英国の名門高級車ブランド「ベントレー(Bentley)」が、2026年9月24日にブランド史上初となる電気自動車(EV)「トルカル(Torcal)」をワールドプレミアしました。
トルカルは単なる「電動版ベンテイガ」ではなく、ベントレーにとって4番目のモデルラインとなる完全新設計のEVです。しかも、内装には自動車として世界初となる「メリノウール」を採用するなど、ラグジュアリーブランドらしい独自性も光ります。
この記事では、ベントレー新型トルカルのスペック、内外装デザイン、価格、発売日、そして採用プラットフォームまで、最新情報をわかりやすく徹底解説します。
1. ベントレー新型トルカルとは?【特徴まとめ】
ベントレー・トルカルは、100年以上の歴史を持つベントレーが放つ**初の完全電気自動車(BEV)**です。ボディタイプは同ブランドで人気の高いラグジュアリーSUVとなっています。

新型トルカルの主な特徴
- ベントレーブランド初の電気自動車(EV)
- ベンテイガ、コンチネンタルGT、フライングスパーに次ぐ第4のモデルライン
- 今後のベントレー全モデルに影響を与える新デザイン言語を導入
- 新世代EVパワートレインを搭載し、最高出力888psを発揮
- 自動車用として史上初のメリノウールを内装に採用
- 800Vアーキテクチャによる最大400kWの超急速充電に対応
トルカルは「電動化されたベンテイガ」ではなく、ゼロから設計された独立モデルである点が最大のポイントです。ベントレーはこのトルカルを起点に、新世代のブランドイメージを構築していく方針を明確にしています。

2. 新デザイン言語を採用!外装(エクステリア)
新型トルカルの外装には、今後ベントレーの他モデルにも展開される最新のデザイン言語が採用されています。
フロントデザイン
- 大型のダイヤモンド型イルミネーショングリルを中央に配置
- 上下で分割されたスプリットヘッドライト
- 非常にスリムなデイタイムランニングライト(DRL)

サイド・リアデザイン
- ボディ全体のライン数を意図的に削減し、面(サーフェス)で見せる造形
- 張り出した**リアフェンダー(ホイールアーチ)**による筋肉質なプロポーション
- リアはスリムな横基調のランプと、テールゲートを縁取る垂直エレメントでクリーンに仕上げ

なお、全長は約5,000mm(196.9インチ)でありながら、ベントレーの4ドアモデルの中では最も短いという特徴もあります。大きすぎず取り回しにも配慮した設計です。
ハイスペックモデル「トルカルS」
トルカルSでは、ブラックグリルや専用ホイールなどのスポーティなアクセントが加えられ、ベースモデルと明確に差別化されています。

3. 世界初「メリノウール」採用!内装(インテリア)
新型トルカルのインテリアは、ベントレーならではの職人技(クラフトマンシップ)が随所に光ります。
主なインテリア素材
- 熟練の職人が手掛けた最上級レザー
- 積層ウッドベニア(トルカルSではカーボンファイバーを選択可能)
- そして自動車として史上初となる100%メリノウール

このメリノウールは、英国の名門織物メーカー「Fox Brothers(フォックス・ブラザーズ)」との共同開発により誕生したもので、自動車用途に耐える強度を備えた世界初の100%メリノウール生地です。乗り降りによる摩耗や車内の温度変化に対応する専用素材として開発され、6種類のカラーオプションが用意される予定です。レザーに代わる、より環境配慮型かつ上質な選択肢として注目を集めています。

優れた実用性
EV専用設計の恩恵により、荷室スペースも充実しています。
- リア(トランク):460L
- ボンネット下(フランク):90L
エンジンがなくなったことで生まれたフロント収納は、充電ケーブルなどの収納に便利です。



4. ハイパワー!スペック・走行性能・航続距離
新型トルカルは、前後に1基ずつ計2基の永久磁石同期モーターを搭載し、4輪を駆動します。

▼ベントレー新型トルカル 主要スペック
| 項目 | トルカル(ベース) | トルカルS |
|---|---|---|
| 最高出力 | 821ps | 888ps |
| 最大トルク | 121.8kgm | 137.7kgm(ローンチコントロール時) |
| 0-96km/h加速 | 3.3秒 | 2.8秒 |
| 最高速度 | 250km/h | 260km/h |
| 駆動方式 | 4WD | 4WD |
| バッテリー容量 | 113kWh | 113kWh |
| 航続距離(WLTP) | 最大600km | 最大600km |
| 電圧アーキテクチャ | 800V | 800V |
充電性能
- 最大400kWのDC急速充電に対応
- 10%→80%までを20分以内で充電
- わずか7分で約161km(100マイル)分を追加充電可能
なお、トルカルSは0-96km/h加速2.8秒という俊足を誇りますが、ベントレーの技術陣は「これ以上の加速は多くの顧客にとって不快になる」と判断し、あえて性能を抑えたとのこと。数字競争に走るのではなく、上質な乗り味を重視するベントレーらしい哲学が反映されています。
バッテリーには10年10万マイル保証が付帯し、安心して長く乗れる点も魅力です。


5. プラットフォームは「PPE」!ポルシェとの関係は?
新型トルカルは、フォルクスワーゲングループの**PPE(Premium Platform Electric)**をベースに開発されています。
このPPEプラットフォームは、新型ポルシェ・カイエン エレクトリックとも共有されており、113kWhバッテリーや800Vアーキテクチャなど基本コンポーネントに共通点があります。グループのリソースを活用しつつ、ベントレーならではのラグジュアリーとクラフトマンシップで独自性を磨き上げた一台と言えるでしょう。
6. 約3,465万円から!ベントレー新型トルカルの価格
新型トルカルの価格(英国市場)は以下の通りです。
- トルカル(ベース):16万5000ポンド(約3,465万円)
- トルカルS:20万ポンド(約4,200万円)
※日本での正式な価格は今後発表される見込みです。為替レートや装備仕様により変動する可能性があります。
7. いつ発売?ベントレー新型トルカルの発売日
新型トルカルは2026年9月24日にワールドプレミアされ、すでに顧客への案内(オーダー受付)が開始されています。
日本を含む各市場への納車時期については、今後の正式アナウンスを待つ形となります。EV時代における新生ベントレーの象徴として、世界中のラグジュアリーカーファンから熱い視線が注がれています。
8. まとめ
ベントレー新型トルカルは、単なるブランド初のEVというだけでなく、ベントレーの未来を象徴する記念碑的なモデルです。
新型トルカルの注目ポイント
- ベントレー初のEVかつ第4のモデルライン
- 最高出力888ps、航続距離600km(WLTP)の高い実力
- 最大400kWの超急速充電に対応
- 自動車史上初のメリノウール内装
- 価格は英国で約3,465万円から
100年以上培ってきたラグジュアリーとクラフトマンシップを、最新の電動技術と融合させたトルカル。ベントレーが描く「新しい時代の高級車」の姿を、いち早く示す一台となりそうです。
新型ベントレー・トルカルについては、今後も最新情報が入り次第、随時更新していきますので、ぜひお楽しみに
ベントレー

