メルセデス・ベンツは、2025年3月13日にコンパクトモデルの「CLAクラス」をフルモデルチェンジし、発表しました。この新型CLAクラスは、単なる進化ではなく、メルセデス・ベンツが描く未来のコンパクトカー像を体現する、まさに新世代の幕開けを告げるモデルと言えるでしょう。エクステリア、インテリア、パワートレイン、安全性、そしてコネクティビティに至るまで、あらゆる面で刷新され、その魅力を大きく向上させています。
新型CLAクラスの主な特徴
- フルモデルチェンジ:
- 2025年3月13日に発表、2025年後半に発売予定。
- メルセデス・ベンツの新世代コンパクトモデル。
- エクステリア:
- 新世代デザインを採用し、質感向上。
- クラス最高となる空力性能(Cd値0.21)を実現。
- 「スリーポインテッドスター」モチーフの新しいグリルとヘッドライト。
- パノラマサンルーフ標準装備。
- ボディサイズ拡大(全長4722mm、全幅1855mm、全高1468mm、ホイールベース2789mm)。
- インテリア:
- 「MBUXスーパースクリーン」採用(10.25インチデジタルメーター、14インチインフォテインメント、オプションで14インチ助手席ディスプレイ)。
- 新世代MBUX搭載、ChatGPT、Microsoft Bing、Google Geminiに対応。
- 12.2インチヘッドアップディスプレイ、16スピーカーBurmesterサウンドシステム。
- ラゲッジスペース:リア405L、EVモデルはフロントに70L。
- パワートレイン:
- 内燃機関モデル:1.5Lガソリンターボ+48Vマイルドハイブリッド(136ps、163ps)。
- EVモデル:「CLA250+」:268ps、航続距離792km(欧州値)。
- EVモデル:「CLA350 4Matic」:349ps、航続距離771km(欧州値)。
- 電気自動車用2速トランスミッション採用。
- 85kwhのバッテリー搭載。
- 325kwの急速充電に対応(10分間で325km走行分の充電が可能)
- 58kwhバッテリーは後日の追加予定。
- ディーゼルモデル廃止。
- 安全装備:
- 最新の安全運転支援システム搭載。
- アクティブレーンチェンジングアシスト、アクティブエマージェンシーストップアシストなど。
- 価格:
- 600万円台からとなる見込み。
新型CLAクラスが切り拓く、コンパクトカーの新境地
メルセデス・ベンツは、コンパクトカーのラインナップを見直し、上級モデルに注力する方針を打ち出しました。その中で、CLAクラスは、Aクラスのハッチバックおよびセダン、中国市場向けのAクラスロングホイールベースセダン、そしてBクラスに代わる、新世代コンパクトモデルとして重要な役割を担います。
新型CLAクラスは、デザイン、空力性能、パワートレイン、プラットフォーム、そしてデジタルテクノロジーのすべてにおいて、メルセデス・ベンツの最新技術が惜しみなく投入されています。これにより、従来のコンパクトカーの概念を覆し、新たな価値を提供することを目指しています。
息を呑むほど美しい、先進的なエクステリアデザイン
新型CLAクラスのエクステリアは、一目見ただけでその先進性を感じさせる、洗練されたデザインが特徴です。メルセデス・ベンツのアイデンティティである「スリーポインテッドスター」をモチーフにした新しいグリルとヘッドライトは、見る者を惹きつけます。
空気抵抗係数(Cd値)は、クラス最高の0.21を達成。これは、緻密な空力設計と、フラッシュドアハンドルなどの最新技術の採用によって実現されました。ルーフに標準装備されるパノラマサンルーフは、超薄型赤外線フィルムを使用した断熱ラミネートガラスを採用することで、快適性を高めています。
ボディサイズは、全長4722mm、全幅1855mm、全高1468mm、ホイールベース2789mmと、前モデルから一回り拡大されました。これにより、室内空間が広くなり、居住性が向上しています。また、新設計のマルチリンク式リアサスペンションを採用することで、乗り心地も大幅に改善されています。
デジタルテクノロジーが織りなす、革新的なインテリア空間
新型CLAクラスのインテリアは、まるで未来のコックピットに乗り込んだかのような、革新的なデザインが特徴です。
「MBUXスーパースクリーン」と名付けられた大型ディスプレイは、10.25インチのデジタルメーター、14インチのインフォテインメントディスプレイ、そしてオプションで14インチの助手席用ディスプレイで構成され、圧倒的な存在感を放ちます。
インフォテインメントシステムには、新世代のMercedes-Benzユーザーエクスペリエンス(MBUX)が搭載され、ChatGPT、Microsoft Bing、Google Geminiを活用した自然な会話による操作が可能です。12.2インチのヘッドアップディスプレイや、16スピーカーBurmesterサウンドシステムなど、快適性を高める装備も充実しています。
ラゲッジスペースは、リアに405Lの容量が確保されているほか、電気自動車モデルではフロントにも70Lのスペースが利用可能です。
新開発のパワートレインが実現する、卓越した走行性能と環境性能
新型CLAクラスには、内燃機関モデルと電気自動車モデルの両方が用意され、どちらも新開発のパワートレインが搭載されています。
内燃機関モデルには、1.5L直列4気筒ガソリンターボエンジンに48Vマイルドハイブリッドシステムを組み合わせたものが搭載され、136psと163psの2種類の出力が用意されています。トランスミッションは8速DCT、駆動方式はFFまたは4WDです。
電気自動車モデルは、「CLA250+ with EQ Technology」と「CLA 350 4Matic with EQ Technology」の2種類があり、それぞれ268psと349psの出力を発揮します。電気自動車用2速トランスミッションを採用し、航続距離はCLA250+で欧州値792km、CLA 350 4Maticで欧州値771kmを実現しています。
充電性能も高く、325kWのDC急速充電に対応し、10分で325km走行分の充電が可能です。バッテリー容量は85kWhですが、後日58kWhのバッテリーも追加される予定です。
進化した安全運転支援システムが、安心・安全なドライブをサポート
新型CLAクラスには、最新の安全運転支援システムが搭載されています。先行車との車間距離だけでなく、周囲の交通状況を常に監視し、ステアリングアシストが作動する状況を拡大。アクティブレーンチェンジングアシストやアクティブエマージェンシーストップアシストなど、ドライバーの負担を軽減し、安全運転をサポートする機能が充実しています。
新型CLAクラスの価格と発売日
新型CLAクラスの価格は、機能の向上に伴い、600万円台からとなる見込みです。前モデルは500万円台後半からでしたので、やや価格帯が上がります。
発売日は、2025年後半が予定されています。
編集部から一言
メルセデス・ベンツ新型CLAクラスは、デザイン、テクノロジー、パフォーマンス、そして安全性において、すべてが進化しました。このクルマは、単なる移動手段ではなく、所有する喜び、運転する楽しさ、そして未来への期待感を与えてくれる、特別な存在となるでしょう。
メルセデス ベンツ ニュースリリース
https://media.mercedes-benz.com/press-kit/512dd185-9ea7-49cb-89b5-c24a2be1b257
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