スバルは2026年9月10日、コンパクトトールワゴン「ジャスティ」の一部改良モデルを発表・発売しました。今回の改良では、先進運転支援システム「スマートアシスト」の機能を大幅に強化するとともに、リアコーナーセンサーの増設、標準装備の見直し、そして新カラーの追加など、多岐にわたるアップデートが施されています。軽自動車からのクラスアップを検討しているユーザーや、安全性能を重視するファミリー層に特に注目の一台です。
スバル ジャスティ 一部改良の主な変更点まとめ:
2026年9月の一部改良における変更ポイントは、大きく「安全装備の強化」「センサー類の拡充」「標準装備の見直し」「ボディカラーの刷新」の4つに集約されます。以下でそれぞれを詳しく解説します。

スマートアシスト(衝突回避支援ブレーキ機能)の大幅強化:
今回の改良で最も注目すべきポイントが、全車標準装備の先進運転支援システム「スマートアシスト」の機能拡充です。従来モデルから検知対象を大幅に広げており、新たに「横断中の自転車」「交差点右折時の直進対向車」「交差点右左折時の対向方向から横断する歩行者」の3項目が衝突回避支援ブレーキの作動シーンに追加されました。

また、対歩行者への衝突回避支援ブレーキが作動する最高速条件が、従来の60km/hから80km/hへと引き上げられており、より広い速度域での安全性を確保しています。都市部の交差点や生活道路など、歩行者や自転車が多いシーンでの安心感が一層高まったと言えるでしょう。
さらに、全車速追従機能付きACC(アダプティブクルーズコントロール)については、先行車の検知距離の延長と検知精度の向上が図られ、より自然で滑らかな加減速を実現しています。高速道路や渋滞時の長距離ドライブにおける疲労軽減効果がさらに期待できます。
リアコーナーセンサーを2個から4個に増設:
安全装備のもうひとつの強化点として、リアコーナーセンサーの数が従来の2個から4個へと倍増しました。これにより、後退時における後方・側方の障害物に対する検知範囲が大幅に広がり、狭い駐車場や車庫入れ時の安全性が向上しています。バックカメラと組み合わせることで、より安心・確実な駐車操作が可能になります。
標準装備・オプション設定の見直し:
装備面では、「純正ナビ装着用アップグレードパック」が全グレードに標準装備されるようになりました。一方、これまで標準装備となっていた「スマートフォン連携9インチディスプレイオーディオ」はメーカー装着オプションへ変更されています。これにより、ディスプレイオーディオを必要としないユーザーはその分のコストを省きつつ、ナビ装着に必要なインフラはすべて整えられた状態で購入できるという、より柔軟な選択肢が生まれています。
ボディカラーを刷新、全10色展開に:
ボディカラーのラインアップも大きく見直されました。今回の改良で新たに設定されたカラーは以下の6色です。
- シャイニングホワイト・パール(新色)
- イエローイッシュブラッククリスタルマイカ(新色)
- クールバイオレットクリスタルシャイン(新色)
- グレイッシュオリーブメタリック(新色)
- ブラック/シャイニングホワイト・パール(新色・2トーン)
- ブラック/グレイッシュオリーブメタリック(新色・2トーン)
これらを含む全10色展開となり、個性的なカラーバリエーションが充実しました。ツートーンカラーの追加により、よりスタイリッシュな外観を求めるユーザーの選択肢も広がっています。
一部改良後のスバル ジャスティ 価格:
2026年9月の一部改良後における販売価格は以下のとおりです。
- 2WD(FF):217万300円(改良前:216万9,200円 → 1,100円アップ)
- 4WD:237万500円(改良前:239万4,400円 → 2万3,900円ダウン)
FFモデルはわずかな価格上昇にとどまる一方、4WDモデルは約2万4千円の値下げとなっており、4WD車を検討しているユーザーには特にお得な改良となっています。
スバル ジャスティのエンジン・スペック・燃費:
今回の一部改良においてエンジンや基本スペックに変更はありません。現行ジャスティは2020年の大幅改良時にターボエンジンが廃止されており、現在は直列3気筒1.0L自然吸気エンジン(1KR-FE型)のみの設定です。最高出力69ps・最大トルク9.4kgmを発揮し、CVTと組み合わせてFF・4WDの2駆動方式を用意しています。WLTCモード燃費は18.4km/Lで、コンパクトトールワゴンクラスとして良好な燃費性能を維持しています。
ボディサイズは全長3,705mm×全幅1,670mm×全高1,735mm、ホイールベース2,490mmとコンパクトにまとめられており、狭い路地や立体駐車場でも扱いやすいサイズ感が特徴です。室内サイズは室内長2,180mm×室内幅1,480mm×室内高1,355mmと、ボディサイズから想像する以上の広さを誇ります。
スバル ジャスティの内装・居住性のポイント:
ジャスティの室内空間は「1LD-CAR(ワン・エル・ディー・カー)」のコンセプトのもと、自宅のリビングのような快適性を目指して設計されています。リアシートは最大240mmのスライドが可能で、リクライニング角度は最大70度まで倒せるため、車中泊も視野に入れた使い方ができます。前後乗員間距離は最大1,105mmと余裕があり、5人乗車時でもゆったりとした空間を確保しています。
ラゲッジスペースは1,500mmを超える荷室長を持ち、自転車の積載も可能。デッキボードを跳ね上げることで背の高い荷物にも対応でき、日常の買い物から週末のアウトドアまで幅広いシーンで活躍します。
OEMモデル(ダイハツ トール・トヨタ ルーミー)との関係:
スバル ジャスティは、ダイハツが開発・製造する「トール」のOEMモデルです。トヨタ「ルーミー」とともに基本的なメカニズムやボディを共有しており、兄弟車にあたるダイハツ「トール」とトヨタ「ルーミー」は2026年8月31日に先行して改良が実施されています。スバル版であるジャスティの今回の改良内容は、これら兄弟車の改良内容と基本的に共通しており、スバルのディーラーネットワークを通じて購入できる点がジャスティ独自のメリットといえます。
スバル ジャスティ これまでの主な改良履歴:
現行型ジャスティは2016年に日本市場へ復活(日本向け2代目)して以来、継続的に改良が重ねられてきました。2020年9月の大規模改良では現行デザインへの刷新、スマートアシストの採用、電子制御パーキングブレーキ&オートブレーキホールドの搭載などが実施されました。2022年9月には最新法規への対応とオプション設定の追加、2024年12月には9インチディスプレイオーディオとリアビューカメラの標準装備化が行われています。そして今回の2026年9月改良により、安全性能がさらに一段階引き上げられた形です。
スバル ジャスティ 一部改良モデルの総評:
2026年9月の一部改良によって、スバル ジャスティはコンパクトトールワゴンの中でも特に安全性能に優れた一台としての地位をさらに固めました。スマートアシストの検知対象追加や歩行者対応速度の向上、リアコーナーセンサーの増設など、日常使いで直結する安全装備が着実に強化されています。価格も実質据え置きに近い水準を保ちつつ、新色カラーによる個性的な選択肢も加わり、ファミリーカーとして、またセカンドカーとして検討する価値が高まった改良と言えるでしょう。購入を検討している方は、最寄りのスバルディーラーでぜひ新型ジャスティの最新仕様を確認してみてください。
スバル ニュースリリース

