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2026年5月28日、光岡自動車はプレミアムコンパクト「ビュート ストーリー」を一部改良して発売しました。グレード体系の見直しや標準装備の充実、さらに新色ボディカラーの追加など、多岐にわたるアップデートが施されています。本記事では、今回の改良内容をはじめ、価格・スペック・外観・安全装備まで最新情報をまとめて解説します。
光岡ビュート ストーリーは、富山県に本社を置く光岡自動車が手掛けるプレミアムコンパクトカーです。その源流は1993年1月に誕生した初代「ビュート」にまでさかのぼり、現行の「ビュート ストーリー」はシリーズ4代目モデルとして2023年9月に登場しました。

光岡自動車ならではの「職人の手づくり」という哲学のもと、1台1台が丁寧に生産されているのが最大の特徴です。輝く瞳を思わせる丸型LEDヘッドライトや、愛らしいハート型フロントグリルなど、歴代ビュートのDNAを受け継ぐレトロデザインは他のどの量産車にも似ていない独自の存在感を放っています。

ベース車両については、前世代モデルが日産「マーチ」をベースとしていたのに対し、マーチの日本国内販売終了を受けてトヨタ「ヤリス」へ変更。これによりハイブリッドモデル・6速MT・4WD(E-Four)がシリーズ初めてラインナップされるなど、動力性能と利便性が大幅に向上しました。ボディタイプはセダンを廃止し、現行ではハッチバックのみの設定となっています。
今回の一部改良は、2026年3月に実施されたベースモデル「トヨタ ヤリス」の改良内容に合わせた変更が中心となっています。装備の充実とグレード体系の整理が主なポイントです。
グレード体系の変更:1.0Lガソリンモデルを廃止
これまでラインナップされていた1.0Lガソリンエンジン搭載の「10DX」「10LX」グレードが廃止されました。これにより、ガソリン車は1.5Lエンジン搭載モデルのみとなり、より高い動力性能と燃費性能を持つパワートレインに一本化されています。エントリーモデルは1.5Lガソリン搭載の「15DX(6速MT/FF)」となり、価格は369万1,600円からとなります。
全車標準装備の充実
全グレードに「バックガイドモニター」と「ディスプレイオーディオ」が標準装備されました。後退時の安全確認と車載インフォテインメントシステムが標準で備わることで、使い勝手が大きく向上しています。
ハイブリッド車への新機能追加
ハイブリッド車には「電動パーキングブレーキ&ブレーキホールド機能」が標準装備されました。信号待ちなどで自動的にブレーキを保持できるブレーキホールド機能は、日常の疲労軽減に貢献する実用的な装備です。
グレード別の装備差
寒冷地仕様の設定
E-Four車・4WD車には寒冷地仕様が標準装備となり、2WD車にはメーカーオプションとして設定されました。降雪地域のユーザーにとっても選びやすい仕様となっています。
ボディカラーの追加(新色5色)
新色として「アヴァンギャルドブロンズメタリック」「アドベンチャーブルー」「ペールブルー」「エレガンスネイビー」「ダークレッド」の5色が追加され、選択肢がより豊富になりました。
今回の改良により、装備充実とともに価格も見直されています。エントリーモデルのスタート価格は、前モデルと比較して約7万400円のアップとなっています。
2026年改良モデルの価格
※廃止グレード:10DX(FF:322万5,200円)、10LX(FF:345万4,000円)
1Lガソリンモデルの廃止によりラインナップは絞られましたが、それぞれのグレードで装備が充実しており、コストパフォーマンスは向上していると言えます。
改良モデルでは新色の追加により、標準色+オプション色を合わせて全15色という非常に豊富なバリエーションとなりました。
標準カラー(全4色)
ボディカラーオプション(全11色)
ピスタチオカーキ、コーラルベージュメタリック(特別塗装色+8万8,000円)、ターコイズブルーメタリック、ガトーショコラメタリック、ロイヤルグリーン、カットソーグレー、ロイヤルホワイト、そして新色として アドベンチャーブルー・ペールブルー・エレガンスネイビー・ダークレッド(特別塗装色+8万8,000円)の4色が追加されました。
レトロかつ個性的なデザインを持つビュート ストーリーは、ボディカラーによって印象が大きく変わります。定番のホワイトやブラック系に加え、ロマンティックなローズ、深みのあるネイビー、スポーティなブルーなど、オーナーの個性を存分に表現できる色展開です。
光岡ビュート ストーリーの外装デザインは、量産車にはない「手づくりの温かみ」が最大の魅力です。熟練の職人が手掛けたボディパネルには、初代ビュートから受け継がれる丸型LEDヘッドライトとハート型フロントグリルが採用されており、見る人思わず笑顔にさせるような愛らしさを持っています。

ベース車のトヨタ ヤリスと比較すると、全長が150mm延長されており(全長4,090mm、全幅1,695mm、全高1,500mm)、ビュート ストーリー独自のフォルムが確立されています。ホイールベースはベース車と同じ2,550mmを維持しつつ、車重の増加は40kg(約980kg)に抑えられているため、動力性能への影響も最小限です。
このスタイリングは日常の街なかでひときわ目を引く存在感を放つ一方、サイズ感としてはコンパクトカーの範疇に収まっており、都市部や狭い路地でも扱いやすいのも実用面での強みです。

ビュート ストーリーの内装は、外装のレトロなデザインと調和するよう専用設計が施されています。専用レザーシートは複数のカラーから選択可能で、オーナーの好みやライフスタイルに合わせたカスタマイズが楽しめます。同様に、専用加飾パネルセットも複数カラーが用意されており、インテリア空間全体を自分色に仕上げることができます。

インフォテインメントシステムは今回の改良で刷新され、全車にディスプレイオーディオが標準装備されました。上位グレードにはディスプレイオーディオPlus、ETC2.0(VICS機能付)も備わり、日々の移動をより快適・便利にサポートします。また、「HYBRID LX」グレードにはフロントソフトアームレスト(コンソールボックス付)が標準装備となり、長距離ドライブ時の疲労軽減にも貢献します。
1.5Lガソリンエンジン
直列3気筒1.5L「ダイナミックフォースエンジン」を搭載。ロングストロークやバルブ挟角の拡大による高速燃焼技術を採用し、最高出力120ps・最大トルク14.8kgmを発揮します。トランスミッションはCVTまたは6速MT、駆動方式はFFまたは4WDを選択できます。マニュアルトランスミッション仕様は走りを楽しみたいドライバーにとって魅力的な選択肢です。
1.5Lハイブリッドシステム
直列3気筒1.5L「ダイナミックフォースエンジン」と電気モーターを組み合わせたハイブリッドシステムを採用。エンジン出力91ps、フロントモーター80psを発揮します。4WD仕様となるE-Fourにはリアモーター(5ps)が追加され、悪路や降雪路でも安定した走行が可能です。システム全体の高効率化と専用エンジン設計、リチウムイオンバッテリーの採用により、低燃費を実現しています。
前世代のビュート(1.2Lガソリン・CVT・FF専用)と比較すると、パワートレインの選択肢が格段に広がっており、用途や地域に合わせた最適なモデルを選べるようになっています。
光岡ビュート ストーリーには、ベース車のトヨタ ヤリスから受け継ぐ最新の予防安全システム「Toyota Safety Sense」相当の充実した安全装備が搭載されています。
主な安全装備としては、プリクラッシュセーフティ(衝突被害軽減ブレーキ)、レーンディパーチャーアラート(車線逸脱警報)、オートマチックハイビーム、ロードサインアシスト(標識認識機能)、先行車発進告知機能、セカンダリーコリジョンブレーキ(二次衝突被害軽減)、パーキングサポートブレーキ(前後方静止物)、ブラインドスポットモニター(後側方車両検知)が挙げられます。
さらに今回の改良で全車にバックガイドモニターが標準装備されたことで、後退時の安全確認もより容易になりました。見た目の愛らしさだけでなく、現代に求められる安全性能をしっかりと備えた一台です。
ビュート ストーリーはデビュー後も継続的に進化を遂げてきました。
2024年2月の改良ではボディカラーの一部変更とともに、先進安全機能「プロアクティブドライビングアシスト」の採用、7インチ「マルチインフォメーションディスプレイ」の設定、「スマートエントリー&スタートシステム」の全車標準装備が実施されました。
2025年7月には限定車「ビュート ストーリー Royal Edition」が設定され、特別仕様の内外装が話題を集めました。
そして今回の2026年5月改良では、グレード体系の整理と装備充実が中心のアップデートとなり、より洗練されたラインナップへと進化しています。
光岡ビュート ストーリーは、「個性的なクルマに乗りたい」「レトロでかわいいデザインが好き」「量産車とは違う特別感を求めている」という方に特にマッチするプレミアムコンパクトです。
今回の一部改良では、ハイブリッド車の電動パーキングブレーキ搭載、ディスプレイオーディオ・バックガイドモニターの全車標準装備など、日常使いの利便性が大幅に向上しました。また、1Lガソリンモデルを廃止して1.5Lガソリンとハイブリッドにパワートレインを絞ったことで、ラインナップがシンプルかつ質の高い構成となっています。
全15色というカラーラインナップの豊富さも魅力で、自分だけの一台を作り上げる楽しさも光岡車ならではの醍醐味です。職人の手仕事によって1台1台丁寧に作られるビュート ストーリーは、単なる移動手段を超えた「所有する喜び」を提供してくれる特別な存在と言えるでしょう。
基本スペックまとめ
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 発売日 | 2026年5月28日 |
| 価格 | 369万1,600円〜480万3,700円 |
| ボディタイプ | ハッチバック |
| ボディサイズ | 全長4,090×全幅1,695×全高1,500mm |
| ホイールベース | 2,550mm |
| 車重 | 約980kg |
| エンジン | 直列3気筒1.5Lガソリン/1.5Lハイブリッド |
| 駆動方式 | FF/4WD(E-Four含む) |
| トランスミッション | CVT/6速MT |
| ベース車 | トヨタ ヤリス |
ビュート ストーリー
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自動車専門メディア『最新自動車情報』編集長のKAZU。IT企業から独立後、自動車専門サイト『最新自動車情報』を立ち上げ、編集長として12年間運営に携わってまいりました。これまでに、新車・中古車、国産車(日本車)から輸入車(外車)まで、あらゆるメーカーの車種に関する記事を6,000本以上執筆。その経験と独自の分析力で、数々の新型車種の発表時期や詳細スペックに関する的確な予測を実現してきました。『最新自動車情報』編集長として、読者の皆様に信頼性の高い最新情報、専門的な視点からの購入アドバイス、そして車(クルマ)の奥深い魅力をお届けします。後悔しない一台選びをしたい方、自動車業界のトレンドをいち早く知りたい方は、ぜひフォローをお願いいたします。