三菱のコンパクトミニバン「デリカD:2」は、2028年前後にフルモデルチェンジして次期型へ移行すると予想されます。現時点で三菱自動車から次期型についての公式発表はありませんが、現行型の登場から6年目を迎え、世代交代の時期が近づいています。
現行型デリカD:2は2020年12月に登場し、2025年2月の一部改良で顔つきを変え、新しい1.2L 3気筒エンジン「Z12E」とモーターを組み合わせたハイブリッドに切り替わりました。スズキ「ソリオ」をベースにしたOEM車でありながら、「デリカ」の名前を持つ両側スライドドアの5人乗りコンパクトミニバンとして、手ごろな価格と取り回しの良さで支持されています。
次期型では、デリカD:5やデリカミニに通じる「デリカらしさ」をより強めたデザインになるのではないか、また三菱と日産の協業が開発体制に影響するのではないか、といった点が注目されています。いずれもメーカーの発表はなく、あくまで予想の段階です。
この記事では、新型デリカD:2の発売時期の予想、次期型で期待される変更点、現行型の価格・サイズ・燃費・装備、おすすめグレード、購入前の注意点まで、わかりやすくまとめました。記事中の写真はすべて現行モデルです。


そもそも三菱 デリカD:2とは?
デリカD:2は、三菱の「デリカ」シリーズのなかで最もコンパクトな普通車のミニバンです。シリーズには、本格的な悪路走破性を持つ3列シートの「デリカD:5」、軽スーパーハイトワゴンの「デリカミニ」があり、デリカD:2はその中間で「軽自動車より広く、デリカD:5より小さい」ポジションを担っています。
車体はスズキ ソリオと共通で、三菱はスズキからOEM供給を受けて販売しています。全長3.8m級の小さなボディに両側スライドドアを備え、5人がゆったり座れる室内を確保しているのが特長です。狭い道や駐車場での扱いやすさと、子どもの乗せ降ろしのしやすさから、子育て世代や、軽自動車からの乗り換えを考える人に選ばれています。
現行型は2020年12月に登場した世代で、2025年2月の一部改良ではフロントデザインを一新し、パワートレインをZ12E型エンジン+マイルドハイブリッドに変更しました。現在は全車がハイブリッドで、標準モデルの「HYBRID MX」「HYBRID MZ」と、押し出しの強い顔つきの「CUSTOM HYBRID MV」というグレード構成になっています。
【予想】新型デリカD:2 次期型の変更点まとめ
次期型デリカD:2で予想されているポイントは、主に以下の3点です(いずれもメーカーの公式発表ではありません)。
- 登場時期:2028年前後のフルモデルチェンジが予想される
- デザイン:デリカD:5・デリカミニに通じる、より「デリカらしい」顔つきへ変わる見込み
- 開発体制:ソリオのOEMという成り立ちが続くか、日産との協業が影響するかが焦点
① 2028年前後のフルモデルチェンジが予想される
現行型の登場は2020年12月で、2025年2月に大がかりな一部改良を受けています。一般的なモデルサイクルを考えると、2028年前後に次の世代へ移ると予想されます。現行型がソリオと同じ車体を使っていることから、次期型の時期はベース車の世代交代の時期に左右されると見られます。発売時期について三菱からの発表はないため、正式な情報が出るまでは「予想」として受け止めてください。
② デザインは「デリカ」シリーズらしさを強める見込み

現行型でも、CUSTOM HYBRID MVは縦のラインを強調したグリルで三菱らしさを打ち出しています。次期型では、コンパクトなボディと両側スライドドアという基本は受け継ぎつつ、フロントマスクをさらに作り込み、デリカD:5やデリカミニと並べたときに「同じ家族」とわかるデザインになると予想されています。スクエアなボディ形状や2トーンのルーフなど、アウトドアの雰囲気を感じさせる仕立てが期待されます。
③ 日産との協業が開発体制に影響するかが焦点
三菱と日産は協業を広げています。三菱は2026年1月に、日産向けOEM車として北米向け「ローグ プラグインハイブリッド」とオセアニア向け「ナバラ」の生産を始めたと発表しました。反対に、日産からOEM供給を受けるモデルとして、フィリピンで商用車「ヴァーサ バン」を発売し、米国・カナダ向けに電気自動車「エクリプス スポーツバック」を投入すると発表しています。
こうした流れのなかで、次期デリカD:2が引き続きスズキのOEM車になるのか、それとも日産との協業による別の成り立ちになるのかが注目されています。ただし、次期デリカD:2の開発体制について両社から発表はなく、現時点では推測の域を出ません。パワートレインについても、現行のZ12E型エンジン+マイルドハイブリッドを受け継ぐのが有力と見られる一方、協業の形によっては別の電動化技術が使われる可能性もあり、こちらも予想の段階です。
現行デリカD:2のグレードと価格一覧
次期型の価格は未発表です。参考として、現行型のメーカー希望小売価格(税込)をまとめます。
| グレード | 駆動 | 乗車定員 | 価格(税込) |
|---|---|---|---|
| HYBRID MX | 2WD | 5人 | 210万1,000円 |
| HYBRID MX | 4WD | 5人 | 222万6,400円 |
| HYBRID MZ 全方位カメラ付ナビパッケージ | 2WD | 5人 | 251万7,900円 |
| HYBRID MZ 全方位カメラ付ナビパッケージ | 4WD | 5人 | 264万3,300円 |
| CUSTOM HYBRID MV | 2WD | 5人 | 235万2,900円 |
| CUSTOM HYBRID MV 全方位カメラ付ナビパッケージ | 2WD | 5人 | 257万2,900円 |
| CUSTOM HYBRID MV 全方位カメラ付ナビパッケージ | 4WD | 5人 | 269万8,300円 |
4WDは2WDより12万5,400円高くなります。CUSTOM HYBRID MVのナビなし仕様は2WDだけの設定です。一部のボディカラーは有料色で、3万7,400円〜9万2,400円が追加でかかります。
現行デリカD:2のボディサイズ
| 項目 | 数値 |
|---|---|
| 全長×全幅×全高 | 3,810×1,645×1,745mm |
| ホイールベース | 2,480mm |
| 室内長×室内幅×室内高 | 2,500×1,420×1,365mm(参考値) |
| 最低地上高 | 140mm(参考値) |
| 最小回転半径 | 4.8m |
| 車両重量 | 1,020〜1,070kg |
全長3,810mmは、軽自動車(全長3,400mm以下)より41cm長いだけのサイズです。全幅は5ナンバー枠に十分収まり、最小回転半径4.8mと小回りも利きます。それでいて室内長は2,500mmあり、後席の足元にはゆとりがあります。全高1,745mmのため、多くの立体駐車場(高さ制限1,550mm)には入らない点は覚えておきましょう。
次期型でも、この「小さな車体に広い室内」という長所は受け継がれると予想されます。ボディサイズが大きく変わるかどうかは、発表を待つ必要があります。
押し出し感と親しみやすさ!現行デリカD:2の外装(エクステリア)
フロント

標準モデルのHYBRID MX・MZはメッキのフロントグリルで落ち着いた印象、CUSTOM HYBRID MVは縦基調の大きなグリルで存在感を高めています。ヘッドランプはMXがハロゲン、MZとCUSTOM HYBRID MVがLEDで、LEDフロントフォグランプもMZ以上に付きます。
リア・ボディカラー

リアはLEDストップランプ付きのコンビネーションランプを全車に装備。ボディカラーは2トーンとモノトーンを合わせて11パターンが用意され、15インチアルミホイールも全車標準です。
使い勝手重視!現行デリカD:2の内装(インテリア)
コックピット・装備

全車にフルオートエアコン、運転席・助手席シートヒーター、ロールサンシェードを装備しています。MZとCUSTOM HYBRID MVには、カラーのヘッドアップディスプレイ、本革巻きステアリングとシフトノブ、電動パーキングブレーキが付きます。CUSTOM HYBRID MVはブラック系のインパネオーナメントなどで、標準モデルとは違う雰囲気に仕上げています。
シート・スライドドア

スライドドアは、MXが左側だけワンアクションパワースライドドア、MZとCUSTOM HYBRID MVは両側がワンアクションパワースライドドアです。予約ロック機能や挟み込み防止機構も備わり、子どもの乗せ降ろしや雨の日の乗り降りで便利に使えます。
現行デリカD:2のパワートレインとスペック
| 項目 | 数値 |
|---|---|
| エンジン | Z12E型 1.197L 直列3気筒 DOHC |
| 最高出力 | 60kW(82PS)/5,700rpm |
| 最大トルク | 109N・m(11.1kgf・m)/4,500rpm |
| モーター | WA06D型 2.3kW(3.1PS)/60N・m(6.1kgf・m) |
| 駆動用電池 | リチウムイオン電池 |
| 変速機 | CVT |
| 駆動方式 | 2WD/4WD |
| 使用燃料 | 無鉛レギュラーガソリン |
| タイヤ | 165/65R15 |
モーターは発進や加速を手助けする役割で、エンジンの負担を減らして燃費を高めます。レギュラーガソリン仕様なので、日々の燃料代も抑えやすい組み合わせです。
現行デリカD:2の燃費(WLTCモード)
| 駆動 | WLTC総合 | 市街地 | 郊外 | 高速道路 |
|---|---|---|---|---|
| 2WD | 22.0km/L | 19.3km/L | 22.6km/L | 23.0km/L |
| 4WD | 20.7km/L | 18.0km/L | 21.2km/L | 21.8km/L |
燃料タンクは2WDが32L、4WDが30Lです。次期型の燃費は未発表で、パワートレインがどうなるかによって変わります。
現行デリカD:2の安全装備「三菱 e-Assist」
予防安全技術「三菱 e-Assist」を全車に装備しています。主な機能は次のとおりです。
- 衝突被害軽減ブレーキシステム
- 車線維持支援機能・ふらつき警報
- ハイビームアシスト・標識認識
- 全車速追従機能付アダプティブクルーズコントロール(MZ・CUSTOM HYBRID MVは停止保持機能付き)
- ブラインドスポットモニター・リヤクロストラフィックアラート(MZ・CUSTOM HYBRID MV)
- パーキングセンサー
現行デリカD:2はどのグレードを選ぶべきか?おすすめグレード
おすすめ① 【コスパ重視なら】CUSTOM HYBRID MV(2WD)
価格:235万2,900円
MXより25万1,900円高いものの、LEDヘッドランプ、両側パワースライドドア、ヘッドアップディスプレイ、電動パーキングブレーキ、ブラインドスポットモニターまでそろいます。ナビは付きませんが、スマートフォンをつなぐディスプレイを後から選びたい人には、最も装備と価格のバランスが良いグレードです。
おすすめ② 【ナビ付きで選ぶなら】HYBRID MZ 全方位カメラ付ナビパッケージ
価格:251万7,900円(2WD)/264万3,300円(4WD)
全方位モニター付メモリーナビが最初から付き、車庫入れや狭い道での安心感が高まります。落ち着いた標準顔のデザインが好みで、4WDも選びたい人に向いています。
おすすめ③ 【とにかく安く】HYBRID MX(2WD)
価格:210万1,000円
210万円台で両側スライドドアとハイブリッドが手に入る入門グレードです。ただし右側スライドドアは手動、パーキングブレーキは足踏み式、ブラインドスポットモニターなしなど、上位との装備差は小さくありません。近所の買い物が中心の人向けです。
デリカD:2の歴代モデルをおさらい
初代(2011年〜)
三菱がスズキからソリオのOEM供給を受けて発売したのが始まりです。「デリカ」の名を持つ最小のミニバンとして登場し、コンパクトなスライドドア車という新しい選択肢を三菱のラインアップに加えました。
2代目(2015年〜)
ソリオの世代交代に合わせて新しくなり、ハイブリッドが選べるようになりました。カスタム系のモデルも用意され、デザインの選択肢が広がりました。
3代目・現行型(2020年12月〜)
ボディを少し大きくして荷室と室内を広げ、先進安全装備を充実させた世代です。2025年2月の一部改良で新しいフロントデザインとZ12E型エンジン+マイルドハイブリッドを採用しました。次期型は4代目になると予想されます。
新型デリカD:2の発売日はいつ?
次期型の発売日は未発表です。2028年前後の登場が予想されていますが、三菱からの公式な情報はまだありません。新しい情報が出るまでは、現行型が販売の中心になります。
購入前にチェックしたい3つのポイント
1つ目は、今買うか次期型を待つかです。次期型の登場は早くても2028年前後と予想されており、まだ時間があります。現行型は2025年2月の改良で新しいパワートレインになったばかりなので、今すぐ必要なら現行型を選んでも古さを感じにくいでしょう。
2つ目は、グレードによる装備差です。MXと上位グレードでは、右側パワースライドドア、電動パーキングブレーキ、ブラインドスポットモニター、ヘッドアップディスプレイの有無が異なります。毎日の使い方を思い浮かべて選びましょう。
3つ目は、全高と駐車場です。全高1,745mmのため、高さ制限のある立体駐車場には入らない場合があります。自宅や勤務先の駐車場の条件を事前に確かめておくと安心です。
新型デリカD:2に関するよくある質問(FAQ)
Q. 新型デリカD:2のフルモデルチェンジはいつですか?
A. 公式発表はありません。2028年前後と予想されています。
Q. 現行デリカD:2の価格はいくらですか?
A. 210万1,000円〜269万8,300円(税込)です。
Q. 現行デリカD:2の燃費は?
A. WLTCモードで2WDが22.0km/L、4WDが20.7km/Lです。
Q. デリカD:2は何人乗りですか?
A. 全グレード5人乗りです。
Q. 次期型は日産と共同開発になりますか?
A. 三菱・日産とも発表しておらず、現時点では分かりません。
まとめ:新型デリカD:2は2028年前後の次期型に注目、今なら現行型も十分に買い
デリカD:2の次期型は2028年前後の登場が予想され、デリカシリーズらしさを強めたデザインや、三菱と日産の協業が開発体制に与える影響に注目が集まっています。ただし、いずれも公式発表はありません。
現行型は2025年2月の改良で新しいハイブリッドとなり、210万1,000円からと手ごろな価格、WLTC燃費22.0km/L(2WD)、両側スライドドアの使いやすさが魅力です。装備と価格のバランスでは、CUSTOM HYBRID MVの2WDが有力な選択肢です。
最新情報が入り次第、随時更新していきます。

