎データとなる「走行抵抗値」を改ざんしていた。不正発覚を受けて国交省は、4車種の各モデルを合わせた計33台を対象に抵抗値を実測し、燃費や排ガス成分量を独自に再計測した。その結果、実際の燃費はカタログ値より約5〜約16%悪く、平均で約11%下回っていた。「eKワゴン」の最新モデルの場合、ガソリン1リットルで走行できる距離は、カタログ値の30・4キロから26・1キロになった。燃費性能に応じて顧客の税負担を軽減するエコカー減税も、今回の燃費修正を受けて一部は負担増となる。顧客に生じる未納分は三菱自が補償する。石井啓一国交相は21日の閣議後記者会見で「三菱自の不正行為によるもので、大変遺憾」と述べた。
【川口雅浩、内橋寿明】
三菱自動車ニュースリリース
https://www.mitsubishi-motors.com/important/detailg420_jp/info03.html
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