日産は、プレミアムコンパクトカー「ノートオーラ」の一部改良モデルを、2026年夏に発売予定と発表しました。今回の改良では、新たな特別仕様車の追加や装備の見直しが行われており、購入を検討している方にとって見逃せないアップデートが盛り込まれています。本記事では、2026年モデルの変更点・価格・スペック・特別仕様車の詳細まで、最新情報をもとに徹底解説します。

ノートオーラとは? 基本情報のおさらい:
日産ノートオーラは、5ナンバーサイズの「ノート」をベースにボディサイズを3ナンバーへと拡大し、搭載するe-POWERハイブリッドの出力をアップさせた上級モデルです。2021年6月に登場して以来、プレミアムなデザインと優れた走行性能で高い人気を誇っています。2024年6月には大幅なデザイン刷新を伴うマイナーチェンジを実施しており、今回の2026年改良はそれに続くアップデートとなります。

2026年 ノートオーラ一部改良|変更点まとめ:
今回の改良は、次世代モデルへの移行を視野に入れた「生産効率の最適化」と「特別仕様車の新設定」がメインテーマです。商品力を純粋に底上げする改良というよりも、コスト構造を見直しながら限定グレードで付加価値を高める戦略と言えます。以下に追加・変更・廃止の各ポイントを整理します。

【新たに追加される項目】
- 特別仕様車「ノートオーラ Black Edition(ブラックエディション)」を新設定
- 特別仕様車「ノートオーラ NISMO Black Limited(ブラックリミテッド)」を新設定
- 全ボディカラーのシャークフィンアンテナをブラックに統一
- 前席ヒーター付シートとステアリングヒーターを全車標準装備に格上げ
- ボディカラーに「ステルスグレー×ミッドナイトブラック」2トーンを新設定
【変更・廃止される項目(注意ポイント)】
- 本革巻きステアリングホイール → 合成皮革(合皮)巻きに変更
- 運転席電動パワーシート(Gグレード)を廃止(Black Edition専用装備に移行)
- 助手席シートバックのスマートフォンポケットを廃止
- 寒冷地仕様のPTC素子ヒーターを廃止
- インパネ上部のツイード素材を廃止
- 置くだけ充電(ワイヤレス充電)のメーカーオプションを廃止
- 車線維持支援システムのステアリングスイッチを廃止(メーター内の車両本体項目に統合)
- BOSEスピーカーエンブレムを廃止(BOSE製システム選択時も非表示に)
- 「4WD」バッジおよびエンジンルーム内「e-POWER」バッジを廃止
【廃止されるボディカラー】
- ステルスグレー
- サンライズカッパー
- ミッドナイトブラック×サンライズカッパー(2トーン)
- オーロラフレアブルーパール
- ミッドナイトパープル
- ガーネットレッド×ミッドナイトブラックルーフ(2トーン)
特に「ミッドナイトパープル」の廃止は注目度が高く、アリアやスカイライン、フェアレディZにも採用されていたマジョーラカラーが日産ラインナップから姿を消しつつあります。今後、中古市場での希少価値が高まる可能性があります。
新特別仕様車① ノートオーラ Black Edition(ブラックエディション):
2026年改良の目玉となる特別仕様車で、Gグレードをベースに内外装を徹底的なブラックコーディネートで仕上げた限定モデルです。

エクステリアでは、フロントエンブレム・グリル・アルミホイール・ドアミラーをすべてブラックに統一。インテリアも、ルーフトリムやアシストグリップにブラックを採用し、上質でシックな空間を演出しています。装備面では、9インチNissanConnectナビゲーションシステムと、ヘッドレストスピーカーが特徴的なBOSEパーソナルプラスサウンドシステムを標準装備とし、通常グレードで廃止された運転席電動パワーシートも搭載されます。
価格はFFが330万円、4WDが358万円(税込)となっています。
新特別仕様車② ノートオーラ NISMO Black Limited(ブラックリミテッド):
スポーツグレード「ノートオーラNISMO」をベースとした特別仕様車です。ドアミラー・アルミホイール・シートベルトをブラック仕様に変更し、NISMOのスポーティなスタイルにシックな雰囲気をプラスしたモデルです。
価格はFFが315万円、NISMO tuned e-POWER 4WDが355万円(税込)となっています。
2026年改良モデル|グレード別価格一覧:
今回の一部改良にともなう価格変更は、原材料コストの高騰を受けつつも生産効率の見直しにより約5万円程度の小幅な値上げに抑えられる見通しです。各グレードの価格は以下の通りです。
- 【G】FF:282万1,500円 / 4WD:310万7,500円
- 【G レザーエディション】FF:291万2,800円 / 4WD:319万8,800円
- 【AUTECH】FF:310万3,100円 / 4WD:338万9,100円
- 【AUTECH SPORTS SPEC】FF:325万1,600円
- 【NISMO】FF:312万5,100円 / NISMO tuned e-POWER 4WD:353万1,000円
- 【特別仕様車 Black Edition】FF:330万円 / 4WD:358万円
- 【特別仕様車 NISMO Black Limited】FF:315万円 / NISMO tuned e-POWER 4WD:355万円
パワートレインとスペック|e-POWERハイブリッドの実力:
2026年改良モデルにおいてもパワートレインに変更はなく、第2世代「e-POWER」ハイブリッドシステムが継続搭載されます。e-POWERは、エンジンをあくまで発電専用とし、タイヤを駆動するのは100%電気モーターという日産独自のシステムです。EV同様のリニアで力強い加速フィールが特徴で、AT・CVT車にはない「踏んだ瞬間に反応する」走りが高く評価されています。
主なスペックは以下の通りです。パワートレインは電気モーター(駆動用)+直列3気筒1.2Lエンジン(発電専用)の組み合わせで、発電用エンジンの最高出力は82ps/10.5kgm、駆動用フロントモーターの最高出力は136ps/30.6kgm(ベースのノートは116ps/28.6kgm)となっており、プレミアムモデルとして余裕のある走行性能を確保しています。4WD車のリアモーターはベースグレードで68ps/10.2kgm、NISMOの4WD仕様では82ps/15.3kgmまで強化されています。燃費(WLTCモード)はFF車で27.2km/Lという優秀な数値を達成しており、日常使いの経済性も申し分ありません。
安全装備|プロパイロット搭載で先進的な運転支援:
ノートオーラには、高速道路での単一車線自動運転支援システム「プロパイロット(ProPILOT)」が搭載されており、アクセル・ブレーキ・ステアリングを自動制御して長距離ドライブの疲労を大幅に低減します。2025年8月の改良では「インテリジェント エマージェンシーブレーキ」の左右検知範囲が大幅に拡大され最新法規に適合、さらに「後席リマインダー」が全グレードに標準装備されています。これらの安全装備は2026年モデルにも引き継がれます。
ボディサイズ|3ナンバーのゆとりある空間:
ノートオーラはベースのノートと比べてボディサイズが拡大された3ナンバー車です。全長4,045mm・全幅1,735mm・全高1,525mmというサイズは、コンパクトカーとしての扱いやすさを維持しながら、ゆとりある室内空間と存在感のあるスタイリングを両立しています。17インチアルミホイールを標準装備し、見る角度によって光と影が変化する上質なデザインが採用されています。
AUTECH・NISMOバリエーションも継続設定:
2024年の改良時にベース車をノートからノートオーラへ格上げした「ノートオーラAUTECH」は、今回の改良後も継続設定されます。湘南・茅ヶ崎の「航跡波」をモチーフにした専用シグネチャーLEDや、ブルーステッチを施したブラック基調のプレミアムインテリアが特徴で、上質なカスタムモデルを求めるユーザーに好評です。

スポーツモデルの「ノートオーラNISMO」も継続設定。2024年7月に追加されたNISMO tuned e-POWER 4WDは、専用チューニングのRECAROスポーツシートやNISMO専用エアロパーツを装備し、走行性能と空力性能を高次元で両立しています。今回の改良では「NISMO Black Limited」という特別仕様車が新たに加わることで、NISMOシリーズの選択肢がさらに広がります。
発売日・まとめ:
日産ノートオーラ2026年一部改良モデルの発売は2026年夏の予定です。ノート(5ナンバー)との同時改良となります。
今回の改良は「純粋な機能向上」よりも「コスト最適化と特別仕様車での差別化」という色合いが強く、標準グレードの一部装備廃止を「Black Edition」という魅力的なパッケージに集約する戦略が鮮明です。本革ステアリングや電動パワーシートにこだわる方はBlack Editionの選択が実質的な正解となる場合が多く、購入時にはグレード選びを慎重に行うことをおすすめします。一方で、ヒーター付シートとステアリングヒーターの全車標準化は日常の使い勝手を確実に高めるポイントであり、トータルでの商品力は十分に維持されています。
ノートオーラの購入を検討している方は、2026年夏の発売タイミングに合わせて試乗・見積もりを検討してみてください。
ノートオーラ

