トヨタの商用ステーションワゴン「プロボックス(Toyota Probox)」が、2026年9月4日に一部改良版として発表・発売される予定です。前回の2025年11月25日の一部改良からわずか約10ヶ月というインターバルでの改良となり、トヨタが商用車においても継続的な品質向上を図っていることが窺えます。
今回の改良は内外装デザインの変更はなく法規制対応がメインとなりますが、値上げ幅がやや大きめである点には注意が必要です。本記事では2026年改良内容・価格を解説します。
【2025年モデル】直前の一部改良内容をおさらい
2026年モデルの改良内容を正しく理解するためには、まず直前の2025年11月25日に実施された一部改良の内容を把握しておくことが重要です。2025年モデルでは、以下の大きく3つの柱で改良が行われました。


まず最も注目されたのが、予防安全装備「トヨタセーフティセンス(TSS)」のアップデートです。プリクラッシュセーフティが大幅に強化され、従来の車両・歩行者・自転車運転者の検知に加えて、昼間の自動二輪車まで検知範囲が拡張されました。さらに交差点での衝突回避・被害軽減支援も強化されています。また「プロアクティブドライビングアシスト」が新たに搭載され、歩行者の横断や飛び出しリスクを先読みしてステアリング・ブレーキ操作をサポートする機能が追加されました。
次に、駐車時の安全性向上を目的とした「パーキングサポートブレーキ(PKSB)前後方静止物対応」が全車標準装備となりました。アクセルの踏み間違いや踏みすぎによる衝突リスクを大幅に低減する装備であり、配送業務や駐車頻度の高い商用利用において特に有効な装備です。






そして運転席まわりの先進化として、4.2インチマルチインフォメーションディスプレイを全車標準装備とし、各操作スイッチを備えた新ステアリングホイールが導入されました。バックガイドモニターについてはバックモニター内蔵式自動防眩インナーミラー(メーカーオプション)とナビ画面表示式(販売店オプション)から選択可能となっています。また、泥や砂などの汚れからシートを守るシートプロテクトカバー(ブラック)が販売店オプションとして新設定されたことも、商用ユーザーにとって嬉しいポイントです。

【2026年9月発売】一部改良の主な変更点
2026年9月4日発売の改良版プロボックスは、内外装デザインの変更なしで法規制対応をメインとした改良となります。2025年モデルでTSS最新化・安全装備の標準搭載など実質的な機能強化が行われた直後であるため、今回の改良は主に法規制への適合対応と価格の見直しがポイントです。
全グレードにおいて一律47,300円の値上げとなっており、昨今の物価上昇・製造コスト増加の影響がここにも反映されています。ただし、装備内容は2025年モデルの水準をそのまま継承しており、TSS 3.0レベルの安全装備や4.2インチMIDが引き続き全車標準装備となります。
【2026年9月発売】グレード別価格一覧(税込10%)
2026年モデルの改良型プロボックスのグレード別メーカー希望小売価格は以下の通りです。
1.5Lガソリン車
- Gグレード 2WD:1,965,700円 / 4WD:2,127,400円
- Fグレード 2WD:2,033,900円 / 4WD:2,081,200円
1.5L ハイブリッド車(HEV)
- GXグレード 2WD:2,085,600円
- GLグレード 2WD:2,257,200円
- Fグレード 2WD:2,308,900円
前モデル比で全グレード一律47,300円の値上げとなっています。商用車として法人利用が多い本モデルですが、継続的な値上げが購買コストに影響する点を踏まえ、早めの発注・契約を検討する価値があります。
プロボックスの現行グレード構成まとめ
現在のプロボックスは1.5Lガソリン車と1.5Lハイブリッド車(HEV)の2つのパワートレインを中心に構成されています。かつて設定されていた1.3Lガソリン車Gグレードは2025年の一部改良時に廃止され、現行ラインナップは1.5Lへ集約されています。2WD・4WD設定はガソリン車に用意されており、ハイブリッド車は2WD設定のみとなります。グレード展開はG・F・GX・GLなどが設定されており、法人向け仕様から個人ユーザー向けの上位グレードまでカバーする幅広いラインナップが維持されています。
今プロボックスを買うべきか?購入タイミングの考え方
2026年9月の一部改良モデルは法規制対応のみの変更であり、2025年モデルとの機能的な差異はほぼありません。一方で47,300円の値上げが発生しており、値上げ前の在庫車を狙うか、改良後のモデルを選ぶかは判断の分かれどころです。
さらに2027〜2028年にフルモデルチェンジが予定されているとすれば、「今すぐ購入して長く使う」か「次期型まで待つ」かという選択も生まれます。商用車として毎日の業務に使用するケースでは買い替えサイクルも重要であり、現行モデルで十分な装備水準が確保されている以上、2026年モデルを業務導入する合理性は十分にあります。一方で、フルモデルチェンジに期待して待つ選択も理解できます。自身の利用頻度・業務依存度・予算をもとに最適なタイミングを選ぶことが重要です。
まとめ
- 2026年9月4日に一部改良版を発売予定(法規制対応メイン・全グレード47,300円値上げ)
- 2025年モデルで搭載済みのTSS最新化・4.2インチMID・PKSBは継続標準装備
- 2027年にも追加の一部改良が予定されており、さらなる装備充実が期待される
- フルモデルチェンジは2027〜2028年頃が有力視されており、TNGAプラットフォーム採用が見込まれる
- 現行モデルの装備水準は実用上十分であり、業務用途での即時導入も十分合理的
トヨタ プロボックス

