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マツダ RX-9 新型は待つべき?新世代ロータリーエンジン搭載 2026年発売予定

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マツダの象徴的なロータリーエンジンを搭載したスポーツカーが、ついに復活する時が来ました。RX-8の販売終了から約14年、伝説のRX-7の生産終了から20年以上の時を経て、新型RX-9として2026年に登場予定です。新世代ロータリーエンジンと電動化技術を融合した革新的なスポーツカーとして注目を集めています。

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目次

新型RX-9の概要:コンセプトから市販化へ

MAZDA ICONIC SP
MAZDA ICONIC SP

MAZDA ICONIC SPからの進化

2023年のジャパンモビリティショーで公開された「MAZDA ICONIC SP」が、新型RX-9の基盤となっています。このコンセプトモデルは、マツダの魂動デザインを継承しながら、現代的で洗練されたスポーツカーのあり方を示しました。

市販化に向けて、実用性と法規対応を考慮した調整が行われていますが、コンセプトモデルの美しいプロポーションと革新的なパワートレインは基本的に継承される予定です。

MAZDA ICONIC SP
MAZDA ICONIC SP

エクステリアデザイン:美しさと機能性の融合

フロントデザイン

  • 六角形グリル:マツダのデザインアイコンを継承
  • エアインテーク:グリル両サイドに大型のエアインテークを配置
  • ヘッドライト:シャープに釣り上がったデザインに逆L字LEDデイタイムランニングライト搭載
  • リトラクタブルヘッドライト:コンパクトな開閉式ヘッドライト(コンセプトモデル)

サイドビュー

  • ドアノブ:スポーツカーらしいウィンドウマウントタイプ
  • サイドスカート:フロントに向かって強調されたデザイン
  • 低重心プロポーション:ロータリーエンジンの小型化により実現

リアデザイン

特許申請されているアクティブリアスポイラーが最大の特徴です。テールライトの上部に配置され、高速走行時に自動で角度を調整してダウンフォースを生成します。この技術により、見た目の美しさと空力性能を両立させています。

ボディサイズ:コンパクトで軽快なスポーツカー

予想ボディサイズ

  • 全長:4,180mm
  • 全幅:1,850mm
  • 全高:1,150mm
  • ホイールベース:2,590mm

先代モデルとの比較

RX-8と比較すると、全幅以外はすべて小型化されています:

  • RX-8:4,435×1,770×1,340mm、ホイールベース2,700mm

この小型化により、より軽快で俊敏なハンドリングが期待できます。前後重量配分は理想的な50:50に設定され、コーナリング性能の向上が図られています。

パワートレイン:新世代ロータリー×電動化

SKYACTIV-R + 電気モーター

新型RX-9には、マツダが新開発した800cc×2ローターのロータリーエンジンに電気モーターを組み合わせたハイブリッドシステムが搭載されます。

主な特徴:

  • 排気量:800cc×2ローター(ロータリー係数適用で1,600cc扱い)
  • レイアウト:縦置き配置
  • 駆動方式:FR(フロントエンジン・リアドライブ)
  • システム:ロータリーエンジンが発電、モーターが駆動を担当

パフォーマンス仕様

  • 最高出力:350-370PS
  • 車両重量:約1,450kg
  • パワーウェイトレシオ:約3.9kg/PS
  • トランスミッション:6速MT / 6速AT

ドライサンプ方式採用

新型エンジンはドライサンプ方式を採用することで、さらなる低重心化を実現。これにより、優れたハンドリング性能と高い走行安定性を両立させています。

インテリア:2シーター専用設計

基本レイアウト

RX-7やRX-8とは異なり、新型RX-9は2シーター専用として設計されます。これにより、より純粋なスポーツカーとしての性格を強調しています。

デザイン特徴

  • カラーリング:黒を基調とした上質な仕上げ
  • メーター:3眼メーター(タコメーター中心)
  • 操作系:ドライバー中心のレイアウト
  • シフトノブ:ショートストロークタイプ
  • マテリアル:カーボン調加飾を各所に配置

燃費性能:環境性能の大幅改善

予想燃費

新型RX-9の燃費は約13.0km/Lと予想されています。これは先代RX-8の約10km/Lから大幅な改善となります。

改善要因

  1. ロータリーEVシステム:モーターアシストによる効率向上
  2. 軽量化:車体の小型・軽量化
  3. 新世代エンジン技術:燃焼効率の向上

価格設定:プレミアムスポーツカーとして

予想価格帯

新型RX-9の価格は850万円〜と予想されています。これは先代RX-8(約260万円〜)の3倍以上となる高価格設定です。

価格上昇の背景

  1. プレミアム化:上級スポーツカー市場への参入
  2. 技術コスト:新世代ロータリー+電動化技術
  3. 市場環境:スポーツカーブームによる価格上昇

競合車種との比較

  • 日産フェアレディZ
  • トヨタスープラ
  • これらの同クラス車種と同等かやや上位の価格設定

発売時期:2026年秋頃を予定

開発スケジュール

  • 2024年:ROTARY-EV SYSTEM CONCEPT発表
  • 2025年:プロトタイプ完成予定
  • 2026年秋:市販モデル発売予定(最速)
  • 2027年内:遅くともこの時期までに発売

発表の場

モーターショーでの正式発表が有力視されており、その後すぐに予約受注が開始される見込みです。

新型RX-9を待つべき理由

1. 唯一無二の技術

ロータリーエンジンを搭載する量産スポーツカーは、現在マツダのみが手がけています。新型RX-9は、この伝統技術と最新の電動化を融合した世界唯一の存在となります。

2. 革新的なパフォーマンス

  • 低重心:ロータリーエンジンの小型・軽量特性
  • 理想的な重量配分:50:50の前後重量配分
  • 高出力:350-370PSのシステム出力

3. 希少性

限定的な生産が予想されるため、将来的な希少価値が期待できます。

4. 環境対応

ロータリーエンジンの弱点だった燃費性能を電動化で解決し、次世代に向けたスポーツカーのあり方を示しています。

購入を検討する際の注意点

1. 価格の大幅上昇

先代モデルから3倍以上の価格上昇は、購入層の大幅な変化を意味します。

2. 維持費

  • 自動車税:1,600cc×1.5倍=2,400cc扱いで年間45,000円
  • 燃料費:ハイオクガソリン仕様
  • メンテナンス費:専用技術による高コスト化の可能性

3. 実用性

2シーター仕様のため、日常使いには制約があります。

競合他社の動向

日産GT-R次期モデル

2028年発売予定のBEVスポーツとして開発中

ホンダNSX

新型開発を表明、電動化技術を採用予定

トヨタとマツダの協業

レンジエクステンダー搭載の新型スポーツモデルを共同開発する噂もあります。

まとめ:新型RX-9は待つ価値があるか?

待つべき人

  • ロータリーエンジンへの愛着:マツダの象徴的技術を体験したい
  • 唯一無二の価値:他にない独特な魅力を求める
  • 将来性:希少価値や技術的価値を重視する
  • 予算に余裕:850万円以上の予算を確保できる

他の選択肢も検討すべき人

  • 価格重視:コストパフォーマンスを重視する
  • 実用性重視:日常使いを重視する
  • 即座の購入希望:すぐにスポーツカーが欲しい

新型RX-9は、マツダの技術的挑戦と伝統の継承を体現したモデルとなります。価格は大幅に上昇しますが、それに見合う技術的価値と希少性を提供してくれるでしょう。ロータリーエンジンの新たな可能性を体験したい方には、間違いなく「待つ価値がある」モデルと言えるでしょう。

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この記事を書いた人

KAZUのアバター KAZU 編集長

自動車専門メディア『最新自動車情報』編集長のKAZU。IT企業から独立後、自動車専門サイト『最新自動車情報』を立ち上げ、編集長として12年間運営に携わってまいりました。これまでに、新車・中古車、国産車(日本車)から輸入車(外車)まで、あらゆるメーカーの車種に関する記事を6,000本以上執筆。その経験と独自の分析力で、数々の新型車種の発表時期や詳細スペックに関する的確な予測を実現してきました。『最新自動車情報』編集長として、読者の皆様に信頼性の高い最新情報、専門的な視点からの購入アドバイス、そして車(クルマ)の奥深い魅力をお届けします。後悔しない一台選びをしたい方、自動車業界のトレンドをいち早く知りたい方は、ぜひフォローをお願いいたします。

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