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【2025年最新】トヨタ 新型 プロボックス 一部改良 を徹底解説!価格・安全装備・燃費・装備の全て

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トヨタ自動車は2025年11月25日、商用バンの定番モデル「プロボックス」を一部改良して発売しました。今回の改良では、最新の予防安全技術「トヨタセーフティセンス3.0」の搭載を中心に、運転席周りの装備充実、そして商用車としての使い勝手を大幅に向上させています。

目次

2025年11月25日発売!トヨタプロボックスが大幅進化

probox
probox

価格はガソリンモデルが191万8400円から214万9400円、ハイブリッドモデルが202万9900円から226万1600円となっています。従来モデルと比較して約21万円の価格アップとなりましたが、その分安全装備や利便性が大幅に強化されました。

この記事では、新型プロボックスの変更点、価格、安全装備、燃費性能、装備内容まで、購入を検討している方が知りたい情報を網羅的に解説します。

トヨタプロボックス一部改良の主な変更点まとめ

今回の一部改良における主な変更点は以下の通りです。

安全装備の大幅強化

probox プロアクティブドライビングアシスト:先行車・カーブに対する減速支援
プロアクティブドライビングアシスト:先行車・カーブに対する減速支援
  • トヨタセーフティセンス3.0搭載
  • プリクラッシュセーフティの検知範囲拡大(自動二輪車の昼間検知追加)
  • プロアクティブドライビングアシスト新規搭載
  • パーキングサポートブレーキ(前後方静止物)標準装備

運転席周りの装備向上

アナログメーター+4.2インチTFTカラーマルチインフォメーションディスプレイアナログメーター+4.2インチTFTカラーマルチインフォメーションディスプレイ
アナログメーター+4.2インチTFTカラーマルチインフォメーションディスプレイ
ステアリングスイッチ
ステアリングスイッチ
  • 4.2インチTFTカラーマルチインフォメーションディスプレイ標準装備
  • 多機能ステアリングスイッチ標準装備
  • 新デザインのエアコン操作パネル採用
  • バックモニター内蔵自動防眩インナーミラーをメーカーオプション設定
バックモニター内蔵自動防眩インナーミラー
バックモニター内蔵自動防眩インナーミラー

ラインナップの変更

  • 1.3Lガソリンモデル廃止
  • 1.5Lガソリン(FF/4WD)と1.5Lハイブリッド(FF)に集約

純正用品の追加

シートプロテクトカバー
シートプロテクトカバー
  • シートプロテクトカバー(ブラック)新設定

新型プロボックスの価格・グレード一覧【2025年モデル】

ガソリンモデル(1.5L)

  • G(FF):191万8400円(+21万400円)
  • G(4WD):208万100円(+21万100円)
  • F(FF):198万6600円(+20万9600円)
  • F(4WD):214万9400円(+21万400円)

ハイブリッドモデル(1.5L)

  • GX(FF):203万8300円(+21万300円)
  • GL(FF):220万9900円(+20万9900円)
  • F(FF):226万1600円(+20万9600円)

※カッコ内は従来モデルからの価格差

今回の改良により、エントリーグレードとなっていた1.3Lガソリン車(従来価格152万9000円)が廃止され、最も手頃な価格帯のモデルは1.5Lガソリンの「G」グレード(FF)191万8400円となりました。

価格は約21万円アップしましたが、最新の安全装備が全車標準装備となったことを考慮すると、商用車として必要な装備が充実したコストパフォーマンスの高い価格設定と言えるでしょう。

最新安全技術「トヨタセーフティセンス3.0」を標準装備

新型プロボックスの最大の進化ポイントが、最新世代の予防安全パッケージ「トヨタセーフティセンス3.0」の標準装備です。従来モデルから大幅に機能が強化され、対応する事故形態が拡大しています。

プリクラッシュセーフティの検知範囲拡大

従来の車両、歩行者、自転車運転者に加えて、自動二輪車(昼間)の検知が可能になりました。これにより、事故割合が高い交差点での安全性が大幅に向上しています。

主な機能は以下の通りです。

  • 直進時の歩行者・自転車運転者検知
  • 直進時の自動二輪車検知(昼間)
  • 右折時の対向直進車・対向二輪車検知
  • 交差点右折時の対向直進車検知
  • 交差点右左折時の横断歩行者・自転車運転者検知
  • 交差点出会い頭時の車両・自動二輪車検知
  • 緊急時操舵支援機能
  • 低速時加速抑制機能

特に商用車として使用頻度の高い交差点での安全機能が充実しており、ビジネスユースでの安心感が大きく向上しました。

プロアクティブドライビングアシスト(PDA)新規搭載

新型プロボックスには、運転状況に応じたリスクの先読みを行う「プロアクティブドライビングアシスト」が新たに搭載されました。

プロアクティブドライビングアシスト(PDA)

この機能は、「歩行者が横断するかもしれない」「飛び出してくるかもしれない」といった潜在的なリスクを予測し、ステアリングやブレーキ操作をサポートします。

具体的な機能:

  • 歩行者・自転車・駐車車両への接近時の操舵・減速支援
  • 先行車への接近時の減速支援
  • カーブへの進入時の減速支援
  • 右左折時の減速支援
  • 車線内走行時の常時操舵支援

これにより、頻繁なペダル踏みかえ操作が軽減され、長時間の運転でもドライバーの疲労を軽減します。商用車として一日中運転する機会が多いプロボックスにとって、非常に実用的な機能と言えるでしょう。

パーキングサポートブレーキ(前後方静止物)標準装備

パーキングサポートブレーキ(前後方静止物)
パーキングサポートブレーキ(前後方静止物)

アクセルの踏み間違いや踏みすぎによる衝突を緩和する「パーキングサポートブレーキ」が全車に標準装備されました。

進行方向の静止物を検知すると、ブザーとメーター表示で警告し、衝突の可能性が高まった際には駆動力制御やブレーキ制御を行い、被害軽減をサポートします。

駐車場や配送先での出入りが多い商用車にとって、このような機能は事故防止に大きく貢献します。

運転席周りの装備が大幅進化

4.2インチマルチインフォメーションディスプレイ標準装備

4.2インチTFTカラーマルチインフォメーションディスプレイ
4.2インチTFTカラーマルチインフォメーションディスプレイ

メーターデザインが刷新され、アナログメーターと4.2インチTFTカラーマルチインフォメーションディスプレイの組み合わせが全車標準装備となりました。

ディスプレイには以下の情報が表示されます。

  • エコ燃費表示
  • 航続可能距離
  • 平均燃費
  • 各種警告表示
  • Toyota Safety Senseの作動状況

商用車として重要な燃費情報をリアルタイムで確認できるため、効率的な運転をサポートします。

多機能ステアリングスイッチ標準装備

ステアリングスイッチ
ステアリングスイッチ

新デザインのステアリングホイールには、各種操作スイッチが標準装備されました。

  • マルチインフォメーションディスプレイ操作スイッチ
  • オーディオ操作スイッチ
  • レーダークルーズコントロール操作スイッチ
  • レーントレーシングアシスト操作スイッチ
  • ハンズフリー通話スイッチ
  • 音声認識スイッチ

ステアリングから手を離すことなく各種操作が可能になり、運転中の利便性と安全性が向上しています。

バックモニター内蔵自動防眩インナーミラー設定

バックモニター内蔵自動防眩インナーミラー
バックモニター内蔵自動防眩インナーミラー

新たにメーカーオプションとして、バックモニター内蔵自動防眩インナーミラーが設定されました。

荷物を満載した際でもバックモニター映像で後方確認ができるため、商用車として非常に実用的な装備です。ナビ画面表示式(販売店オプション)との選択も可能です。

新型プロボックスのパワートレインと燃費性能

搭載エンジン

今回の改良で1.3Lガソリンエンジンが廃止され、以下の2種類に集約されました。

1.5Lガソリンエンジン

  • 最高出力:109ps/6,000rpm(FF)、103ps/6,000rpm(4WD)
  • 最大トルク:13.9kgm/4,800rpm(FF)、13.5kgm/4,800rpm(4WD)
  • トランスミッション:CVT
  • 駆動方式:FF/4WD

1.5Lハイブリッド

  • エンジン最高出力:74ps/4,800rpm
  • エンジン最大トルク:11.3kgm/3,600-4,400rpm
  • モーター最高出力:61ps
  • モーター最大トルク:17.2kgm
  • トランスミッション:電気式無段変速機
  • 駆動方式:FF

燃費性能(WLTCモード)

  • 1.5Lハイブリッド:22.6km/L(JC08モード:27.8km/L)
  • 1.5Lガソリン:17.2km/L(JC08モード:19.6km/L)

ハイブリッドモデルはモーターの低速トルクにより軽快な加速を実現しながら、優れた燃費性能を両立しています。商用車として年間走行距離が長い場合、ハイブリッドモデルの燃料コスト削減効果は大きいでしょう。

プロボックスのボディサイズと積載性能

ボディサイズ

probox-2025
probox
  • 全長:4,245mm
  • 全幅:1,690mm
  • 全高:1,525mm
  • ホイールベース:2,550mm
  • 最低地上高:140mm
  • 車両重量:1,090kg

荷室サイズと最大積載量

2人乗り時

  • 荷室長:1,810mm
  • 荷室幅:1,420mm
  • 荷室高:935mm
  • 最大積載量:400kg

5人乗り時

  • 荷室長:1,040mm
  • 荷室幅:1,415mm
  • 荷室高:935mm
  • 最大積載量:250kg

角をもった実用的なボディスタイルにより、広大な荷室を確保。運転時の見切りも良好で、狭い路地や駐車場でも扱いやすいサイズ設計となっています。

商用車の使い勝手を考えた充実の室内装備

プロボックスの室内は、長年の商用車開発で培われたノウハウが随所に活かされています。

probox-2025

実用的な収納スペース

  • L字型エアコンスイッチ:1Lパックの飲み物を置けるスペースを確保
  • 大型インパネテーブル:お弁当やノートPCを置くのに最適な高さ設定
  • マルチホルダー:スマートフォンなどを収納、すぐ下にUSB端子とアクセサリー電源を配置
  • 100V電源ソケット:長時間外出時の電源確保に便利
  • エアコン吹き出し口付きドリンクホルダー:飲み物を冷やすことが可能
  • 大型収納スペース:ビジネスバッグをすぐ横に置けるスペース

快適性を追求したシート

長時間運転を考慮した骨格設計で、疲れにくいシートを採用。リクライニング角度も大きく取られています。

新設定:シートプロテクトカバー(ブラック)

シートプロテクトカバー
シートプロテクトカバー

今回の改良で、仕事のニーズに応える純正用品として「シートプロテクトカバー」が新設定されました(販売店オプション)。

  • 価格:1台分3万3000円、1列目のみ2万4200円
  • 特徴
    • 泥や砂などの汚れからシートを保護
    • 紫外線劣化に配慮した素材
    • 汚れをふき取りやすい表面処理
    • 水滴が侵入しにくい仕様

建設現場や農作業など、汚れやすい環境での使用が多い商用車にとって、掃除・メンテナンスの負担を大幅に軽減できる実用的なアイテムです。

プロボックスの歴史とOEMモデル

プロボックスは2002年に初代モデルが登場した商用バンで、車名の由来は「プロフェッショナルのための箱」を意味する造語です。

カローラバンの後継モデルとして開発され、兄弟車のサクシードと共に商用バン市場で長年トップシェアを獲得してきました。

マツダ「ファミリアバン」としてOEM供給

プロボックスはマツダにOEM供給され、「ファミリアバン」として販売されています。今回のプロボックスの一部改良に伴い、ファミリアバンも同様の改良が実施される予定です。

主な歴史

  • 2002年:初代モデル発売
  • 2014年9月:大規模マイナーチェンジ(プラットフォーム変更、エンジン刷新)
  • 2018年12月:ハイブリッドモデル追加、トヨタセーフティセンス標準装備
  • 2022年1月:グレード統合、装備充実
  • 2024年4月:バックモニター内蔵自動防眩インナーミラー標準装備
  • 2025年11月:トヨタセーフティセンス3.0搭載の大幅改良

新型プロボックスがおすすめな人

こんな方におすすめ

  • 商用車として信頼性の高い車両を求める個人事業主や法人
  • 最新の安全装備を重視する方
  • 長時間運転する機会が多い営業職の方
  • 荷物の積載と燃費性能を両立したい方
  • 狭い路地や駐車場での取り回しの良さを重視する方
  • 長く乗り続けられる定番モデルを求める方

ガソリンとハイブリッドはどちらを選ぶべき?

ハイブリッドがおすすめな方

  • 年間走行距離が長い(目安:年間2万km以上)
  • 市街地走行が多い
  • 燃料コストを重視する
  • 静粛性を求める

ガソリンがおすすめな方

  • 初期費用を抑えたい
  • 高速道路中心の走行が多い
  • 4WDが必要(4WDはガソリンのみ設定)
  • シンプルなメンテナンスを好む

新型プロボックスの競合車比較

日産 NV150 AD

  • 価格:約170万円〜
  • 荷室長:最大1,830mm
  • 特徴:広い荷室、バリエーション豊富

ホンダ フィット(商用仕様)

  • 価格:約180万円〜
  • 燃費:WLTCモード 20.4km/L(ハイブリッド)
  • 特徴:センタータンクレイアウトによる優れた積載性

プロボックスは、商用バンとしての歴史の長さ、充実した安全装備、全国の販売店ネットワークによるアフターサービスの手厚さなどで優位性があります。

まとめ:進化した新型プロボックスは商用車の新基準

2025年11月に発売されたトヨタ新型プロボックスは、最新の安全技術「トヨタセーフティセンス3.0」の標準装備により、商用車としての安全性能が大幅に向上しました。

価格は約21万円アップしましたが、プリクラッシュセーフティの検知範囲拡大、プロアクティブドライビングアシストの新規搭載、パーキングサポートブレーキの標準装備など、充実した安全装備を考慮すると納得できる価格設定と言えます。

また、4.2インチマルチインフォメーションディスプレイや多機能ステアリングスイッチの標準装備により、運転席周りの利便性も向上。商用車としての基本性能を大きく進化させています。

1.3Lガソリンモデルの廃止により、最低価格は191万8400円となりましたが、1.5Lエンジンの十分な動力性能と、ハイブリッドモデルの優れた燃費性能という2つの選択肢が用意されており、用途に応じて選びやすいラインナップとなっています。

20年以上の歴史を持つプロボックスは、今回の一部改良により、現代の商用車に求められる安全性、快適性、実用性のすべてを備えたモデルへと進化しました。商用バンの購入を検討している方は、ぜひ新型プロボックスを候補に加えてみてはいかがでしょうか。

以上、2025年最新のトヨタプロボックス一部改良モデルについて、詳しく解説しました。最新の安全装備と充実した機能で、ビジネスシーンでの頼れるパートナーとなるでしょう。

トヨタ プロボックス

https://toyota.jp/probox

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この記事を書いた人

KAZUのアバター KAZU 編集長

自動車専門メディア『最新自動車情報』編集長のKAZU。IT企業から独立後、自動車専門サイト『最新自動車情報』を立ち上げ、編集長として12年間運営に携わってまいりました。これまでに、新車・中古車、国産車(日本車)から輸入車(外車)まで、あらゆるメーカーの車種に関する記事を6,000本以上執筆。その経験と独自の分析力で、数々の新型車種の発表時期や詳細スペックに関する的確な予測を実現してきました。『最新自動車情報』編集長として、読者の皆様に信頼性の高い最新情報、専門的な視点からの購入アドバイス、そして車(クルマ)の奥深い魅力をお届けします。後悔しない一台選びをしたい方、自動車業界のトレンドをいち早く知りたい方は、ぜひフォローをお願いいたします。

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