三菱 新型 DSTコンセプト 新たな3列シートSUV Xフォースと共有されるFWDユニボディアーキテクチャを採用 フィリピンで世界初公開！

三菱自動車は、第9回フィリピン国際モーターショーにおいて、ミッドサイズSUVのコンセプトカー「MITSUBISHI DST CONCEPT（ミツビシ ディーエスティー コンセプト）」を世界初披露しました。

DST CONCEPTの特徴

三菱DST CONCEPT エクステリア

この大胆かつ洗練されたSUVは、アセアン地域を中心とした市場向けに開発され、2025年度からの発売を予定しています。DST CONCEPTは、三菱自動車のSUVラインナップを強化する戦略的なモデルとして、大きな期待を寄せられています。

力強いエクステリアデザイン

DST CONCEPTのデザインコンセプトは、「GRAVITAS & DYNAMISM」。

三菱DST CONCEPT フロントグリル

圧倒的な存在感と重厚感を醸し出す「GRAVITAS」は、SUVらしい安定感のあるスタンスと、3列目シートまでしっかり座れる広々としたキャビンを融合したプロポーションで表現されています。フロントには、三菱自動車のアイデンティティである「ダイナミックシールド」を進化させたデザインを採用。大型のハニカムグリルとシャープなヘッドライトが、力強い印象を与えます。

三菱DST CONCEPT サイドビュー

サイドビューでは、彫刻的なフェンダーと、大きく張り出したホイールアーチが、ダイナミックな走りを予感させます。また、高めの地上高とスキッドプレートが、SUVとしてのタフさを強調しています。

広々とした室内空間と先進技術

DST CONCEPTのインテリアは、乗員に快適で洗練された空間を提供することを目指してデザインされています。

三菱DST CONCEPT インテリア

ダッシュボードやドアパネルにはソフトタッチ素材を使用し、上質な雰囲気を演出。フルデジタルコックピット、未来的なセンターコンソール、新しい2本スポークの多機能ステアリングホイールなど、先進技術も惜しみなく投入されています。

三菱DST CONCEPT 2列目シート

前席の背もたれにはテーブルが組み込まれ、2列目の乗客には専用の空調コントロールが装備されるなど、快適性への配慮も行き届いています。3列目シートは、7人乗りレイアウトでは荷室スペースが限られるものの、十分な居住性を確保しているとのことです。

FWDユニボディアーキテクチャを採用

DST CONCEPTは、ユニボディプラットフォームを採用しています。これは、おそらく小型SUVの三菱Xforceの基盤を拡張したバージョンと考えられます。Xforceは、103馬力（77kW / 105PS）の1.5リッターエンジンを搭載し、CVTと組み合わされて前輪を駆動します。

DST CONCEPTが同様の powertrain を採用するかどうかは不明ですが、車体サイズを考慮すると、よりパワフルなエンジンが搭載される可能性もあります。

駆動方式はFWDですが、十分な地上高と、ノーマル、ターマック、グラベル、マッド、ウェットの5つのドライブモードにより、あらゆる路面状況に対応できる走破性を備えています。

ASEAN市場における新たな選択肢

三菱自動車は、DST CONCEPTが既存のSUVモデルの直接的な代替ではなく、Xforce、Pajero Sport、Xpander CrossなどのASEANラインナップに加わる新たな選択肢となることを強調しています。

三菱 パジェロスポーツ

これは、多様化する顧客のニーズに対応し、ASEAN市場におけるプレゼンスをさらに強化するための戦略と言えるでしょう。

競争の激しいSUV市場で成功を収めることができるか？

DST CONCEPTは、力強いデザイン、広々とした室内空間、そして先進技術を兼ね備えた魅力的なSUVです。しかし、ASEAN地域のSUV市場は競争が激化しており、トヨタ、ホンダ、日産などの強力なライバルがひしめいています。

DST CONCEPTが、この競争の激しい市場で成功を収めるためには、価格、燃費、装備など、あらゆる面で顧客を満足させる必要があるでしょう。

今後の展開に期待

三菱自動車は、DST CONCEPTの量産モデルを2025年に市場に投入する予定です。今後数か月で、さらなる情報が公開される予定です。

DST CONCEPTが、ASEAN市場でどのような存在感を示すのか、今後の展開に注目が集まります。

編集部から一言

三菱自動車 ニュースリリース