メルセデスAMGは、「AMG GTクーペ」の新モデル「AMG GT63 Pro 4Matic+」を英国で開催された「グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピード2024」で2024年7月12日発表しました。この新モデルは、以前の「AMG GT 63 4MATIC+」の高性能をさらに強化し、特にサーキットでの走行性能を重視しています。欧州では2025年から納車が開始される予定です。日本発売は未定です。
メルセデス・ベンツ 新型AMG GTクーペ「AMG GT63 Pro」について
新モデル「AMG GT63 Pro 4Matic+」搭載されるV型8気筒4Lツインターボエンジンは、585psから611psへと強化され、トルクも81.6kgmから86.7kgmに向上しました。この結果、0-96km/h加速タイムは3.1秒、最高速度は317km/hに達します。
新型「AMG GT63 Pro 4Matic+」は、アクティブエアパネルを含む多くの空力特性改善が施されており、冷却性能も向上しています。これによりフロントの揚力が30kg削減され、リアのダウンフォースが15kg増加。エクステリアは大型の吸気口や追加のカーボンファイバーデフレクターを備え、スポーティなデザインがさらに強調されています。
また、21インチアルミホイールと組み合わされたミシュラン パイロットスポーツ5や、無償オプションのミシュラン パイロットスポーツカップ2Rタイヤが装備されており、足元のグリップ力が強化されています。ブレーキシステムには、カーボンセラミックディスクと6ピストンキャリパーが標準装備され、チタン製のディスク裏側でバネ下重量が軽減されています。
メルセデス・ベンツ 新型AMG GTクーペ「AMG GT63 Pro」エクステリア について
新型AMG GTクーペの外装は、最新のデザインを採用し、大型グリルがワイドな印象を与えます。リアは曲線的なデザインを保ちつつ、ルーフラインが緩やかになり、室内空間が広がっています。空力性能も重視され、グリルのアクティブエアコントロールシステムやリアスポイラーにより、走行性能が向上しています。ボディサイズもホイールベースを延長し、2+2シートレイアウトに対応する広い室内空間が確保されています。
メルセデス・ベンツ 新型AMG GTクーペ「AMG GT63 Pro」インテリア について
インテリアには、12.3インチのデジタルメーターと11.9インチのインフォテインメントディスプレイが採用され、最新世代のMBUX(メルセデス・ユーザー・エクスペリエンス)システムを搭載。ボイスコントロールやARナビゲーションなど、先進的な機能が提供されます。リアシートは折り畳み可能で、ラゲッジスペースは通常時で321L、最大で675Lの容量を確保しています。
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