中国の自動車メーカーBYD Auto Japan株式会社は、2026年1月9日(金)から11日(日)まで幕張メッセで開催される「東京オートサロン2026」に出展することを発表しました。
BYDが東京オートサロン2026で注目の新型軽EVを初公開
今回の出展では、2026年夏に発売予定の軽EV「BYD RACCO(ビーワイディー ラッコ)」を含む、計6車種を展示します。BYDは2026年を日本市場における新エネルギー車展開の元年と位置付け、積極的な市場攻勢を開始します。
注目の出展車両:軽EV「RACCO」が初登場

メイン展示車両

BYDブースのメインモデルとなるのは、以下の2車種です。
BYD SEALION 6(シーライオン シックス)
2025年12月1日に発売されたばかりのスーパーハイブリッドモデルのSUV。BYD独自のプラグインハイブリッド技術「DMi」を搭載し、優れた燃費性能と力強い走行性能を両立しています。
BYD RACCO(ラッコ)【参考出品】
2026年夏に発売予定の軽EV。日本の軽自動車規格に準拠した、BYD初の軽自動車です。コンパクトなボディながら、EVならではの静粛性と経済性を実現する注目モデルです。
その他展示車両
- BYD SEALION 7:プレミアムSUVモデル
- BYD SEAL:スポーティなセダンタイプのEV
- BYD ATTO 3 Limited:人気コンパクトSUVの限定モデル
- BYD DOLPHIN Long Range:航続距離を延長した実用的なコンパクトEV
BYDブース見どころ:技術展示とイベントが充実
展示ゾーン構成
東京オートサロン2026のBYDブースは、展示ホール6に設置され、4つの特別ゾーンで構成されています。
1. BYD SEALION 6フィーチャードゾーン
最新のスーパーハイブリッド技術を詳細に紹介。プラグインハイブリッドシステム「DMi」の仕組みや、SEALION 6の先進機能を分かりやすく展示します。
2. BYDヘリテージゾーン
BYDのグローバルでの歩みと日本市場での展開を紹介。バッテリー技術から自動車メーカーへと進化したBYDの歴史を振り返ります。
3. BYDテックゾーン
モックアップや技術解説パネルを通じて、BYDの先進技術を体験できるゾーン。ブレードバッテリーをはじめとする独自技術を間近で見学できます。
4. BYD New Year Gachaコーナー
BYDオリジナルのアクリルキーホルダーや缶バッジ、豪華景品が当たる会場限定ガチャガチャを設置。来場者参加型の楽しいコンテンツです。
ステージイベント
会期中は各日4回、「BYD SEALION 6」に関するプレゼンテーションを実施。製品の魅力や技術的特徴を専門スタッフが詳しく解説します。
新春プレスカンファレンスで2026年の事業戦略を発表
1月9日(金)11時30分から12時まで、BYDブースにて新春プレスカンファレンスを開催します。このカンファレンスでは、2026年に向けたBYD Auto Japanの事業計画や市場戦略が発表される予定です。
BYDは2026年を「日本市場における新エネルギー車展開の元年」と位置付けており、軽EV「RACCO」の投入をはじめ、日本市場に最適化された商品ラインナップの拡充を図ります。
BYDの新エネルギー車戦略:多様なラインナップで日本市場を攻略
新エネルギー車(NEV)とは
BYDが推進する新エネルギー車(NEV:New Energy Vehicles)とは、BEV(電気自動車)、PHEV(プラグインハイブリッド車)、FCEV(燃料電池車)を含む総称です。BYDは世界最大級のバッテリーメーカーとしての技術力を活かし、多様な電動化車両をラインナップしています。
日本市場での優位性
1. 軽自動車市場への参入
日本独自の軽自動車規格に対応した「RACCO」の投入により、日本市場で最も人気の高いセグメントに本格参入します。
2. スーパーハイブリッド技術
「DMi」技術を搭載したPHEVモデルは、充電インフラの課題を解消しつつ、高い燃費性能を実現します。
3. 競争力のある価格設定
垂直統合型のビジネスモデルにより、高品質ながら競争力のある価格での提供が可能です。
東京オートサロン2026開催概要
会期:2026年1月9日(金)~11日(日)
※1月9日はビジネスデイ(業界・報道関係者のみ)
会場:幕張メッセ(千葉県千葉市美浜区中瀬2-1)
BYD出展場所:展示ホール6
主催:東京オートサロン事務局(TASA)
公式サイト:https://www.tokyoautosalon.jp/2026/
BYDの東京オートサロン出展は今回で3回目
BYD Auto Japanにとって、東京オートサロンへの出展は今回で3回目となります。前回までの出展では、EVやPHEVの技術展示を通じて、来場者に電動化車両の魅力を伝えてきました。
今回は軽EV「RACCO」という日本市場向けの戦略モデルを初公開することで、BYDが本格的に日本市場に根付いていく姿勢を明確に示します。
まとめ:BYDの日本市場本格展開が始動
東京オートサロン2026でのBYDの出展は、同社の日本市場における新たな展開を象徴するイベントとなります。注目の軽EV「RACCO」の参考出品、最新のスーパーハイブリッドモデル「SEALION 6」の展示、そして充実した技術展示ゾーンを通じて、BYDは日本の消費者に新エネルギー車の魅力を直接伝えます。
2026年を新エネルギー車展開の元年と位置付けるBYDの本気度は、1月9日の新春プレスカンファレンスでさらに明らかになるでしょう。日本の自動車市場に新風を吹き込むBYDの挑戦から、今後も目が離せません。
東京オートサロン2026で、ぜひBYDブースを訪れて、次世代モビリティの世界を体感してください。
参考資料:

