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レクサスのコンパクトSUV「UX」が、待望のフルモデルチェンジを迎えます。2018年に初代モデルが登場して以来、幅広い世代に支持されてきたUXが、最新技術を惜しみなく投入した2代目へと生まれ変わる予定です。発売は2027年12月が予定されており、現時点で明らかになっている最新情報をもとに、外装・内装デザイン、スペック・航続距離、価格など気になるポイントをすべて解説します。
現行レクサスUXは2018年に初代として登場し、ブランド初のコンパクトSUVとして独自のポジションを確立してきました。2023年にはハイブリッドモデルが「UX250h」から出力強化版の「UX300h」へと刷新され、電気自動車モデル「UX300e」と合わせて電動化ラインナップが充実。しかし、競合モデルの進化や電気自動車市場の急速な拡大、さらには欧州の排ガス規制「ユーロ7」(2028年以降導入予定)への対応といった課題もあり、今回のフルモデルチェンジで抜本的な刷新が図られます。
なお、同クラスのレクサスLBXとの棲み分けという点でも、新型UXは室内空間の拡大や最新パワートレインの採用により、より明確な上位モデルとして差別化される見通しです。
先代モデル同様にトヨタブランドのコンパクトクロスオーバーSUVである新型「C-HR」をベースに開発。残念ながら日本国内の生産および販売を終了、海外専売車種となった。欧州では、新型「C-HR」の7年ぶりのフルモデルチェンジを行い2023年6月26日(現地時間)に世界初公開している。「C-HR」は新型は先代モデルから大幅にレベルアップしており、「UX」のフルモデルチェンジでは同様のレベルアップが期待される。
| TNGA | トヨタ | レクサス |
|---|---|---|
| GA-B プラットフォーム | ヤリスクロス | LBX |
| GA-C プラットフォーム | C-HR | UX |
| GA-K プラットフォーム | ハリアー | NX |
| e-TNGA プラットフォーム | bZ4X | RZ |
| GA-K プラットフォーム | ハイランダー | RX |
| GA-K プラットフォーム | グランドハイランダー | TX |
| GL-F プラットフォーム | ランドクルーザープラド | GX |
| GL-F プラットフォーム | ランドクルーザー300 | LX |
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新型レクサスUXでは、以下の点が大きく変わります。最新の電気自動車パワートレインに対応した新世代プラットフォームの採用、ホイールベース延長による室内空間の拡大、最新4WDシステム「DIRECT4」の搭載、新世代AIインフォテインメントシステムの採用、そして最新の安全システム「Lexus Safety System+」および「Lexus Teammate」の全車標準装備が主な変更点として挙げられます。従来モデルと比較して、走行性能・快適性・環境性能のいずれにおいても大幅な進化が期待されます。
新型UXの外装は、レクサスの最新ブランドデザイン言語を取り入れることで、現行モデルよりもさらに質感の高いスタイルへと進化します。フロントはグリルをボディと一体化させ、ボディ全体でデザインコンセプトを表現する構成とされており、これにより空力性能の向上も図られています。
フェンダーにはより立体感のあるデザインが採用され、コンパクトSUVらしい力強さと安定感を同時に表現。一方でリアは、室内空間を拡大するためにウィンドウの傾斜を抑えた設計とされており、スポーティな印象を維持しながらも実用性を高めた仕上がりとなる見込みです。


また、新世代エンジンは既存の直列4気筒2.5L自然吸気エンジンに比べて体積が20%、全高が15%低減されているため、ボンネットをより低い位置に設計することが可能となり、これがスポーティで空力性能に優れたエクステリアラインを生み出す鍵にもなっています。
新型UXのボディサイズは、最新EVパワートレインに対応するプラットフォームの採用によって全体的に拡大されます。新型レクサスUX:全長×全幅×全高=4500×1840×1600 mm、ホイールベース:2700 mm現行レクサスUX:全長×全幅×全高=4495×1840×1540 mm、ホイールベース:2640 mm
ホイールベースが2640mmから2700mmへと60mm延長されるのが最大のポイントです。これにより全長の拡大を最小限に抑えながら、後席の足元空間を効率的に広げることに成功しています。全高については、床下に走行用バッテリーを搭載するEVモデルで適切な地上高を確保するため、現行モデルの1540mmから1600mmへとアップされます。比較として、レクサスLBX(ホイールベース2580mm)よりも大幅に余裕ある室内空間が実現される見通しです。
新型UXの内装は、最新技術の採用によって使い勝手が大幅にアップされます。インフォテインメントシステムには、最新のAI技術を活用した高精度の音声認識機能が採用され、車両に話しかけるだけでナビゲーション・空調・オーディオなど多彩な機能を直感的に操作できるようになります。また、デジタルメーターパネルも最新世代のものが搭載される予定です。
室内空間については、ホイールベース延長の恩恵により後席の足元空間が現行モデルから明確に拡大。さらにルーフを後方に延長することで、ラゲッジスペースの使い勝手も向上します。コンパクトSUVというクラスでありながら、プレミアムブランドにふさわしい広さと質感を兼ね備えた空間へと生まれ変わります。



新型UXのパワートレインは、ハイブリッドモデルと電気自動車(EV)モデルの2系統が設定される予定です。
ハイブリッドモデルには、2024年5月に発表された新世代エンジンが採用されます。従来の直列4気筒2.0L自然吸気エンジンに代わり、3気筒から4気筒へと変更した直列4気筒1.5Lガソリンターボエンジンが搭載され、エンジン単体出力は180ps/23.0kgm、電気モーターと合わせたシステム合計出力は230psを達成します。現行モデルのUX300h(システム合計出力199ps)を大きく上回る動力性能を誇ります。新型ハイブリッド システム合計出力:230 ps(現行 199 ps から約 15.6% 向上)
電気自動車モデルはFWD(前輪駆動)とAWD(四輪駆動)の2グレードが設定される見込みです。FWDモデルは電気モーター1基・出力240ps、バッテリー容量80kWh、航続距離630kmというスペックを実現。AWDモデルは電気モーター2基・出力300ps、バッテリー容量80kWh、航続距離600kmとなります。現行UX300eの航続距離512km(FWD・72.8kWh)と比較すると、FWDモデルで118km以上もの大幅な延長が図られており、日常ユースはもちろん長距離ドライブでの利便性も格段に向上します。航続距離の向上:512 km→630 km(約 23% 向上)
また、4WDシステムには、シーンに応じた前後駆動力配分と前後制動力配分をリアルタイムに制御し、車両の姿勢や挙動を高次元でコントロールするレクサスの最新システム「DIRECT4」が採用されます。これにより、雨天・雪道などの悪条件下でも安定した走行性能を発揮できます。
新型UXのハイブリッドモデルの燃費は、最新パワートレインの採用により現行モデルから改善される予定です。
現行モデル(UX300h)の燃費はFF 26.3km/L、4WD 25.2km/Lでしたから、いずれも約1.0〜1.3km/Lの改善が見込まれます。新世代1.5Lターボエンジンは、既存エンジンより体積を20%削減することでパワートレイン配置の自由度が高まり、ボンネットを低くして空力性能を高めた結果として燃費向上につながっています。出力を大幅にアップしながら燃費も改善させるという、一見相反するふたつの目標を同時に達成している点が、このエンジンの最大の特徴といえます。
新型UXには、レクサスの先進安全システム「Lexus Safety System+」が全車に標準搭載されます。このシステムには、運転状況に応じたリスクの先読みを行い運転操作をサポートする「プロアクティブドライビングアシスト」、全車速追従機能付の「レーダークルーズコントロール」、「レーンディパーチャーアラート」、そして「ドライバー異常時対応システム」などが含まれます。
さらに高度運転支援技術「Lexus Teammate」の機能として、渋滞時の疲労を大幅に軽減する「アドバンストドライブ(渋滞時支援)」と、スマートフォンなど車外からの操作で駐車・出庫が可能な「アドバンストパーク(リモート機能付)」も採用されます。これらの安全機能はOTA(Over the Air)によるソフトウェアアップデートに対応しており、購入後も常に最新の状態を維持できる点も魅力のひとつです。
新型UXの価格は、現行モデルと比較して一定の値上がりが見込まれます。ただし、上位モデルのNXが500万円を切るエントリー価格を維持していることもあり、新型UXのベースグレードの価格上昇は小幅にとどまる見通しです。
現行モデルの参考価格は以下のとおりです。
新型では装備充実の上位グレードを新設することで価格帯を上方向に拡大する戦略が取られる見込みです。また、電気自動車モデルは走行性能・航続距離を大幅に向上させながらも価格上昇を抑え、コストパフォーマンスの高さをアピールする方針とされています。
フルモデルチェンジした新型レクサスUXの発売は、2027年12月が予定されています。現行モデルが登場した2018年から約9年ぶりのフルモデルチェンジとなり、新世代EVプラットフォームや最新の安全・インフォテインメント技術を一気に盛り込んだ意欲的なモデルチェンジとなります。
2027年12月にフルモデルチェンジが予定されている新型レクサスUXは、新世代EVプラットフォームによる室内空間の拡大、新世代1.5Lターボハイブリッドによる出力・燃費の両立、EVモデルでは最大630kmという大幅な航続距離延長、最新AI音声認識インフォテインメント、DIRECT4による高次元な走行制御、そしてLexus Safety System+・Lexus TeammateのOTA対応といった数多くの進化が予定されています。コンパクトプレミアムSUV市場においても、改めて存在感を示す1台になると予想されます。発売に向けて今後もさらなる最新情報が公開される見込みですので、引き続き注目しておきましょう。
LEXUS UX
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自動車専門メディア『最新自動車情報』編集長のKAZU。IT企業から独立後、自動車専門サイト『最新自動車情報』を立ち上げ、編集長として12年間運営に携わってまいりました。これまでに、新車・中古車、国産車(日本車)から輸入車(外車)まで、あらゆるメーカーの車種に関する記事を6,000本以上執筆。その経験と独自の分析力で、数々の新型車種の発表時期や詳細スペックに関する的確な予測を実現してきました。『最新自動車情報』編集長として、読者の皆様に信頼性の高い最新情報、専門的な視点からの購入アドバイス、そして車(クルマ)の奥深い魅力をお届けします。後悔しない一台選びをしたい方、自動車業界のトレンドをいち早く知りたい方は、ぜひフォローをお願いいたします。