2028年のBMWは、初めての量産型の燃料電池車(FCEV)「iX5 Hydrogen」が登場し、新世代「ノイエ・クラッセ」がSUVの上から下まで広がる1年になりそうです。BMWは、トヨタと共同開発した燃料電池システムを積むiX5 Hydrogenの量産を2028年に始めると公式に発表しています。
2025年に電気自動車の新型iX3から始まったノイエ・クラッセは、3シリーズ、X5へと広がってきました。2028年にかけては、高性能ブランド「M」の電気自動車や、X7・X1といった人気SUVの次期型にも、この新しいデザインと技術が使われていくと予想されます。
この記事では、2028年に発売・日本導入が予想されるBMWの新型車とモデルチェンジ情報をまとめました(全5モデル)。iX5 Hydrogenの2028年量産開始は公式発表ですが、日本での発売時期はどのモデルも発表されておらず、予想の情報も含まれています。記事中の写真は、BMWが公開した海外仕様と現行モデルです。

2028年 BMW 新型車・モデルチェンジ 一覧表
まずは、この記事で紹介する5モデルを一覧で確認しましょう。公式に分かっていることと予想を「時期」の欄で区別しています。
| 車種 | 内容 | 時期 |
|---|---|---|
| iX5 Hydrogen | BMW初の量産型燃料電池車 | 2028年 量産開始(公式)・日本は未発表 |
| X5 PHEV/iX5 | 新型X5のPHEVと電気自動車の日本導入 | 2027〜2028年頃(予想) |
| M3(電気自動車) | ノイエ・クラッセ初のMモデル | 2027年登場予定・日本は2028年頃(予想) |
| X7/iX7 | フルモデルチェンジ(2代目) | 2027〜2028年頃(予想) |
| X1/iX1 | フルモデルチェンジ(4代目) | 2028年頃(予想) |
BMW 新型 iX5 Hydrogen 初の量産型燃料電池車 2028年に量産開始
BMWは、水素で走る燃料電池車「iX5 Hydrogen」の量産を2028年に始めると発表しています。BMWにとって初めての量産型FCEVで、トヨタと共同で開発した第3世代の燃料電池システムを使います。

燃料電池車は、タンクにためた水素と空気中の酸素を反応させて電気をつくり、モーターで走るクルマです。走行中に出るのは水だけで、電気自動車のように長い充電時間がいらないのが長所です。BMWによると、新しい700バールの水素タンクで航続距離は最大750kmを目指し、水素の補給は5分かからないとしています。
iX5 Hydrogenは、新型X5のシリーズに加わります。これでX5は、ガソリン、ディーゼル、プラグインハイブリッド(PHEV)、電気自動車、燃料電池の5種類のパワートレインから選べる、BMWで初めてのモデルになります。
一方で、どの国から販売するかは、水素ステーションの整備状況やお客様の受け入れ方を見て決めるとしています。日本は水素ステーションが少しずつ増えている国の一つですが、日本導入の予定は発表されていません。
BMWとトヨタは2011年から環境技術で協力していて、2024年9月には水素の分野で連携を強める基本合意を結びました。トヨタは燃料電池車「MIRAI」や「クラウン(セダン)」のFCEVを日本で販売しているため、同じ世代の燃料電池システムを使うiX5 Hydrogenが日本に来れば、水素ステーションを共有できるメリットもあります。日本導入があるかどうかは、2028年のBMWでいちばん気になるポイントの一つです。

BMW 新型 X5 PHEV・電気自動車 iX5 日本導入は2027〜2028年頃予想
BMWの日本法人は2026年11月4日、新型X5の事前商談の受け付けを始めました。日本で最初に用意されたのは、3.0Lディーゼルに48Vマイルドハイブリッドを組み合わせた「40d xDrive M Sport」の1モデルで、予定価格は1,311万円(税込)です。

海外では、プラグインハイブリッドの「X5 50e xDrive」「X5 M60e xDrive」や、電気自動車の「iX5 60 xDrive」も発表されています。iX5は800Vの電気システムを採用し、最大460kWの急速充電に対応します。
先代のX5では、日本にもPHEVが導入されていました。新型でもディーゼルに続いてPHEVやiX5が日本に追加されると予想され、時期は2027年から2028年頃が目安です。ただし、BMWから日本導入の発表はありません。

BMW 新型 M3 電気自動車 ノイエ・クラッセ初のMモデル 日本は2028年頃予想
BMWの高性能ブランド「BMW M」は、ノイエ・クラッセを使った初めてのMモデルとして、電気自動車のM3を2027年に登場させる予定です。ベースになるのは、2026年3月に発表された電気自動車のセダン「i3」です。

BMW Mは、4つのモーターでそれぞれのタイヤを動かす仕組みを開発していると公表しています。左右の力の配分をきめ細かく変えられるため、電気自動車でもMらしい曲がりやすさを目指しています。最高出力や航続距離などの数値は、まだ発表されていません。
海外での登場が2027年なので、日本導入は2028年頃になると予想されます。エンジンのM3もしばらく続ける方針と伝えられていて、電気とエンジンの2本立てでどう売り分けるのかも注目です。
2026年10月には、同じノイエ・クラッセのSUVに高性能版の「iX3 M60 xDrive」が追加され、日本でも2027年1月末から注文を受け付ける予定です。iX3 M60がMの名前を持つ電気自動車の入り口だとすると、電気自動車のM3はさらに走りに振り切った本命のモデルになりそうです。

BMW 新型 X7・iX7 フルモデルチェンジ 2代目 2027〜2028年頃予想
BMW最大のSUV「X7」は、2027年から2028年頃にフルモデルチェンジを受け、2代目になると予想されています。現行モデルは2019年に日本で発売され、2022年に大きなマイナーチェンジを受けました。

X7は3列シートを備えた大型SUVで、7シリーズと並ぶBMWの最上級モデルです。日本では2026年10月14日に、黒を基調にしたディーゼル車「xDrive40d Black Line」が追加されたばかりです。
次期型では、X5と同じように電気自動車の「iX7」が加わると予想されています。デザインはノイエ・クラッセの考え方を取り入れつつ、X7らしい堂々とした姿を残すと見られます。ただし、BMWから次期型の発表はありません。

BMW 新型 X1・iX1 フルモデルチェンジ 4代目 2028年頃予想
BMWのコンパクトSUV「X1」は、2028年頃にフルモデルチェンジを受け、4代目になると予想されています。現行の3代目は2022年に世界初公開され、日本では2023年に発売されました。

X1は、BMWのSUVの中でいちばん手ごろな価格帯のモデルで、日本でも販売の多い車種です。現行型ではガソリン車、ディーゼル車に加えて、電気自動車の「iX1」も用意されています。
次期型では、ノイエ・クラッセのデザインや操作系「パノラミックiDrive」が取り入れられ、iX1も新世代の電気自動車の技術で大きく進化すると予想されます。BMWのモデルチェンジはおよそ6〜7年ごとなので、2028年前後が次の目安です。BMWから次期型の発表はありません。
コンパクトな輸入SUVは、メルセデス・ベンツGLAやアウディQ3、ボルボXC40など強力なライバルがそろうジャンルです。次期X1は、ノイエ・クラッセの大きなディスプレイや運転支援をこのクラスにも持ち込めるかどうかで、ライバルとの差が大きく変わりそうです。日本の道でも扱いやすいサイズを保てるかにも注目です。
2028年の前に登場するBMWの新型車
2028年の新型車を待つかどうかを考えるうえでは、その前に出てくるモデルも知っておきたいところです。2027年には、ノイエ・クラッセのクーペSUV「iX4」の日本発売、電気自動車のi3と8代目3シリーズの日本導入、5シリーズのマイナーチェンジなどが予想されています。
つまりBMWは、2027年までに3シリーズとX3・X4クラスを新世代に切り替え、2028年前後にX5・X7・X1やMモデルへ広げていく流れになりそうです。
なぜ2028年にBMWの新型車が変わるのか?
ノイエ・クラッセの拡大
BMWは、ノイエ・クラッセの技術を2027年までに40車種ほどの新型・改良モデルに広げる計画を示しています。新しいデザインに加えて、大きなディスプレイを使った操作系や、高速道路でのハンズオフ走行などの運転支援が、多くのモデルにそろっていきます。
電気だけに頼らない「選べる」戦略
BMWは、電気自動車だけに絞らず、エンジン車やPHEV、燃料電池車もそろえる方針です。2028年のiX5 Hydrogenは、その考え方をいちばんよく表したモデルといえます。国や地域によって充電や水素の環境が違うため、お客様が使い方に合わせて選べるようにしているのです。
2028年のBMW 注目ポイント
2028年のBMWで注目したいポイントは次の3つです。
・燃料電池車の量産:iX5 Hydrogenがどの国から、いくらで発売されるのかがポイントです
・Mモデルの電動化:電気自動車のM3が、どこまでMらしい走りを見せるのかに注目です
・人気SUVの世代交代:X7とX1の次期型で、ノイエ・クラッセのデザインがどう取り入れられるのかに期待が集まります
2028年の新型を待つべき?今買うべき?
1つ目のポイントは、今のモデルの完成度です。現行のX7やX1は改良を重ね、装備も充実しています。モデル末期のクルマは不具合が出し切られていることが多く、安心して乗れるのも長所です。
2つ目は、パワートレインの選び方です。電気自動車や燃料電池車を考えている方は、自宅の充電設備や近くの水素ステーションの状況も合わせて確認しておくと、新型を待つべきかどうか判断しやすくなります。
3つ目は、今のクルマの車検や乗り換えの時期です。2028年の新型は日本での時期が予想のため、車検が近い方は無理に待たず、現行モデルの条件や納期も比べて判断するのがおすすめです。
2028年のBMW新型車に関するよくある質問(FAQ)
Q. BMWの燃料電池車はいつ発売されますか?
A. BMWは、iX5 Hydrogenの量産を2028年に始めると発表しています。販売する国や価格、日本導入は発表されていません。
Q. 新型X5のPHEVや電気自動車のiX5は日本で買えますか?
A. 海外では発表されていますが、日本導入は発表されていません。2027〜2028年頃の導入が予想されています。
Q. 電気自動車のM3はいつ登場しますか?
A. BMWは2027年に登場させる予定としています。日本導入の時期は発表されておらず、2028年頃と予想されています。
Q. 次期X7はいつ発売されますか?
A. BMWから発表はありません。2027〜2028年頃の登場が予想されています。
Q. 次期X1はいつ発売されますか?
A. BMWから発表はありません。これまでのモデルチェンジの間隔から、2028年頃と予想されています。
まとめ:2028年のBMWは「水素の量産」と「ノイエ・クラッセの拡大」の年
2028年のBMWは、初の量産型燃料電池車iX5 Hydrogenが登場し、5種類のパワートレインを選べるX5シリーズが完成する年になりそうです。電気自動車のM3や、X7・X1の次期型など、ノイエ・クラッセがMモデルや人気SUVに広がっていく動きにも注目が集まります。
2027年に予想されるiX4の日本発売や、i3・8代目3シリーズの日本導入は、2027年のまとめ記事で紹介しています。最新情報が入り次第、随時更新していきます。


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