フェラーリは、アブダビで開催されていた「Finali Mondiali」で、「ラフェラーリ」をベースにした高性能サーキット仕様車となる「フェラーリFXX K」を正式発表した。
フェラーリFXX K
2015年に発売される「フェラーリFXX K」は、2005年に発表されたエンツォフェラーリがベースの「フェラーリFXX」などのモデルに次ぐサーキット走行専用車となっており、名前に付けられた「K」はKERS (運動エネルギー回生システム)を表す。エクステリア、インテリアデザインの変更のほか、ドライバーが4つの異なるモード(「Qualify」「Long Run」「Fast Charge」「Manual Boost」)から選択することが出来るというHY-KERSシステムの搭載。搭載される6.3L V12エンジン&電気モーターのパワーを最大限に引き出すなどの変更も行われ、トータルの最高出力は1050PS、最大トルクは900Nm以上というサーキットを走る為のクルマである。サーキット走行専用車となる「フェラーリFXX K」は、「フェラーリFXX」などと同様に基本的には公道を走行することは出来ないモデルである。今のところトータルの生産台数や価格などは発表されておらず、今後フェラーリは2年間で走行データを取り、後の市販モデルに技術反映し、限られた顧客向けに提供する予定だ。WEC世界耐久選手権で3年連続のタイトルを獲得したGTカテゴリーにおける空力開発コンセプトを反映した、ふたつの特徴的なスポイラーと大型スプリッターを採用したほか、車体側面のサイドスカートやリヤのモバイル・スポイラーなど、あらゆるコンセプトを導入したことで、低ドラッグセッティングで50%、高ダウンフォースセッティングでは30%を改善し、200km/hで540kgというダウンフォース値を達成している。
「フェラーリFXX K」は日本でお目にかかれる可能性が非常に高そうです。
フェラーリ