三菱自動車は2026年10月29日、新型「パジェロ」を2026年12月17日(木)に日本で発売すると正式に発表しました。価格は619万3,000円から795万800円(税込)で、「SUPER EXCEED」「EXCEED」「GSR」「GLS」の4グレードが用意されます。
新型パジェロは、2026年9月2日に世界初公開された5代目モデルです。4代目の国内販売が2019年に終わってから約7年ぶりの復活となり、生産国のタイでは10月にひと足早く発売されています。日本では10月1日から予約注文が始まっており、発表前日までの予約は約5,500台と、三菱が掲げた年度目標を上回りました。
これまで「12月中旬」とだけ案内されていた発売日と、ずっと未発表だった日本仕様の価格がようやくそろったことで、具体的な予算を立てられるようになりました。予約がすでに目標を超えているため、検討中の方は早めに販売店で見積もりと納期を確認しておくと安心です。
この記事では、新型パジェロの発売日、4グレードの価格と違い、ボディサイズ、パワートレイン、安全装備、おすすめグレード、購入前の注意点まで、わかりやすくまとめました。


新型パジェロ 日本発売日はいつ?今回の発表の概要
パジェロは1982年に初代が登場した三菱の本格クロスカントリー4WDです。ラダーフレームによる悪路走破性と、乗用車に近い扱いやすさを両立させた点が特徴で、初代から4代目までの累計生産台数は329万台を超えています。三菱にとっては、ブランドの象徴ともいえる車です。
5代目となる新型は、2026年度にタイ・日本・オーストラリアへ投入し、次の年度以降はアセアン、中南米、中東など約100カ国へ広げていく計画です。今回の発表は、そのうち日本市場向けの正式な発売案内にあたります。
三菱の社長兼COOは、パジェロをブランドをけん引する重要なモデルと位置づけており、メーカーとしても力の入った投入であることがうかがえます。
【特徴まとめ】日本仕様の新型パジェロはここがポイント
日本仕様の新型パジェロの主な特徴は、以下の通りです。
- 全車2.4Lクリーンディーゼル:150kW・480N・mのターボエンジンと8速ATの組み合わせ
- 全車3列7人乗り:2列目は150mmのロングスライドとタンブル機構付き
- 4グレード構成:上質志向の「SUPER EXCEED」「EXCEED」と、走り志向の「GSR」「GLS」
- 本格4WD:S-AWCとスーパーセレクト4WD-Ⅱ、7つのドライブモードを採用
- 安全装備:緊急時車線維持支援機能[ELA]とSRSセンターエアバッグを三菱として初採用
① 2つの性格に分けた4グレード構成
日本仕様は、所有する満足感を重視した「SUPER EXCEED」「EXCEED」と、クロスカントリーSUVらしさを重視した「GSR」「GLS」の2系統に分けられています。上の2グレードは20インチ、下の2グレードは18インチのタイヤを履き、見た目の雰囲気も大きく変わります。
② 全車ディーゼル×4WD×7人乗りに統一
パワートレインと駆動方式、乗車定員は全グレード共通です。グレード選びは、装備と見た目、予算で決めればよいというわかりやすい構成です。
新型パジェロのグレードと価格一覧
全グレードが2.4Lクリーンディーゼルターボ、8速スポーツモード付きA/T、スーパーセレクト4WD-Ⅱ、7人乗りです。
| グレード | 駆動 | 乗車定員 | 価格(税込) |
|---|---|---|---|
| SUPER EXCEED | 4WD | 3列/7人 | 795万800円 |
| EXCEED | 4WD | 3列/7人 | 693万円 |
| GSR | 4WD | 3列/7人 | 676万5,000円 |
| GLS | 4WD | 3列/7人 | 619万3,000円 |
グレード間の価格差は、GLSとGSRが57万2,000円、GSRとEXCEEDが16万5,000円、EXCEEDとSUPER EXCEEDが102万800円です。EXCEEDとGSRの差が小さく、SUPER EXCEEDだけが大きく離れているのが特徴です。
価格にはリサイクル料金や保険料、登録費用などは含まれません。
新型パジェロのボディサイズ

| 項目 | 寸法 |
|---|---|
| 全長 | 4,920mm |
| 全幅 | 1,925mm |
| 全高 | 1,910mm(GSR・GLSは1,900mm) |
| 室内長×室内幅×室内高 | 2,775mm×1,575mm×1,235mm(SUPER EXCEEDのサンルーフ付きは室内高1,190mm) |
| 最低地上高 | 230mm(20インチタイヤ装着車) |
全長は5m弱、全幅は1.9mを超えるため、立体駐車場や狭い月極駐車場では入らない場合があります。一方で、三菱は「市街地や住宅街でも取り回しが良く運転しやすいサイズ」と説明しており、運転席の着座位置を高くして車両感覚をつかみやすくしています。
20インチタイヤ装着車のアプローチアングルは30.4度、ランプブレークオーバーアングルは22.6度、デパーチャーアングルは25.8度(社内測定値)です。岩場や段差の多い林道でも、車体を擦りにくい設計になっています。
力強く重厚!新型パジェロの外装(エクステリア)
フロント:2種類のグリルとT字型ライト
フロントは、水平基調のスクエアなボディに奥行きのあるヘッドランプを組み合わせ、T字型のライトシグネチャーで存在感を出しています。グリルは、SUPER EXCEEDが機能美を感じさせるハニカムタイプ、EXCEED・GSR・GLSが精巧な横桟タイプです。SUPER EXCEEDでもメーカーオプションで横桟タイプを選べます。
リア:背面タイヤを思わせる六角形の造形

テールゲートの中央には、歴代パジェロの背面タイヤをモチーフにした六角形の造形が与えられています。サイドでは初代のロールバーから着想を得たCピラーを採用し、新しいデザインの中にパジェロらしさを残しています。
タイヤ・ホイールとボディカラー
- SUPER EXCEED:255/55R20、ブラック&切削スモークの20インチアルミホイール
- EXCEED:255/55R20、ブラック&切削光輝の20インチアルミホイール
- GSR・GLS:255/65R18、ダークグレーの18インチアルミホイール
ボディカラーは、新開発のアーマーカッパーメタリックとファントムブルーメタリックを含むモノトーン7色を全グレードに設定。SUPER EXCEEDには、ルーフをブラックにした2トーン4色も用意され、合計11色の展開です。新型パジェロはデザインが評価され、2026年度グッドデザイン賞も受賞しています。
上質な空間!新型パジェロの内装(インテリア)
コックピット:大型のモノリスディスプレイ

インストルメントパネルは、オフロードで車の傾きをつかみやすい水平基調です。2枚の大型ディスプレイをつなげたモノリスディスプレイには、歴代モデルの3連メーターを現代風にしたグラフィックが表示されます。シフトはコンパクトな電動式セレクターレバーで、インパネやドアトリムには伝統工芸「木目込み」に着想を得た縫製のソフト素材が使われています。
シート・装備:グレードで差がつくポイント

SUPER EXCEEDは、キャメルとブラックの2トーンのセミアニリン本革シートを採用。運転席・助手席のシートベンチレーションと、ヤマハと共同開発した12スピーカーのプレミアムオーディオ「Dynamic Sound Yamaha Ultimate」もSUPER EXCEEDだけの装備です。1列目と2列目のシートヒーターは、SUPER EXCEED・EXCEED・GSRに標準装備されます。
全車共通で、ワイヤレス接続に対応したスマートフォン連携ディスプレイオーディオを搭載。フロントガラスと前後ドアガラスには遮音ガラスを使い、乗員同士が自然に会話できる静かさを目指しています。
3列シート:大人も座れる3列目

2列目シートは150mmのロングスライドとタンブル機構を備え、3列目への乗り降りがしやすくなっています。3列目は、大人が座っても頭上に余裕があり、つま先がシートの下に収まるよう足元の形が工夫されています。
新型パジェロのパワートレインとスペック

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| エンジン | 2.4L DOHC 16バルブ4気筒 コモンレール式DI-D インタークーラー付ターボ(クリーンディーゼル) |
| 最高出力 | 150kW/3,500rpm |
| 最大トルク | 480N・m/1,750〜2,500rpm |
| トランスミッション | 8速スポーツモード付きA/T |
| 駆動方式 | スーパーセレクト4WD-Ⅱ(2H/4H/4HLc/4LLc) |
| サスペンション | 前:ダブルウィッシュボーン式/後:5リンク式リジッド |
フレームは高張力鋼板を多く使ったラダーフレームで、重さを抑えながらねじり剛性と曲げ剛性を高めています。リアには新開発の5リンク式リジッドサスペンションを採用し、悪路での路面追従性と、舗装路での落ち着いた乗り心地を両立させました。
4WD制御には、車両運動統合制御「S-AWC」を採用。AYC・ASTC・ABSをまとめて制御し、4輪の駆動力と制動力を最適化します。ドライブモードは、NORMAL・ECO・GRAVEL・SNOW・MUD・SAND・ROCKの7種類です。ブレーキには18インチの大径ローターと電動ブースターが使われています。
新型パジェロの燃費
三菱が発表した燃費は12.1km/Lです。重くなりやすいラダーフレームの3列SUVとしては、力強い走りと環境性能を両立させた数値です。燃料が軽油である点も、ランニングコストの面で有利です。
新型パジェロの安全装備「三菱e-Assist」

- 衝突被害軽減ブレーキシステム[FCM](歩行者・自転車・自動二輪車検知、交差点アシスト付き)
- 前方衝突予測警報[PFCW]、踏み間違い衝突防止アシスト[EAPM]
- 緊急時車線維持支援機能[ELA](三菱初採用)
- 前進時交差車両検知警報システム[FCTA]
- 高速道路同一車線運転支援機能「マイパイロット(MI-PILOT)」
- 3Dマルチアラウンドモニター、フロントアンダーフロアビュー
- SRSセンターエアバッグを含む8つのエアバッグ(センターエアバッグは三菱初採用)
新型パジェロはどのグレードを選ぶべきか?おすすめグレード
おすすめ① 【バランス重視なら】EXCEED(3列7人乗り・4WD)
価格:693万円
GSRとの差は16万5,000円で、20インチタイヤと上質志向の内外装が手に入ります。シートヒーターも備わり、SUPER EXCEEDより100万円以上安く抑えられるため、街乗りと週末のレジャーを両立したい方に最も勧めやすいグレードです。
おすすめ② 【アウトドア派なら】GSR(3列7人乗り・4WD)
価格:676万5,000円
255/65R18タイヤは20インチよりタイヤの厚みがあり、林道や雪道で使う機会が多い方に向いています。シートヒーター付きで、冬のキャンプやスキーにも出かけやすい仕様です。
おすすめ③ 【最上級を求めるなら】SUPER EXCEED(3列7人乗り・4WD)
価格:795万800円
セミアニリン本革、シートベンチレーション、ヤマハのプレミアムオーディオ、ハニカムグリル、2トーンカラーなど、新型パジェロの魅力をすべて味わえる最上級グレードです。フラッグシップらしさを重視する方に向いています。
最も安いGLS(619万3,000円)も走りの性能は同じで、価格を抑えたい方の選択肢になります。
新型パジェロを自分仕様に!2つの純正セットオプション
新型パジェロには、純正ディーラーオプションを組み合わせた2つのセットオプションが用意されています。
- Classic Modern Style(クラシックモダンスタイル):アーマーカッパーメタリック色を随所に取り入れた、上品で洗練された仕立て
- Urban Shift Style(アーバンシフトスタイル):ブラックを基調にしたアクセサリーで、精悍で重厚な雰囲気に
セットに含まれるアクセサリーは単品でも選べます。セットオプションの価格は今回のニュースリリースでは示されていないため、販売店で確認してください。
新型パジェロの日本発売日はいつ?購入前にチェックしたい3つのポイント
新型パジェロの日本発売日は2026年12月17日(木)です。予約注文は2026年10月1日から受け付けており、発表前日までに約5,500台が集まっています。
1つ目は、納期です。予約が年度目標を上回っているため、これから注文すると納車まで時間がかかる可能性があります。具体的な納期はメーカーから発表されていないので、早めに販売店で確認しておきましょう。
2つ目は、グレードによって変えられない装備です。セミアニリン本革やシートベンチレーション、ヤマハのオーディオはSUPER EXCEEDだけ、シートヒーターはGLSには付きません。タイヤの大きさも20インチと18インチで分かれるため、使い方に合わせて選ぶことが大切です。
3つ目は、駐車場のサイズです。全幅1,925mm・全高1,900mm超のため、機械式駐車場や古い立体駐車場には入らないことがあります。自宅や勤務先の駐車場の制限を事前に確かめておくと安心です。
新型パジェロに関するよくある質問(FAQ)
Q. 新型パジェロの日本発売日はいつですか?
A. 2026年12月17日(木)です。全国の三菱の系列販売会社で販売されます。
Q. 新型パジェロの価格はいくらですか?
A. GLSが619万3,000円、GSRが676万5,000円、EXCEEDが693万円、SUPER EXCEEDが795万800円(いずれも税込)です。
Q. ガソリン車やハイブリッド車はありますか?
A. 日本仕様は全車が2.4Lクリーンディーゼルターボと8速ATの組み合わせです。
Q. 5人乗りは選べますか?
A. 日本仕様は全グレードが3列シートの7人乗りです。
まとめ:新型パジェロは619万円から、迷ったらEXCEEDが本命
三菱の新型パジェロは、2026年12月17日に日本で発売されます。価格は619万3,000円から795万800円で、全車が2.4Lクリーンディーゼル、本格4WD、3列7人乗りという共通の土台の上に、上質志向と走り志向の4グレードを用意しました。
価格と装備のバランスでは、GSRとの差が小さく20インチの上質な仕立てが手に入るEXCEEDが本命です。悪路や雪道の出番が多いならGSR、フラッグシップらしさを求めるならSUPER EXCEEDを選ぶとよいでしょう。予約はすでに約5,500台に達しているので、気になる方は早めの行動がおすすめです。
最新情報が入り次第、随時更新していきます。

