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2007年に日本市場から姿を消した日産のフラッグシップSUV「サファリ」が、「パトロール」の名前で2027年に日本復活を果たします。ジャパンモビリティショー2025で正式発表されたこのニュースは、SUV愛好家の間で大きな話題となっています。今回は、実際に新型パトロールを詳しく見た評価をもとに、その内外装の魅力、優れている点、そして気になる残念な点まで徹底的に解説します。


新型パトロールの第一印象は、その圧倒的な大きさです。ランドクルーザー300の購入者も認める迫力で、ボディサイズは全長5,350mm×全幅2,030mm×全高1,945-1,955mmと、ランクル300と比較して全長で約400mm、全幅で50mm、全高で約30mm大きくなっています。
デザインの特徴:
特に横から見たときのフラットなラインとシンプルな面構成が際立っています。フロントウィンドウも300より立っており、全体的にスタイリッシュな印象を与えます。

大きなボディサイズゆえに、日本の駐車場事情には不安が残ります。全長は一般的な駐車スペースをはみ出す可能性が高く、都内での駐車場探しは苦労するかもしれません。300でもパーキングに収まるかギリギリのところ、パトロールはさらに大きいため、日常使いでの取り回しは課題となるでしょう。

これらの数値は、ランドクルーザー300とほぼ同等かそれ以上の悪路走破性能を示しています。アダプティブエアサスペンション搭載により、オフロードでは車高を上げて障害物をクリアし、市街地では車高を下げて乗降性を向上させることが可能です。
4WDシステムには6種類のドライブモード(STANDARD、ECO、SPORT、SAND、MUD、ROCK)が用意され、リアロックディファレンシャルも装備。砂漠から岩場まで、あらゆる地形に対応できる本格的なオフロード性能を備えています。

新型パトロールの最大の魅力は、3列シート8人乗りレイアウトにおける圧倒的な居住性です。実際に体験した評価を見てみましょう。

2列目シートの特徴:
300は意外と膝裏が浮くイメージだが、パトロールはしっかり椅子に座っている感覚でした。
3列目シートの快適性:
これは北米・中東市場を主戦場とするパトロールならではの設計思想で、ランクル300が「3列目はエマージェンシー的」な設計なのに対し、パトロールは「本気で3列目まで大人が乗れる」設計となっています。

Googleビルトイン搭載:
プレミアム装備:

日産が誇る「ゼログラビティシート」は、NASAの無重力状態の研究から着想を得た技術で、長時間のドライブでも疲労を軽減します。パトロール専用にチューニングされたこのシートは、サイドサポートとクッション座面に身体をしっかり支える技術を導入し、オフロードでの揺れにも対応します。
ランクル300よりもちょっと沈む感じで、ふっとしている、ホールド感と快適性のバランスが取れています。シート位置は最大まで上げることができ、シート上げた状態でもサンルーフ装着車で拳1.5個分以上の余裕があります。
操作系の配置:
実際に内装を確認し、助手席との距離感が広すぎるという指摘がありました。センターコンソールの幅が広く、左右の距離が大きいことがわかります。これはミッションやトランスファーを収めるための構造上の制約ですが、日常使いでは少し不便に感じるかもしれません。
デジタル化の好み:
メーターが完全にデジタル化されていることについて、アナログメーター派にとっては、物足りなさを感じる可能性があります。
視認性の懸念:
14.3インチの大型モニターは屋内では見やすいものの、日差し強い時大丈夫かという懸念もあります。ただし、明るい照明下でも比較的見やすかったので、実際の使用環境での確認が必要でしょう。
新型パトロールには、V型8気筒3.8Lエンジン(316ps/39.4kgm)とV型6気筒3.5Lツインターボエンジン(425ps/71.4kgm)が用意されますが、注目はV6ツインターボです。
V6ツインターボの魅力:
ランドクルーザー300のディーゼルエンジンが700Nmのトルクを発揮しますが、パトロールはガソリンエンジンでこれを実現している点が特筆すべきポイントです。
ハイパフォーマンスモデル「パトロールNISMO」では、V6ツインターボの出力を502ps(495hp)まで引き上げ、専用エキゾーストシステムによる「より印象的な」サウンドを楽しめます。
NISMO専用装備:
ただし、NISMOは最低地上高が195mmに下がるため、本格的なオフロード走行よりもオンロードでのスポーツ走行を重視した仕様といえます。
新型パトロールには、日産の運転支援システム「プロパイロット」が初採用されます。高速道路でのアクセル、ブレーキ、ステアリング操作をアシストし、ドライバーの疲労を軽減します。
その他の先進安全装備:
アラブ首長国連邦での価格は239,900~322,900 UAEディルハム(約980万円~1,320万円)となっています。日本市場での価格はまだ正式発表されていませんが、同程度か若干高めの設定が予想されます。
参考:ランドクルーザー300の価格
パトロールはランクル300よりも上級の位置づけとなるため、価格差は妥当といえます。しかし、1,000万円を超える価格帯は、一般ユーザーにとってはハードルが高いのも事実です。
キャラクターの違い:
ランドクルーザー300:
パトロール:
「ホイールベースを長くして、セカンドシートの設置位置がかなり余裕があり、サードシートも大人が座れるぐらいの広さ。体育座りにならなそうな設計」と、居住性の違いを強調しています。
1. サイズの大きさ
2. 燃費性能
3. 価格の高さ
4. サービス網の整備
1. 競合不在の市場
2. ブランド力の強化
3. 独自の魅力
✓ ランドクルーザー300では物足りない方
✓ アメリカンフルサイズSUVが好きな方
✓ 最新技術と伝統の融合を求める方
✗ 日本の道路事情を重視する方
✗ コストパフォーマンス重視の方
新型パトロールは、ランドクルーザー300とは明確に異なるキャラクターを持った、日産の本気のフラッグシップSUVです。実際に見た評価も非常に高く、特に2列目・3列目の居住性、最新のインフォテインメントシステム、V6ツインターボエンジンの魅力は特筆すべきポイントです。
サイズの大きさや価格の高さは課題ですが、「ランクルとは違う、本格的な3列シートSUV」を求める市場は確実に存在します。2027年の日本発売まで、さらなる情報開示が期待されます。日本のSUV市場に新たな選択肢をもたらす一台として、今後の動向に注目です。


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自動車専門メディア『最新自動車情報』編集長のKAZU。IT企業から独立後、自動車専門サイト『最新自動車情報』を立ち上げ、編集長として12年間運営に携わってまいりました。これまでに、新車・中古車、国産車(日本車)から輸入車(外車)まで、あらゆるメーカーの車種に関する記事を6,000本以上執筆。その経験と独自の分析力で、数々の新型車種の発表時期や詳細スペックに関する的確な予測を実現してきました。『最新自動車情報』編集長として、読者の皆様に信頼性の高い最新情報、専門的な視点からの購入アドバイス、そして車(クルマ)の奥深い魅力をお届けします。後悔しない一台選びをしたい方、自動車業界のトレンドをいち早く知りたい方は、ぜひフォローをお願いいたします。