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【2026年5月】新車販売台数ランキング完全解説 ヤリス連続首位・N-BOX返り咲き・ホンダ スーパーワンが初登場

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2026年6月4日、日本自動車販売協会連合会(自販連)と全国軽自動車協会連合会(全軽自協)から、2026年5月の車名別新車販売台数ランキングが発表されました。

登録稼働日数が前年より2日少ない18日間という厳しい条件下でありながら、登録新車販売台数は214,994台(前年同月比5.6%増)と2か月連続のプラスを記録。HV・EV需要の底堅さと複数の新型・改良モデルの投入が、全体の底上げに貢献しました。本記事では、乗用車・軽自動車それぞれのランキングを詳しく解説するとともに、今月の注目トピックを深掘りします。

目次

2026年5月の新車市場トレンドまとめ:

2026年5月の自動車市場を大きく特徴づけるのは、以下の4つのキーワードです。まず、ハイブリッド車(HV)比率が58.8%に達し、3か月連続の増加を記録した点。次に、EVが9か月連続で増加し電動化が着実に定着しつつある点。そしてSUVが前年比13.3%増と力強い需要を示した点。最後に、ホンダの新型小型EV「スーパーワン(Super-ONE)」が発売月から1,736台を販売し、注目を集めた点です。全体の市場回復基調と電動車シフトの加速が、数字に鮮明に表れた一か月といえます。

普通乗用車 2026年5月 販売ランキング ベスト10:

まず、普通乗用車(登録車)のランキングから見ていきましょう。ランキングは以下のとおりです。

普通乗用車 ベスト50(2026年5月):

順位車名(メーカー)当月販売台数前年同月比
1位トヨタ「ヤリス」10,401台88.5%
2位トヨタ「カローラ」9,799台148.2%
3位トヨタ「ライズ」9,633台108.6%
4位トヨタ「シエンタ」9,314台125.6%
5位トヨタ「ルーミー」8,381台104.3%
6位ホンダ「フリード」6,622台98.5%
7位トヨタ「アルファード」6,454台121.2%
8位トヨタ「ヴォクシー」5,985台104.3%
9位トヨタ「ノア」5,912台104.3%
10位トヨタ「アクア」5,090台97.8%
11位トヨタ「RAV4」4,947台259.3%
12位ホンダ「ステップワゴン」4,686台101.0%
13位日産「ノート」4,303台78.6%
14位スズキ「ソリオ」4,271台104.6%
15位スズキ「ジムニーシエラ」4,230台134.7%
16位トヨタ「プリウス」4,201台90.9%
17位日産「セレナ」4,184台87,7%
18位トヨタ「ランドクルーザー」3,551台107.3%
19位ホンダ「ヴェゼル」3,480台100.6%
20位ホンダ「フィット」3,379台135.2%
21位トヨタ「クラウン」3,342台82.0%
22位トヨタ「ハリアー」2,720台72.8%
23位三菱「デリカD:5」2,662台144.0%
24位スバル「インプレッサ」2,358台109.5%
25位トヨタ「bZ4X」2,036台4627.3%
26位トヨタ「ヴェルファイア」1,974台95.6%
27位スズキ「クロスビー」1,844台218.7%
28位スバル「フォレスター」1,822台97.5%
29位マツダ「CX-5」1,771台163.5%
30位レクサス「NX350h」1,753台106.0%
31位ホンダ「スーパーワン」1,736台― (新登場)
32位マツダ「MAZDA2」1,710台101.0%
33位ダイハツ「ロッキー」1,599台132.5%
34位トヨタ「ハイエースワゴン」1,512台197.9%
35位レクサス「LBX」1,422台90.1%
36位日産「リーフ」1,422台451.4%
37位ホンダ「シビック」1,234台80.1%
38位日産「エクストレイル」1,137台82.4%
39位ホンダ「ZR-V」1,053台99.7%
40位スズキ「フロンクス」991台52.2%
41位スバル「レヴォーグ」922台91.5%
42位マツダ「CX-30」851台125.9%
43位スズキ「スイフト」837台40.6%
44位レクサス「RX350」792台172.5%
45位ホンダ「WR-V」773台51.8%
46位マツダ「ロードスター」739台89.4%
47位マツダ「MAZDA3」675台73.0%
48位ダイハツ「トール」635台88.0%
49位三菱「デリカD:2」494台107.9%
50位スバル「レックス」451台304.7%

ベスト10のうちトヨタが9車種を独占し、唯一ランクインしたホンダ「フリード」が6位に入りました。また、10車種中9車種がHV設定ありというラインナップとなっており、ハイブリッド車が今や「特別な選択肢」ではなく「標準的な選択肢」として完全に定着したことをこのランキングが物語っています。

補足: 前年同月比の「―」は参考記事に記載のなかった項目です。乗用車ベスト10の前年同月比は自販連の公式発表データを参照。軽自動車の前年同月比は1〜10位のみ掲載されていた数値を使用しています。31位のホンダ「スーパーワン」は2026年5月22日発売の新型車のため、前年同月比は「新登場」と表記しています。

注目1:ヤリスが21か月連続首位を達成!トヨタの盤石な首位独走態勢:

Toyota New Yaris Partial Upgrade 2026 Model
トヨタ ヤリス

トヨタ「ヤリス」が10,401台を記録し、2024年9月から数えて21か月連続の首位を維持しました。今月の1万台超えはヤリス1車種のみで、他車を引き離す独走状態が続いています。ヤリスの強みはその幅広いラインナップにあり、コンパクトカーとしての使い勝手の良さ、ヤリスクロスを含めたシリーズ全体の訴求力、そしてガソリン車・HVどちらも選べるハイブリッドラインナップが多くのユーザーから支持を集めています。2026年1月から5月の累計でも59,629台を誇り、年間を通じて首位争いにおける圧倒的な存在感を示しています。

注目2:カローラが前年比148.2%と大幅回復、2か月ぶり2位に返り咲き:

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カローラ ACTIVE SPORT

2位に入ったトヨタ「カローラ」の前年同月比148.2%というのは、今月のランキングの中でも特に目を引く数字です。2026年5月に実施されたセダン・ツーリングの一部改良が発売直後から購買意欲を刺激し、+3,913台という大幅な台数増につながりました。カローラはセダン・ワゴン・クロスと複数のボディタイプを持つシリーズ全体として集計されており、幅広い顧客層を取り込む懐の深さが改めて証明された形です。改良効果がいつまで続くかが、今後の注目ポイントとなります。

注目3:ホンダ スーパーワン(Super-ONE)が初月31位に初登場!EVの新時代の幕開け:

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Super-ONE

今月最大のニュースともいえるのが、ホンダの新型小型EV「スーパーワン(Super-ONE)」の市場デビューです。2026年5月21日に発表・22日に発売されたばかりのスーパーワンは、発売初月にもかかわらず1,736台を販売し、乗用車ランキング31位にランクイン。EVとしての存在感を早くも示しました。

スーパーワンの主な特徴としては、まずメーカー希望小売価格が**3,390,200円(消費税込み)**に設定されていながら、残価設定型クレジット(バリュー保証プラン)キャンペーンの活用により実質的な月々の負担を抑えられる購入プランが用意されている点が挙げられます。ボディサイズは全長3,580mm・全幅1,615mm・車両重量1,090kgのAセグメントサイズ(フロント全幅1,575mm)で、取り回しの良さと軽さを両立。ホンダが独自に開発した「BOOSTモード」を搭載し、日常の移動を刺激的な体験へと進化させる走行性能が大きな売りとなっています。また、ホンダ SENSINGによる先進安全装備も標準装備されており、現代のユーザーが求める安全性能もしっかり押さえています。

ただし、業界では今月の1,736台のうち多くがディーラーの試乗車・展示車(デモカー)向けの登録分であるとみられており、一般ユーザー向けの本格的な販売・登録台数は2026年6月以降に本格的に積み上がってくると予想されます。スーパーワンの今後の動向は、日本のEV普及の試金石として業界内外から大きな注目を集めています。

注目4:ホンダ車が全体的に躍進、フリード・ステップワゴン・ヴェゼル・フィットが上位へ:

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FREED AIR

スーパーワンの話題ばかりが注目されがちですが、今月のランキングではホンダ車全体が大きく存在感を高めている点も見逃せません。フリードが6位(6,622台)、ステップワゴンが12位(4,686台)、ヴェゼルが19位(3,480台)、フィットが20位(3,379台)と、複数のホンダ車が上位20位以内に名を連ねました。これまでホンダ車の多くは20位以下に甘んじることが多かっただけに、今月の結果は際立っています。

ステップワゴンとフィットについては、2026年夏~秋頃に改良型の発売が予定されており、現行モデルを最もお得に購入できるタイミングとして「駆け込み需要」が発生している可能性が高いとみられます。モデル末期の大幅な値引きや割引き施策も台数増の一因として考えられますが、いずれにせよホンダ全体の販売力が底上げされている点は注目に値します。

ベスト50(11位〜31位抜粋):EVモデルの台頭が鮮明に:

ベスト10以下でも注目の動きが見られます。特にEV関連モデルの台数増が際立っており、トヨタ「bZ4X」が2,036台(前年比+1,992台)で25位、日産「リーフ」が1,422台(前年比+1,107台)で36位にランクイン。bZ4Xは2026年2月の改良モデルへの関心、リーフは2026年1月のフルモデルチェンジが台数増に直接貢献しています。さらにトヨタ「RAV4」が4,947台(+3,039台)で11位と大幅に躍進した背景には、2025年12月のフルモデルチェンジ後の旺盛な需要があります。

軽自動車 ベスト15(2026年5月):

順位車名(メーカー)当月販売台数前月台数前年同月比
1位ホンダ「N-BOX」13,850台12,659台102.1%
2位スズキ「スペーシア」11,189台13,546台91.9%
3位ダイハツ「ムーヴ」8,647台8,353台159.7%
4位ダイハツ「タント」7,539台8,516台85.5%
5位日産「ルークス」7,367台6,552台151.3%
6位スズキ「ハスラー」7,178台7,551台100.1%
7位スズキ「ワゴンR」4,487台5,231台80.2%
8位ダイハツ「ミラ」4,471台4,426台101.3%
9位三菱「デリカミニ/eK」3,747台4,249台82.2%
10位スズキ「アルト」3,592台4,249台78.4%
11位スズキ「エブリイワゴン」2,844台1,023台116.7%
12位ダイハツ「タフト」2,734台3,018台84.9%
13位スズキ「ジムニー」2,391台2,679台57.2%
14位日産「デイズ」2,351台2,030台94.9%
15位ホンダ「N-WGN」1,541台1,889台86.6%

注目5:N-BOXが4月の首位陥落から一転、再び王座に返り咲き:

N-BOX CUSTOM blackstyle
N-BOX CUSTOM blackstyle

軽自動車市場の最大の話題は、ホンダ「N-BOX」の首位返り咲きです。2026年4月はスズキ「スペーシア」に首位を明け渡す形となっていたN-BOXですが、5月は13,850台を販売してトップを奪い返しました。N-BOXは長年にわたって軽自動車市場の絶対王者の地位を維持してきたモデルであり、その販売力は依然として他を圧倒するものがあります。広大な室内空間、使い勝手に優れた後席スライドドア、ホンダ SENSINGを含む先進安全装備、そして老若男女を問わない間口の広さが、長期的な支持を支えています。

スペーシアは11,189台で2位につけたものの、N-BOXとは2,661台の差。首位返り咲きを許した形です。3位以下は、ダイハツ「ムーヴ」が前年同月比159.7%という驚異的な数字で8,647台を記録し、ダイハツ復活の勢いを見せています。

注目6:1〜5位が後席スライドドア勢で独占、ヒンジドア勢は厳しい戦いが続く:

SPACIA
スペーシアカスタム

今月の軽自動車ランキングで注目すべき構造的な特徴は、1位から5位までが後席スライドドアを採用した背の高いトールワゴン系で占められている点です。N-BOX、スペーシア、ムーヴ(キャンバスを含む)、タント、ルークスという顔ぶれはいずれもスライドドアを採用しており、そのユーザビリティの高さが販売台数に直結しています。特に子育て世代や高齢者にとって、後席への乗降のしやすさはクルマ選びの重要な判断基準となっており、この構図はしばらく続くとみられます。

一方、6位以降のスズキ「ハスラー」・「ワゴンR」やダイハツ「ミラ」といったヒンジドア採用モデルは、個性やコスト面でそれぞれ根強いファンを持つものの、販売台数の規模感ではスライドドア勢には届かない状況が続いています。

注目7:スズキ エブリイワゴンが大幅台数増で11位に浮上、ビッグマイナーチェンジ効果が鮮明:

個人的に今月のランキングで意外性が高かったのが、スズキ「エブリイワゴン」の11位(2,844台)です。前月の1,023台から一気に台数を伸ばし、約2.8倍という急増ぶりを見せました。背景にあるのは、2026年5月上旬に実施されたビッグマイナーチェンジです。今回のマイナーチェンジでは、全グレードへのステアリングヒーター標準装備、電動パワースライドドアへの予約ロック機能追加、そして予防安全装備「Suzuki Safety Support(スズキ セーフティ サポート)」の標準装備化と、実用性・安全性の両面で大幅な商品力アップが図られました。これらの改良が商用・レジャー双方のユーザーから高く評価され、今回の台数急増につながったものとみられます。

2026年5月の市場全体総括:電動化・SUV化・ホンダ躍進の3つのキーワード:

2026年5月の新車販売市場を振り返ると、大きく3つのトレンドが浮かび上がります。

第一に「電動化の加速」です。HV比率が58.8%、EV9か月連続増というデータは、電動化がもはや一過性のトレンドではなく、日本市場における構造的な変化であることを明確に示しています。スーパーワン(ホンダ)、bZ4X(トヨタ)、リーフ(日産)など複数のEVモデルが好調な動きを見せており、今後の一充電走行距離の向上や充電インフラの整備と相まって、EVの普及ペースはさらに加速していく可能性があります。

第二に「SUV需要の底堅さ」です。SUV全体が前年比13.3%増という高い伸び率を維持しており、ライズ・RAV4・ヴェゼル・ZR-Vなど複数のSUVが上位にランクインしました。アウトドアブームの継続や悪路走破性・高い着座位置への需要が、この流れを支えています。

第三に「ホンダ車の全体的な底上げ」です。スーパーワンの話題性に加え、フリード・ステップワゴン・ヴェゼル・フィットが揃って上位20位以内に入るという、近年まれに見る結果となりました。特にスーパーワンがもたらすブランドの話題性と、既存モデルの底堅い需要が相乗効果を生んでいる点は、今後の動向を占うう上で非常に興味深いと言えます。

一方、日産は2024年12月から18か月連続の前年比マイナスが続いており、5月単月では統計開始以来下から3番目という厳しい状況。再編や新型モデルの投入による早期回復が急務となっています。

まとめ:2026年6月以降のランキングに注目すべき理由:

2026年5月の新車販売ランキングは、ヤリスの21か月連続首位継続・N-BOXの返り咲き・スーパーワンの衝撃デビューという三つの大きなニュースで彩られた月となりました。特にスーパーワンは、発売直後の試乗・展示車向け登録が中心とみられており、一般ユーザー向けの本格的な納車・登録が始まる2026年6月以降にどこまでランキングを駆け上がるかが最大の注目ポイントとなります。またステップワゴン・フィットの改良モデルも夏〜秋に発売予定とあり、引き続きホンダ車の動向から目が離せない状況が続きます。毎月更新される新車販売ランキングとともに、日本の自動車市場の変化を見守っていきましょう。

■ 参考データ出典

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この記事を書いた人

KAZUのアバター KAZU 編集長

自動車専門メディア『最新自動車情報』編集長のKAZU。IT企業から独立後、自動車専門サイト『最新自動車情報』を立ち上げ、編集長として12年間運営に携わってまいりました。これまでに、新車・中古車、国産車(日本車)から輸入車(外車)まで、あらゆるメーカーの車種に関する記事を6,000本以上執筆。その経験と独自の分析力で、数々の新型車種の発表時期や詳細スペックに関する的確な予測を実現してきました。『最新自動車情報』編集長として、読者の皆様に信頼性の高い最新情報、専門的な視点からの購入アドバイス、そして車(クルマ)の奥深い魅力をお届けします。後悔しない一台選びをしたい方、自動車業界のトレンドをいち早く知りたい方は、ぜひフォローをお願いいたします。

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