2026年5月28日(木)、トヨタがフルモデルチェンジ版の新型ハイラックス(型式:GUN226型)を日本市場向けに発表・発売する予定です。前モデルが2017年に約13年ぶりの日本復活を果たして以来、多くのピックアップトラックファンに支持されてきたハイラックスがついに9代目へと進化します。本記事では、日本仕様の価格・グレード構成・スペック・内外装・安全装備など、現時点で明らかになっているすべての情報を網羅的に解説します。
新型ハイラックスの概要・発売日:
2026年5月28日に日本市場で発売予定となっているトヨタの新型ハイラックス(9代目)は、2015年から海外向けに販売されてきた8代目からのフルモデルチェンジモデルです。生産はタイ国内の工場で行われており、2026年3月16日にはすでに製造が開始されています。タイやオーストラリア向けではすでに詳細なグレード構成や価格情報が判明しており、タイ国では2025年11月10日に正式発表済みです。なお、海外でのサブネームは前モデルの「ハイラックス REVO」から「ハイラックス TRAVO」へと変更されています。

日本向けの先行受注受付けも発売に先立って開始される見込みで、ピックアップトラックの中でもとりわけ注目度の高いモデルだけに、発売直後から大きな話題を集めることが予想されます。

新型ハイラックスの価格・グレード構成:
日本仕様のグレード構成は、シンプルに2種類のみとなります。上位グレードの「Z」と、オフロード専用装備を充実させた「Adventure(アドベンチャー)」の2グレードで、どちらも駆動方式は四輪駆動(4WD)のみとなります。海外向けにはガソリンモデルやピュアEVモデルも設定されていますが、日本向けについてはエンジン一択のシンプルな構成となっています。
日本向けの価格については以下の通りです。
- Z:425万円(税込み)
- Adventure(アドベンチャー):460万円(税込み)
前モデル(8代目)の最終価格がZグレード407万2,000円・GR Sportグレード431万2,000円だったことを踏まえると、エントリーグレードの値上がり幅は約20万円程度、上位モデルについては約30万円程度のアップとなります。新世代の機能や装備の充実を考えると、競合するピックアップトラックと比較しても納得感のある価格設定といえるでしょう。
なお、メーカーオプションについてはボディカラーのみが設定される見込みで、装備面での選択肢は非常にシンプルです。
新型ハイラックスのボディサイズ:
新型ハイラックス(日本仕様)のボディサイズは以下のとおりです。
- 全長:5,320mm(前モデル比-20mm)
- 全幅:1,895mm(前モデル比+40mm)
- 全高:1,865mm(前モデル比+65mm)
- ホイールベース:3,085mm

全長がわずかに短縮された一方で、全幅・全高ともに拡大されており、より存在感が増したプロポーションとなっています。特に全高が65mmも高くなっているのは注目点で、最低地上高や乗降性の向上にも寄与していると考えられます。なお、1ナンバー(普通貨物自動車)登録での継続となるため、新車登録から2年後に車検を受け、以降は毎年車検となります。
また、シャシーは剛性を効率的に高めた設計へとアップデートされており、軽量素材の使用箇所を拡大することで走行性能と積載性能が両立されています。ラダーフレーム構造は継続採用されており、本格的なオフロード走行や高い積載能力も引き続き確保されています。
新型ハイラックスのパワートレイン・スペック:
日本向け新型ハイラックスのパワートレインは、排気量2.8L(1GD-FTV型)直列4気筒ディーゼルターボエンジン+マイルドハイブリッド(MHEV)の一択となります。前モデルの日本仕様に搭載されていた2.4L(2GD-FTV型)ディーゼルターボエンジンからの排気量拡大となり、スペックも大幅に向上しています。

- 最高出力:204ps
- 最大トルク:500Nm(51.0kgm)
- トランスミッション:6速AT(日本向けはAT一択の見込み)
- 駆動方式:4WD(パートタイム4WD)
前モデルの出力が150ps/40.8kgmだったことを考えると、最高出力で約36%、最大トルクで約25%もの大幅な性能向上を果たしています。このエンジンはランドクルーザー250やハイエース(9型)にも搭載されている実績あるユニットであり、信頼性・耐久性の面でも申し分ありません。マイルドハイブリッドの組み合わせにより、低回転域でのトルクがより豊かになり、街中から悪路まで幅広い場面での扱いやすさが向上しています。
4WDシステムについては後輪駆動(2H)・4WD(4H)・ローギア4WD(4L)を選択できるパートタイム4WDを採用。アクティブトラクションコントロール、リヤデフロック、オートLSDも装備されており、本格的なオフロード走行でも高いトラクション性能を発揮します。
新型ハイラックスの燃費:
新型ハイラックスの燃費は、2.8LディーゼルマイルドハイブリッドでWLTCモード値11.5km/L程度と見込まれています。前モデルの2.4Lディーゼルが11.7km/Lだったことを踏まえると、排気量拡大・MHEV化・ボディサイズ拡大にもかかわらず、ほぼ同水準の低燃費を維持していることがわかります。大柄な車体と力強いパワートレインを持ちながらも、環境性能との両立が図られていると言えるでしょう。
新型ハイラックス(9代目)グレード比較表
グレード基本情報:
| 項目 | Z | Adventure(アドベンチャー) |
|---|---|---|
| 価格(税込み) | 425万円 | 460万円 |
| 駆動方式 | 4WD | 4WD |
| エンジン | 2.8L ディーゼルターボ+MHEV | 2.8L ディーゼルターボ+MHEV |
| トランスミッション | 6速AT | 6速AT |
| ナンバー区分 | 1ナンバー(普通貨物) | 1ナンバー(普通貨物) |
| インテリアカラー | ブラック | ミネラル(ダークグリーン系) |
ボディカラー対応表:
| ボディカラー | Z | Adventure |
|---|---|---|
| プラチナホワイトパールマイカ(オプション) | ○ | ○ |
| アティチュードブラックマイカ | ○ | ○ |
| アッシュ | ○ | ○ |
| シルバーメタリック | ○ | ○ |
| サルファーメタリック(専用カラー) | ✕ | ○ |
主要装備比較表:
| 装備項目 | Z | Adventure |
|---|---|---|
| 12.3インチフル液晶デジタルメーター | ○ | ○ |
| 12.3インチ ディスプレイオーディオPLUS | ○ | ○ |
| 8スピーカー | ○ | ○ |
| ワイヤレス充電パッド | ○ | ○ |
| リヤシート用USBポート | ○ | ○ |
| 電動パーキングブレーキ(EPB) | ○ | ○ |
| オートブレーキホールド(ABH) | ○ | ○ |
| OTAソフトウェアアップデート | ○ | ○ |
| 専用アルミホイール | ✕ | ○ |
| スキッドプレート | ✕ | ○ |
| スポーツバー | ✕ | ○ |
| ベッドライナー | ✕ | ○ |
| テールゲートリフトアシスト | ✕ | ○ |
| 専用フロントバンパーガーニッシュ | ✕ | ○ |
| 専用"TOYOTA"ロゴ | ✕ | ○ |
安全装備(Toyota Safety Sense+3.0)比較表:
| 安全装備項目 | Z | Adventure |
|---|---|---|
| プリクラッシュセーフティ(ミリ波レーダー+単眼カメラ) | ○ | ○ |
| アダプティブクルーズコントロール(ACC)全車速追従 | ○ | ○ |
| プロアクティブドライビングアシスト(PDA) | ○ | ○ |
| パーキングサポートブレーキ(PSB) | ○ | ○ |
| オートハイビーム(AHB) | ○ | ○ |
| ブラインドスポットモニター(BSM) | ○ | ○ |
| 安心降車アシスト | ○ | ○ |
| 後方車両接近警報 | ○ | ○ |
| レーントレーシングアシスト(LTA) | ○ | ○ |
| レーンディパーチャーアラート(LDA) | ○ | ○ |
| ロードサインアシスト(RSA) | ○ | ○ |
| 発進遅れ告知機能(TMN) | ○ | ○ |
パワートレイン・スペック表:
| スペック項目 | 新型(9代目) | 旧型(8代目)参考 |
|---|---|---|
| エンジン型式 | 1GD-FTV型 | 2GD-FTV型 |
| 排気量 | 2.8L | 2.4L |
| マイルドハイブリッド | あり(MHEV) | なし |
| 最高出力 | 204〜205ps | 150ps |
| 最大トルク | 500Nm(51.0kgm) | 400Nm(40.8kgm) |
| トランスミッション | 6速AT | 6速AT |
| 燃費(WLTCモード) | 約11.5km/L | 11.7km/L |
| 駆動方式 | 4WD | 4WD |
ポイントまとめ: ZとAdventureの価格差は35万円。安全装備・デジタル装備はすべて両グレード共通で標準装備となっており、Adventureはオフロード・アウトドア向けの専用外装パーツが追加される上位モデルという位置づけです。日常使いメインならZ、本格的なアウトドアや見た目のタフさを重視するならAdventureが最適な選択肢となります。
新型ハイラックスの外装(エクステリア)デザイン:
新型ハイラックスの外観デザインは、全体的に力強さと洗練さを兼ね備えた新世代のスタイリングへと刷新されています。フロントフェイスはボディと一体感を持たせたグリルデザインと薄型のLEDヘッドライトを採用し、ワイドかつ低重心な印象を強調したフロントバンパーと組み合わさることで、精悍な顔つきとなっています。

荷台(リヤ)部分についてもテールランプのデザインが一新されており、使い勝手を考慮した形状とされています。荷台の床面についても使用時の耐傷性が高められており、実用面でも進化しています。


Adventureグレードには専用の装備が多数設定され、オフロードシーンに映えるタフなイメージを演出します。
- Adventure専用アルミホイール
- Adventure専用スキッドプレート
- Adventure専用スポーツバー
- Adventure専用ベッドライナー
- Adventure専用テールゲートリフトアシスト
- Adventure専用フロントバンパーガーニッシュ
- Adventure専用"TOYOTA"ロゴ

新型ハイラックスのボディカラー・インテリアカラー:
ボディカラーは全5色のモノトーンラインナップとなります。
- プラチナホワイトパールマイカ(オプションカラー)
- アティチュードブラックマイカ
- アッシュ
- シルバーメタリック
- サルファーメタリック(Adventure専用カラー)
インテリアカラーはグレード別に設定されており、Zグレードには「ブラック」、Adventureグレードには「ミネラル(ダークグリーン系)」が割り当てられています。それぞれのグレードのキャラクターに合ったカラーリングが選ばれており、ZとAdventureで内外装の雰囲気がしっかりと差別化されています。
新型ハイラックスの内装(インテリア)・装備:
新型ハイラックスの内装は、現代の乗用車に匹敵する水準へと大幅にアップデートされています。主な内装装備は以下の通りです。

- 12.3インチフル液晶デジタルメーター
- 12.3インチディスプレイオーディオPLUS
- 8スピーカー
- ワイヤレス充電パッド
- リヤシート用USBポート
- 電動パーキングブレーキ(EPB)+オートブレーキホールド(ABH)
- OTA(無線)ソフトウェアアップデート対応



特に注目されるのが、電動パーキングブレーキ(EPB)+オートブレーキホールド(ABH)の全車標準化です。ハイラックスはこれまで手引き式ハンドブレーキを採用していましたが、今回のフルモデルチェンジでついに電パ化が実現しました。日常使いでの利便性が飛躍的に高まるとともに、渋滞時のオートブレーキホールドによる疲労軽減効果も期待されます。

使用頻度の高い機能については物理ボタンも引き続き設けられており、直感的な操作性も損なわれていません。また、車内への騒音侵入を抑える静粛性向上対策も施されており、長距離移動での快適性が前モデルから大きく改善されています。
新型ハイラックスの安全装備(Toyota Safety Sense+3.0):
新型ハイラックスには、最新世代の予防安全装備「Toyota Safety Sense(TSS)+3.0」が全車標準装備されます。搭載される主な安全機能は以下の通りです。


- プリクラッシュセーフティ(ミリ波レーダー+単眼カメラ方式)
- アダプティブクルーズコントロール(ACC)+全車速追従機能
- プロアクティブドライビングアシスト(PDA)
- パーキングサポートブレーキ(PSB)
- オートハイビーム(AHB)
- ブラインドスポットモニター(BSM)+安心降車アシスト+後方車両接近警報
- レーントレーシングアシスト(LTA)
- レーンディパーチャーアラート(LDA)
- ロードサインアシスト(RSA)
- 発進遅れ告知機能(TMN)


プリクラッシュセーフティの検知範囲はさらに拡張されており、自転車運転者(夜間)・自動二輪車(昼間)・交差点右左折時の横断自転車・交差点進入時の対向車両や自動二輪車にも対応しています。プロアクティブドライビングアシストは、走行状況から潜在的なリスクを先読みし、ドライバーが危険に近づきすぎないよう自然なかたちでサポートする機能で、前モデルから安全性が大幅に向上しています。
グレード別装備の違い(Z vs Adventure):
Zグレードはスタンダードな仕様で、日常使いから長距離ドライブまでオールラウンドに使いたいユーザー向けのグレードです。一方、Adventureグレードはオフロード走備を重視したユーザーや、ヘビーデューティなアウトドアシーンでの使用を想定したユーザー向けに専用装備が充実しています。スキッドプレートやスポーツバー、ベッドライナーといったアイテムはアウトドアや業務使用においても非常に実用的なアイテムとなっており、購入時には用途に合わせたグレード選択が重要なポイントになります。
海外向けモデルについて(参考):
日本向けにはラインナップされませんが、海外向けには電気自動車(BEV)モデル「ハイラックス TRAVO-e」も新たに設定されています。主なスペックは最高出力196ps、バッテリー容量59.2kWh、航続距離300km以上、駆動方式4WDとなります。EVモデルではフロント開口部を縮小することで空力性能を高め、航続距離の確保にも貢献しています。また、2028年にはFCEV(燃料電池車)モデルの設定も予告されており、ハイラックスシリーズの電動化はさらに進んでいく見通しです。
トヨタ ハイラックスの歴史(おさらい):
トヨタ・ハイラックスは1968年に初代が登場したピックアップトラックで、車名は「High(高品質)」と「Luxury(豪華)」を組み合わせた造語です。乗用車並みの快適性を持つピックアップトラックを目指して開発されたことがその名の由来となっています。現在では世界約180か国で販売され、累計販売台数は1,800万台以上を誇るグローバルモデルです。カローラに次いで世界で売れているトヨタ車でもあり、その堅牢性と信頼性はBBCの人気自動車番組「トップ・ギア」での過酷な耐久実験でも世界中に知れ渡っています。
日本では2004年に6代目の販売を終了しましたが、2017年9月に8代目が約13年ぶりに復活導入され大きな話題を呼びました。今回の9代目への移行でも、日本市場への導入が継続されることとなり、ピックアップトラックとしての唯一無二の存在感をさらに高めることが期待されます。
まとめ:新型ハイラックスは「買い」か?:
2026年5月28日発売予定の新型ハイラックス(9代目)は、パワートレインの大幅強化(2.4L→2.8L MHEV化)、電動パーキングブレーキ+オートブレーキホールドの全車標準化、最新世代の安全装備Toyota Safety Sense+3.0の搭載、そして12.3インチデジタルメーター+ディスプレイオーディオPLUSの採用と、あらゆる面で前モデルから大きく進化しています。価格は若干上昇するものの、装備内容の充実度を考えれば十分に納得できる水準です。オフロード・アウトドア・仕事用途まで幅広く対応できる本格ピックアップトラックとして、発売後も高い人気を維持することは間違いないでしょう。
先行受注受付けが始まり次第、早めに商談を進めることをおすすめします。
トヨタ ハイラックス
