近年、「初心者マーク」や「もみじマーク」だけでなく、愛車を手軽にカスタマイズできるマグネットステッカーが人気を集めていますが、「せっかく買ったのに、うちの車には貼れなかった!」という声も耳にするようになりました。実は、マグネットステッカーを貼れない車が増えているのです。
この記事では、マグネットステッカーを貼れない車種の一覧と、その理由を徹底解説します。愛車にマグネットステッカーを貼りたい方は、ぜひ参考にしてください。
目次
なぜ?マグネットステッカーを貼れないクルマが増えている理由
一昔前までは、ほとんどの車のボディは鉄製でした。しかし、近年では軽量化や燃費向上のために、アルミや樹脂などの非鉄金属が使用されることが増えています。これらの素材は磁石がくっつかないため、マグネットステッカーを貼ることができません。
具体的には、以下の3つの理由が挙げられます。
- アルミボディの採用
- 高級車やスポーツカーを中心に、アルミボディを採用する車種が増えています。アルミは軽量で剛性が高いというメリットがありますが、磁石がくっつかないというデメリットがあります。
- 樹脂製パーツの増加
- バンパーやドアミラーなど、樹脂製の外装パーツが増えています。樹脂は軽量で加工しやすいというメリットがありますが、磁石がくっつかないというデメリットがあります。
- 複合素材の採用
- 軽量化と強度を両立するために、アルミと樹脂を組み合わせた複合素材を使用する車種も増えています。これらの素材は、部分的に磁石がくっつかない場合があります。
マグネットステッカー貼付非対応車種一覧
ここでは、マグネットステッカーを貼れない代表的な車種をメーカー別に紹介します。
メーカー | 車種 | バックドア/トランク | エンジンフード/ボンネット | その他 |
---|---|---|---|---|
トヨタ | プリウス | 〇 | × | - |
ルーミー | × | 〇 | - | |
MIRAI | 〇 | × | - | |
ライズ | × | 〇 | - | |
ハリアー | 〇 | × | - | |
カローラスポーツ | × | 〇 | - | |
センチュリー <セダン> | 〇 | × | - | |
クラウン <スポーツ> | 〇 | × | - | |
カローラ フィールダー | × | 〇 | - | |
クラウン <セダン> | 〇 | × | - | |
ランドクルーザー“250” | 〇 | × | - | |
カローラ ツーリング | × | 〇 | - | |
コペン | × | × | - | |
GRヤリス | × | × | 一部赤枠部貼付可 | |
RAV4 | × | × | バックドアパネル貼付不可 | |
GR86 | × | × | バックドアパネル貼付不可 | |
GRカローラ | × | × | バックドアパネル貼付不可 | |
bZ4X | × | × | バックドアガーニッシュ貼付不可 | |
クラウン <エステート> | × | × | バックドアガーニッシュ貼付不可 | |
クラウン <クロスオーバー> | × | × | バックドアパネル貼付不可 | |
ランドクルーザー“300” | × | × | バックドアパネル貼付不可 | |
日産 | フェアレディZ(2008/12~・Z34型) | × | × | バックドアパネル貼付不可 |
エクストレイル(2022/07~・T33型) | × | × | バックドアパネル貼付不可 | |
アリア(2022/01~・FE0型) | × | × | バックドアパネル貼付不可 | |
GT-R(2007/12~・R35型) | × | × | バックドアパネル貼付不可 | |
スカイライン(2014/02~2022/09・HV37型)(2014/06~・V37型) | 〇 | × | - | |
スバル | レイバック | 〇 | × | - |
インプレッサ | 〇 | × | - | |
クロストレック | 〇 | × | - | |
ソルテラ | 〇 | × | - | |
レガシィアウトバック | 〇 | × | - | |
レヴォーグ | 〇 | × | - | |
フォレスター | 〇 | × | - | |
WRX S4 | 〇 | × | - | |
SUBARU BRZ | 〇 | × | - | |
ジャスティ | × | 〇 | - | |
レックス | × | 〇 | - | |
シフォン/シフォン カスタム/シフォントライ | × | 〇 | - | |
ステラ/ステラ カスタム | × | 〇 | - | |
プレオ プラス | × | 〇 | - | |
サンバー バン | × | 〇 | - | |
サンバー トラック | 〇 | △ | 荷台貼付可、フロント一部貼付可 | |
ダイハツ | タント | × | - | - |
ムーヴ | × | 〇 | - | |
ムーヴキャンパス | × | 〇 | - | |
ミライース | × | - | - |
マグネットステッカーを貼れない場合の対策
「どうしてもマグネットステッカーを貼りたい!」という場合は、以下の対策を検討してみてください。
- マグネットがつく場所を探す
- 車種によっては、ボディの一部に鉄が使われている場合があります。取扱説明書やディーラーに確認してみましょう。
- 吸盤タイプのステッカーを使う
- 吸盤タイプのステッカーであれば、ガラスや樹脂製のパーツにも貼ることができます。
- 粘着タイプのステッカーを使う
- 粘着タイプのステッカーは、ボディに直接貼り付けるため、素材に関係なく使用できます。ただし、剥がす際に塗装を傷つける可能性があるため、注意が必要です。
- マグネット対応シートを貼る
- マグネット対応シートを車体に貼り付けることで、磁石がくっつくようになります。ただし、シートを貼る手間や、見た目の変化が気になる場合があります。
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マグネットステッカーを貼る際の注意点
マグネットステッカーを貼る際には、以下の点に注意しましょう。
- 走行中に剥がれる可能性がある
- 高速走行時や強風時は、マグネットステッカーが剥がれる可能性があります。こまめに確認し、必要であれば取り外しましょう。
- ボディに傷がつく可能性がある
- マグネットステッカーを貼ったまま長時間放置すると、ボディに跡が残ったり、塗装が剥がれる可能性があります。定期的に剥がして、ボディを清掃しましょう。
- 違法なステッカーは貼らない
- 公序良俗に反するステッカーや、運転の妨げになるステッカーは、法律で禁止されています。
まとめ
マグネットステッカーは、手軽に愛車をカスタマイズできる便利なアイテムですが、近年では貼れない車が増えています。愛車にマグネットステッカーを貼りたい場合は、事前に確認し、適切な対策を行いましょう。
この記事が、あなたのカーライフのお役に立てれば幸いです。