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スバル インプレッサ ・クロストレック 販売台数と生産台数の軌跡を辿る

Subaru - Impreza - Crosstrek - Tracing the Trajectory of Sales and Production

スバル インプレッサ・クロストレックは、1992年の登場以来、そのスポーティーな走りや高い安全性で多くのファンを獲得してきました。この記事では、インプレッサの販売台数と生産台数の推移を振り返り、その人気の変遷とスバルの戦略を探ります。

目次

インプレッサ・クロストレックの販売台数 国内外での評価

初代インプレッサは、WRCでの活躍もあり、スポーティーなイメージを確立し、販売台数を伸ばしました。2000年に登場した2代目も、走行性能と実用性のバランスが評価され、安定した人気を維持。2007年発売の3代目では、デザインが一新され、幅広い層にアピールすることに成功しました。

しかし、2011年発売の4代目以降は、ハイブリッドモデルの投入や安全技術の進化など、時代に合わせた変化を遂げながらも、販売台数は伸び悩みました。これは、競合車種の増加やSUV人気の上昇など、市場環境の変化が影響していると考えられます。

2022年 販売台数

2022年の年間販売台数はインプレッサ・クロストレックが23,042となりました。

年月インプレッサ
クロストレック(XV)
販売台数
2022年1月1,141台
2022年2月978台
2022年3月2,309台
2022年4月2,696台
2022年5月1,925台
2022年6月1,706台
2022年7月2,098台
2022年8月1,329台
2022年9月2,132台
2022年10月2,432台
2022年11月2,257台
2022年12月2,039台
合計23,042台
スバル インプレッサ・クロストレック 登録台数 出典:日本自動車販売協会連合会

2023年 販売台数

2023年年間の販売台数はインプレッサ・クロストレックが、34,371台となりました。

年月インプレッサ
クロストレック
販売台数
2023年1月1,638台
2023年2月1,488台
2023年3月686台
2023年4月2,261台
2023年5月1,696台
2023年6月1,984台
2023年7月2,005台
2023年8月1,930台
2023年9月3,562台
2023年10月4,553台
2023年11月4,884台
2023年12月3,592台
合計34,371台
スバル インプレッサ・クロストレック 登録台数 出典:日本自動車販売協会連合会

2024年 販売台数

2023年と台数は同様になりそうです。

年月インプレッサ
クロストレック
販売台数
2024年1月2,124台
2024年2月2,448台
2024年3月3,340台
2024年4月1,795台
2024年5月2,209台
2024年6月2,733台
2024年7月3,451台
合計18,100台
スバル インプレッサ・クロストレック 登録台数 出典:日本自動車販売協会連合会

2023年4月20日のインプレッサのフルモデルチェンジを発表し月販目標台数は1600台となっています。2023年は目標台数を上回る平均約2,864台ほどを生産しています。

生産台数の推移 スバルの生産戦略

インプレッサの生産台数は、販売台数の推移と連動しています。特に、2代目、3代目の頃は、国内外での需要増に対応するため、生産体制を強化しました。しかし、4代目以降は、販売台数の減少に伴い、生産台数も調整されています。

近年、スバルはグローバル戦略を強化しており、インプレッサも主要モデルの一つとして位置づけられています。生産拠点も、国内だけでなく、北米や中国などにも拡大しており、今後も需要に応じた生産体制の最適化が図られるでしょう。

インプレッサの軌跡

インプレッサは1992年に登場して以来、スバルのコンパクトカーセグメントの主力モデルとして君臨してきました。初代モデルの発売当初、その独特のデザインと高性能エンジンは自動車愛好家の注目を集めました。販売台数は徐々に増加し、特にWRCでの活躍により、スポーツセダンとしての評価が高まりました。2000年代に入ると、インプレッサの生産台数は年間20万台を超える水準に達しました。この時期、北米市場での需要増加が大きく寄与し、スバルの国際的なプレゼンスを高めることになりました。2016年にはグローバルプラットフォームの採用により、安全性と走行性能が大幅に向上しました。この革新により、インプレッサの年間販売台数は30万台を突破する年も見られるようになりました。

クロストレックの台頭

クロストレックは2012年に登場し、クロスオーバーSUVの需要増加に応える形で市場に投入されました。初年度の販売台数は控えめでしたが、その実用性と燃費性能が評価され、急速に人気を獲得しました。2015年には年間生産台数が10万台を超え、スバルのラインナップの中で重要な位置を占めるようになりました。特に北米市場での人気が高く、若年層からファミリー層まで幅広い支持を得ています。2023年モデルでは、デザインの刷新と先進安全技術の搭載により、さらなる販売台数の伸びが期待されています。実際、最新の販売データによると、クロストレックの月間販売台数は常にスバルのトップ3に入る実績を示しています。

インプレッサ・クロストレック 両モデルの相乗効果

インプレッサとクロストレックは、スバルのラインナップの中で相互補完的な役割を果たしています。インプレッサがスポーティーなセダンとしての需要を満たす一方、クロストレックはSUVの実用性を求める顧客層をカバーしています。この戦略により、スバル全体の販売台数は安定的に成長を続けています。2022年の統計では、両モデルを合わせた年間販売台数は50万台を超え、スバルの全世界販売の約3分の1を占めるまでになりました。

未来への展望

電動化の波が押し寄せる中、スバルもインプレッサとクロストレックのハイブリッドモデルの開発を進めています。これにより、環境規制の厳しい市場でも競争力を維持し、さらなる販売台数の増加が見込まれています。安全性能の向上も両モデルの魅力を高めています。最新のJNCAP評価では、クロストレックとインプレッサが「自動車安全性能2023ファイブスター大賞」を受賞しました。この高い安全性能は、今後の販売台数にも良い影響を与えると予想されています。スバルのDNAである「人を中心としたクルマづくり」と「世界最高レベルの安全性能」は、インプレッサとクロストレックの成功の礎となっています。この理念を継続しつつ、時代のニーズに合わせた進化を遂げることで、両モデルは今後も販売台数と生産台数を伸ばし続けると考えられます。

インプレッサの未来 電動化と安全技術の進化

インプレッサは、スバルのブランドを象徴する車種であり、今後も進化を続けることが期待されます。電動化技術の導入や、スバルが誇る安全技術「アイサイト」のさらなる進化は、インプレッサの魅力を高め、販売台数の増加に貢献するでしょう。

編集部から一言

インプレッサの販売台数と生産台数の推移は、スバルの歩みと市場の変化を映し出しています。WRCでの活躍から、安全性能と実用性を兼ね備えた車へと進化を遂げたインプレッサは、これからもスバルの挑戦を象徴する存在であり続けるでしょう。

インプレッサ

https://www.subaru.jp/impreza/impreza

クロストレック

https://www.subaru.jp/crosstrek/crosstrek

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この記事を書いた人

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