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スズキ スーパーキャリイ マイナーチェンジ 2025年11月 | 新デザインと最新安全装備で軽トラの常識を変える大幅進化

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Suzuki - Super Carry - Minor Change - November 2025

スズキが2025年11月10日、軽トラック「キャリイ」および「スーパーキャリイ」のマイナーチェンジモデルを公式ウェブサイトで先行公開しました。発売時期は2025年11月下旬を予定しています。

軽トラックで異例となる先行ティーザーサイトの公開は、今回の改良が単なるマイナーチェンジの枠を超えた「大規模な進化」であることを示しています。フロントマスクとインテリアの全面刷新に加え、最新の安全技術や快適装備を採用することで、商用車の概念を塗り替える内容となっています。

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目次

スーパーキャリイを含む全グレードに共通する主な変更内容

フロントデザインの刷新でより精悍な顔つきに

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今回のマイナーチェンジで最も目を引くのが、全面的に刷新されたフロントデザインです。ヘッドライトは小型化されつつシャープな印象に変更され、全グレードでLEDヘッドライトが標準装備されました。

フロントバンパーも力強いデザインに変更され、フードガーニッシュやアンダーガーニッシュがボディ同色となることで、より洗練された外観を実現しています。運転席側・助手席側の両方に荷台ステップが標準装備され、実用性も向上しました。

軽トラ初のフル液晶デジタルメーターを標準装備

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インテリア面では、軽トラックとしては画期的なフル液晶デジタルメーターディスプレイを全車標準装備しました。スピードメーター、瞬間燃費、平均燃費、航続可能距離、シフトインジケーター、外気温計など、多彩な情報を見やすく表示します。

また、3ポジションLEDルームランプ、インパネドリンクホルダー、インパネポケット、インパネワイドホルダー、インパネセンタートレーなど、快適装備も大幅に充実しました。

次世代安全システム「デュアルセンサーブレーキサポートⅡ」を全車標準化

自転車や二輪車も検知する高度な安全技術

これまでの「デュアルカメラブレーキサポート」から、より高性能な「デュアルセンサーブレーキサポートⅡ(DSBSⅡ)」へと進化しました。従来の四輪車に加え、自転車や自動二輪車の検知にも対応し、衝突回避をサポートします。

充実した予防安全装備のラインナップ

全車に以下の安全装備が標準搭載されます:

  • 低速前進時ブレーキサポート:駐車場などでの誤発進を抑制
  • パーキングセンサー(フロント・リヤ):障害物を音で知らせる
  • 車線逸脱抑制機能:車線からのはみ出しを防止
  • 発進お知らせ機能:先行車発進時や信号切り替わり時に通知
  • 標識認識機能:車両進入禁止、一時停止、赤信号を認識
  • エマージェンシーストップシグナル:急ブレーキ時にハザードランプが自動点滅

これにより、商用車に求められる安全性が大きく向上しています。

キャリイ各グレードの装備内容と特徴

エントリーグレード「KC」でも驚きの充実装備

エントリーグレードのKCでも、以下の装備が標準で用意されます:

  • 運転席・助手席SRSエアバッグ
  • パワーウィンドー(運転席オート・挟み込み防止機構付)
  • パワードアロック
  • アイドリングストップシステム(5MT車にも新採用)
  • ぬかるみ脱出アシスト
  • AM/FMラジオ(スピーカー内蔵)
  • エアコン(エアフィルター付)
  • UVカット機能付フロントガラス
  • ビニールレザーシート表皮

従来は手動式が一般的だったサイドウィンドウがパワーウィンドーに、ルームランプもLED化されるなど、エントリーグレードでも大幅に装備が向上しています。

上位グレード「KX」はさらに豪華な仕様に

上位グレードのKXでは、KCの装備に加えて以下が追加されます:

  • フロントLEDフォグランプ&カラードフォグランプベゼル
  • 電動格納式リモコンドアミラー
  • ヒーテッドドアミラー(4WD車)
  • USB電源ソケット(Type-A/Type-C)
  • オーディオレス仕様+2スピーカー(8インチディスプレイオーディオ対応)
  • インパネセンターガーニッシュ(ピアノブラック)
  • メッキエアコンルーバーガーニッシュ
  • ファブリックシート表皮
  • LED荷台作業灯
  • リヤゲートチェーン
  • ドアポケット(運転席・助手席)
  • デフロック(4WD・5MT車)

USB給電対応や荷台作業灯など、実用性を高める装備が多数追加されています。

農作業に特化した「KC農繁仕様」

農業従事者向けのKC農繁仕様では、以下の専用装備を搭載:

  • 強化リヤサスペンション(4枚リーフスプリング)
  • アッパーメンバーガード
  • リヤゲートチェーン
  • LED荷台作業灯
  • デフロック(4WD・5MT車)

悪路や重量物の積載に対応した、タフな仕様となっています。

スーパーキャリイの特徴と充実の室内空間

ロングキャビンで快適性が大幅向上

スーパーキャリイは、標準のキャリイに比べてキャビンを後方へ460mm拡大したロングキャビンモデルです。シートスライド幅は180mm(標準キャリイは140mm)、シートリクライニング角度は最大40度まで対応し、長時間の運転でも疲れにくい設計になっています。

シートバックスペースで荷物も室内に

シート背面には高さ920mm×横幅1,235mm×長さ250mmのシートバックスペースを確保。工具箱や大きめの荷物を室内に収納できるため、荷台を最大限活用できます。

また、キャビン下部の空間を荷台として利用できる設計により、荷台フロア長は1,975mmを確保。長尺物の積載にも対応しています。

スーパーキャリイの専用装備

スーパーキャリイには以下の専用装備が用意されます:

  • リクライニング機構付シート
  • 180mmシートスライド
  • シートバックスペース
  • ドアポケット(運転席・助手席)
  • USB電源ソケット(上位グレード)
  • LED荷台作業灯(上位グレード)
  • 電動格納式リモコンドアミラー(上位グレード)

特別仕様車「スーパーキャリイ Xリミテッド」も継続設定

ブラックアクセントで精悍なスタイリング

マイナーチェンジ後も、人気の特別仕様車「スーパーキャリイ Xリミテッド」が継続設定されます。

  • 専用デカール
  • SUZUKIロゴ入り専用ガーニッシュ
  • ブラック塗装のフロントバンパー
  • ブラック塗装のフォグランプベゼル

これらの専用装備により、よりワイルドで個性的なスタイリングを実現しています。

ジャパンモビリティショー名古屋2025で先行展示

Xリミテッドは、2025年11月22日からポートメッセなごやで開催される「ジャパンモビリティショー名古屋2025」にて先行展示されます。実車を間近で確認できる貴重な機会となります。

パワートレインと走行性能

軽トラックトップクラスの出力を誇るエンジン

搭載されるのは、可変バルブタイミング機構を採用した直列3気筒660cc「R06A」エンジンです。

  • 最高出力:50ps/6,200rpm
  • 最大トルク:6.0kgm/3,500rpm

ライバルのダイハツ・ハイゼットより4ps高い出力を発揮し、軽トラックでトップクラスの動力性能を誇ります。

選べる駆動方式とトランスミッション

駆動方式は以下の3タイプから選択可能:

  1. FR(後輪駆動):市街地での使用に最適
  2. パートタイム4WD:悪天候時や軽い悪路に対応
  3. 高低速切替え式パートタイム4WD:急傾斜や本格的な悪路に対応

トランスミッションは、燃費に優れる5速MTと操作が簡単な4速ATから選択できます。

燃費性能と環境性能

アイドリングストップシステムで燃費向上

2024年の改良で5速MT車にもアイドリングストップシステムが採用され、燃費性能が向上しました。

WLTCモード燃費(2025年モデル)

  • キャリイ:5MT 18.7km/L、4AT 15.7km/L
  • スーパーキャリイ:5MT 17.9km/L、4AT 15.4km/L

キャビンが大きいスーパーキャリイでも、優れた燃費性能を実現しています。

ボディサイズと積載性能

コンパクトなボディで取り回し抜群

全長×全幅×全高:3,395×1,475×1,765mm
ホイールベース:1,905mm
最小回転半径:3.6m

フルキャブ設計とショートホイールベースにより、最小回転半径はわずか3.6mを実現。狭い路地や駐車場でもスムーズに取り回せます。

実用的な荷台サイズ

キャリイ

  • 荷台長×荷台幅×荷台高:1,940×1,410×290mm
  • 荷台フロア長:2,030mm
  • 最大積載量:350kg

スーパーキャリイ

  • 荷台長×荷台幅×荷台高:1,480×1,410×290mm
  • 荷台フロア長:1,975mm
  • 最大積載量:350kg

スーパーキャリイは荷台長がやや短くなりますが、キャビン下の空間を活用することで、1,975mmまでの長尺物に対応できます。

充実したカラーバリエーション

2025年7月の一部改良で、ボディカラーに「ツールオレンジ」と「アイビーグリーンメタリック」が新設定されました。その他、定番の「スペリアホワイト」「シルキーシルバーメタリック」「デニムブルーメタリック」など、豊富なカラーから選択できます。

価格帯と購入時の注意点

装備充実により約15万円の価格上昇見込み

今回のマイナーチェンジでは、安全装備や快適装備の大幅な向上により、価格は約15万円程度の上昇が予想されています。

改良前の価格(参考)

  • キャリイKC:111.7万円〜
  • キャリイKX:129.5万円〜
  • スーパーキャリイL:123.6万円〜
  • スーパーキャリイX:140.4万円〜
  • スーパーキャリイXリミテッド:151.4万円〜

価格は上昇しますが、LEDヘッドライト、フル液晶メーター、最新安全装備などが標準化されることを考慮すると、コストパフォーマンスは向上していると言えます。

キャリイ・スーパーキャリイが選ばれる理由

60年以上の歴史と信頼性

キャリイは1961年の初代モデル登場以来、60年以上にわたって軽トラック市場をリードしてきました。累計販売台数は400万台を突破し、国内外で高い評価を得ています。

充実した防錆対策で長期使用に対応

ボディ表面の100%とフレームの要所に防錆鋼板を採用し、3層塗装、アンダーコート処理などを実施。荷台を含むボディ外板穴あき錆保証5年、ボディ外板表面錆保証3年を提供しており、長期間安心して使用できます。

OEM供給による幅広い選択肢

キャリイは、マツダ「スクラムトラック」、三菱「ミニキャブトラック」、日産「クリッパートラック」として他メーカーにもOEM供給されています。販売店やサービス体制などを考慮して、好みのブランドから選択できます。

まとめ:軽トラの新時代を切り拓くマイナーチェンジ

2025年11月に発売される新型キャリイ・スーパーキャリイは、従来の軽トラックの常識を覆す大幅な進化を遂げています。

主なポイント
✓ フロント・インテリアデザインの全面刷新
✓ 全車LEDヘッドライト標準装備
✓ 軽トラ初のフル液晶メーター採用
✓ 次世代安全システム「デュアルセンサーブレーキサポートⅡ」標準化
✓ 充実した快適装備と収納スペース
✓ 選べる3タイプの駆動方式
✓ 優れた燃費性能と環境性能

スーパーキャリイのロングキャビン仕様は、長時間の運転や遠距離移動が多いユーザーに最適です。特別仕様車Xリミテッドは、個性を求めるユーザーにおすすめです。

商用車としての実用性を保ちながら、乗用車並みの快適性と安全性を実現した新型キャリイ・スーパーキャリイ。ビジネスユースはもちろん、趣味やレジャーにも活躍する、新時代の軽トラックとして注目を集めています。

詳細な情報や試乗については、スズキ公式ウェブサイトまたは最寄りのスズキ販売店にお問い合わせください。

参考リンク

Suzuki - Super Carry - Minor Change - November 2025

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この記事を書いた人

KAZUのアバター KAZU 編集長

自動車専門メディア『最新自動車情報』編集長のKAZU。IT企業から独立後、自動車専門サイト『最新自動車情報』を立ち上げ、編集長として12年間運営に携わってまいりました。これまでに、新車・中古車、国産車(日本車)から輸入車(外車)まで、あらゆるメーカーの車種に関する記事を6,000本以上執筆。その経験と独自の分析力で、数々の新型車種の発表時期や詳細スペックに関する的確な予測を実現してきました。『最新自動車情報』編集長として、読者の皆様に信頼性の高い最新情報、専門的な視点からの購入アドバイス、そして車(クルマ)の奥深い魅力をお届けします。後悔しない一台選びをしたい方、自動車業界のトレンドをいち早く知りたい方は、ぜひフォローをお願いいたします。

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