2026年後半、スバルのコンパクトクロスオーバーSUV「クロストレック」がD型へのアップデートを迎えると予想されています。今回のD型改良は、スバルの年次改良サイクルにおいて「大幅マイナーチェンジ」に相当するタイミングとなることが多く、内外装の刷新に加え、パワートレイン構成の大きな見直しが予定されています。
なかでも「2.0L e-BOXER(マイルドハイブリッド)モデルの販売終了」「ハイブリッドをS:HEVに一本化」「クロストレック初のCB18ターボ純ガソリングレード追加」という3点が注目の最新情報です。
クロストレック D型とは?改良サイクルをおさらい:
クロストレックは2022年12月に発売され、2024年9月にB型、2024年12月にS:HEV搭載のB型追加、2025年7月にC型(年次改良+Limited Style Edition新設)と着実に進化を重ねてきました。スバル車における「D型」は、従来モデルで見ても外観デザインのリフレッシュや安全装備・インフォテインメントの大規模刷新が行われるタイミングです。クロストレックD型も2026年後半の発表・発売が予想されており、ファンや購入検討者から大きな関心を集めています。
最大の注目点① 2.0L e-BOXER(マイルドハイブリッド)が販売終了へ:
現行C型まで主力グレードとして展開されてきた「2.0L e-BOXER」搭載モデル(Touring・Limited系)が、D型のタイミングで販売終了となる見込みです。e-BOXERはFB20型2.0L水平対向エンジンにモーターアシストを組み合わせたマイルドハイブリッドシステムで、クロストレックの発売当初から中核を担ってきましたが、より高度なS:HEVの普及に伴い、そのラインナップ上の役割を終えることになります。
現在C型では2.0L e-BOXERがTouringおよびLimitedグレードに搭載され、FWD・AWD合わせて301万4,000円〜344万8,500円の価格帯をカバーしています。また、2026年4月2日には特別仕様車「Limited Black」(e-BOXER搭載)が発表されるなど、D型登場直前まで商品の充実が続いており、e-BOXERモデルの最終形が丁寧に仕上げられていることがうかがえます。
最大の注目点② ハイブリッドはS:HEVに一本化:
D型以降のクロストレックにおけるハイブリッドシステムは、2024年12月に追加された「S:HEV(SUBARU STRONG HYBRID)」に一本化される見通しです。S:HEVはスバル独自の2.5L水平対向エンジン(FB25型)にトヨタのTHS(Toyota Hybrid System)技術を組み合わせたストロングハイブリッドシステムで、モーター出力は88kW(119.6ps)・トルク270Nmという力強いスペックを誇ります。WLTCモード燃費は18.9km/Lを実現しており、従来のe-BOXERの15.0km/Lと比べて大幅に向上しています。
現行のS:HEVグレードとしては「Premium S:HEV」(383万3,500円)と「Premium S:HEV EX」(405万3,500円)が設定されており、最上位のEXにはアイサイトXや12.3インチフル液晶メーターが搭載されています。D型ではこのS:HEVが実質的な「ハイブリッドの標準」となり、さらなるグレード展開の拡充も期待されています。
最大の注目点③ 【NEW】CB18グレード追加!クロストレック初の純ガソリン&ターボエンジン搭載へ:
D型情報の中で最も大きなサプライズがこのCB18グレードの追加です。CB18とはスバルが開発した1.8L直噴ターボ水平対向エンジンで、現在はレヴォーグやフォレスターなどに搭載されている高性能ユニットです。最高出力177ps・最大トルク30.6kgmというスペックは、既存の2.0L e-BOXER(145ps/19.2kgm)を上回る動力性能を誇り、ターボならではの力強い加速が期待されます。
重要なのは、このCB18グレードが「純ガソリン車」として設定される点です。電動モーターを持たないシンプルな構成により、車両重量の増加を抑えながらターボによるパフォーマンスを享受できるという新しいキャラクターのクロストレックが誕生することになります。クロストレック(旧XV)はこれまで水平対向NAエンジン+マイルドハイブリッドという組み合わせで展開してきたため、ターボ搭載は文字通り「初めて」の試みとなります。CB18エンジンはすでにフォレスターC型に搭載されており、クロストレックへの展開はその流れを汲む自然な進化といえるでしょう。
D型で期待されるその他の変更点:
D型では上記のパワートレイン変更に加え、以下のような装備・仕様の刷新も予想されています。
- 12.3インチフルデジタルメーターの展開拡大: 現行C型では「Premium S:HEV EX」のみに搭載されている12.3インチフル液晶メーターが、北米向け2026年モデルではスポートやリミテッドを含む幅広いグレードに標準展開されており、D型では日本仕様でも多くのグレードへ採用拡大が見込まれます。
- アイサイトXの展開グレード拡大: 現在はPremium S:HEV EX専用装備となっているアイサイトXテクノロジー(渋滞時ハンズオフアシスト、アクティブレーンチェンジアシストなど)が、D型ではより多くのグレードに展開される可能性があります。
- ウィルダネスの正規カタログモデル化: 2025年10月に500台限定・抽選販売された特別仕様車「WILDERNESS Edition」(Touring・Limitedの2グレード、各e-BOXER搭載・AWD、車両本体価格399万3,000円〜403万7,000円)は大きな反響を呼び即完売となりました。北米ではクロストレックWildernessが正規グレードとして常設されていることもあり、D型でのカタログモデル化を期待する声が国内でも高まっています。
現行C型(2025年7月改良)のグレード・価格一覧:
現時点で購入可能なクロストレックC型のラインナップと価格(消費税10%込み)は以下の通りです。
| グレード | エンジン | 駆動方式 | 価格(円) |
|---|---|---|---|
| Touring | 2.0L e-BOXER | FWD | 3,014,000 |
| Touring | 2.0L e-BOXER | AWD | 3,234,000 |
| Limited | 2.0L e-BOXER | FWD | 3,234,000 |
| Limited | 2.0L e-BOXER | AWD | 3,448,500 |
| Limited Style Edition | 2.0L e-BOXER | FWD | 3,355,000 |
| Limited Style Edition | 2.0L e-BOXER | AWD | 3,569,500 |
| Premium S:HEV | 2.5L S:HEV | AWD | 3,833,500 |
| Premium S:HEV EX | 2.5L S:HEV | AWD | 4,053,500 |
C型から追加された特別仕様車「Limited Style Edition」は、2.0L e-BOXERのLimitedをベースに、18インチダークメタリックホイール、LEDフロントフォグランプ(イエロー塗装加飾)、本革巻ステアリング&シフトレバー(イエローステッチ)、ルーフガーニッシュブラック化などの専用装備を採用。e-BOXERモデルの最終形態とも言える充実した仕様です。
スバル クロストレック D型を待つべきか、今のC型を買うべきか:
D型の発売が2026年後半と予想されるなか、今すぐC型を購入するか待つかの判断は悩ましいところです。現行C型もC型改良で安全装備(緊急時プリクラッシュステアリング、スバルリヤビークルディテクション、エマージェンシーレーンキープアシスト)が全車標準化されており、完成度は高い水準にあります。
一方、CB18ターボ純ガソリンモデルを強く求める方や、12.3インチメーターの全グレード展開・ウィルダネス正規グレード化を期待している方は、D型の正式発表まで情報収集を続けることをおすすめします。e-BOXERモデルの最終仕様を手元に置いておきたいというファンには、現行C型が最後のチャンスになる可能性もあります。
まとめ:
スバル クロストレック D型(2026年発売予想)のポイントを整理すると、「2.0L e-BOXER終了」「S:HEVへのハイブリッド一本化」「CB18ターボ純ガソリングレードの新規追加」という3つのパワートレイン再編が核心であり、これにより現行モデルとは大きく異なるラインナップ構成へと生まれ変わります。クロストレック初のターボエンジン搭載は走行性能面での新たな魅力を生み出すだけでなく、SUVとしてのキャラクターの幅広さを改めてアピールするものとなるでしょう。正式発表に向け、引き続き最新情報に注目です。

