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経産省が米国生産トヨタ「ハイランダー」を公用車に導入!日米関係配慮とSUV逆輸入の意義とは

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経済産業省は2026年2月16日、米国で生産されたトヨタ自動車の3列シートSUV「ハイランダー」を公用車として導入し、運用を開始しました。赤澤亮正経済産業大臣が初めて試乗した際には、「扉を開けて中を見た途端、車内が広く乗り心地が良いと感じた」とコメントしています。

この導入は、トランプ大統領が指摘してきた米国製車の対日輸出の少なさに対する日本政府の配慮を示すものであり、日米経済関係の改善に向けた具体的な取り組みとして注目されています。

目次

右ハンドル仕様の米国製「ハイランダー」、日本の公道を走る

経産省が導入したハイランダーは、米国インディアナ州のトヨタ工場(TMMI)で生産された右ハンドル仕様車で、2台が公用車として配備されました。日本国内の保安基準に適合させるため、2026年2月16日には道路運送車両の保安基準が改正され、米国からの逆輸入が実現しました。

ハイランダーのスペックと特徴

Toyota_2025_Highlander

サイズ・ディメンション

  • 全長:4,950mm
  • 全幅:1,930mm
  • 全高:1,730mm
  • ホイールベース:2,949mm
  • 乗車定員:7〜8人
Toyota_2025_Highlander

パワートレイン
ハイランダーには3つのパワートレインが用意されています。

  1. 2.4L直列4気筒ターボエンジン
    • 最高出力:265PS(198kW)
    • 最大トルク:420Nm(310lb-ft)
    • トランスミッション:8速AT
    • 燃費:EPA基準で10.2km/L(24mpg)
  2. 2.5L直列4気筒ハイブリッド
    • システム総合出力:243PS(181kW)
    • バッテリー容量:6.5Ah
    • AWDシステム:E-Four
    • 燃費:EPA基準で14.9km/L(35mpg)
    • 0-96km/h加速:8.1秒
  3. ハイブリッドMAX
    • システム総合出力:362PS
    • 最大トルク:542Nm(400lb-ft)
    • 0-96km/h加速:6.3秒
highlander
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2027_Toyota_Highlander
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ハイランダーEVの革新的なスペック

バッテリー容量と航続距離

  • 77.0kWhバッテリー搭載モデル:最大462km(FWD)
  • 95.8kWhバッテリー搭載モデル:最大515km(320マイル)のEPA航続距離

パワートレイン

  • XLE FWD(77.0kWh):221hp(165kW)、269Nm
  • XLE AWD(77.0kWh):328hp(245kW)、445Nm
  • XLE/Limited AWD(95.8kWh):338hp(252kW)、528Nm

充電機能

  • DC急速充電:10%から80%まで約30分
  • AC充電:11kW対応
  • NACS(北米充電規格)対応
  • V2L(Vehicle-to-Load)機能搭載
2027_Toyota_Highlander
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BEV版の先進装備

2027_Toyota_Highlander
2027_Toyota_Highlander
  • 14インチディスプレイオーディオ
  • 12.3インチデジタルメーター
  • Toyota Safety Sense 4.0(TSS 4.0)
  • 64色アンビエントライト
  • JBL 11スピーカーシステム(Limited)
  • ヘッドアップディスプレイ(Limited)
2027_Toyota_Highlander
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導入スケジュール

  • ガソリン/ハイブリッド版:2026年秋〜年末の登場が有力
  • BEV版:2027年以降の導入見込み

予想価格帯

国内での販売価格は以下のように予想されています。

  • ベースグレード(XLE AWD):約650万円〜700万円
  • 上級グレード(Limited/Platinum):約750万円〜850万円

競合車種であるマツダCX-8(約299万円〜)やトヨタランドクルーザー300(約540万円〜)と比較すると、プレミアムSUVとしてのポジショニングになる見込みです。

ハイランダーが日本市場に与えるインパクト

1. 3列シートSUV市場の活性化

日本国内では3列シートSUVの選択肢が限られており、ハイランダーの導入は消費者にとって新たな選択肢となります。全幅1,930mmは国内基準では大型ですが、ファミリー層や多人数乗車のニーズに対応できる貴重なモデルです。

2. トヨタのラインナップ強化

  • RAV4(5人乗り、全長4,600mm)よりも大型
  • ランドクルーザー300(全長4,975mm)よりもコンパクト
  • アルファード/ヴェルファイア(ミニバン)とは異なるSUVスタイル

このポジショニングにより、トヨタはSUVラインナップの空白を埋めることができます。

3. BEV市場への本格参入

bZ4XやC-HRに続く3列シートBEVとして、ファミリー向け電動SUV市場に本格参入します。航続距離320マイル(約512km)は、国内の長距離ドライブにも対応可能な実用的な数値です。

日米貿易関係における象徴的意義

トランプ政権への配慮

赤澤経産大臣は「トランプ大統領が指摘する米国製車の対日輸出の少なさについて、できる努力を最大限やろうという思いがあった」と述べており、日米経済関係の改善に向けた政府の姿勢を明確にしています。

右ハンドル車の保安基準改正

2026年2月16日の道路運送車両の保安基準改正により、米国製右ハンドル車の日本国内での走行が可能になりました。これは今後の米国製自動車の日本市場参入を促進する制度改革としても意義があります。

競合車種との比較

車種全長全幅全高乗車定員価格帯
ハイランダー4,950mm1,930mm1,730mm7-8人約688万円〜
ランドクルーザー3005,010mm1,850mm1,950mm7-8人約540万円〜
マツダCX-84,925mm1,845mm1,730mm6-7人約299万円〜
トヨタRAV44,600mm1,855mm1,685mm5人約293万円〜

ハイランダーの歴史と進化

初代(2001年):3列シートSUVの先駆け

2001年に北米市場で登場したハイランダーは、ミドルサイズの3列シートSUVとして瞬く間に人気を獲得しました。

第2世代(2008年):日本での「クルーガー」終売

日本では2007年まで「クルーガー」として販売されていましたが、2008年以降は北米専売モデルとして展開されてきました。

現行第4世代(2020年〜):最新プラットフォーム採用

GA-Kプラットフォームを採用し、Toyota Safety Senseなどの先進安全装備を標準搭載。北米SUV販売ランキングのトップ10常連モデルとなっています。

第5世代(2027年〜):BEV時代への対応

完全電動化モデルの投入により、トヨタはSUV電動化戦略を加速させます。

まとめ:ハイランダー導入が示す日本の自動車市場の変化

経産省による米国製トヨタ「ハイランダー」の公用車導入は、単なる車両調達以上の意義を持っています。

重要なポイント

  1. 日米経済関係の改善:トランプ政権の指摘に対する具体的な対応策
  2. 消費者への新たな選択肢:3列シートSUV市場の活性化
  3. BEV市場の拡大:2027年のEV版投入で電動化を加速
  4. 制度改革の推進:保安基準改正による米国製車の受け入れ体制整備

2026年秋以降の一般販売開始に向けて、ハイランダーは日本のSUV市場に新たな風を吹き込むことが期待されます。特にBEV版は、航続距離320マイル(約512km)とV2L機能を備えた実用的な電動SUVとして、ファミリー層から高い関心を集めることでしょう。

トヨタの米国製車種の逆輸入は、グローバルな自動車産業における日米協力の新しいモデルケースとなる可能性を秘めています。

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この記事を書いた人

KAZUのアバター KAZU 編集長

自動車専門メディア『最新自動車情報』編集長のKAZU。IT企業から独立後、自動車専門サイト『最新自動車情報』を立ち上げ、編集長として12年間運営に携わってまいりました。これまでに、新車・中古車、国産車(日本車)から輸入車(外車)まで、あらゆるメーカーの車種に関する記事を6,000本以上執筆。その経験と独自の分析力で、数々の新型車種の発表時期や詳細スペックに関する的確な予測を実現してきました。『最新自動車情報』編集長として、読者の皆様に信頼性の高い最新情報、専門的な視点からの購入アドバイス、そして車(クルマ)の奥深い魅力をお届けします。後悔しない一台選びをしたい方、自動車業界のトレンドをいち早く知りたい方は、ぜひフォローをお願いいたします。

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