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マツダ 「ロードスターRF」「MAZDA2」現行モデル2車種などで型式指定申請における不正行為が判明

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マツダは2024年1月26日に国土交通省から要請を受けた「型式指定申請における不正行為の有無等に係る実態調査」に基づき、調査対象期間におけるすべての型式指定申請2,403試験を対象に調査を行いました。調査の結果、2つの試験項目において、計5試験で不正があったことを確認し、5月30日に同省に報告いたしました。過去生産車3車種(アテンザ・アクセラ・アテンザ/MAZDA6)について、衝突試験における試験車両の不正加工、現行生産車2車種(ロードスターRF・MAZDA2)について、出力試験におけるエンジン制御ソフトの書換えがおこなわれていました。今回判明した不正の対象となるのは、生産実績として150,878台、販売実績として149,313台です。

目次

不正の概要

過去生産車3車種について、衝突試験における試験車両の不正加工

前面衝突時の乗員保護に対する認証試験において、エアバッグを車載センサーの衝突検知による自然起爆ではなく、外部装置を用いて時間指定で起爆させた試験実績がありました。

車種名仕向生産時期生産実績販売時期販売実績
アテンザ
(商品改良モデル)
日本2014年11月
~2018年4月
29,547台2015年1月~
2018年5月頃
29,505台
アクセラ
(商品改良モデル)
日本2016年8月~
2019年2月
46,067台2016年9月~
2019年3月頃
46,046台
アテンザ/MAZDA6
(商品改良モデル)
日本2018年4月~
2024年4月
22,094台2018年6月~21,641台

現行生産車2車種について、出力試験におけるエンジン制御ソフトの書換え

ガソリンエンジンの原動機車載出力に対する認証試験において、量産車両と同一状態のエンジン制御ソフトにより出力試験を行うべきところ、点火時期補正機能の一部を停止させた制御ソフトによる試験実績がありました。

車種名仕向生産時期生産実績販売時期販売実績
ロードスターRF
(商品改良モデル)
日本2018年6月~10,930台2018年7月~10,760台
MAZDA2
(1.5Lガソリンエンジン
搭載 商品改良モデル)
日本2021年6月~42,240台2021年6月~41,361台

今回の調査結果を踏まえ、現在生産を継続している対象車種の「ロードスターRF」「MAZDA2」は5月30日から出荷が一時停止しています。

不正の原因

  • 試験が認証法規に準拠した状態で実施されたかをチェックする仕組み、およびガバナンス体制の整備不足
  • 認証法規に準拠した試験を実施するための手順の不備
  • 認証法規に準拠した試験条件を安定的に満たす設備の整備不足

再発防止策

  • 試験が認証法規に準拠した状態で実施されたかをチェックする仕組み、およびガバナンス体制の再整備
  • 認証法規に準拠した試験を適正に実施するための手順書の見直し・教育・実践の徹底
  • 認証法規に準拠した試験条件を安定的に満たす設備の整備強化

お客さまをはじめ、お取引先さま、販売会社などマツダに関係するすべてのステークホルダーの皆さまに多大なるご迷惑をおかけすることを、改めて深くお詫び申し上げます。マツダは、本事案を重要な問題と捉えており、このような事案が今後発生することのないよう経営の責任において再発防止に努めてまいります。と伝えています。

トヨタニュースリリース

https://newsroom.mazda.com/ja/publicity/release/2024/202406/240603a.html

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この記事を書いた人

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