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プリウスの中古はやめたほうがいいと言われる理由 購入に注意すべきポイント

Toyota Prius

「プリウスの中古はやめたほうがいい」そんなネガティブな噂を耳にしたことはありませんか? 環境性能と燃費の良さで人気のプリウスですが、中古車市場では賛否両論あるようです。この記事では、その理由を徹底的に検証し、安心して中古プリウスを選ぶためのポイントを詳しく解説します。

目次

なぜ「やめたほうがいい」と言われるのか?

プリウスの中古車にまつわるネガティブな意見の背景には、いくつかの理由が考えられます。

1. ハイブリッドシステムの劣化

プリウスの心臓部であるハイブリッドシステムは、高価な部品が多く、修理費用が高額になる可能性があります。中古車の場合、バッテリーの劣化やシステム全体の不具合が懸念されるため、購入後の維持費が予想以上にかかるケースも少なくありません。

2. バッテリー交換費用

プリウスのバッテリーは、ガソリン車とは異なり、高電圧バッテリーと補機バッテリーの2種類を搭載しています。特に高電圧バッテリーは高額で、交換費用は数十万円に及ぶこともあります。中古車を選ぶ際は、バッテリーの状態や交換履歴を必ず確認しましょう。

3. 人気車種ゆえの過走行車

プリウスはタクシーや営業車としても多く利用されているため、中古車市場には過走行の車両が多く出回っています。走行距離が多い車は、それだけ部品の摩耗や劣化が進んでいる可能性が高く、故障のリスクも高まります。

4. 高いリセールバリュー

プリウスは人気車種ゆえに、中古車市場でも比較的高値で取引されています。そのため、購入時の価格が高く、売却時のリセールバリューも期待しにくいという側面があります。

中古プリウスを購入する際の注意点 トラブル事例

中古プリウスには、以下のようなトラブル事例が報告されています。

  • ハイブリッドシステムの故障: プリウスの中核をなすハイブリッドシステムは、複雑な構造を持つため、故障すると高額な修理費用がかかる場合があります。
  • バッテリーの劣化: プリウスのバッテリーは寿命があり、劣化すると燃費が悪化したり、最悪の場合、走行不能になることもあります。交換には数十万円かかることもあります。
  • 電装系の不具合: プリウスは電装品が多く、不具合が発生しやすい傾向があります。ナビゲーションシステムの故障や、パワーウィンドウの動作不良などが報告されています。

プリウスのバッテリーが上がるとどうなる?

プリウスには、駆動用バッテリーと補機バッテリーの2種類のバッテリーが搭載されています。どちらのバッテリーが上がるかによって、症状や対処法が異なります。

1. 駆動用バッテリーが上がると…

  • ハイブリッドシステムが起動しない: プリウスの駆動用バッテリーは、ハイブリッドシステムを動かすための主要な電源です。これが上がると、ハイブリッドシステムが起動せず、エンジンも始動できません。
  • 走行不能になる: 駆動用バッテリーが上がると、ハイブリッドシステムが作動しないため、プリウスは完全に走行不能になります。
  • 対処法: 駆動用バッテリーは高電圧で危険なため、自分で対処することはできません。ロードサービスを呼び、専門業者に充電または交換を依頼しましょう。

プリウス中古で注意すべきポイント

中古プリウスを購入する際は、以下のポイントに注意しましょう。

1. バッテリーの状態をチェック

購入前に必ずバッテリーの状態をチェックしましょう。ディーラーや整備工場で診断してもらうのが確実です。また、バッテリーの交換履歴や保証についても確認しておくと安心です。

2. 整備記録簿を確認

過去の整備記録簿を確認し、定期的なメンテナンスが行われてきたか、不具合や修理の履歴がないかを確認しましょう。整備記録簿がない場合は、購入を見送ることも検討しましょう。

3. 走行距離と年式のバランス

走行距離が少ないほど状態が良いとされていますが、年式も重要な要素です。年式が新しいほど、最新の安全装備や機能が搭載されている可能性が高くなります。走行距離と年式のバランスを見て、総合的に判断しましょう。

4.事故歴

事故歴のある車は、修復歴があっても、後々トラブルが発生する可能性があります。必ず確認しましょう。

4. 信頼できる販売店を選ぶ

中古車販売店によって、品質や保証内容が大きく異なります。信頼できる販売店を選び、購入後のアフターサポートもしっかり確認しておきましょう。

上記のような懸念点はあるものの、しっかりとポイントを押さえれば、中古プリウスは魅力的な選択肢となり得ます。

買わない方がいいモデルや年式

特に注意が必要なのは、初期型のプリウスや、走行距離が10万キロを超える車両です。初期型のプリウスは、ハイブリッドシステムの不具合が多く報告されています。また、走行距離が10万キロを超える車両は、バッテリーやその他の部品の劣化が進んでいる可能性が高いです。

プリウス中古のバッテリー問題

プリウスのバッテリーは高価で、交換には数十万円かかることもあります。

  • バッテリーの寿命と交換費用: プリウスのバッテリーの寿命は、使用状況によって異なりますが、一般的には10年程度と言われています。交換費用は、バッテリーの種類や工賃によって異なりますが、20万円~40万円程度が相場です。
  • バッテリーのチェックポイント: バッテリーの残量や劣化具合を確認しましょう。ディーラーや整備工場で診断してもらうのがおすすめです。
  • バッテリー故障時の対応: バッテリーが故障した場合は、速やかに交換する必要があります。放置すると、走行不能になるばかりか、他の部品にも悪影響を及ぼす可能性があります。

プリウス中古の燃費性能とそのリスク

プリウスは燃費性能の高さで知られていますが、中古車の場合は注意が必要です。

  • 燃費性能の低下原因: バッテリーの劣化や、エンジンの不調などが原因で、燃費性能が低下することがあります。
  • 中古プリウスの燃費口コミ: 中古プリウスの燃費に関する口コミは様々ですが、「思ったほど燃費が良くない」という声も聞かれます。
  • 燃費性能のチェック方法: 購入前に試乗して、実際の燃費を確認しましょう。また、整備工場で診断してもらうのもおすすめです。

プリウス中古の相場と価格の目安

プリウスの中古車価格は、年式、走行距離、グレード、状態によって大きく異なります。

  • 相場価格の推移: プリウスの中古車相場は、年々低下傾向にあります。しかし、人気車種のため、他の車種に比べると高値で取引される傾向があります。
  • 予算に応じた選び方: 予算に合わせて、年式や走行距離、グレードなどを絞り込みましょう。中古車情報サイトやアプリを活用すると便利です。
  • お勧めの買い時: プリウスの中古車は、3月や9月など、決算期や年度末に安く購入できる可能性があります。

故障のリスクと修理費用

プリウスは、他の車種に比べて故障が少ないと言われていますが、それでも故障のリスクはゼロではありません。

  • よくある故障箇所: ハイブリッドシステム、バッテリー、電装系などが故障しやすい箇所として挙げられます。
  • 修理費用の目安: 修理費用は、故障箇所や修理内容によって異なりますが、数万円から数十万円かかることもあります。
  • 保証やサポート内容の確認: 中古車を購入する際は、保証やサポート内容を必ず確認しましょう。万が一、故障した場合でも、安心して修理を受けることができます。

まとめ

「プリウスの中古はやめたほうがいい」という噂は、必ずしも真実ではありません。しっかりと注意点を押さえ、信頼できる販売店で購入すれば、中古プリウスは経済的で環境に優しい素晴らしい車となるでしょう。この記事が、あなたの中古プリウス選びの一助となれば幸いです。この記事を参考に、あなたにぴったりのプリウスを見つけてください。

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