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アルファードのリセールバリュー徹底解説 崩壊!?真実は?30系・40系の最新動向と高値売却の秘訣を

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トヨタアルファードは、その優れた走行性能や快適な室内空間に加え、圧倒的なリセールバリューの高さで多くの自動車愛好家から注目を集めています。ユーカーパックの2025年版国産車・輸入車リセールバリューランキングでは、アルファードが驚異的な残価率81.05%(5年経過時)で6位にランクイン。兄弟車であるヴェルファイアも80.78%で9位と、両モデルが高い資産価値を維持していることが証明されています。しかし、その高いリセールバリューの裏には、緻密な市場戦略と、賢い選択が求められる現実が存在するのです。

目次

アルファードが高リセールを誇る背景

アルファードのリセールバリューが突出して高い理由は、単なる人気車種というだけでなく、いくつかの複合的な要因に起因しています。まず、その高級感あふれるデザインと、ゆとりのある快適な室内空間は、国内だけでなく、海外、特にマレーシアをはじめとするアジア諸国で絶大な支持を得ています。多人数乗車を可能にするミニバンとしての機能性も相まって、幅広い層から需要があるのです。さらに、ビジネスシーンでの法人需要も非常に高く、中古車市場での取引が活発に行われています。海外市場では、日本国内の流通価格を上回る高値で取引されるケースも珍しくなく、これが国内のリセールバリューを押し上げる大きな要因となっています。

リセールバリュー(再販価値)とは?

リセールバリューとは、購入した車を将来的に売却する際の再販価値を指します。例えば、新車で購入した車が3年後、5年後、あるいは10年後にどれくらいの価格で売れるかということです。

一般的に、人気車種や需要の高い車種はリセールバリューが高く、逆に人気のない車種はリセールバリューが低くなります。リセールバリューが高い車は、将来的な買い替えやローン返済中の売却時に有利です。高値で売却できれば、次の車の購入資金に充てたり、ローン残債を少なく抑えたりできます。

リセールバリューは、車種の人気度やブランド力、年式や走行距離、ボディカラー、装備、そして車の状態など、様々な要素によって決まります。

リセールバリューを左右する重要な要素

アルファードのリセールバリューを最大化するためには、購入時の選択が非常に重要です。人気の高いグレードを選ぶことは基本中の基本と言えるでしょう。具体的には、ガソリン車の「2.5Z」グレードやハイブリッド車の「Z」グレードは、中古市場での需要が高く、高値で取引される傾向にあります。

ボディカラーもリセールバリューに大きく影響します。「プラチナホワイトパールマイカ」や「ブラック」といった定番色は、時代を問わず人気が高く、安定した高値売却が期待できます。これらの色は、中古車市場での回転率も良く、買取業者にとっても魅力的な要素となるのです。

しかし、近年は中古車市場への供給量が増加しており、リセールバリューを取り巻く環境は変化しています。新車の納期長期化により、中古車市場への車両供給が増え、相場全体が下落傾向にあるのです。また、2025年1月の一部改良でプラグインハイブリッド(PHEV)モデルや、より手頃なXグレードが追加されたことも、中古車市場の供給量を増加させ、競争を激化させる要因となっています。さらに、安全装備や運転支援システムの進化が著しいため、常に最新モデルを求める消費者の傾向が強まり、旧モデルの需要が相対的に減退する可能性も指摘されています。将来のリセールバリューを考慮するならば、人気のグレードやカラーに加え、市場の動向を慎重に見極める必要があるでしょう。

リセールバリューが高い車を選ぶメリット

リセールバリューが高い車は、売却時に高値がつきやすいことを意味します。つまり、次の車の購入資金に大きく貢献したり、ローン残債を減らす助けになったりします。新車購入時の負担を軽減し、将来の選択肢を広げてくれる、それがリセールバリューの持つ大きなメリットです。

  • 将来的な買い替えを検討している場合、次の車の購入資金に大きく貢献できる
  • ローン返済中の売却でも、残債を少なく抑えられる可能性がある
  • 人気車種なので、売却時の買い手を見つけやすい
  • 次の車の購入資金に大きく貢献ローン返済中の売却でも残債を少なく抑えられる人気車種なので、売却時に買い手を見つけやすい

経過年数ごとのリセールバリュー目安

平均的には、車のリセールバリューは3年後で50~60%程度となります。

リセールバリュー=買取価格/新車価格(%)

経過年数リセールバリューの目安
新車から3年後50%〜60%
5年後40%〜50%
7年後20%〜30%
10年後5%〜10%

出典:ナビクル

国産 ミニバン で最もリセールバリューが高い アルファード

高級ミニバンの代名詞とも言えるアルファードとヴェルファイアは、日本国内のみならず、アジア圏でも高い人気を誇っています。 広々とした室内空間、豪華な内装、そして快適な乗り心地が、ファミリー層やビジネス層から支持されています。特に、2023年に発売が開始された40系アルファード/ヴェルファイアは、中古車市場でプレミア価格がつくほどの人気ぶりです。新車での販売もままならない状況です。

順位車種名残価率(5年経過時)
1位トヨタ ランドクルーザー70104.36%
2位ランドローバー ディフェンダー89.20%
3位トヨタ ランドクルーザー25082.71%
3位トヨタ ランドクルーザー82.71%
5位トヨタ カローラクロス81.88%
6位トヨタ アルファード81.05%
6位レクサス LM500h81.05%
6位レクサス LBX81.05%
9位トヨタ ヴェルファイア80.78%
10位トヨタ ダイナバン78.65%
10位トヨタ ハイエースバン78.65%
12位トヨタ ハリアー78.64%
13位AMG G78.50%
14位スズキ ジムニー78.02%
15位トヨタ ライズ ハイブリッド75.04%
16位トヨタ ダイナ74.21%
17位トヨタ ライズ73.75%
18位トヨタ ヴォクシー72.64%
19位ダイハツ コペン71.48%
20位トヨタ クラウン クロスオーバー ハイブリッド71.45%
21位スズキ スペーシア カスタム71.43%
22位トヨタ ハイラックス70.00%
23位スズキ スペーシア ギア69.58%
24位ダイハツ タフト69.22%
24位ダイハツ ムーヴ キャンバス69.22%
26位ホンダ ヴェゼル ハイブリッド69.00%
27位ホンダ フリード68.96%
28位ダイハツ ロッキー eスマートハイブリッド68.37%
29位ホンダ WR−V68.12%
29位ホンダ ヴェゼル68.12%

出典:ユーカーパック

アルファードのリセールバリューを揺るがす要因とは?

アルファードのリセールバリューに陰りが見え始めた背景には、いくつかの要因が考えられます。

1. 新型モデルの登場

2023年6月にフルモデルチェンジされた40系アルファードの登場は、中古車市場に大きなインパクトを与えました。内外装のデザインを一新し、先進安全装備や快適装備を充実させた新型モデルは、旧型モデル(30系)の中古車価格に影響を与えています。特に、30系後期型は新型モデルとの価格差が縮小しているため、リセールバリューへの影響は無視できません。

2. 競合車の台頭

近年、アルファード以外にも高級ミニバン市場には魅力的な競合車が増加しています。トヨタ ヴェルファイア、日産 エルグランド、ホンダ オデッセイなど、アルファードに匹敵する快適性や機能性を備えながら、よりリーズナブルな価格帯の車種が登場し、アルファードの優位性が揺らいでいる現状があります。

3. 供給過多

長年高い人気を誇ってきたアルファードは、中古車市場における供給量も豊富です。特に、2015年から2023年まで販売された30系アルファードは、中古車市場に大量に出回っています。需要に対して供給が過多になると、価格は下落するのが市場原理であり、アルファードも例外ではありません。

4. 経済状況の悪化

世界的なインフレや景気後退の影響は、高額商品であるアルファードの需要にも影を落としています。経済状況の悪化は、新車販売台数の減少に繋がり、中古車市場の需要も冷え込むため、リセールバリューの低下に繋がると考えられます。

5. モデル末期の値引き

新型モデル登場直前のモデル末期には、メーカーやディーラーが大幅な値引きを行うことが一般的です。値引きによって新車価格が下がると、中古車価格にも影響が出ます。モデル末期のアルファードは、値引き額が大きくなる傾向があるため、リセールバリューが下落する可能性があります。

6. 残価設定ローンの普及

近年、残価設定ローンを利用してアルファードを購入する人が増えています。残価設定ローンは、月々の支払額を抑えられるメリットがある一方、契約満了時に車を返却する必要があるため、中古車市場にアルファードが大量に流れ込む可能性があります。これが供給過多を招き、リセールバリューの低下に繋がるとも言われています。

30系アルファードのリセールバリューはどうなる?

30系アルファードは、依然として高い人気を誇るモデルです。特に、東南アジア諸国での人気は根強く、リセールバリューを支えています。2.5SCパッケージやハイブリッドモデル、そして人気カラーのブラックやホワイトパールは、特に高いリセールバリューを維持しています。

しかし、5年を超えると価格の下落が始まり、7年目以降は大幅にリセールバリューが落ちることが予想されます。30系アルファードを所有している場合は、3~5年以内の売却を検討するのが賢明でしょう。

40系アルファードのリセールバリューはどうなる?

発売直後の40系アルファードは、非常に高いリセールバリューが期待されています。1~3年は、リセール価格が新車価格を上回ることも珍しくありません。新型車の人気と国内外の需要の高さが、リセール価格を押し上げています。

Zグレードのガソリンモデルやハイブリッド4WDモデル、そして人気のホワイトパールやブラックなどのカラーは、特に高いリセールバリューが見込まれます。しかし、今後数年で供給が安定してくると、リセールバリューは徐々に落ち着く可能性があります。3年以内の売却が、最もリセールの恩恵を受けやすいタイミングと言えるでしょう。

アルファードの売却相場とオークション相場

アルファードの売却相場は、年式や走行距離、グレードによって大きく異なります。2023年式のアルファード(1年落ち)は約536万円、2021年式(3年落ち)は約451万円で取引されており、高いリセールバリューを維持しています。しかし、10万キロ以上走行した車両や、年式が古くなると相場は急激に下がる傾向にあります。

アルファードのオークション相場は、直近のデータによると28万円から1,090万円までの幅広い価格帯で取引されています。2022年式で走行距離が約4,700kmの車両は約388万円、2020年式で約24,000kmの車両は497万円といった高額取引も確認されています。しかし、走行距離が増えたり年式が古くなると、価格は大幅に下がる傾向にあります。

アルファードから乗り換えるなら?

アルファードから次に乗り換える車としては、同じクラスのミニバンや高級SUVが考えられます。同じミニバンクラスであれば、ヴェルファイアやトヨタ グランエースが候補に挙がります。ヴェルファイアはアルファードと兄弟車であり、似た快適性を提供しますが、グランエースはさらに大きなサイズと豪華な装備が魅力です。

高級SUVでは、ハリアーやランドクルーザープラドなどが人気です。SUVは近年のトレンドであり、悪路走破性やアウトドアでの使用を重視する方に向いています。

アルファードから乗り換える際のおすすめ車種としては、トヨタ グランエースや日産 エルグランドが挙げられます。グランエースはアルファードよりもさらに大きな車体を持ち、3列目まで電動リクライニングやオットマンが装備されているため、乗り心地を重視する方に最適です。エルグランドはミニバンの先駆者としての地位を持ち、アルファードとは異なるデザインと操作感が楽しめます。

輸入車を検討する場合、メルセデス・ベンツ Vクラスも選択肢の一つです。高級感と実用性を両立しつつ、輸入車ならではのステータス感も得られます。

新型アルファード/ヴェルファイアの基本情報と魅力

40系アルファードとヴェルファイアは、2025年1月の一部改良でExecutive Lounge PLUG-IN HYBRIDやXグレードが追加され、価格も一部見直されました。ヴェルファイアはアルファードと比較して全体的に価格が高く、これはターボエンジン、大径アルミホイール、全グレード本革仕様といった装備の違いに起因します。一方、アルファードのZグレードは合成皮革シートですが、オーナーの体験談からは十分な満足感が得られることが伺えます。

ボディサイズは、アルファードが全長4,995mm、全幅1,850mm、全高1,935mm、ホイールベース3,000mm。最小回転半径は5.9mです。ヴェルファイアは全高がわずかに異なるものの、その他は共通しています。燃費性能はハイブリッドモデルがWLTCモードで16.5~17.7km/L、ガソリンモデルが10.3~10.6km/Lと、優れた燃費効率を誇ります。

このオーナーが40系アルファードを選んだ背景には、いくつかの明確な理由がありました。まず、以前所有していた30系アルファードが非常に満足度の高い一台だったことです。長距離運転での疲労軽減、2列目の快適な居住性、そしてフル乗車時でも十分な積載能力は、オーナーにとって理想的な車でした。唯一の不満点は燃費と洗車の手間だったと言います。

次に、アルファードが持つ高いリセールバリューです。30系アルファードの売却経験から、購入額を上回る価格で売却できた実績があり、この傾向が40系でも続くと確信していました。そして、家族が6人乗車する機会が多いため、3列目シートを日常的に使うことが多く、アルファードの広大な3列目空間と、2列目を大きく動かさずに快適性を維持できる点が決定打となりました。3列目シートの前後スライド機能も、荷物の積載量に合わせて調整できるため、非常に重宝しているそうです。

オーナーが語る40系アルファード購入の舞台裏

あるオーナーは、当初ランドクルーザー250の購入を検討していましたが、予期せずアルファードの追加枠が手に入ったことで、急遽40系アルファードへの方向転換を決意しました。このオーナーは、アルファードのリセールバリューの高さはもちろん理解していましたが、「ただ選べば高く売れるわけではない」という現実を強く意識していました。

契約時には、リセールに影響するオプションの選定や、実際の乗り出し価格、そして手放すことになった既存の新型ヴォクシーをいかに高く売却するかまで、綿密な計画を立てていたと言います。装備やグレードの選択一つで、将来の売却額に数十万円単位の差が生じる可能性があるため、最新のリセール情報を常に意識した選択が不可欠だと感じていたのです。特に、既存車売却の際に「下取り」と「一括査定」で大きな金額差が生じた経験は、乗り換えで損をしないための貴重な教訓となったようです。

迷い抜いた末のアルファード選択:ヴェルファイアとランドクルーザー250との比較

アルファードの購入を決めるまでには、ヴェルファイアとランドクルーザー250という二つの強力なライバルとの間で真剣な葛藤がありました。ヴェルファイアのデザインは非常に魅力的で、特にフロントとリアの外観はオーナーの好みに合致していました。しかし、最終的にはリセールバリューと価格を総合的に判断し、アルファードに軍配が上がったのです。ヴェルファイアと内装デザインや使い勝手に大きな差がない中で、リセールがより期待できるアルファードを選択することが、賢明な判断だと結論付けられました。

また、以前プラドを所有していた経験から、フルモデルチェンジしたランドクルーザー250も有力な選択肢でした。しかし、発表された250のデザインが予想以上にオフロード色が強かったこと、そして、そのタイミングでアルファードの追加枠の連絡がディーラーから入ったことが重なり、最終的にアルファードの購入を決断したのです。この経緯は、いかに人気車種の購入がタイミングと情報に左右されるかを物語っています。

40系アルファード購入時の契約条件と乗り出し価格

40系アルファードは非常に人気が高いため、購入に際して「短期売却の禁止」といった条件が付されるケースが少なくありません。インターネット上では、現金一括購入の禁止、所有権のディーラー留保、コーティングやメンテナンスパックの強制加入など、より厳しい条件も話題になることがあります。これらの背景には、ランドクルーザー300の転売問題を受けて強化された転売防止策があります。しかし、オーナーが契約したディーラーでは「短期売却NG」のみで、比較的スムーズな契約ができたとのこと。ただし、一部の販売条件が独占禁止法に抵触する可能性も指摘されており、購入時には条件を冷静に見極めることが大切です。

実際に契約した40系アルファードは、ZハイブリッドFFのブラック(202)でした。以前はガソリンモデルに乗っていたものの、今回はシエンタハイブリッドの快適性に感動し、ガソリンからハイブリッドへ切り替えたと言います。リセールバ点だけで見ればガソリンモデルが有利な傾向があるものの、静粛性や加速のスムーズさを重視した選択でした。

メーカーオプションとしては、「左右独立ムーンルーフ(電動シェード付き)」、「トヨタチームメイトアドバンストパーク」、「カラーヘッドアップディスプレイ」といったヴェルファイアに標準装備されることが多いものが選ばれています。これらはラグジュアリー感や利便性を高め、リセールにも有利に働くと考えられています。特にムーンルーフは必須オプションであり、デジタルインナーミラーも今後は未装着車の評価が下がる可能性が指摘されています。オプション選びの戦略としては、「フルオプション」か「最低限に絞る」かのどちらかに徹底し、中途半端な選択は避けるべきだと提言されています。ディーラーオプションは一切付けず、フロアマットやボディコーティングも社外品やセルフで行うことで、コストパフォーマンスを重視したとのことです。

40系アルファードは需要が高く、値引きは期待できないのが現状です。30系後期のように大幅な値引きはほとんど見られず、購入価格は車両本体の定価に近いものとなります。しかし、この「値引きなし」という状況は、裏を返せばリセール価格が下がりにくい要因ともなり、リセール重視の購入者にとってはむしろ安心材料と言えるでしょう。

オーナーが契約した「40系アルファードハイブリッド Zグレード」の乗り出し価格は、総額で約677万円(後席ディスプレイ追加後は約700万円)でした。ハイブリッドモデルを検討する際は、最低限で650万円前後、しっかり装備を選ぶと700万円程度を見込んでおくのが現実的です。

最新リセール情報:2025年5月下旬の買取相場動向

2025年5月下旬の買取相場を見ると、40系アルファードのリセールバリューは依然として高い水準を保っていますが、一部に変動が見られます。

Zグレード

  • 令和6~7年(未使用車):630~660万円
  • 令和5年(走行車):580~610万円
  • 令和6年(走行車):600~630万円

Zハイブリッド

  • 令和5~7年(未使用車):730~760万円
  • 令和5~6年(走行車):650~680万円

リセールに大きく影響するメーカーオプションとしては、「左右独立ムーンルーフ」と「デジタルインナーミラー」の2点が挙げられます。これらはほとんどの車両に装着されており、「付いていて当たり前」という前提で価格が形成されています。特にデジタルインナーミラーは、2025年1月の一部改良以降全グレード標準装備となったため、今後は未装着車の評価が下がる可能性も考えられます。

現在のトレンドとしては、未使用車・走行車ともに相場が下落傾向にあり、マレーシア向け(輸出)の1年経過ガソリン車のプレミア価格も終了しています。この傾向から、今後は「購入価格を上回って売却する」ことは難しくなる可能性が高まっています。

高く売るための鍵は「走行距離」です。アルファードは走行距離による価格変動が大きく、現状では5,000kmを超えるかどうかが一つの分かれ目となります。5,000km未満での売却であれば、買取予想額よりも20万円程度上乗せした強気な交渉も期待できるでしょう。ボディカラーでは「ブラック」がわずかに優勢ですが、「パールホワイト」との価格差は縮小傾向にあります。また、モデリスタエアロ装着車は、年式にもよりますが、20~35万円の査定アップが見込まれることがあります。

アルファードのような人気車種を少しでも高く売却するためには、複数の一括査定サービスを比較検討することが非常に重要です。それぞれのサービスには得意分野があるため、自身の車種や売却状況に合わせて最適なサービスを選ぶことが、高値売却への近道となるでしょう。

アルファードのリセールバリューを高める秘訣とは?

アルファードのリセールバリューを最大限に引き出すためには、以下のポイントを押さえましょう。

1. グレードとカラーを選ぶ

Zグレードやハイブリッド4WDモデル、そしてホワイトパールやブラックといった人気カラーは、リセールバリューが高い傾向にあります。中古車市場での需要が高いグレードやカラーを選ぶことが重要です。

2. オプションを充実させる

ツインムーンルーフやデジタルインナーミラーなどのメーカーオプションは、リセールバリューに大きく影響します。これらのオプションを装着することで、高値での売却が期待できます。

3. 車の状態を良好に保つ

中古車査定では、車の状態が最も重要視されます。日頃からこまめなメンテナンスを行い、車を綺麗に保つことで、査定額をアップさせることができます。定期的な洗車とワックスがけ、車内清掃、エンジンオイルやタイヤなどの消耗品の交換、そして事故や故障の修理は、高値売却に不可欠です。

4. 売却時期を考慮する

アルファードの売却時期を気を付けてに検討することで、高値売却が期待できます。需要が高まる3月〜4月(新生活シーズン)、7月〜8月(ボーナスシーズン)、12月(年末商戦)などの時期に売却するのがおすすめです。また、自動車税の課税前である4月1日より前に売却すれば、無駄な税金負担を避けられます。

5. 複数の買取業者に査定を依頼する

一括査定サイトなどを利用して、複数の買取業者に査定を依頼しましょう。業者によって査定額は異なるため、複数の業者に見積もりを取ることで、最高値で売却できる可能性が高まります。

6. ディーラー下取りではなく買取業者を利用する

一般的に、ディーラー下取りよりも買取業者の方が、高値で買い取ってくれるケースが多いです。ディーラーは下取りした車を販売する際に利益を確保する必要がありますが、買取業者は中古車オークションなどで車を販売するため、ディーラーよりも高値で買い取ることができるのです。

新車購入を検討している人は事前にネットで価格を調べましょう

中古車で欲しい人は事前に調べるべき

愛車の高額買取なら

まとめ

アルファードのリセールバリューは、いくつかの要因によって低下傾向にありますが、依然として高い人気を誇る車種であることは間違いありません。車を良好な状態に保ち、売却時期や買取業者を気を付けてに選ぶことで、高値売却を実現できる可能性は十分にあります。

この記事が、アルファードオーナーの皆様のリセールバリューに関する不安解消と高値売却の一助となれば幸いです。

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この記事を書いた人

KAZUのアバター KAZU 編集長

自動車専門メディア『最新自動車情報』編集長のKAZU。IT企業から独立後、自動車専門サイト『最新自動車情報』を立ち上げ、編集長として12年間運営に携わってまいりました。これまでに、新車・中古車、国産車(日本車)から輸入車(外車)まで、あらゆるメーカーの車種に関する記事を6,000本以上執筆。その経験と独自の分析力で、数々の新型車種の発表時期や詳細スペックに関する的確な予測を実現してきました。『最新自動車情報』編集長として、読者の皆様に信頼性の高い最新情報、専門的な視点からの購入アドバイス、そして車(クルマ)の奥深い魅力をお届けします。後悔しない一台選びをしたい方、自動車業界のトレンドをいち早く知りたい方は、ぜひフォローをお願いいたします。

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