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BYD が 軽EV 初披露! Japan Mobility Show 2025で過去最大13台出展【ワールドプレミア情報】

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中国の世界的電気自動車メーカーBYDは、2025年10月29日から11月9日まで東京ビッグサイトで開催される「Japan Mobility Show 2025」において、前回を大きく上回る計13台を出展することを10月22日に発表しました。今回の出展では、乗用車部門が8台、商用車部門が5台という過去最大規模の展示となり、特に日本市場向けに開発された軽EVのワールドプレミアが最大の注目ポイントとなっています。

目次

BYD Japan Groupの過去最大規模の出展が決定

BYD Japan Groupは、乗用車部門を担当する「BYD Auto Japan株式会社」と商用車部門を担当する「BYD JAPAN株式会社」の総称で、今回のモビリティショーでは両部門が連携して日本市場への本格的なコミットメントを示す形となります。

【ワールドプレミア】BYD初の軽EV プロトタイプが日本独自規格で登場

日本専用設計による軽規格EV

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今回のJapan Mobility Show 2025で最も注目を集めるのが、BYD初の海外専用設計モデルとなる軽EVプロトタイプです。日本独自の軽自動車規格に準拠して開発されたこの車両は、BYDが日本市場をいかに重要視しているかを示す象徴的なモデルと言えるでしょう。

軽自動車規格とは、全長3.4m以下、全幅1.48m以下、全高2.0m以下、排気量660cc以下(EVの場合は出力制限)という日本独自の車両規格です。この規格に合わせた車両開発は、外国メーカーにとって技術的にも市場戦略的にも大きなチャレンジとなります。

ブレードバッテリー技術を搭載

BYDの軽EVには、同社が誇る最新のブレードバッテリー技術が搭載されます。ブレードバッテリーは、従来のリチウムイオンバッテリーと比較して以下の優れた特徴を持っています:

  • 高い安全性:釘刺し試験でも発火しない安全設計
  • 優れた空間効率:薄型設計により車内空間を最大化
  • 長寿命:劣化が少なく長期使用が可能
  • 低コスト:製造コストの削減により価格競争力を実現

軽自動車という限られたボディサイズの中で、このブレードバッテリー技術をどのように活用し、実用的な航続距離と居住性を両立させるのかが注目されます。

「地球の温度を1℃下げる」企業理念を体現

BYDは「地球の温度を1℃下げる」という企業理念を掲げており、今回の軽EVはこの理念を具現化したモデルとして位置づけられています。日本の自動車市場において約4割のシェアを占める軽自動車市場に電気自動車を投入することは、CO2排出削減に大きく貢献する可能性があります。

日本の軽自動車市場は年間約180万台の規模があり、特に地方都市や高齢者層に人気が高いセグメントです。この市場にEVを普及させることができれば、日本全体のカーボンニュートラル達成に向けた大きな一歩となるでしょう。

【ジャパンプレミア】J6リビングカー - 小型EVバスの新たな可能性

移動オフィス・災害避難所としての活用を想定

商用車部門では、人気の小型EVバス「J6」をベースに開発した「J6リビングカー」がジャパンプレミアとして参考出品されます。従来、路線バスとしての利用が主だったJ6に、新たな可能性を追加したコンセプトモデルです。

J6リビングカーは以下の用途を想定して設計されています:

  • 移動可能なオフィス空間:リモートワークやワーケーションに対応
  • 災害時の一時避難場所:電源供給機能を活かした緊急時の拠点
  • イベント会場での応接スペース:VIPルームやミーティングルーム

内外装にこだわった居心地の良い空間設計

J6リビングカーは、単なる移動手段ではなく「快適な第三の空間」としての価値を追求しています。内外装デザインにこだわり、居心地の良さを重視した空間演出が施されているとのことです。EVならではの静粛性と、バッテリーからの大容量電源供給能力を活かし、従来のガソリン車では実現困難だった用途開発が期待されます。

BYD Japan Mobility Show 2025 総出展台数と構成

乗用車部門:8台(BYD Auto Japan)

  • ワールドプレミア:1台(軽EV プロトタイプ)
  • ジャパンプレミア:3台
  • その他の展示車両:4台

乗用車部門では、すでに日本市場で販売されている「ATTO 3」や「DOLPHIN」、プラグインハイブリッドの「SEALION 6 DM-i」などに加え、超高性能EVスーパーカー「YANGWANG U9」なども展示される見込みです。

商用車部門:5台(BYD JAPAN)

  • ワールドプレミア:1台
  • ジャパンプレミア:1台(J6リビングカー)
  • その他の商用車両:3台

商用車部門では、小型EVバス「J6」、大型EVバス「K8」、電動トラックなど、BYDが得意とする商用EVラインアップが展示される予定です。

見逃せないブースイベント情報

YANGWANG U9 ダンスパフォーマンス

BYDの超高性能EVスーパーカー「YANGWANG U9」による特別ダンスショーが、会期中毎日3回開催されます(10月29日のプレスデーを除く)。YANGWANG U9は、各輪を独立制御できる先進的なサスペンション技術により、車体を上下に跳ねさせる「ダンス」のようなパフォーマンスが可能です。

音楽と一体となった迫力のパフォーマンスは、BYDの技術力の高さを視覚的に体感できる絶好の機会となるでしょう。

HARIBOWスペシャルパフォーマンス

11月1日(土)と8日(土)には、ダブルダッチパフォーマーHARIBOWとYANGWANG U9のコラボレーションステージが各日2回開催されます。人間のパフォーマンスと車両の技術が融合した、他では見られない特別なステージとなる予定です。

商用車ブース BYD Introduction Time

商用車ブースでは、BYDの商用車ラインアップや最新技術を分かりやすく紹介するミニステージが毎日3回開催されます。次世代の商用モビリティについて、MCによる解説を聞きながら理解を深めることができます。

プレスカンファレンスで新情報発表予定

10月29日(水)14:30~15:00には、BYD Japan Groupのプレスカンファレンスが開催されます。ここでは今後発売予定の車両情報やBYD Japan Groupの今後のビジョンが語られる予定です。

特に注目されるのは:

  • 軽EVの具体的なスペックと発売時期
  • 日本市場向けの価格戦略
  • 充電インフラとの連携計画
  • ディーラーネットワークの拡充予定

BYDの日本市場戦略と今後の展望

軽EV市場参入の意義

日本の軽自動車市場は独特で、海外メーカーにとっては参入障壁が高いセグメントとされてきました。しかし、BYDが軽EV市場に本格参入することで、以下のような変化が期待されます:

  1. 軽EVの選択肢拡大:現在、日本の軽EV市場は限られた車種しかなく、BYDの参入により消費者の選択肢が広がる
  2. 価格競争の活性化:BYDの製造コスト競争力により、軽EVの価格が下がる可能性
  3. 技術革新の促進:ブレードバッテリーなど先進技術の導入で、国内メーカーも刺激を受ける
  4. EV普及の加速:手頃な価格の軽EVが増えることで、EV全体の普及が促進される

商用車分野での存在感

BYDは世界最大の電動バスメーカーであり、すでに日本国内でも複数の自治体や交通事業者がBYDの電動バスを導入しています。今回のJ6リビングカーのような新しいコンセプトモデルの提案は、商用EV市場におけるBYDの存在感をさらに高めるでしょう。

Japan Mobility Show 2025 開催概要

  • 主催:一般社団法人 日本自動車工業会(JAMA)
  • 会期
  • プレスデー:2025年10月29日(水)・30日(木)
  • 一般公開日:2025年10月31日(金)~11月9日(日)
  • 会場:東京ビッグサイト(東京都江東区)
  • BYD特設サイト:https://byd.co.jp/e-life/event/jms2025/

まとめ:BYDの本気度を示す過去最大の出展

今回のJapan Mobility Show 2025におけるBYD Japan Groupの出展は、同社が日本市場をグローバル戦略の中で重要な位置づけとしていることを明確に示しています。特に日本専用設計の軽EVの開発は、単なる輸入販売ではなく、日本市場に真剣に向き合う姿勢の表れと言えるでしょう。

軽自動車という日本独自の市場セグメントに、世界トップクラスのEV技術を持つBYDがどのような提案をするのか。そして、それが日本の自動車産業やカーボンニュートラルの実現にどのような影響を与えるのか。10月29日からのJapan Mobility Show 2025で、その答えが明らかになります。

自動車ファンだけでなく、環境問題に関心がある方、最新技術に興味がある方にとっても見逃せないイベントとなるでしょう。ぜひ東京ビッグサイトで、BYDの最新技術とビジョンを体感してください。

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この記事を書いた人

KAZUのアバター KAZU 編集長

自動車専門メディア『最新自動車情報』編集長のKAZU。IT企業から独立後、自動車専門サイト『最新自動車情報』を立ち上げ、編集長として12年間運営に携わってまいりました。これまでに、新車・中古車、国産車(日本車)から輸入車(外車)まで、あらゆるメーカーの車種に関する記事を6,000本以上執筆。その経験と独自の分析力で、数々の新型車種の発表時期や詳細スペックに関する的確な予測を実現してきました。『最新自動車情報』編集長として、読者の皆様に信頼性の高い最新情報、専門的な視点からの購入アドバイス、そして車(クルマ)の奥深い魅力をお届けします。後悔しない一台選びをしたい方、自動車業界のトレンドをいち早く知りたい方は、ぜひフォローをお願いいたします。

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